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「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2018年11月25日放送

特集

年間売上げ4兆円超え!「三菱電機」の社長が登場!
家電だけじゃない!儲かるポキポキモータがスゴい!

ゲスト

三菱電機株式会社 代表執行役 執行役社長 杉山武史社長

番組内容

今回のテーマは「三菱電機株式会社」。
「電機」と聞くと、今、日本の家電メーカーはいまいち元気がないんじゃ…なんて思っていたら、「三菱電機」は、全然違ってた!
昨年はなんと、4兆4,300億円!
過去最高の売上げを記録する、まさに右肩上がり!
なんでそんなに儲かるのか?
そこには、家電だけじゃない、三菱電機ならではの儲かり戦略が!
スタジオには、今年4月社長に就任した、杉山武史新社長が登場!
日本を代表する超儲かり電機メーカー、三菱電機の秘密に迫る30分です!

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売上げの9割は「家電」…じゃなくて○○製品!その大黒柱とは?

年間売上げ4兆4,300億円!
従業員数14万7,000人と、日本を代表する巨大電機メーカー「三菱電機」。

エアコンの霧ヶ峰や冷蔵庫なんかが有名ですが、なんで家電製品だけで4兆円も売り上げてるんでしょうか。

東京、丸の内にある三菱電機本社に伺うことに。
広報の藤本さんに話を伺いました。

藤本さん:家電は約1割くらいしかないんですね。その他は「産業用の電機製品」が主になっております。

そう、この会社の売上げの9割を占めるのは、家電じゃなくて「産業用の電機製品」。

三菱電機の儲かり戦略その1「大きな電機作りがスゴい!」。

産業用とはどういうものかというと、エレベーターに、エスカレーター、産業用ロボットに、

トレインビジョンと呼ばれる電車内のモニター、甲子園球場のオーロラビジョン、巨大な電波望遠鏡に、なんとあの気象衛星ひまわりも、三菱電機製!
小さな家電ではなく、大きな電機製品でがっちりなんです!

和歌山県にある、三菱電機冷熱システム製作所でも、儲かりの大黒柱と言える、大きな電機製品を作っていました。

一体、どんなものを作っているのでしょうか?
営業部の中村課長に話を伺いしました。

中村課長:こちらの「業務用の空調機」になります。

そう、天井に設置されているビル用のエアコン。
これも、けっこう三菱電機製。

家庭用の室内機と室外機は、そこまで大きいという感じでもありませんが、ビル用エアコンの室外機となると、かなりでかい!
家庭用とは、何か違いがあるんでしょうか?

中村課長:一番大きな違いは、ご家庭にある空調機は外に室外機というのがあって、中に壁掛けの室内機というのが一台あるという一対一の組み合わせが大半なんですけど、我々が作ってる業務用空調機は一つの室外機に対して複数の室内機を接続できます。

そう、複数の部屋の温度管理をしなければならないビルのエアコンは、一台の室外機に、複数の室内機がつながっています。
その間にあるのが、家庭用には無い装置だそうで…

中村課長:我々、冷媒の分流コントローラーを持っていまして、冷媒の流れを制御することによって一方では冷房、一方では暖房ができるような技術を確立しております。

これがその冷媒分流コントローラー。
熱交換して、暖めた冷媒と冷やした冷媒を各部屋の室内機に送ることで、

冷暖同時運転が可能になったのです。
そしてビル用のエアコンは、その作り方も家庭用エアコンとは全然違っていました!
高津ユニット工作課長に話を伺いしました。

高津さん:私どものラインでは台車生産方式を採用しています。

ここで作っているのは、ビル用エアコンの室外機。
確かに、一台ずつ台車に乗せて、作られてるようですが…

普通、家電製品の場合、大量生産するために、ベルトコンベアの流れ作業で作るのが一般的。

ところが、業務用の大きな電機製品は、どれも少量多品種生産。
1ヶ所でいろんな種類の製品を作るから、台車に乗せて「手作業」の方が効率いいんだそうです。

さらには…

高津さん:見ていただくとわかるんですけども、一方向からだけでなくて台車は前後左右どこからでもアクセスできます。それが大きなメリットになります。

一方向からしか作業できないベルトコンベアに比べて…

台車生産なら、前後左右、

4方向から作業できるんです。
作業が遅れたときは、二人がかりで出来ることも可能!

