税務調査官 窓際太郎の事件簿32

2017年5月8日

解説放送あり

あらすじ

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世田谷南税務署の窓辺太郎(小林稔侍)は「窓際」と呼ばれている。もともとは国税局の査察課長という要職にあったのだが、ある事件の捜査中に部下を死なせてしまい、その責任を問われてヒラの税務署員に大左遷されたのだった。しかし、太郎にはもうひとつの顔があった。難事件があれば命を受けて悪を懲らしめる、陰の税務調査官なのだ。
ある日、太郎はかつての上司・森村真一郎(北村総一朗)に呼び出される。10年前に和歌山城南市役所の公共施設管理課職員の西野(新田純一)という男が、不正を告発する手紙を送ってきたというのだ。その後西野は行方不明になり真相は判らぬままだったが、最近その西野の部下だった矢沢(池原猛)が転落死したことを知り、気になると言うのだ。太郎は和歌山へ飛んで真相を追求することを約束する。
転落死した矢沢について調べ始めた太郎は、西野の娘で地元ケーブルテレビのディレクター・西野明日香(福田沙紀)と知り合い、失踪する前の父親に市議会議員の時田(桜木健一)を信用するなと言われたこと、そして親身になってくれていた税務署員の寺林(岡本信人)が手のひらを返したように冷たくなったことを聞く。明日香は矢沢の死に父の失踪や時田が関係しているのではないかと考えて、一人で調べを進めようとしていた。太郎は東京の椿薫(麻生祐未)に時田について調べるよう頼み、背後に民自党の大物代議士・白川幸次郎(斉木しげる)がいることを突き止める。