過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2019年6月2日放送

特集

「上場しました2019」!
この1年で上場したイケイケの会社!畳&マッサージで…上場!?

ゲスト

田北浩章さん、川田裕美さん

番組内容

今回のテーマは「僕たち上場しました2019」
会社が証券取引所に株を上場する。それはがっちり成長してるという証!
当然、そこには最新の儲かりノウハウがあるはず!
というわけで株を新規上場した会社ばかりを徹底取材する、年に一度の恒例企画!
時代にマッチした、気分上々な会社てんこ盛りの30分です!

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シェア9割!職人を救うスゴイ機械で上場!「極東産機」

やってきたのは兵庫県たつの市にある、

「極東産機」という会社。

極東産機3代目!頃安雅樹社長に話を伺いました。

頃安社長:僕たち上場しました!

2018年9月、JQスタンダードに上場!

頃安社長:ありがとうございます!いい社員に囲まれて最高ですね!

ところでこの会社、一体、どんなビジネスで上場した会社なのでしょうか?

頃安社長:職人さんの手仕事を自動化、省力化していろんな産業機械を作っています!

そう!極東産機は、工場で働く職人さんをラクにする「産業機械」を作っています!

中でも、極東産機の代表作が…

頃安社長:コンピュータ式畳製造装置!

畳製造装置!?

これまで畳作りといえば、畳屋さんが、手作業でやっているのが普通でした。
ところが、大きく分厚い畳を人の手で仕上げるのは、大変な手間と時間がかかります。

これを、超簡単に、きっちりこなしてくれるマシンを世界で初めて極東産機は作り出したのです!

それが…

コンピュータ式畳製造機!
その名も!「コンパクトライン」!
このマシン、そのスピードがとんでもないらしい。

実際に使っている畳屋さんによると…

畳屋さん:手縫いでは1日6枚ほどしかできないです。機械でやると120枚くらいできます。生産量もアップできて時間も短縮できます。

なんと、手作業の20倍のスピード!
実際に、コンパクトラインを使った畳作りを見せていただくと…

まず1号機で、畳のベースとなる畳床を正確にカット…

2号機で、畳表を縫い付けていきます…

今度は3号機で、畳のへりを縫い付ける。

そのへりを折り返してから4号機で最後はキレイに仕上げ縫い!

しかもこの縫い付け、畳をつける時は、剥がれないようにしっかり縫う「かまち縫い」。
仕上げの際には、へりを折り返して縫う「返し縫い」と微妙に違うんです!
昔から伝わる技法を、そのまま再現してるというから凄い!

畳屋さん:職人の仕事は最低でも3年かかる。それが、その職人の作業を機械が全部覚えてしまってる。

職人の技を機械で見事に再現できるのにはワケが…

実は極東産機、元々、畳そのものを手作りで作っていた老舗メーカー。
全日本柔道連盟公認の畳や、お風呂に敷いて使える畳、棺の中に敷いて使う畳など…
その畳づくりのノウハウを機械に入れ込むことで、世界で初めて、畳の全自動製造機の開発に成功!

ちなみに先ほどのコンパクトライン、フル装備で、なんとお値段…3,300万円!

それでも、国内の畳屋さんの、実に4割が極東産機の畳製造機を使ってるっていうから、これは、相当がっちり!

でも!極東産機には畳マシン以上に売れている儲かり機械が!

ズラリと並んだこちらの機械、一体なんだと思いますか?

なにやらローラーのようなものがついています。

完成するとこの姿に!
この機械、なんでも日本の内装職人さんの実に9割が使っている、超おなじみのものらしい…

正解は!

頃安社長:自動壁紙のり付け機!

極東産機の一番の売れ筋機械、自動壁紙のり付け機。
その名も「アスリードアレックス」。
内装職人さんが貼る壁紙に、糊を自動でつける。
ただそれだけの地味な機械なんですが、これがバカ売れ!

