66年前の8月、人類で初めて戦争に核兵器が使われた。アメリカによる広島、長崎への原爆投下だ。その後の朝鮮戦争、キューバ危機、ベトナム戦争でもアメリカは核の使用を選択肢として持ち続けていた。そしてそのアメリカの核戦略のなかで、日本のアメリカ軍基地は重要な役割を担っていた。
今回私たちが取材した4人の元アメリカ軍兵士の証言から、アメリカが日本を「旧ソ連や中国に対する核攻撃の拠点」としてとらえ、日本国内で核攻撃の準備まで行っていたことが分かった。
日本はまさに「核の盾」の役割を担っていたことになる。