過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2018年10月14日放送

特集

その業界のプロだけが憧れる「憧れブランド」
税理士憧れの電卓3万円!森の男たちの必需品は赤い線香!?

ゲスト

森永卓郎さん、阿部 寛さん

番組内容

今回のテーマは「儲かる!業界限定の憧れブランド!」
以前、当番組でご紹介した、バカ売れ聴診器「リットマン」!
実はこの聴診器シリーズ…看護婦業界では、超有名!
一人前になったらいつかは持ちたい!使いたい!そんな業界限定のあこがれブランド!
きっと各業界に、そんないつかは持ちたい「あれ」があるはず!
と思って調べてみたら、ありました!儲かってました!
業界限定のあこがれブランド!
その業界の人でなくても、思わず欲しくなってくる30分です!

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美容師&理容師憧れの超高級ハサミ「ナルトシザー」

まず最初にやってきたのは…

ヘアースタイリスト業界!

美容師さんや理容師さんの仕事道具といえば「ハサミ」。
この「ハサミ」は、どの美容室でも、自分のものは自分で買い揃える!というのがお約束になっているんだとか。

なので「一人前になったらコレを買いたい!」という憧れのブランドがあるらしい!
それが…

ナルトシザー!

例えば、こちらはスタンダートなハサミ「マチックライン・S」15万8,000円。

その他にも、毛量を自然に減らすことのできる「二梳きミスティランS27」18万9,000円や持ち手をおしゃれに加工した、

「グレイン」、29万8,000円などなど、どれも結構なお値段です!

それでもナルトシザーは、一流の美容師さん理容師さんのステータスとなっている一級品!新人さんにとっては、とにかく憧れ!

一体何がそんなに一級なのか?
ベテランの美容師さんたちに聞いてみると…

女性美容師さん:切りやすい!髪の毛が引っかかることもないんですよ。
男性美容師さん:切れ味がすごいので、初めて使った時は感動でした。刃が長持ちで切れ味が落ちない。

やはり、なんといっても、切れ味鋭く長持ち!しかし、カットの基本ができていない人だと、逆に使いこなすのが難しいんだとか!

男性美容師さん:他のハサミだと、切れ味が悪いからか、カットラインがガタガタになるんです。ナルトだと真っ直ぐ切れるんで、逆に言えば、真っ直ぐ切れたラインのままのスタイルになってしまうので、ラインを直すのは技術が必要かなと思います。

あまりに毛先がスパッと切れてしまうので、駆け出しの美容師さんだと、毛先がまっすぐになり過ぎて、自然な仕上がりにデザインするのは大変なんだそうです。

美容師・理容師業界では大絶賛のナルトシザーは、ハサミ界のベンツとも言われて、10数万以上の値段にも関わらず、年間6,000丁も売れているんです!

そこに一体どんな秘密があるのでしょうか?

大阪は宝塚市にある、ナルトシザーの本社へ!

普通のハサミとの一番の違いはなんなのでしょうか?
ナルトシザー代表取締役社長の長谷川さんに話を伺いしました。

長谷川社長:ナルトシザーは他のハサミと違って刃と刃のすき間が少し多めにできています。ハサミの耐久性を増す特殊な構造をしています。

左が普通のハサミで、右がナルトシザー。
これだとよくわかりませんが…

後ろから光を当ててみると、確かに、けっこうスキマがあるのがわかります。でも、これでよく切れるのでしょうか?

長谷川社長:それではハサミは切れませんので刃の湾曲を強くしています。

普通、ハサミは2枚の刃をピタッと合わせて、刃と刃がこすれ合いながらモノを切る、という仕組みですが、あんまりピタッとあっていると、切れば切るほど、刃や軸の部分がすり減って、切れ味がどんどん悪くなるんです。
そこで、ナルトシザーは…

ここの支点部分を少し浮かせて、刃を微妙にカーブさせているんです。

ハサミを動かした時、そのカーブが絶妙に合うことで、接触する一点だけがピタッと合う。素人目にはわからない、細かい調整で、独自の切れ味を実現しているんです!

そして、鋭い切れ味を出すために欠かせないのが、刃先の加工…

基本の形にする最初の研磨から始まり、鏡のように磨きをかける研磨、

さらに、切れ味をよくするための研磨など、ナルトシザーとして認められるまで刃を仕上げる磨きの工程は、なんと30以上!

工程によっては、手触りや光沢だけで切れ味を見極めていくなど、すごい職人芸の数々…10数年の職人・渡邉さんに話を伺いしました。

渡邉さん:感覚的なものなので、これくらい研いだらこれくらい綺麗になるとかを考えながらやっています。

最終工程になると切れ味はカミソリくらい鋭い刃がついていて、腕の産毛まで切れてしまうほど。

そして、刃の切れ味を決定づける微妙なカーブ作りは…自らの目だけで確認し、金槌で最終調整し完成。

完成したハサミの隙間は、0.03ミリというから、すごい!

2枚の刃をつなげたら、実際のウィッグを使って美容師さんのように切れ味をチェック!

さらに最終チェックは濡れティッシュに、ハサミを入れて切れ味を確認…しかし…

渡邉さん:このままだと濡れティッシュは切れないと思います。

確かに濡れティッシュは切れていません。
そこで、少し研磨して再び濡れティッシュを切ってみると…

さっきとは打って変わって切れるハサミに!

