過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2018年11月11日放送

特集

日本全国!地元「だけ」で有名なテイクアウトが登場!
高知県のチキン南蛮はタルタルソースじゃないんです!

ゲスト

森永卓郎さん、ギャル曽根さん

番組内容

今回のテーマは「儲かる地元テイクアウト」
お寿司だったりピザだったり、全国展開している有名なテイクアウト店が思い浮かぶけど…
実は、地方には、その地域にしかない!
しかも、熱狂的に愛されている、「ローカルテイクアウト」店があるんです!
もちろん愛されているのには理由がある!ということで、今回は、儲かり「地元テイクアウト」店を大紹介!
儲かるヒントが「お持ち帰り」できるかもな30分です!

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宮崎県で発見!一度に100個買いは当たり前!?バカ売れぎょうざ!

まずやってきたのは、宮崎県宮崎市のお隣、都城市にある会社。

何のテイクアウトで、がっちりなのでしょうか?
丸岡社長に話を伺いしました。

丸岡社長:「餃子」のテイクアウトになります。

30年前に、地元・都城市でスタートしたテイクアウト店「ぎょうざの丸岡」。
正直、全然聞いたことありませんけど…
宮崎県民の皆さんに聞いてみると…

スタッフ:餃子といえばなんですか?
宮崎県民:ぎょうざの丸岡。
宮崎県民:餃子の王将より私はぎょうざの丸岡を食べる。

と、宮崎県では、バツグンの知名度を誇る、「ぎょうざの丸岡」

都城市と宮崎市を中心に宮崎で6店舗のほか、福岡や大阪などにも進出と、ガンガン拡大中。
その人気の秘密を探るべくお店へ…

なんともスッキリした店内にあるのは、冷蔵ケースに入った「生」の餃子だけ。
そう、ぎょうざの丸岡、人気の秘密は…

焼きたてじゃなくて、生餃子「オンリー」のテイクアウト。
一体どんな餃子なのでしょうか?
丸岡の生餃子を、「焼き」で、頂いてみることに…

スタッフ:うまい!キャベツがシャキシャキしてますね。あと甘味がある。

丸岡の生餃子は、キャベツ多めで、肉少なめの「甘味たっぷり」の餃子なんです。

1個26円の生餃子を、10個入りから、なんと50個入りまでテイクアウトできる!
でも、そんなにたくさん誰が買うのか…と、思いきや!

お客さん:30個入りください。
スタッフ:今日は何個買われました?
お客さん:70個です。

さらにこんなお客さんも!
お客さん:30個入りを1パック、20個入りを7パック、10個入りを11パック。

なんと生餃子だけで「280個」もお買い上げ!
締めて…7,280円!

何でそんなに買っていくのでしょうか?

お客さん:いつもお土産に買って帰るんです。ご近所のお世話になった方々に買ってます。

そう、宮崎の人は、お店に行くと、「ついでに」手土産を買って帰ってあげるのが大好き!

それも親戚や友達だけでなく、お隣さんや行きつけの美容室にも買ってきてあげちゃう。

そんな時、値段も手頃で、4日ほどは日持ちする「丸岡の生餃子」が、ちょうどいい手土産として重宝されてるんです。

そして、午前10時の開店からわずか45分で…

店員さん:1,100個売れました。

1時間足らずで、3万円の売上げ!

そんな丸岡の生餃子、おいしさの秘密が…
この大量の「キャベツ」

丸岡社長:やっぱりキャベツが命ですね。具材の半分以上はキャベツです。甘みがあって美味しいですよ!

そして、もうひとつ特徴が…

スタッフ:これはニラですか?
丸岡社長:ネギです。ぎょうざの丸岡は「ネギ」なんです。

キャベツたっぷりで、お口のニオイが気にならない「ヘルシー餃子」が、宮崎の奥様方をトリコにしてるんです。

気になるその年間売上げは…15億円。

ぎょうざの丸岡は生餃子のテイクアウトでがっちり!


