内田康夫サスペンス 新・浅見光彦シリーズ 漂泊の楽人 越後〜沼津・哀しき殺人者

2017年10月30日

あらすじ

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ルポライターの浅見光彦(平岡祐太)は、角兵衛獅子の取材で、発祥の地である新潟は越後の国・月潟村(新潟市月潟地区)を訪れていた。そこで大学時代の同級生・漆原宏(永岡佑)に偶然出会う。静岡の沼津が実家の宏が何故新潟にいるのかを訊ねると、調べ物だという。そして光彦に「もし俺に何かあったら、おふくろと妹を頼めないか」と言い残したのを最後に、帰らぬ人となってしまった。
その数日後、宏の妹・肇子(相楽樹)が浅見家を訪ねてきた。再会を喜ぶも束の間、宏が自殺したことを知る光彦。肇子は自殺という警察の判断に納得がいかず「何かあったら浅見に頼め」という兄の言いつけ通りに東京の光彦の元へやってきたのだと言う。光彦は早速、肇子とともに沼津へ向かった。担当刑事・二宮(岡田浩暉)は、宏が退職後に就職が決まらない事を苦にして無断借用したクルーザーで自殺したのだろうと言うが、光彦は腑に落ちない。
その後、光彦は事件の真相を探るため、肇子が勤める中部日本銀行沼津支店の支店長・矢野隆一郎(村井國夫)を訊ねる。そこへ肇子から母・睦子(原日出子)が失踪したとの知らせを受ける。睦子宛に届いていた月潟村からの手紙を頼りに、肇子と共に新潟へ向かうことに。光彦は複雑に絡んだ過去の因縁という糸を紐解いていくのだが…。