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第27話 「女子高生VS奪還屋」
「あなたの奪還屋、私の奪還屋。只今春の新生活応援セール実施中、奪還屋は新社会人を応援します。」 街角で仕事の勧誘に励んでいた蛮と銀次は、笹木田勉と名乗る会社員に”鞄”の奪還を依頼される。 「私の…私の鞄を奪り還してくださぁい!!」 聞けば、ファミレスで食事中に大切な鞄を盗まれたのだという。 その鞄には会社の重要な書類が入っていて、今日中に書類を取引先に届けないと会社存続の危機なのであった。 どうやら、その時隣の席で騒がしくしていた女子高生の仕業らしく、彼女達が騒ぎ立てるのを笹木田が注意した事に腹を立て、嫌がらせに持ち去ったらしい。 依頼を引き受けた蛮と銀次は、その女子高生達の特徴から、その中のひとりを何とか探し出すことに成功する。 しかし、その女子高生、橘理子から要求された「情報提供料」として、蛮と銀次は買い物や食事といったワガママに付き合わされるはめになるのだった――。 |
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第26話 「湯けむり温泉奪還紀行!?」
温泉で失くした指輪の奪還を依頼された奪還屋。蛮と銀次は車で目的地へと向かう。 温泉で久しぶりの骨休めができそうだ!とはしゃぐ銀次に対して 「ったく、遊びにいくんじゃねぇンだぞ」 と蛮はたしなめるが、その言葉はどこかしら明るかった。 いつもこんな仕事だったらいいのにと頷きあう二人だったが、しかし――。 車内には蛮と銀次だけではなく、ヘヴンにポール、更に夏実まで同乗しているではないか。 「経費はたっぷり貰ってんだろ?いつも面倒みてやってんだ、固いコトいうな」 「私は仲介屋。依頼人にあんた達を紹介した責任があるもの。一緒にいくのは当然でしょ〜?」 …と、何かと理由を付けて、温泉旅行に便乗してきたのであった。 そうして『奪還屋御一行様』と大きく書かれた旅館に辿り着く一同。 すぐさま、張り込みと称して温泉に入る蛮と銀次だったが、そこに隣りの女湯に入ってくる音が――。 夏実とヘヴンが入ってきたのではないかと想像ずる二人。しばらくの後、男湯と女湯を隔てる垣根に取りつく 蛮と銀次の姿があるのだったが――。 |
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第25話 「無限の未来を奪り還せ!」
二人の決着は、銀次の拳がMAKUBEXの頬にヒットする事で、決着したかに見えた。 銀次の電撃が叩き込まれ、MAKUBEXの顔が歪む! しかし、その歪みは、MAKUBEXの身体全体に広がり、眩しい光が飛び出すだった。 光は更に部屋全体に広がり、それが消えた時、部屋の中にはうっすらと人影が現れていた。 そう、いままで銀次が戦っていた相手は、全てMAKUBEXが作り出したバーチャルそのものだったのだ! 「ボクの勝ちだよ、銀次さん。原爆は…完成した。」 そして、握り締めていたスイッチを見せるMAKUBEX。 それこそが、原爆を起動するスイッチだったのだ! |
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