普通、手仕事で大きな壁紙に糊をつけるとなると場所も取るし、一枚一枚時間もかかる!
糊を均一に塗らなければ、壁紙が剥がれて、きれいに貼ることもできない!
ところがこの自動壁紙糊付け機だと…

壁紙の長さと枚数を入力するだけで…

一枚わずか10秒ほどで糊をつけてくれます!

細井(糊付機担当)さん:糊付け作業が大変だったので、その部分を省略化しています。

くるくる回るローラーで糊をつけるのですが、しっかり貼る端っこは糊が厚めにつくように計算!

お値段およそ43万円!と結構しますが、その使い勝手のよさでシェア90%!!

スタッフ:年商は?
頃安社長:約90億もう一息で100億!

産業機械を極め、上場を機に年商100億を目指します!

極東産機は自動化・省力化の産業機械でがっちり!


▼スタジオでお話を伺いました。
田北さん:ニッチなところを確実におさえてます。1台が高かったですけど、1台入れちゃうとメンテナンス事業っていうのが出てくるので、また儲かるんです。
進藤さん:創業70年のこのタイミングで上場するのには理由はあるんですか?
田北さん:人手不足はあると思います。その場合、上場するのが一番早いんです。上場企業は信用がつきますからね。
加藤さん:名前を知ってる会社だから集まりやすくなるってことですね。

超リアル!文字情報を◯◯に変換する技術で上場!「エーアイ」

続いてやってきたのは、東京都文京区にある…

「株式会社エーアイ」という会社!
吉田大助社長に話を伺いました。

吉田社長:僕たち上場しました!

2018年6月、東証マザーズ上場!

吉田社長:嬉しいですね。いろんなことありましたから…

という吉田社長!それもそのはず。
16年前に脱サラして始めた会社で、ようやく念願の上場にこぎつけました。

吉田社長:とりあえず第一段階は乗り終える事できたかな。上場してがっちり!

そんな吉田社長が脱サラして始めたビジネスとは…?

吉田社長:「音声合成」っていう文字情報を音声に変換する技術があるんです。

エーアイの儲かりビジネスは「音声合成ビジネス」

でも一体どんなものなのでしょうか?

吉田社長:ここに文字を打てばそれが音声に変わるんですね。

音声合成とは文字で打った言葉が人の声になって聞けるというもの!

吉田社長:で、再生ボタンを押すと…

音声:今日がっちりマンデーで取材を受けました!
吉田社長:これは合成音です。
スタッフ:自由にできるって事ですか?
吉田社長:自由にできます。

そう、考えた文章をその場で打てば…
人の声が合成できるソフト

その名も「エーアイトーク」。
このソフトが、あちこちの会社から引っ張りだこ!
スマホの天気予報サービスや電話オペレーションやカーナビの音声案内、自治体のスピーカー放送など、すでに400箇所で使われているんです!
今や、年商59億円というから、すごい!

そして、このエーアイトークのすごいところは、合成の音声ですが、機械的な声ではなく、人間らしい声になってるという事!

昔の機械音は抑揚がなく、いかにも機械が読んでる棒読み口調でしたが、エーアイトークは、とても発音が滑らか。

吉田社長:抑揚が大事なんですよね!

しかもこのエーアイトーク、大人の男女から子供まで、様々なキャラクターの声を出すことも可能。

でも、こんな人間らしい声、実際にどうやって作っているのでしょうか?
エンジニアの木下さんに聞いてみると…

木下さん:例えば「朝(あさ)」と「明日(あす)」同じ「あ」だとしても、声の高さとか速さとかのパラメータが違ってくるんです。

そう、同じ「あ」でも単語の種類や前後のつながりで音の強さや長さが違う。
「あ」だけでも80種類もあるらしい。

これをきちんと使い分けるのが自然な日本語になるポイント。

このたくさんの文字を、実際の人の声で録音するのですが、その録音の仕方も独特。

木下さん:ざっと200文章を読んでもらって、その200文章の音から合成音声を作っています。

木下さん:これが実際の使ってる文章なんですが…

音声:あらゆる現実をすべて自分のほうへねじ曲げたのだ。

木下さん:まったく意味もわからない、単純な日本語の並びだけの文章です。
スタッフ:これが200種類あるってことですか?
木下さん:そうです。

きれいな音声になるように、日本語の発音の要素がほぼ全て含まれる200もの文章を独自開発!
それを読んだ声をバラバラにして組み合わせると、最終的に、人間らしい音声になるんだとか!