この和歌山の工場だけで、年間234機種のビル用エアコンを作っていて、2020年に、全世界での売上げ目標が、なんと1兆円なんだそうです。

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:2020年、全世界での売上げ目標1兆円はいけそうですか?
杉山社長:ベトナムとかインドネシアの新興国で成長していけるか?ということと、暑い夏がくるか?ですね。
加藤さん:そこって業務用でも重要なんですね。

大事な部品は自分で作る!儲かりキーパーツ「ポキポキモータ」って!?

大きな電機製品を作ってがっちりの、三菱電機。
でも、大手の電機メーカーというと、製品の開発はするけど、細かい部品は他の会社に作ってもらって、最後の組み立てだけ自分でやる、というイメージですが、三菱電機は違うんです。

藤本さん:いろんな事業に使われているキーパーツというのがありまして、それらは基本的に当社の中で作っております。

三菱電機の儲かり戦略その2「大事な部品は自分で作る!」

半導体や、液晶パネルなど、いろんな製品に共通する大事なキーパーツは、すべて自社で作るというのが、三菱電機のポリシー。

中でも、会社設立の1921年から作り続けている、こだわりのパーツが「モーター」。
DVDが回るのも、車の窓が開くのも、エレベーターが動くのも、モーターのおかげ。
三菱電機のありとあらゆる製品に使われているキーパーツなのです。

そんなモーターの研究開発を行っているのが、今回テレビ初公開、兵庫県尼崎市にある、

コンポーネント製造技術センター、通称「コ技セ」。

モーターの性能アップのために、理系を極めた若手技術者が、様々な実験を繰り返しています。

そもそもモーターってどんな仕組みで回っているのでしょうか?
超簡単にいうと…

電線を巻いた「コイル」に、電気を流すとそれが電磁石になります。
すると、

横に置いた磁石と反発しあって回転するという仕組み。

入社1年目、中国籍のゆうさんが行ってる仕事は…
手作業でコイルを巻いてるようですが…

ゆうさん:手でコイルを巻いて巻き線の試作ですね。

モーター作りで一番重要なのが、コイルを、いかにたくさんきれいに巻くか、ということ。
例え小さくても、ぎっしりコイルが巻ければ、パワーのあるモーターになるというわけ。

モーターを研究し始めてほぼ100年という三菱電機が開発したのが、

「ポキポキモーター」

コイルを巻いてあるところが、ポキポキと折れ曲がるから、「ポキポキモーター」。
ネーミングも斬新な、三菱電機の大ヒットモーターなのです。

コイルが回転するのではなく、ポキポキモーターの場合は、

コイルは外側で固定。
内側の磁石が回るようになっているんだとか。
一体、このポキポキってなにがすごいのでしょうか?
宮本モーター製造技術推進部長に話を伺いしました。

宮本さん:小さな隙間にたくさんのコイルを巻くことができるので、小さい割には大きな出力のモーターが得られます。

円形の鉄心の内側に、そのままコイルを巻くと、どうしても巻きづらいから隙間ができる。
でもポキポキモーターは、広げると平面になるからコイルが巻きやすい。
たくさん、しかも正確に巻けるから高出力のモーターが出来るのです。