▼スタジオでお話を伺いました。

森永さん:九州ってお土産文化なんですね。東京って1個だけお土産持って行くんですけど、九州行く時は同じものをたくさん持って行くんです。近所に配るから。そこの場所で作って地元の人が食べるということなんですね。

三重県・四日市市民だけが知る「桃太郎」とは?

続いてやってきたのは愛知県のお隣にある、

三重県四日市市。

テイクアウトでがっちりの会社へ向かっていると…

建物のてっぺんに大きな「桃」を発見!
テイクアウトの中身と何か関係があるのでしょうか?

生まれも育ちも四日市の上田社長に、いったい何のテイクアウトで、がっちりなのか?
お伺いすることに。

と、社長が案内してくれたのは、本社に隣接するお店…

上田社長:これなんですよ。「おにぎり」でがっちりなんです。「おにぎりの桃太郎」と申します!

そう、三重県・四日市市にある、儲かり地元テイクアウト店は「おにぎりの桃太郎」。

1個118円の塩むすびから、1個172円の牛しぐれと、コンビニより、ちょっと高いけど、その分、具がしっかり詰まっている上に…

品揃えも「17種類」と、かなり豊富。
お昼になると、店内は地元の人で大賑わい。

お客さん:美味しいよ。シャリシャリ感があって。
お客さん:ツナマヨが美味しいです。マヨネーズの加減がよくて。

四日市の人たちにこよなく愛されている、「おにぎりの桃太郎」なんですが、実は四日市市「以外」の三重県民にはまったく馴染みがないそうで、四日市市民以外の方に「おにぎりの桃太郎」を知ってるか聞いてみると…

伊勢市民:知らないですね…
津市民の男性:存じ上げません。

これが四日市市民だと…

スタッフ:おにぎりと言ったら?
四日市の男性:桃太郎。
四日市の女性:桃太郎。

完全に刷り込まれています。

それもそのはず、三重県にある全19店舗のうち、16店舗が四日市市に集中しているんです!

その気になる売り上げはなんと年間200万個!
そんな「おにぎりの桃太郎」人気の秘密は…?

上田社長:冷蔵じゃなく常温で販売をさせて頂いてます。

桃太郎のおにぎりは「常温」販売。
こうすることで、時間が経っても「ふっくら感」がしっかり残るんだとか。
だけど、常温だと半日ほどしか日持ちしない。
なので、四日市市周辺にしか出店できないというわけなんです。

さらに製造ラインでも…
炊きたてのご飯を、すぐさまネットにかけ、マシンのようなものに…。

従業員:シャリクーラーと言います。

この機械は、90度近くある炊きたてのご飯を、30度近くまで一気に冷ますマシン。
これで、お米がシャキッとして、歯ごたえのある、ふっくらした「おにぎり」になるんです。

さて、この「桃太郎」のおにぎり、店頭だけの人気にとどまらず、四日市市内の各地で行われる「ある」イベントでは、ドル箱と化しているんです。
それが…

「地区の運動会」。
その昼食タイムに、四日市市民のお腹を満たしてくれるのが「桃太郎のおにぎり」。

でも四日市の人たちは、何で運動会にまでおにぎりの桃太郎を利用するのでしょうか?
そこには、こんな訳が…

お客さん:運動会当日に雨が降った時、おにぎりの桃太郎は無料でキャンセルさせてくれます。
上田社長:雨キャンセルOKなんです!雨キャン!運動会当日、雨降った場合はキャンセルOK!

運動会当日の朝6時までなら、キャンセルしてもキャンセル料がかからない!
ということで、四日市市の色んなイベントで引っ張りだこなんです!
その数なんと…

上田社長:四日市市内のイベントでの注文件数は年間で6,000件以上です。売上は1億円です。

まさに四日市市民の「ソウルフード」!