実際にどれくらいの精度なのか、作ってみることに!

今回のサンプルは森永卓郎さんにお願いすることに!

森永さん、途中何度もリテイクしながら頑張って読み続け、2時間かかる量をなんと1時間ちょっとの早さで終了!
果たしてどんな合成音声になるのでしょうか?
スタジオで試してみましょう!


▼スタジオでお話を伺いました。
音声:川田さん僕の愛人になってください!
川田さん:森永さんだ!
加藤さん:すごい!森永さんの声だ!面白いね!例えば、ニュース番組とかこれでいけちゃう可能性あるよね。
川田さん:間違いがないので、正確に伝えてくれるから、もしかしたら人間よりいいかもしれないですね。

保険適用の訪問◯◯で上場!「フレアス」

続いてやってきたのは東京渋谷区。

「フレアス」という会社。
澤登社長に話を伺いました。

澤登社長:僕たち上場しました!

2019年3月東証マザーズ上場!

スタッフ:こちらはどんなビジネスで上場したんですか?
澤登社長:「訪問マッサージ」というビジネスですね。

そう!株式会社フレアスは、マッサージ師を自宅に派遣してくれる、訪問マッサージの会社!

全国に102の拠点を持ち、その利用者数はなんと1万人!

なんでそんなに人気なのかというと、ここの会社のマッサージが、一味違うからなんです!

澤登社長:たぶん一般に思われてるイメージとは違って、マッサージには国家資格が必要なんです。国家資格を持ったマッサージ師が健康保険を使って自宅に訪問するという仕事です。

そう!フレアスのスタッフは、街でみかける「もみほぐし」などのお店とは違う、国家資格の「あん摩マッサージ指圧師」を持った人たちなんです。

でもマッサージに保険なんて使えるのでしょうか?

澤登社長:マッサージって保険がなかなか適用できるイメージがないじゃないですか。でも、お医者さんに許可をいただければ保険を使って請求できるってことができるんです。

疲労を取る揉みほぐしや慰安じゃなく、おうちで治療やリハビリが必要な一人では通院できないお客さんが対象。
お医者さんから医療上のマッサージが必要だと同意してもらえれば、保険適用が受けられるサービスなんです。

例えば、一回のマッサージが4,000円だったら、75歳以上で1割負担の人なら一回400円。
実はもともと、自らがマッサージ師だった澤登社長。
せっかくマッサージには保険を使う制度があるのに、生かされていない。
そこで、この制度をもっと必要な人に知ってもらいたい!
と始めたのがフレアスでした。

澤登社長:制度としてはあったんですけども、全然知られてなかったので、私が全国的に展開しようと思って取り入れたという訳です。

お客さんから信頼を得るため、施術するマッサージ師さんはほとんどが自社の社員。

しかも!国家資格を持っていても、定期的に研修を受けさせてスキルアップをさせる!

澤登社長:これはマッサージのスキルチェックですね!

なんと!自社のテストまで受けさせる徹底ぶり!

スタッフ:そこまで徹底してるのはなぜですか?
澤登社長:やはり医療マッサージとして水準を下げたくない。失敗談がありまして…。自分が新入社員の時に徒弟制度で教えてもらえなかったんですね。なので、自己流で針を打ってたんです。よりによって、抜くの忘れちゃったんですよ、緊張のあまり。翌日患者さんが自分で抜いた針を持ってきて、「先生これ忘れ物」って出されたんです。僕は治療家として終わったと思ったんですが、患者さんに許して頂いたので、自分がやるときは研修を絶対徹底しようと。医療として水準を下げちゃダメだと。それで執念のようにやってるんです!

自信の失敗から学び、徹底した安心安全なサービスを!
これは今後もますます…

フレアスは訪問マッサージでがっちり!

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