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「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2018年7月1日放送

特集

どこが変わったの?「儲かる地味チェンジ」第3弾!
郵便受けの口が…サラダチキンの皮が…ちょい変化で売上げ倍増!

ゲスト

森永卓郎さん、渡辺正行さん

番組内容

今回のテーマは「儲かる地味チェンジ!」第3弾!
みなさんもよく知ってる会社やお店がちょっと見ない間に、地味に変わってる!ってこと、けっこうありますよね?
地味な変化のなかにこそ、深い儲かりのこだわりが隠されてる。
そんな地味チェンジで、ジワジワ伸びている会社はあの業界にも!この業界にも!

郵便受けを地味チェンジしたら売上げが2倍に!一体なぜ?
最近よく見るサラダチキン、アレを取ったら、3倍の売上げ!そこにはヒミツの工程が!?
気付いたら変わってた!地味だけど、実は儲かりの秘密が詰まった30分です!

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郵便受けの投入口を◯◯にしただけで売上倍増!

まず最初にやって来たのは、東京都中央区にある

株式会社ナスタのショールーム
商品企画部の及川さんに何を地味チェンジしたのか?お伺いしました。

及川さん:郵便受けを地味チェンジしました。

みなさん、ナスタって社名はご存知ないかもしれませんが、郵便受けの世界では知らぬものはいない「トップメーカー」

そして、今回、地味チェンジした郵便受けというのを見せてもらいました。

及川さん:こちらです。集合住宅の郵便受けです。

そう、ナスタが変えたのは、団地やマンションにある集合住宅用の郵便受け。一見、チェンジした新しい郵便受けを見ても、そんなに変わった感じに見えませんが…。

及川さん:こちらの地味チェンジは投入口を広くしたんです。

そう!
もともとは、2.5センチだった投入口の縦の幅を…

ほんの少し広げて…、3.6センチに!

それだけですか??
いえいえ、この、1センチちょっとの広がりが、とっても大事なんです。
地味チェンジした理由は…

及川さん:アマゾンから相談がありました。
メール便が従来の郵便受けだと入らないのでお届けできなかったんです。

ネット通販会社のアマゾンが、本やDVDなどを送るのに使う箱。

厚さが、3.5センチあって。
これが従来の郵便受けだと「大きくて入らない!」という問題が…。
配達する日本郵便さんは、郵便受けに入らず配達先に人がいないと、また郵便局に荷物を持って帰り「再配達」することに。
これが日本郵便の大きな悩みのタネだったのです。
そのことについて、郵便・物流営業部の松本さんに話をお伺いしました。

松本さん:持ち戻った荷物を保管する場所が設けてあるんですけど、持ち帰った荷物が溢れかえる郵便局もけっこうありました。お届けできない時の配達員のストレスは相当なものがありますので。

これは一大事!

そこで「アマゾン」、「日本郵便」、「ナスタ」の3社が話し合い、厚さ3.5センチの箱が入る投入口の大きい郵便受けを作ることに。
これで一安心!

と、思いきや…別の問題が!

及川さん:投入口を大きくすることで盗難の危険性が高まります。

従来の「2.5センチ幅」の投入口なら、女性でも「手を入れるのはかなり困難」ですが…。

メール便の箱が入る3.6センチ幅にすると…

スポッと手が入ってしまい、中にある郵便物が盗まれてしまう危険が!

そこで、ナスタは考えました。

商品開発本部副部長の松原さんによると…

松原さん:郵便ポストの投入口のところに12枚ののれんのようなものをつけました。

ナスタが開発したのが盗難防止投入口、その名も「ナスタガード!」板がのれんのようにぶらさがっていますが、手を入れて郵便受けの中の物を取り出そうとすると…

周りの板に引っかかって取り出すことが出来ない!という仕組み。確かに、これなら安心です。

この地味チェンジした郵便受けを2014年11月に発売したところ、売上げがなんと、2倍に急成長!
儲かり方は全然地味じゃない!

さらに、新製品の郵便受けにはもう1つ、地味なチェンジが…

松原さん:箱の部分をステンレスからプラスチックに変更しました。

プラスチックはステンレスよりも軽い上に、材料費も安くなってコストも削減!

マンションの郵便受けは壁にはめ込む形だから、プラスチックでも大丈夫!と言われてみれば、そりゃそうだという地味チェンジ。

この地味チェンジで社員の皆さんには臨時ボーナスもでるほど儲かっているんだとか。

ナスタは郵便受けを地味チェンジして、がっちり!


▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:あんな地味なことですよ。
渡辺さん:郵便受けとかちゃんと見ないもんね。
森永さん:ナスタさんって業界2位とか3位だったんですよ。ところがちょっと投入口を大きくしただけでいきなり業界トップになったんです。

サラダチキンの◯◯を取っただけで大人気商品に!

続いては
宮城県多賀城市にある

株式会社アマタケの工場

何を作ってる会社なのか?工場長の井上さんに話を伺いしました!

