過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2019年3月10日放送

特集

田舎だって頑張ってます!「儲かる町」!
北海道東川町は「株」!? 香川県三豊市は「ゴミ石炭」!?

ゲスト

森永卓郎さん、井森美幸さん

番組内容

今回のテーマは「儲かる町!」
今、地方では、高齢化や過疎化、景気もなかなかよくならないと、問題が山積み。
特に小さな町は、存続すら危ないところも…。
うちの町も田舎だし、やばいかも…
と、諦めるのはまだ早い!
全国を探してみると、独自のアイデアでがっちり!の町があちこちに!
今回は、田舎だけど、がっちり儲ってる町の秘密がわかる30分です!

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なぜ!?和歌山県白浜町にIT企業が続々集合!

まずはじめにやって来たのは…

人口約2万800人、和歌山県南部の町、白浜町。
本当に儲かっているのでしょうか?
白浜町役場総務課企画政策係の大平さんに伺いました。

大平さん:「IT企業」を呼んで儲かってます。

IT企業を呼んで儲ける、とはどういうことでしょうか?
大平さんが案内してくれたのが…

大平さん:こちらが白浜町のITビジネスオフィスです。

海が一望できる高台に建つ2階建ての建物、パッと見は普通ですが…

看板をよくみると大手IT企業の名前が。
中に入ってみると、バリバリ働く人たちの姿が。

そう、実はここ、白浜町が作った、貸オフィスビルなんです。

大平さんによると、15年前、とある企業の保養所だったのを町が買い取り、改装。
貸し出したところ、有名企業が集まり、満室に。
そこで昨年、新築でITビジネスオフィスをもう1つ作ると…
こちらもすぐに満室に。
今や12社のIT企業が白浜町に集結!

結果、毎年100万円以上の法人所得税と、オフォスの家賃、約1,300万円が、白浜町に入ることに!確かに儲かってます!

しかし、和歌山県の小さな町である白浜町が、東京のIT企業をどうやって呼び込んだのでしょうか?

そこには、地元の武器を活かした、いろんな作戦がありました!

白浜町IT企業呼び込み作戦その1
「環境の良さをアピール!」

白くてきれいなビーチが広がる白浜町は、年間340万人の観光客が訪れるリゾート地。

周りには温泉もたくさんあって、とにかく居心地がいいですよ!ということを、各企業さんにアピール!

年商1兆1,600億円、アメリカが本社の世界最大の営業支援系サービスの会社「セールスフォースドットコム」は、4年前に白浜町支社を設立。

スタッフ:こちらに住まれてるんですか?
男性社員さん:はい。元々東京で仕事していたんですけど、移住しています。通勤の時間がすごく短縮されて、今、車で通っていますが、満員電車に揺られてくることもないですし…東京は辛かったですね。

女性社員さん:東京と違ってオフィスの目の前に海が広がってる光景が…何かあったら外見れば穏やかな気持ちになれますね。

女性社員さん:週1で温泉に入るようになったので冷え性が改善されました。

さらに、こんな嬉しいデータも…
セールスフォースドットコムの吉野さんに伺いました。

吉野さん:同じ業務をしている東京のオフィスと白浜オフィスとの対比をしているんですけど、生産性が20%向上するというデータも出てます。

なんでも、すぐにリフレッシュできて、ストレスがたまらないから、仕事もはかどるんだとか。でもやっぱり、東京から遠い地方だといろいろ不便なのでは…と、思いきや、実は白浜町には強い武器が!

吉野さん:東京に本社があるので、東京羽田間のアクセスが非常にいいです。

そう、白浜町には、空港があるんです!
だから、東京までは交通の便が意外といい!
オフィスから空港までは車でたった5分。
飛行機で羽田まで1時間20分。
ということは、品川まで1時間40分で行くことが出来るんです。

白浜町IT企業呼び込み作戦その2
「とにかく便利な町にする!」

大平さん:白浜町では対災害ネットワークを整備しております。
スタッフ:いくらで使えるんですか?
大平さん:もちろんタダです。

そう、白浜町は、オフィスやビーチ周辺に災害時でも途切れないWi-Fiネットワークを整備。
確かにこれはIT企業にとって、かなり嬉しい。

吉野さん:災害がないときはフリーWi-Fiとして解放されているので、海辺で仕事したりとかも可能です。夏場は浜辺でしますね。

ビーチで仕事だなんて、気持ちよさそう!
さらにさらに…

大平さん:お金をサポートしてます。進出して頂いた企業さんには、条件を満たせば、和歌山県から「助成金」という形でお金をサポートさせて頂いております。

この「助成金」が結構すごい!
社員の飛行機代、電話やネットなどの通信費、そしてオフィスの家賃。
これらの半分を、なんと和歌山県が出してくれるんです!
和歌山県庁企業立地課の坂野さんに伺いました。

坂野さん:雇用を生んでいきたいという思いが一番強いです。

県外への若者の流出が悩みの種だった和歌山県。
IT企業が来てくれれば、地元の若者を雇ってもらえる!と、お金でバックアップ!