ところで、ずっと気になってましたが…

アレは、一体?
すると…

何やら桃が開き…

おにぎりを持った桃太郎が、桃太郎のメロディーとともに登場!

スタッフ:斬新ですね!作るのにいくらかかりましたか?
上田社長:2,500万円しました。

四日市市の名物ともなっている、この開く桃太郎、実は、1日に「5回」も開くんです。
一体、なぜ?

上田社長:建築業界は5回、8時に集合して、10時に休憩とって12時に昼飯。15時に休憩とって、17時に終了ということでそれに合わせて5回に決定しました。

建築現場のならわしが、四日市の人たちにとっては、もはや、おにぎりの時間となっているらしい。

そんな「おにぎりの桃太郎」の年間売上げは、5億円と絶好調。

おにぎりの桃太郎はおにぎりのテイクアウトでがっちり!

高知県でチキン南蛮といえば、タルタルソースではなく「○○ソース」!

続いてやってきたのは、高知県。
向かったのは高知市内にある、

「株式会社きさらぎ」という、和風な社名の会社。

一体、何のテイクアウトでがっちりなのでしょうか?
川村社長に話を伺いしました。

川村社長:弁当のテイクアウトです!

37年前に高知市内でスタートしたお弁当のテイクアウト店「くいしんぼ如月」。

高知県内に19店舗のみという、まさに地元テイクアウト店。

店内には、お弁当のメニューがいっぱい!
いったい何種類ぐらいあるのでしょうか?

川村社長:麺類まで入れると約120種類です。

くいしんぼ如月では、レジカウンター裏にある、広々としたキッチンで、豚肉の野菜炒めや、卵とじカツ丼、さらには、うどんまで!

出来立てホヤホヤを提供してくれるんです!

そんな120種類もあるお弁当の中で、高知県民から絶大なる人気を誇るメニューが!
それは、お店の看板にもなっている…

「チキンナンバン」。

「宮崎県発祥の、タルタルソースのかかったアレね」
と、思ったあなた…大間違い!
高知のチキンナンバンは一味違う!

お弁当のフタを開けてみると…

ソースが「ピンク色」。
これこそが、「くいしんぼ如月」が、高知県民からこよなく愛されている証なんです。

実際に高知県民に聞いてみると…

スタッフ:チキン南蛮と言えばソースは何色ですか?
高知県民:オーロラソース。
高知県民:オーロラソース!ケチャップとマヨネーズを混ぜたソース。それが普通。

30年以上前にチキン南蛮のソースとして選んだ、「オーロラソース」。

以来、「チキン南蛮」イコール「オーロラソース」が高知県で定着!その結果…

川村社長:高知県はおそらく90%以上がオーロラソースです。

でも、そもそも何でオーロラソースなのでしょうか?

川村社長:先代の社長とゴルフ行った時に、宮崎でチキン南蛮を食べて、「これ美味しいね!うちでやれんかな」と。ソースは同じものだとイカンなということで、この「オーロラソース」はうちのパートのおばちゃんが開発したんですよ。

川村社長たちの「パクるにしても全部同じにするのはイヤ」。という変な意地から誕生した、この「オーロラソース」。

120あるお弁当の中で、20種類に入っているチキンナンバン。
年間のお弁当の売上は?

川村社長:年間220万食くらいです。チキンナンバン系で110万食ちょっとくらいかな。およそ半分ですね。

オーロラソースさまさま!
高知県民に愛され続けて37年の「くいしんぼ如月」。
その年間売上げは、14億円!
くいしんぼ如月はチキンナンバンのテイクアウトでがっちり!


▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:衣との相性がすごい!オーロラソースにするために、衣も相当開発したんじゃないかな。
森永さん:名前が同じでも、地域によって調味料が違ったりするんですよ。例えばカツ丼で言うと、福井県はソースがかかってるソースカツ丼、岡山県はデミグラスソースがかかってるんです。
加藤さん:地域によって違いがあるんですね。

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