放送内容
大航海時代に貿易港として繁栄した港町、ベトナムのホイアン。町には伝統的な家屋が川沿いに並んでいる。古い港町の面影を残した街で人々はどのような暮らしをしているのか?また朱印船貿易の時代の日本とどのような深い結びつきがあったのかを探っていく。
細長い古い商家
300年以上前に建てられたとされる商家。入り口から奥のキッチンまで長さ約35m。客間、中庭、家族のスペースに分けた独特の造りをしている。柱には洪水による浸水の跡も。常に水との戦いが強いられたホイアンの家屋。建物によっては1階と2階を繋ぐ格子窓がある家も。
日本との関わり
かつて朱印船貿易で結ばれていた日本とホイアン。17世紀に日本人が建てたとされる屋根付き橋「日本橋(来遠橋)」はベトナム紙幣にも描かれており、ホイアンの象徴な存在だ。また徳川家康が収集していたとされる香木は現在もホイアンの名物土産として知られる。
ランタンに照らされた町
ホイアンは、川沿いに面した水の町。夜になるとランタンの明かりが水面(みなも)を照らし、町は、幻想的な雰囲気に包まれる。昔、貿易商人で賑わった町は今、多くの観光客を呼んでいるのだ。