セキュリティシステムを開発している会社「クオリティソフト」は、2年前、東京千代田区にあった本社を白浜町にお引越し。
本社勤務社員80名のうち、9割が地元、和歌山県人。
どうしてこの会社に就職したのか、となり町から通っている楠本さんに話を伺いました。

楠本さん:最先端の雰囲気のいい会社だなと。「おしゃれな所で働いてるね」と知り合いの人とかも言ってくれるので自慢できる感じです。

今どきのIT企業で働けて大満足!
これは、まだまだ白浜町のIT企業は増えそうです!

白浜町はIT企業を誘致してがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:実は最初に白浜町に進出したIT企業でうまくいかなくて撤退した企業もあったらしいんですけど、町がコミュニケーションを円滑にするようになって、一体化して安定して、今はどんどん企業が増えたんです。
加藤さん:自治体のサポートって大事なんですね。

日本初!香川県三豊市はゴミを◯◯に変身!

続いてやって来たのは…

香川県中部の町、三豊市。
のどかな感じの風景ですが。
本当に儲かっているのでしょうか?
三豊市役所の小野さんに伺いました。

小野さん:儲かってます!

なんだか自信満々!
では一体、どうやって儲かっているのでしょうか?

小野さん:可燃ゴミを燃やさないで儲かっています!

燃えるゴミを燃やさないで儲かる?
ちょっとよくわかりませんが…、その現場が…

三豊市のゴミ処理場。

どんな方法で燃えるごみを処理しているのでしょうか?
センター長の鎌倉さんに伺いました。

鎌倉さん:日本で初めての「トンネルコンポスト方式」と言いまして…、

「トンネルコンポスト方式」?
なんだかすごそうですが、その方法とは…?

まずは三豊市内の家庭から集められた大量の燃えるゴミを…

粉砕器に入れて、細かく砕いていきます。
次に…

鎌倉さん:微生物を混ぜてゴミを処理をします。

微生物がついた土や木屑を…、さっき細かく砕いたゴミと一緒に混ぜ合わせ…

今度はそれを奥行きが35メートルもある薄暗い倉庫の中へと運んで、17日間待つ。
と、これだけ!?と、思いきや…
この中で、儲かる化学反応が起こるんです。

鎌倉さん:この中で17日間、微生物がゴミを発酵して処理をしていきます。

どういうことかというと…。

燃えるゴミには、いわゆる「生ゴミ」と、紙クズなどの、「それ以外」のゴミが。
混ぜ込まれた微生物が、「生ゴミ」のほうを粉々に分解して発酵していきます。

この時に熱が発生し、約70度まで温度が上がります。
すると、その熱で、生ゴミじゃない方のゴミが、パリパリに乾燥していく、という仕組みです。

鎌倉さん:生ゴミは分解して、分解できない紙とかビニール袋などが残るんです。手で触ってもバサバサと音がするくらい乾いています。

今度は乾燥したゴミを、この大きな機械に入れて、ぎゅっと圧縮!
すると出て来るのが…、

小さな筒型のかたまり…これは一体?
常務執行役員の三野さんに伺いました。

三野さん:これ、「固形燃料」です。石炭の代替燃料として製紙会社のボイラーとかで使われたりします。

この固まり、とてもよく燃える、燃料!

火をつけると高温で燃えるため、燃料に石炭を使うところで、替わりにこれを使えちゃうんだとか。
まさに、「ゴミの石炭」。

これを近所にある製紙会社に1キロ3円で販売。
お値段は石炭のおよそ4分の1というから、製紙会社も大喜び!

しかし、燃えるゴミを燃やさず燃料に変える、このなんとも画期的な「トンネルコンポスト」方式、日本で導入しているのは、ここ三豊市だけ。
この施設を運営している海田さんがヨーロッパで見つけてきたんだそう。

スタッフ:年間売上げは、どれぐらいなんですか?
海田さん:2億7,000万円です。儲かってます。

ゴミの焼却施設を建てていた場合、三豊市が払う建築費は約50億円。
でもゴミを燃やさないゴミ処理場の建築費は16億円と34億円も安い。

しかもこれ民間会社の事業なので、三豊市が支払う建築費は、なんと0円。

三豊市は、可燃ごみを燃やさないで、がっちり!

