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「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2018年9月16日放送

特集

「六本木ヒルズに入っているのに知らない会社」
34階の日本気象が山奥で行うヒミツの作業とは!?

ゲスト

森永卓郎さん、橋本マナミさん

番組内容

今回のテーマは「“六本木ヒルズ”に入っているのに知らない会社!」
六本木ヒルズといえば…儲かってる会社、イケイケの会社が集まってるというイメージ。
もちろん今でも、グーグルやアップルなど、今をときめく超有名企業、世界に名だたるビッグ企業がズラリ!
しかし、入居企業のリストをよく見てみると…
なぜかちょくちょく我々のよく知らない会社が混じっている!これは一体?
と思って会いに行ってみたら,ひそかに、でもドカンと儲かってるスゴい会社が!
六本木ヒルズのイメージがちょっと変わるかもしれない30分です!

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業界トップシェア!地下のパイプを製造する会社「カナフレックス」

まずは…今、乗りに乗ってるあの「メルカリ」や「ポケモン」のオフィスがある18階の1つ下、17階の…。

「カナフレックス」

何の会社かサッパリ分かりませんが、とにかくお邪魔してみると…。

入り口のロビーにはなぜか、美しい絵画や美術品がズラリ。
これはかなり儲かってそう…

美しい女性秘書に案内され、通された場所は…。

これまた超豪華な応接室。そこへ現れたのが…。

ヒルズ族、というよりは、
昭和の高度経済成長期の雰囲気ただよう金尾茂樹社長、69歳!

ITバブルなどとは、まったく無縁そうな金尾社長ですが、一体、このカナフレックスという会社は、何をやって儲けてるんでしょうか?

金尾社長:このパイプを作ってます。

そう、この会社のメイン事業は、「パイプ」!それも、排水管や電線を通すパイプ、排気ダクトなどかなり大がかりなものを色々と作っていて、そのほとんどが業界トップシェア!年商は非公開ですが100億円をゆうに超える超ビッグカンパニーなんです。

中でも、今一番儲かりそうということで社長イチオシなのが、この青と黒のシマシマパイプ。そのスゴさは、作ってる現場を見れば分かる、とのことなので、

スタッフは、滋賀県にあるカナフレックスの工場へ。
するとそこには…。

今でも週3日は工場にいるという社長の姿が!

早速、社長に案内してもらい工場の中へ
そこでは…。

今売り出し中の電線を地中に埋め込むためのパイプなどをバンバン生産中!
そして、早速あのシマシマのパイプを見せてもらうと…。

巻かれた状態のシマシマパイプが。なんでも、頑丈だけどグルッと曲げられるのが最大の特徴らしい。これを使うことで、ある画期的なことが可能になるんです。

金尾社長:古くなったパイプの中に入れなくてはいけないので、そのために柔らかいところと固いところがあるんです。

そう、実はこのパイプ、地中に埋まっている古い下水管を交換する時に大活躍。普通、下水管の取替工事となると、

いったん地面を掘り起こしてから…というのが基本ですが、

こちらのパイプは、古い下水管の中をググッと通して、
はい、完成!
これぞ、カナフレックスが生み出した「KanaSlip工法」なんです!

地面を掘らないから、これまでよりも、何と時間は5分の1、費用も3分の1!

社長自ら30年かけて開発し、去年ようやく国の認可が下りたってことで、これからかなり儲かりそう!!せっかくなので、実際にパイプの作り方を見せてもらうことに。

金尾社長:内面のテープをここで成形しています。下水は色んな産業素材が入ってくるから、様々な素材に耐えなくてはいけないんです。

いろんな液体が流れる下水管は、強い耐久性が必要。
この青い部分が、カナフレックス独自開発のプラスチック樹脂。
錆びることもなく半永久的に大丈夫らしい!

しかし、これだけだと柔らかすぎて、地中の圧力には耐えられない、ということで、大事になるのが…。

外側に巻かれている黒い物体。
金尾社長:熱可塑性樹脂ですから、熱をかけたら溶けるけど冷やしたら固まるんです。

この黒い樹脂、グルっと曲げられるしなやかさを持ちながら、かなりの重みを跳ね返す頑丈さを合わせ持つ、これまた独自開発のもの。なので、試しに1トントラックで乗ってみても…

びくともしない!

