過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2019年11月24日放送

特集

地味なチェンジでも効果は絶大!儲かる「地味チェンジ」!
マクドナルドのフィレオフィッシュが〇〇を1回にチェンジ!

ゲスト

森永卓郎さん、北斗 晶さん

番組内容

いつの間にやら変わっていた!?
「儲かる地味チェンジ!」特集第4弾。
観れば直ぐに利用してみたくなるサービス情報満載の30分!!

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マクドナルドで起きていた画期的な地味チェンジ!

まず最初の地味チェンジがあるとのことで訪れたのは…

マクドナルド!

マクドナルドといえば、一時期どんと落ち込んだ売上げも、5242億円まで見事V字復活!
がっちり勢いに乗っている儲かりチェーン!

そんなマクドナルドの中に、一体どんな地味チェンジがあるのでしょうか?
広報の長谷川さんにお伺いました。

長谷川さん:地味なんですけどマクドナルドにとっては大きなチェンジを致しました!

というわけで、突然ですがここで…

「地味チェンジクイズ!」
マクドナルドでは店内でお召し上がりのお客様がわかるあることが変わりました!
それは一体なんでしょう?

スタッフ:買えばわかりますか?
長谷川さん:そうですね!お召し上がり頂くまでの間にわかると思います。

ということで実際に購入…

店員さん:いらしゃいませ!ご注文をお伺いいたします。
スタッフ:ビックマック。
店員さん:かしこまりましたセットでしょうか?
スタッフ:LLセット。
店員さん:サイドメニューお伺いいたします。
スタッフ:ポテト…コカコーラゼロ。
店員さん:こちら店内でお召し上がりですか?
スタッフ:はい。
店員さん:お席までお持ちいたしますので、こちらの番号でお席でお待ちくださいませ。

と、ここまでは普通?
どの辺が地味チェンジなのかわかりませんが…

店員さん:お待たせいたしました!ビックマックLLセットです。

ん?いつもと何が違ったのでしょうか?
全然ピンと来ない…。

長谷川さん:今、一連の中にあったんですよ。

え?今何か変わってました?果たして、正解は…?

長谷川さん:正解はお席まで商品をお運びするテーブルデリバリーを始めたことです!

そう!注文した商品をテーブルまで持ってきてくれるようになったんです!

確かに、今までのマクドナルドは、注文したらカウンターの横でちょっと待っていたら、商品が渡されるって流れでしたが…チェンジ後は、店員さんが注文した商品を自分の席まで持ってきてくれる!

このテーブルデリバリーサービス、
今年の1月から沖縄で始まり、徐々に全国のマクドナルドで地味チェンジ中…。

スタッフ:今まで何でやってなかったんですか?
長谷川さん:お客様のセルフサービスをすることで、スピードが発揮できるので、今まではカウンター越しだったんですけども、今年からより色んなお客様のニーズに応えていきたいということで、テーブルデリバリーを始めています。

実際にお客さんの反応は…?

お客さん:今日初めて、びっくりしました!自分で持ってくるのが当たり前だと思ってたので、荷物がある時スゴい助かりますね。

と、大喜び!

でもこんなサービスをしたら、正直、人件費もよけいにかかるし、儲かるどころか、お店は大変なのでは…?
ところが長谷川さんによると…

長谷川さん:導入してからどれくらい時間が経っているかとか、一概に言い切れないですけども、それを行なってないお店よりは平均してみると(売上げが)伸びてきているかなというところです。

テーブルデリバリーを行なってるお店は、売上げも好調の様子!そして、マクドナルドではそれ以外にも、おもてなしサービスを強化する地味チェンジが!

長谷川さん:おもてなしだったり、お困りごとをサポートさせて頂く専門のクルーです。

ゲストエクスペリエンスリーダーという、おもてなし専門の店員さん。お客さんの御用を聞いて回ったり…

店員さん:辛くございませんでしたか?もし必要ならお水をお持ちしますので。

と、とにかく気を配るのがお仕事なんだとか…。

店員さん:お客様、置いたままで大丈夫です。ありがとうございます。

さらに!マクドナルド、おもてなし強化の接客だけでなく…25年変わっていなかったあのメニューも地味チェンジ!
それは…

長谷川さん:フィレオフッシュです!

