佐々木譲サスペンス『制服捜査3』

2016年8月22日

あらすじ

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青森県八戸市。川久保篤(内藤剛志)が勤務する種差海岸駐在所付近では、不審な出火が続いていた。その夜は町会議長の農場から出火した。これで三件目だ。
警察が警備を強化する中、さらに不審火が発生し、大路孝輔(柴俊夫)の製材所が焼け落ちた。

川久保と部下の前川巡査(池田良)が現場で撮影した写真が決め手となって、野口明(高橋ひろ無)が容疑者として浮かぶ。野口はかつて種差海岸に住んでいたが、12年前に東京に移ってからは音信不通になっていた。しかし野口は、最近リストラによって解雇され、失意のうちに種差に戻ってきたことが判明。その腹いせで放火しているようだ。警察が野口を捜していたところ、さらに放火が発生する。
驚いたことにその現場で野口の死体が発見される。捜査を担当する長嶺警部(笠兼三)は、逃げられないと観念した野口が焼身自殺をしたのではないかと判断するが、川久保は疑問を口にする。検死の結果、川久保の指摘どおり、野口は自殺ではなく他殺であることが判明し、殺人事件として再捜査されることになった。

やがてある人物が、自分が野口を殺したと自首するが、川久保はその人物が誰かを庇っているのではないかと気づき…。