放送内容
イタリア・シチリア島の世界遺産「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」には8つの町が登録されている。どの町も17世紀末に起きた大地震で被災し、その後、当時流行していたバロック様式に基づいて再建されている。今回は8つの町の中でも崖の上の景観が印象的なラグーザを撮影。外周4キロほどの岬のような土地に風情のある町並みが残されている。
300年前の大震災から復興した町
1693年、シチリア島に大地震が発生し、5万人を超える人が亡くなったと伝えられる。現在、世界遺産に登録されている町並みは、生き残った島民たちが瓦礫の上に築きなおしたものだ。

ドラマティックな都市空間
シチリア島では、イタリア本土とは異なるバロック様式が発展した。その1つが、起伏のある地形を活かして、都市をまるごとドラマティックな空間にしたことだ。教会は、実際よりも高くそびえて見えるよう計算して建てられている。

ユーモラスな彫刻
ラグーザの「バロックの町」を歩いていると、建物のバルコニーにユーモラスな表情をした彫刻を見かける。怪獣のような顔をしていたり、風変わりな眼鏡をしていたりする。これらの彫刻にも地震の多い町ならではの、人々の想いが込められている。