そう!大人気の定番バーガー「フィレオフィッシュ」

25年ぶりに作り方が変わったのが、魚のフライ部分、フィッシュポーション。

今までは、捕った魚を冷凍して工場に運び、加工してからもう一度冷凍。全部で2回冷凍していました。

しかし、この秋から魚を捕ってその場で加工する事で冷凍を1回だけにするという地味チェンジ!でも、これで、食材の美味しさをアップさせられるんだとか!
一見わからないけど、これはかなりの大変革!

長谷川さん:2019年今の目標は過去最高の売上げを狙っています。

こうした地味なチェンジの積み重ねが、売上げ5242億円を支えているんですね!

マクドナルドは、これからも地味チェンジを続けてがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:何年か前のマックって超データ主義だったんですよ。徹底的にデータを取って、コストを下げて利益を大きくするにはどうしたらいいか?という完全合理主義だったんですけど、それをガラッと変えたんです。おもてなしをするというのはものすごく人件費もかかるし、一見、損なんですけど、これが今の時代の流れなんです。
加藤さん:行き届くサービスってことですね。

串カツ田中ならでは!ソースにまつわる地味チェンジ!

続いてやってきたのは…

庶民の味、串カツ田中!
みなさん美味しそうに食べてます!
揚げたての串カツを1本100円から提供!

お子様に大人気のたこ焼きをサービスするなど、ご家族にも大人気!

創業11年で全国に265店舗を展開!
年商74億円のがっちりな串カツ屋さん!

そんな串カツ田中で、串カツ屋さんにとって「とっても大事なこと」が、地味にチェンジしたという…。
一体、何が変わったのでしょうか?

株式会社串カツ田中の椎名さんにお聞きしました。

椎名さん:正解は「2度付け禁止」が解禁されました!

一回食べて、もうちょっとソースを付けたい!ってする「2度付け」。串カツ田中だけでなく、串カツ業界では、「2度付け禁止」が絶対のルールだったのですが…

なんと串カツ田中では、昨年の6月から、何度付けて食べてもOK!になったんです!

お客さん:へぇ〜!
お客さん:知らなかったです。

でも、何度付けても大丈夫!って、みんなが使うと汚れません?

椎名さん:すべて使ったソースは廃棄しています。

今までは2度付け禁止の上で、ろ過しながらソースを使い続けていましたが、地味チェンジでお客様ごとに毎回ソースを交換する方針に!

でも、串カツ屋さん伝統の「2度づけ禁止ルール」を、なんでやめちゃったのでしょうか?

そこには、串カツ田中の、最近のお客さんの「チェンジ」が関係していました。

実は、串カツ田中では、年々ファミリー層のお客さんが増加!
昨年、店内が全面禁煙になった事でますます家族で大賑わいに!
すると、やはり…

お子さんは何度もソースに付けたかったりしちゃいますよね。

そこで、安心して食べてもらうために、衛生面を考慮してソースは使いきりに!

母さん:前から子供と来て、2度付けはダメだよと怒っていたのでありがたいです。

さて、そんな串カツ田中には、もうひとつ、創業以来、地味にチェンジしてるものがあるんです!

それが…「ソースの味」

今回その「味」を地味に変えてる現場を見させてもらえる、とのことで、ちょっとだけ覗かせていただくことに!

そこにいたのは…

創業者の貫社長と串カツのレシピの生みの親田中副社長!

串カツの味は元々、田中副社長の家で作っていた秘伝。
それを貫社長と二人三脚で全国265店舗の会社に!
だから、ソースのレシピを知るのも、限られたスタッフだけの超極秘事項…
机の上には…

91027とかナンバリングされたボトルが!

