内田康夫サスペンス「信濃のコロンボ4」

2017年4月24日

解説放送あり

みどころ

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寺脇康文主演の人気シリーズ第4弾!
“信濃のコロンボ”こと竹村岩男警部が
高橋克典演じる警視庁の岡部警部とタッグを組み
追分をキーワードに次々と起こる連続殺人事件に挑む!!

“浅見光彦シリーズ”などで知られる国民的推理作家・内田康夫の「信濃のコロンボ」シリーズのドラマ化第4弾! 寺脇康文演じる主人公の警部・竹村岩男は、俳句が趣味で着古したバーバリーのコートがトレードマーク。その姿を「コロンボ気取り」と揶揄される冴えない見かけの田舎刑事である。しかし、人一倍のしつこさと粘り、卓越した推理力はまさに「刑事コロンボ」さながら。本作はそんなちょっと風変わりな「信濃のコロンボ」の活躍を描く本格サスペンス。長野県警捜査一課の警部の竹村が、まさしくコロンボ警部として事件の謎を解く!
今回は竹村が妻の陽子と友人の丸山と共に軽井沢へ旅に出たことから物語が始まる。そこで起こった殺人事件に居合わせた竹村。数日後、東京・本郷でも同じような殺人事件が起こった。この事件は竹村の親友で警視庁捜査一課の岡部警部が担当することに。毒殺して死体を別の場所に捨てる・・・信濃追分と本郷追分・・・それぞれの事件には、あるつながりがあることが分かってきたが・・・。
「追分」「魔女人形」をキーワードに、長野・信濃追分から東京・本郷追分、そして北海道・江差追分と事件は展開していく。伝説の田舎刑事・信濃のコロンボ×超エリート刑事・岡部警部がタッグを組んで事件に迫る!

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また劇中に登場する雑貨店「オリーブ」の飼い犬“コタロー”を演じたのは、あのCMのお父さん役を演じて一躍有名になった北海道犬の海斗くん。

コタローは、知らない人が来るとすぐに吠えてしまうため、番犬としてはいいのだが、お客さんにも吠えてしまう少し困った犬。事件の発端は「オリーブ」の前で、どこか別の場所で毒殺された遺体が発見されたことなのだが、知らない人が来ると必ず吠えるはずのコタローが、死体が運ばれてきた時には吠えなかったという。

役者に演技を付けるように、海斗くんにも監督が「はい!ここで吠えて!!」と演技(?)を付けていたが、その様子に思わずスタッフもモニターに釘付けに。

第一の殺人事件現場となった「オリーブ」で居合わせた竹村は、コタローのセリフ(鳴き声)をヒントに、どんな推理をするのか!?“さすが国民的有名犬!”と、視聴者の方々にも納得していただけることだろう。

コメント

<主演・寺脇康文さん>

今回で4作目の『信濃のコロンボ』ですが、1・2作目は、コロンボ(竹村岩男)という役を小手先で作ろうとしていたと思います。でも、そういった演技の反省点を踏まえ、3作目から自然体で演じてみようと思ったんです。それが自分のなかでもすごくしっくりきて、セリフを言えばスッとコロンボになれる感覚がつかめてきました。
4作目の今回は、全体を通して、“追分”がテーマとなっています。追分とは、街道の分岐点でもあり、 人生の別れ道、決断の選択肢でもあります。ドラマを観てくださっている方にも、ターニングポイントが あったでしょうし、きっとこれからもあるんじゃないかと思います。分岐点での選択を間違えないよう日々 なにをするか、観ていただいた後にそういったことを感じていただけたらいいなと思います。