北海道東川町に外国人留学生がやってくる謎

続いての儲かる町は…

北海道東川町。
鉄道も国道もない、人口8,200人の小さな町。
東川町役場に行って、松岡町長に伺いました。

松岡町長:人口が増えてるってことは税収も増えるし、色んなものが増えるって意味では、儲かってます。

なんと!北海道の129ある町で、人口が増えているのは、スキー客でにぎわうニセコ町と、ここ東川町だけ!
しかも東川町の人口は、20年間で、約20%も増加!
その分、税収も増えて、町も活性化!と儲かっているんです!
その秘密は…。

松岡町長:自治体が誰も手をつけないようなことにチャレンジすること。

他の町がやらないようなことをどんどんやってるから、らしい。
例えば…

松岡町長:学校を作りました。公立の日本語学校は全国どこにもないと思うんですが、町立の日本語学校です。
スタッフ:それ初めてなんですか?
松岡町長:たまたま作ってみたら初めてだったんです。

儲かりの元という、東川町立日本語学校。
元々は小学校の旧校舎。

留学生は、中国や韓国、タイやベトナムなどほとんどがアジア圏から。
ですが、中には…

スタッフ:どこですか?
学生:マラウェイ。アフリカ、タンザニアの近く

東川町に来ている留学生は、約300人。
町にある寮で生活をしながら日本語を学んでいます。
でも留学生は、どうして東川町立の日本語学校に来たのでしょうか?

韓国からの留学生:学費が他の学校より安い。
インドネシアからの留学生:安いからですね。
韓国からの留学生:ほかの学校よりちょっと安くて…半分くらいかな。

なんと学費が、相場の半分ぐらい安い!
町営の学校には、国からの補助金がでるため、民間の日本語学校よりも、ぐっと安くできるんです。

こうして、学校に留学生が集まることで、町には様々なプラスが。
例えば、この学校の先生は…

井上先生:日本語教師をしていました、埼玉県で。

他県から移住してきたり…。

小山副校長:元々、中学校の教師をしてました。退職してたものですから。

中学、高校の先生で、定年退職された高齢者の再就職先にと、役立っているんです!

そして、日本語学校のまわりの飲食店では…
浜辺店主:留学生の方はかなり多いですね。今日も7人ぐらいの団体で来ていたし、留学生のお客さんの2割ぐらいですね。
スタッフ:売り上げは上がりましたか?
浜辺店主:そうですね。

若い留学生が増えたことで、今風のカフェも、ここ10年で、25軒から60軒に増加!

留学生は学費が安くて助かるし、留学生が来れば、東川町は税金も増える、そして、町の商店街の売上げも上がるといいことづくし!

さらに、東川町には、他の町にはない挑戦がもうひとつありました。
その新たなる挑戦とは…

松岡町長:「ひがしかわ株主制度」というのを作りました。国民の皆さんが株主になって頂いて投資をして頂くと。株主は今、3万人くらい集まってます。

なんと、お役所なのに株主制度?どういうことでしょうか?

松岡町長:ふるさと納税をうまく活用してやっているんです。

この東川町の株主制度、実は…、ふるさと納税を使った制度らしいのですが、

ふるさと納税の返礼品を、「株主優待」として、東川町で出来たお米や水がもらえたり、その投資額によっては町の職人手作りの家具まで。

さらに、株主証なるカードがもらえるんですが、これがけっこうお得ということで人気なんだとか。

どういうことなのでしょうか?
実際に株主の古賀さんに伺いました。

スタッフ:東川町に住んでるんですか?
古賀さん:いえ。住んでいるのは横浜市なんですけど。
スタッフ:何で横浜に住んでるのに東川町の株主になったんですか?
古賀さん:1週間ぐらい無料で泊まれるよということで、お得な感じ。

なんと、1万円以上投資した株主さんなら、町の宿泊施設に6日間も無料で泊まることができるんです。
他にもスキー場のリフト券は、最大800円引きに。

東川町で食事や買い物をすると、株主証にポイントが貯まって、割引きになるなど特典がいっぱい。
このお得な株主制度で、東川町に来る観光客が増加!
株主制度でおいくらぐらい集まったんですか?

松岡町長:1年間で3億円ちょっととなってますね。儲かっているっていうことでしょうね。

3億円も投資を集めるというからすごい!

実は、東川町の最初のチャレンジは今から34年前。
「写真の町」宣言なるものも。
写真うつりのよい町づくりをしたり。
全国の高校生を集めて写真甲子園を開催したり。
東川町で撮った写真でコンテストをした結果、その写真が町のアピールに!

東川町の良さが広まると、観光客だけでなく、移住者も増加!

今では、移住者が年間600人を超えるというからすごい!

東川町は「株主制度と学校」でがっちり!

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