社員さん:甘みの種類を現行のものと変えているので感じ方が少し違うと思います。
貫社長:ちょっとスパイスが…。
田中副社長:いつものスパイスが立ち過ぎてる。

スタッフ:次はどういう感じのテイストに変えたいとかあるんですか?
貫社長:もうちょっと粘りを付けて、絡みをよくしようとか、その時のテーマを決めてます。

ソースの微妙な味のバランスを、社長と副社長の二人の感覚で、ちょっとずつ変えているという。
そのチェンジの回数は、創業から10年で、30回以上!
そこで、スタッフも味見させて頂くと…

スタッフ:粘り気が…とろっとしてる感じが…でも、味はわからないですね。

素人には、わからないほど微妙な変化!
しかし、なぜそこまでして、変えるんでしょうか?

貫社長:飽きるんで。僕らが食べてて僕らが飽きるということは、お客様は絶対飽きるんで。「味変わったね」までは変えないですけど、ちょっとずつ変化させたら、ずっと飽きずに美味しいかなと。
スタッフ:まさに地味チェンジですね!

創業以来のこだわりを守りつつ、お客さんを飽きさせない地味チェンジで売上げの方も右肩あがり!
これからも…

串カツ田中は地味チェンジでがっちり!

東急電鉄の券売機がまさかの地味チェンジ!

続いて、やってきたのは…東急電鉄の渋谷駅!
なんでも東急さんの駅構内で、目立たないけどスゴい、画期的な地味チェンジがあるという…。

ヒントは券売機!
実は、とある画期的な使い方が出来るようになったんです!

正解を東急の駅構内の開発を担当している八巻善行さんにお聞きしました。

八巻さん:改札の券売機でお金がおろせるようになりました!

なんと券売機で銀行のお金がおろせるようになった地味チェンジ!
一体、どういうことでしょうか?

八巻さん:スマートフォンに表示されてるQRコードを券売機の読み取り機にかざすだけでお金がおろすことができます。

これまで、券売機といえば当然、切符を買うだけでしたが…

チェンジ後は、スマホに登録してある銀行アプリで、金額を選び、QRコードをかざせば、現金がおろせちゃうんです!

そうこれが、今年の5月から東急全線の駅で始まった「キャッシュアウトサービス」!

八巻さん:これ日本初ですね!券売機を使ってお金を引き出せるのは日本初です!

と、自信満々!
実はこの画期的な地味チェンジを考えたのが、八巻さん!

八巻さん:券売機が無人で使われているというところと、現金を持っているということ、QRコード読み取り機が付いているという、この3点が元々あったので、これを使って何か、新しいサービスができないかというところを考えました。

そう、今まで券売機は、切符を買ったり、ICカードにチャージしたりと現金、特に釣り銭にならない一万円札がどんどん貯まる一方でした。

定期的に、その貯まったお金を取り出して、運ぶのもけっこう手間やコストがかかる…。『だったら貯まったお金を、出せるようにすればいいじゃん!』というのが八巻さんのアイデア。もともと、定期券購入でしか使っていなかった券売機のQRコード読み取り機能を使えば安全にお金が引き出せる!
しかも!

スタッフ:券売機を新しくしたんじゃないんですか?
八巻さん:これはそのまま有効活用して。何も変えてません。
スタッフ:じゃ、お金がかかってない?
八巻さん:券売機にはお金がかかってないです。

券売機を新しくしたわけじゃないので、設備にもお金がかからず有効活用!
まさに、一石二鳥三鳥の賢い地味チェンジ!

八巻さん:駅の動線上にあるので気軽に寄って頂いて、スマートフォンでおろせる。そこが便利なポイントです。

現在使えるのは、「横浜銀行」と「ゆうちょ」の2つだけですが、取引を増やしたい銀行にとっては、がっちりな地味チェンジ!

券売機を使いたい銀行との契約が増えれば、これまた東急もがっちり!
この券売機のキャッシュアウトサービス。
今後は地味に他の鉄道会社でも、チェンジしていきそうな予感!

東急電鉄は券売機でがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:これは画期的なアイデアなんで、他の鉄道会社もどんどんマネしていくと思いますよ。一万円札をいちいち回収していくこと考えたら、お客さんが出してくれて、それで済んじゃうわけでしょ。
加藤さん:そうですよね。

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