従来のモーターと断面図を比べると…

ポキポキの方が、コイル密度30%以上アップ!
にもかかわらず、モーターの大きさは、半分になりました。

愛知県にある名古屋製作所では、年間1万種類にも及ぶポキポキモーターを数百万個も作っています。
掃除機から人工衛星まで、三菱電機の製品の中で活躍しているのです。

今三菱電機で一番高性能なモーターを、見せてもらいました。

3個の歯車が、モーターで動き出し…

ちゃんとかみ合ってるから歯車がぶつからない。
でもこのモーターがすごいのはこれから!
速度を上げると…

三菱電機で一番高性能なモーターは、毎分4,500回転の高速でも、歯車がぶつからないんです!
前後左右に動いても全然大丈夫。
3個のモーターがぴったり同じスピードで回転してないと絶対できないパフォーマンスなのです。

次にやってきたのは、

兵庫県神戸市にある電力システム製作所。
なんでも、三菱電機が作っているモーターで一番大きいのが見られるということですが…。
回転機械製造部企画課の和田課長に話を伺いしました。

和田課長:これは火力発電用の発電機になります。

火力発電機。
でも、大きいモーターって聞いてきたんですが…

和田課長:これは発電機なんですけども、実はモーターと同じものなんです。モーターというものは、電気を流すことで動力を生み出します。逆にタービン発電機は火力の力を使って軸(モーター)を回転させて電力を発生します。

そう、モーターは電気の力を、回転する力に変える装置ですが、発電機のモーターはその真逆。

火力や原子力の熱で水蒸気を発生させ、その力で風車、タービンを回転させる。
すると、電気が生まれるのです。

というわけで、この赤茶色の中には、ぎっしりコイルが巻かれているんです。

この発電機のモーター、大きいものだと軽く10億円を超えるらしい。

そしてモーターだけじゃない、日本のものづくりの最先端には最先端の工場がありました。

名古屋製作所にあるE4工場、ここが日本で一番最先端の工場なんだとか。
小山所長に話を伺いしました。

小山所長:日本どころか世界で一番の最先端工場です。「℮-ファクトリー工場」といいます。

ということで「℮-ファクトリー工場」の中を早速、見せて頂くことに。

中に入ると、最新のマシンずらり!

ここで作っているのは、シーケンサーと呼ばれる、いろんな機械を自動制御するコンピューターの電子基板。
でも、見た目はよくあるハイテク工場のような…
どの辺が最先端なのでしょうか?

小山所長:このケーブルがポイントです。ここにある機械のすべての情報がケーブルを通ってコンピューターに上がっています。

よく見ると、マシンからケーブルがあちらこちらに伸びています。

すべてのマシンの稼働状況が、工場のセンターにあるモニターで把握できるってことらしい。
例えば…

小山所長:設備というのは時々停まってしまうことがあります。それを”ちょこっと停止”から「チョコ停」と呼んでいます。たくさんの装置のチョコ停が、全部わかるようになっています。

これまでは、工場のラインでマシンが一台「チョコ停」したら、周りのマシンもそのまま長いこと止まっていました。
しかし「℮-ファクトリー」では、「チョコ停」の原因がすぐにわかるから、ラインを止める時間が圧倒的に短くなったというわけ。

機械が機械を管理して、止まらない工場にするのが「℮-ファクトリー」なのです。

そしてここでは、機械が人間の作業をきっちりと支援する。

なにやら目の前のモニターを見ながら…
部品のネジを締めてるような…

小山所長:作業支援システムというんですけども、どういう順番で何をしていくかというのが画面にすべて出てくるので、それに沿ってやることができます。

モニターに黄色い数字が出たらその順番に黄色く光ったところにあるネジを取り、黄色く光ったドライバーで締める。
赤で、と指示されたネジは、黄色から赤のドライバーに持ち替えて締めるんです。
少量多品種生産の場合は、すべて機械で作るより、機械の指示で人間が作業した方が、早かったりするらしい。
そのため、熟練の作業者ではなくても、間違いのない製品が作れるってことなんです!

間違いないといえば、大量生産品のねじ締めは、ロボットが行う。
三菱電機がすごいのは、

このロボットも全部自社で製造してるということ。
モーターのようなキーパーツから、産業用ロボットまで、全部自分で作るから、三菱電機は「ポキポキモーター」と「℮-ファクトリー」でがっちり!

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