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世界遺産が語る地球46億年
インタビュー
Q:番組作りにおいて気をつけたポイントとは?
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A:現在、確かに地球温暖化の影響で危機に瀕しているサイトはありますが、単純に温暖化の危機を訴えるような番組にはしたくありませんでした。もちろん、地球温暖化を全面に押し出して訴える方法もありますが、美しさも含め地球の素顔やバランス力を見せる事で、人間の営みが及ぼす影響力を感じてもらえるように作ったつもりです。地球そのものが一つの生き物で、例えば人間に頭や手足があるように地球も北極が頭だとしたら、赤道付近がおへそで南極が足。と、人間の体のバランスと同じように地球もひとつに繋がっているという感覚を伝えたいですね。火山で地球の過去や素顔を見て、人類のこれからを氷河で考えてみれば、おのずと現在のあり方と言うか、どう地球があればいいのか、一人一人がどう地球と接すればいいのか、人それぞれ感じ方は違うかもしれないけれど、何か表現できるのではないか?と思います。
もう一つは、やはり「世界遺産」という番組は、それぞれのサイトが持つ力、サイトが持つ魅力を見ていただくというのが大切な要素であり、テーマ同様番組にとっての一本の「筋」ですから、そこを第一に考えて編集したつもりです。「46億年の地球史をたどる」という事を本格的にやるなら、もっとキチッとしたやり方があります。でも、それではTBS「世界遺産」ではない。やはりこの番組ならではの視点「世界遺産で繋ぐ」という面白さ。それが思わぬ風に繋がり、今までとはまた違った世界遺産の表情を見る事ができれば…と思います。
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