奪還。という言葉を聞いても私には、アニメを見るまで全然全く意味がわからずに居 たんですが。
言葉から察するに、何かを奪い返すという。意味なのでしょうな。とボンヤリ思った くらいでした。
で。見てみると。やはり。
奪られたら、奪り返せ!!というキャッチコピーと共に、カッコ良い青年二人が奪還 するという方向のお話で。
奪還屋って実際あるんだろか。と思いながら、毎日いろいろなモノが奪り返されてい く様をホクホクと見ています。

 実は私の中で。奪われたモノを奪い返す。というのは。何となく。女性的なイメージ があって。
かなりの独断と偏見で、こう。ジェラシーとか妬みとか。そういうネガティブな感情 が「奪い返す」という力の源になってそう。なイメージがあったのですが。このアニ メを見て、それが全然違う。何て、爽やか〜。と思うようになってしまいました。 男性の方が描かれる「奪還」とは。
青春の特に汗の部分のようなカンジで。スポーツ張りに爽やかだな。と。感じます。

  まるで真剣勝負のようなイメージ。
奪い合うという行為は、要するにスポーツにも通じる所で。
点数を奪い合うかのような。爽やかさと清々しさをこのアニメからは感じます。
 更に。  奪還する物がとても、オリジナリティ溢れるカンジで。  何というか。
 旨いこと、人間ドラマと奪還をミックスされてるな。と思ったカンジです。 奪還される物は物体では無い物だったり、物体化した物だったりするのですが。 それらを取り巻く環境にちゃんと人間味がミックスされてるトコにこのアニメの新しさがあるのかな。と思います。
 現代。失われつつある物が沢山あって。
 人は皆、何かを奪われ、奪い生きているのかも知れませんが、これは、そんな時代に 贈る新しい青春アニメなのかもと感じます。
陰湿に渦巻く心で「奪還」するのでは無く。二人の爽やかな青年に囲まれながら、何 かを取り戻して立ち上がる人々。その様々な方向に立ち上がる人々にもまた魅力が あって。
 こう。扱いようによってはミステリとかにも出来ちゃう「奪還」をあえてそう書かな い所に、青春の匂いを嗅ぎ取ってしまったのかも知れませんね。
ドロドロしてない、奪還。というモノを、念頭に置いて見ると、最後にはいつも、と てもスカリと爽やかになれちゃいます。

 ところで。かなり余談ですが。本当に奪還屋という職業はあるのでしょうか。 実在する職種なら、「何でも屋」とかに分類されそうですが。 かなり。楽しそうだな。と実は興味津々デス(笑)

 奪られたら、奪り返せ!!
 それは、少し弱りかけた現代への、ちょっと荒っぽい叱咤激励なのかも知れません ね。
■下田マサルさん、ありがとうございました!「奪還」というキーワードに込められたいろんな意味に気づかされますね。
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コラム掲載日 2003年7月9日(水)公開予定



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