北朝鮮の首都平壌が変貌を見せている。タクシーが急増し、運営会社は市内に11社を数える。競争原理が導入され、働く意欲をかき立てる。北朝鮮製だというタブレット型コンピュータが店頭に並び、高級品にもかかわらず売れているという。そしてジョッキ1杯約330円のビールを楽しむ人たちも多い。その背景にあるのは中国との貿易だ。中朝国境にある新義州市内では、中国へ向かうトラックが列をなす。北朝鮮からの石炭を中心とした鉱物輸出はここ10年で33倍にも増えている。
今回の取材では、朝鮮半島有数の景勝地金剛山にも入った。
知られざる北朝鮮。長くこの国を見てきた日下部キャスターが報告する。