渡邉さん:ここまでしないと商品としては出せません。

こうして、ハサミ界のベンツが誕生!日本だけでなく世界中のスタイリストさんがナルトシザーに憧れているそうです!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:ナルトシザーは、支点の部分にペアリングが入っていて、そのペアリングが、いつもちょうどいい力具合で刃と刃を合わせているので自由にコントロールできるんです。しかも軽いんです。

税理士&会計士のハートをがっちりキャッチ!超高級電卓「カシオS100」

続いてやってきたのは…

とある会計事務所。
税理士さんが何やら真面目に打ち合わせ中…憧れの一級品一体何なのでしょうか?
川之上税理士さんに話を伺いました。

川之上税理士さん:我々の業界の一級品は「カシオさんのS100」です。

税理士業界の憧れブランド!
その名も「カシオS100」!お値段なんと2万9,160円!

電卓としてはかなりお高いものの、あまりの使いやすさに、毎日電卓を使うプロのハートをがっちりキャッチ!

新米さんからベテランまで、インスタグラムにはS100をゲットしたことをアップする投稿がたくさん!

でも、電卓ってそんなに違うのでしょうか?

川之上税理士さん:電卓って文字が見ずらいことが多いんですね。でもS100はどっから見ても見やすいんです。

確かに!普通の電卓だと角度によって、数字が見づらかったりしますが、S100なら…

こんな感じでハッキリ見えるんです!
さらに…

川之上税理士さん:普通の電卓はボタンの端っこ押すと、反応しないことがよくあるんですけどS100は端っこ押しても反応します。見やすくて端っこも反応してくれるので仕事していて全然違います。

大絶賛の川之上さん!
業界初の高級電卓にも関わらず、2016年に発売し、初期在庫はわずか2ヶ月で完売!計算機業界では異例の大ヒット!憧れブランドS100には、一体どんな秘密があるのでしょうか?
というわけで…

電卓メーカーのカシオ計算機へ、S100を開発した伊藤さんに話を伺いしました。

伊藤さん:電卓の良い所、全て入れました。

とにかくこだわって作ったS100。箱からして高級感たっぷりに演出!パネル部分には削り出しのアルミ合金を使いとにかく頑丈に!

液晶画面が斜めでも見やすいのは、電卓では珍しいデジタルカメラに使用される両面ARコート加工になっているからなんだとか。

伊藤さん:数字は若干青みをかけています。高級文具ということでインクの「青」というところにこだわりまして若干青に仕立ててございます。

そして、数字を早く打つ税理士さんのために、伊藤さんが特にこだわったのが…

伊藤さん:キーをとにかくこだわりまして、S100用のためだけに開発したV字ギアリンクというキーを採用しています。キーの下にV字の形をした部品が入っていましてストロークが綺麗に入り込むようになっております。

キーの下にV字型のパーツをつけることで、端っこを触っても、きっちりキーが反応する仕組みに!
かなりのハイスペックです!

税理士さんにも大人気なら、よっぽど「がっちり」なのではないでしょうか?

伊藤さん:そんなにがっちりじゃないですね。中身をこだわりすぎちゃってコストが掛かってしまいました。

そう!こだわりすぎて原価をかけすぎてしまったんだとか。このS100、機能が多い、部品代もかかる、しかも電卓の中では唯一、メイドインジャパン!細かい部品もほとんど日本生産!

でもS100のおかげで、カシオ計算機全体のブランドを高めることに大成功!

カシオ計算機は憧れの電卓でがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:普通、電卓にこだわりってないですよね。
進藤さん:最初は2万円くらいで売りたかったのですが、細部にこだわりすぎて3万円くらいになってしまったそうです。
加藤さん:妥協しないからこそ売れてるんでしょうね。

山で働く林業の男たち必須!虫が逃げる「パワー森林香」

続いてやってきたのは…和歌山県のとある山林。

ここで働く仕事…そう!「林業」!

山で仕事をする男たちが憧れる必須アイテムとは、一体何なのでしょうか?

それは…

業界専用の超強力な虫除け、その名も「パワー森林香」!

この「パワー森林香」なら、山の中の手強い虫たちを寄せ付けないと、大評判!

一体何がそんなにすごいのでしょうか?

パワー森林香を作っている会社を直撃することに。

こちらの児玉兄弟商会は大正9年創業、もうすぐ100年になる防虫香の老舗。取締営業部長の福島さんにお話を伺いしました。

福島部長:この「パワー森林香」だけで年間1万ケース前後売れています。

1ケース24個入りなので年間24万個売れている計算に!一体どんな秘密があるのでしょうか?

福島部長:通常の線香より分厚く作っていまして煙の量もたくさん出て、揮発する薬剤の量も多くしています。

普通のと比べると、確かに太い!

長年の研究で、普通より強い薬剤の配合に成功!
したというのですが…

福島部長:20倍くらいは違うかなと思います。

普通の蚊取り線香は国の規定によって薬剤の分量が制限されていて、それを守っているものだけが「蚊取り線香」と名乗れるんですが、パワー森林香は「蚊取り線香」とは言えないほど強い薬剤を配合しているんだとか。何を使っているかは…トップシークレット!

ところで、パワー森林香は原料を赤く染めて使うらしいのですが、何でわざわざ赤い色に染めているんでしょうか?

福島部長:山の草むらの中に落としても視認できるように赤色で作っています。

おすすめは別売りケース!
一つで5時間使えるのに、裏にスペアが2つ入れられるので1日中大丈夫!

中はトゲトゲでしっかり止められますし、鎧戸になっているので多少の雨も大丈夫です!

さらにさらに!簡単にベルトに吊り下げられることもできるんです。

今では野外でのスポーツやイベント、キャンプをする人たちからも大注目!ますます売り上げが伸びているとか!

パワー森林香は虫よけでがっちり!

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