スタッフ:今まであんなパイプは無かったんですか?
金尾社長:無いですね。材料が成形しにくかったのでそれを開発したんです。

社長いわく日本の下水管は、50年前の高度経済成長期に作られたものがほとんど。ちょうど今、交換の時期を迎えている…。

金尾社長:老朽化したものも増えてきますから、少しでも役に立てるような仕事をやっていきたいと考えています。

カナフレックスはがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:商売相手はいくらでもいると思います。例えば、小池都知事は電線の地中化を進めてるんです。だからマーケットはものすごく増えていくし、おそらく日本だけでなく世界も同じ事がおきますね。
加藤さん:確かにそうですね。

大草原で風のデータを集める会社「日本気象」

続いては、33階のFMラジオ局J-waveと36階のアップルジャパンにはさまれた34階にある…。

「日本気象」。
これまた初耳の会社ですが…やっぱりお天気の会社なのでしょうか?

お邪魔してみると…。

先ほどのカナフレックスとは正反対のなんともシンプルなオフィス…。

こちらは一体何の会社なんでしょうか?
所長代理の平尾さんに話を伺いました。

平尾所長代理:様々な気象データを用いまして、お客さんに気象情報を提供しています。

そう、日本気象はとにかく様々なお天気情報を提供する会社。

150万人の利用者を誇る「お天気ナビゲータ」という天気予報アプリなども作っています。

もともと本社は大阪にあり、事業拡大のため、六本木ヒルズにオフィスを構えたそうですが…何もこんなに高そうな場所じゃなくても良かったんではないでしょうか?

平尾所長代理:我々の気象ビジネスは災害があった時こそ、必要とされるお客さんが多いんです。

そう、決め手となったのは六本木ヒルズの安全性。

平尾所長代理:東日本大震災の時に、六本木ヒルズ51階にあるワイングラスが倒れなかった。という伝説があるらしくて、電気の貯蓄電源で全従業員の方が六本木ヒルズに寝泊まりしても3日間は耐えられるという話です。

でも、天気予報なら他にもいろんな会社がやってそうですが、実はこの会社には、とある「得意分野」があるらしい。
それが…「風の観測」
一体どういうことなのでしょうか?
今回特別に、そのお仕事の現場を見せていただくことに。

向かった先は、福島県郡山市。
かなり山奥の…。

大草原の中で、明らかにそれらしき集団を発見!
何やらハイエースの周りにベースを組んで色々と作業中。

そんな日本気象さんの大事な仕事道具は、

この大きな風船と…。

そこに取り付けている白い箱?
これは何なんでしょうか?
日本気象環境・エネルギー課チームリーダー青木さんに話を伺いしました。

青木さん:これは気象観測用のゾンデというもので中にGPSが入っていて風に流されてどれだけ動いたか、風を観測します。

その観測を見せてもらいましょう!

結構速い!

風に乗りあっという間に風船はかなりの高度に。
すかさず青木さん、データをチェック。
風船に取り付けた機械から、上空の風の強さ、向きがリアルタイムに送られてくるんです。

例えばこの表だと1,000メートルを境に、風が急激に弱まっていることがわかります。

こうした風の計測、基本は24時間体制で3時間おきに8回、それを長いときは1ヵ月間観測し続けるんです。

そうすることで、ある特定の場所の、より正確な風の予報ができるんだとか。

しかし、こうした風予報、どういうお客さん用なんでしょうか?

青木さん:風力発電所を建てたりするために風の観測をやっています。

そう、風予報の1番のお客さんは風力発電所を建てる人たち。
そこに風車を建てると、どれくらい風が吹いてどれくらい発電できるか。
日本気象が発注を受け、事前に綿密に調べているんです。

すると青木さんが…
青木さん:実はあちらの方にもっとスゴいのがあるんです。

何やら金網に囲まれた物々しい雰囲気…一体どんなマシーンが…!?

青木さん:これがドップラーライダーという機械になります。

風力観測の最新マシーン「ドップラーライダー」
なんと値段は1台、5,000万円!
一体何がスゴいのでしょうか?

青木さん:東京から遠隔操作で、半径3キロ圏内の風が計測できます。

何とこのドップラーライダー、置いておくだけで、半径3キロ圏内の風の強さ、向きを一発で観測できるんです!

どういう仕組みかというと、この部分から赤外線レーザー光線を空中に発射!

すると、このレーザーの一部が空気中のチリに当たって跳ね返ってくる。

ところがこのチリがレーザーが当たった時に、どっちの向きにどれくらいの速さで動いていたかによって、戻ってくる時間に微妙にズレが出る。
このズレを計算することで、それぞれの場所の風速、風向きをはじき出すというのです。
もはや、素人には絶対わからないメカニズム!

