放送内容
古代ローマ帝国の巨大建築を巡る特別編。コロッセオや水道橋が2000年近くも崩れない理由の1つに「アーチ構法」にある。古代ローマ帝国はこの技術を巧みに用いて、帝国の各地に都ローマによく似た植民都市「小ローマ」を、いくつも築き、空前の繁栄を遂げた。古代のインフラ革命とも言えるアーチ構法は、東京でも見ることができる。そして、番組ナビゲーターの鈴木亮平が、発泡スチロールのアーチをつくりその強さを自ら体感する。
東京に古代ローマ式の橋
東京・日本橋川にかかる旧常磐橋が建設されたのは明治10年。都内の川にかかる石橋としては最古といわれている。石を空積みで重ねてアーチを造った、古代ローマ式の石橋だ。
梁からアーチへ
古代ローマ人が多用したアーチ構法は、古代ギリシャのパルテノン神殿には見当たらない。横長の石「梁
アーチ活用術
アーチは各地で採れる石や、レンガを使って造ることができる。そのため帝国中で使われた。現存する世界最古の灯台は、高さ55m。この建築にも意外なところでアーチが用いられている。