資金管理団体の土地購入を巡る事件で、民主党の小沢幹事長に対し、東京地検特捜部による任意の事情聴取が23日行われた。民主党は再び大揺れとなっているが、一連の問題を反転攻勢の絶好の機会と捉える野党・自民党も、今ひとつ迫力不足の感が否めない。党勢回復を目指す自民党でいま何が起きているのか−。水面下の様々な動きを追っていくと、そこから「遠心力」という一つのキーワードが浮かび上がってくる。