でも、半径3キロ圏内の風を3メートルごとに測れることで、一気に観測の精度が上がったんだとか。

ちなみに、この「ドップラーライダー」の観測費用、1か月で600百万円になることも!

導入以降、日本気象の売上げは5億円アップ!
これはますます…日本気象は風の観測でがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:今後どんどんお金になるんじゃないですか?
森永さん:今、政府は自然エネルギーに転換していこうというので、洋上風力発電というのを作っていこうとしている。風に特化したのは頭いいですよね。

飲食店3,000店が導入!激安レジ販売をする会社「ブレイン」

続いては…カナフレックスと同じ17階にある

ブレインという会社、一体、どんな会社なのでしょうか?

早速入って見ると…

そこはかなりオシャレなエントランス。
今までの2社とは違い、いかにも六本木ヒルズっぽい雰囲気。

そこへ。

白Tシャツの社長が!
これまたいかにもベンチャー企業なスタイルの天毛社長44歳。

このオフィス、月々の家賃はなんとウン百万円!
一体、何でそんなに儲かっているのでしょうか?

天毛社長:うちの会社はこれを作っています!
スタッフ:これは何ですか?
天毛社長:レジです。

普通にイメージするレジに比べると、かなりコンパクトなブレインのレジ。お値段は40万円と、普通のレジが350万円以上するところ8分の1以下のお値段!激安なんです!

現在、累計販売台数3,000台超えに、年間売上げは10億円とまさに絶好調!

驚くほど安い、ブレインのレジ。
実際に使っているお店に案内してもらうと…

こちらは六本木の焼鳥店
ブレインのレジは基本、飲食店用…。

社長いわく、飲食店のレジは、注文用の端末とセットで、お会計システムになってるのが一般的。

しかし、ブレインの場合、店員さんが注文を取っているのは…スマホ?

天毛社長:アプリから登録すればハンディに変わるんです。

そう、ブレインのお会計システムは専用のアプリをダウンロードすれば、スマホが注文機器に早変わりする、というもの。
ファミレスのような専用の機器を使う必要がないから、お店も導入コストがぐっと下がる!
ちなみに、レジも自分たちで開発したタブレットを使用!
だから40万円なんです。

スマホで注文したものは、すぐさまプリントアウトされ厨房へ。
もちろんレジにも一瞬で反映。
しかも、スマホ端末ならではの便利さも。

河野店長に話を伺いしました。

河野店長:「トマト抜きに」という注文があるなと思ったら、その場ですぐ、営業中でも自分で変えられるんですよ。そういう設定を自分ですぐ作れるんです。

そう、店員さんが簡単に、注文メニューをカスタマイズできちゃうんです!

お店にとってはかなり便利なこのハイテクレジ。
しかも社長いわく、今レジ業界はかなりの勝負時!とのこと。

天毛社長:消費税が8%から10%に上がるので、それに伴ってレジも買い換えなきゃいけない。ここが桶狭間の戦い!大勝負のところです。

さて、そんなブレインですが、あえて家賃が高額な六本木ヒルズに入居しているのには、天毛社長のある強い思い入れが。

実は15年前、まだ会社が小さい頃、六本木ヒルズにある、とある有名企業に買収を持ちかけられたんだとか。

天毛社長:最初は「商品が興味あるから説明しにきてくれませんか?」って言われて。お会いして5分くらいで買収の話をされて正直めっちゃ腹が立ったんですよ。

相手企業に、かなり上から目線で買収の話をされた社長。とっても悔しかったので、この話をすぐに断り…。

天毛社長:買収されてじゃなく、自分で六本木ヒルズに入ってやると思ったんです。

悔しい思い出をバネに、頑張りまくった天毛社長。その10年後には、晴れて六本木ヒルズに引っ越し!今や、年商13億円にまで成長したのです!

これは今後もますます、がっちりですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:今40万でレジできるんですね?
森永さん:しかもクラウドにあげてるのでデータ自体を活用することができるんですよ。
橋本さん:意外にありそうでなかったんだなって思いました。
加藤さん:(現金を入れる)金庫みたいのがついてない気がしたんですけど?
天毛社長:レジの下にドロワーという金庫が付いてまして、それをタブレットなどに接続して使うって感じですね。

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