井上さん:鶏肉の生産から加工までチキン専門の会社です。
スタッフ:地味チェンジしてるって聞いたんですけど

井上さん:アマタケのサラダチキンになります。

最近スーパーやコンビニとかで、結構見るサラダチキン。
今は、いろんな会社のサラダチキンがありますが、元祖がここ、アマタケなんです!

ところで、どんな地味チェンジをしたのか、以前のサラダチキンを見せてもらうと…

どの辺が違うのか…。
チェンジ後と比べてみると…

確かにちょっと違うような…。
一体どこが変わったのでしょうか?

井上さん:サラダチキンの「皮」を取りました。地味チェンジです。

そう、初期の商品には鶏皮がついていたんですが、4年前、それを取ってしまったのです。
すると、年間販売数400万パックだったのが…、バタバタっと飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びていき…

1,100万パックに!すっごい効果!

でも、どうして鶏肉の皮をとることになったのでしょうか?

井上さん:営業がスーパーの店頭で試食販売していた時に、主婦の方とムネ肉について話をしていると、ムネ肉を購入しても皮は使わないで捨ててしまうというお客様が結構いまして。

だったら最初から、皮を取ってしまおう!ということになったんだとか。

するとこのチキンに、意外な人たちが飛びつくことに!

井上さん:筋肉を鍛えている方、男性のムキっとした方が40個とか50個と注文を入れているそうです。

ちょうどサラダチキンが地味チェンジしたのと同じ頃、日本に、糖質制限ダイエットのブームが!
鶏の皮をとったムネ肉を使ったサラダチキンはカロリーを40%もカット!高タンパク低カロリーで、糖質制限ダイエットにぴったりということでダイエット中の人やアスリートが食べるようになったんです!

皮を取っただけで3倍近く儲かった夢のようなチェンジ!

しかし、影には、ある大変な問題があったんです。
それは…

井上さん:ムネ肉の皮を剥いでしまうとジューシーさがなくなってパサパサ感だけが残るという…この状態じゃなかなか厳しいなということで。

モモ肉と比べて、ただでさえ脂肪分が少ないムネ肉は、脂が多い皮をとってしまうとパサパサした感じになってしまう…。
これではさすがに売り物にならない…

頭を悩ませたアマタケさん、鶏のムネ肉をジューシーにする、いくつものワザを編み出したのです。

まずは最初の、タレに肉を漬ける工程。
これ、ただ漬け込むだけだと…

ムネ肉の中までタレが染み込みにくかった。
そこで!

井上さん:真空状態にして、調味液が肉の中まで染み込んでいきます。

タンクの中の空気を抜いて真空にしていくと、鶏肉がじわっと膨張。細かく開いたスキマから、タレが全体に染み込んでいくんだとか。
さらに!

井上さん:パッケージも美味しくなる形にしています。
スタッフ:パッケージで美味しくなるんですか?
井上さん:なりますね。これだと思いました。
スタッフ:そんなに違いますか?
井上さん:違います。

なんでも、ムネ肉をパッケージで包む、「パック詰めの仕方」で、「パサパサ」から、「しっとり」とした食感にチェンジできるらしいのですが…。
一体どうやって?

井上さん:この部分は企業秘密です。

どんな方法でパックしているのかは、口外厳禁!

そして、パッケージのデザインもチェンジ!

お肉の上に名前が大きくあったんですが、皮がないのが一目でわかるように変更!

今やサラダチキンは、スーパーの精肉売り場だけじゃなく、惣菜やカット野菜コーナーでも売られ大ヒット!

目下工場では、24時間フル稼働で製造中!なんですが…

井上さん:工場としましては、今の生産状態が精一杯ですね。

嬉しい悲鳴です!

アマタケはサラダチキンの皮を取って、がっちり!



▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:皮があった方が良さそうに見えるじゃないですか?
森永さん:私もダイエットしてる時にサラダチキンが主食でした。これの一番いいのはコンビニでも買えるから、全国どこに行ってても食べられるんですよ。

トイレでアレがハネない用の◯◯を開発してがっちり!

続いての地味チェンジは…

株式会社LIXIL(リクシル)。

リクシルは、システムキッチンからお風呂、窓に至るまで、おうちのアレコレをいろいろ作ってる会社。
年間売上げは1兆7,000万円!とケタ違いに儲かっているんです。

一兆円以上を売る会社が、一体何を地味チェンジしたのでしょうか?
リクシルの谷口さんにお伺いしました。

谷口さん:トイレを地味チェンジしました

どこが違うのか…、よく見ても、どちらも同じ感じにしか見えないのですが…

谷口さん:実は変わったのが、便器の素材、もともとは陶器なんですが、陶器に新たな機能を追加した「アクアセラミック」という名前で、地味チェンしました。触っても見ただけでもわからないと思います。
実際に使わないとわからない地味チェンの内容だと思います。

見た目じゃわからない、リクシルトイレの地味チェンジ。
その「アクアセラミック」ってのがすごいのでしょうか?

谷口さん:水垢汚れが付かなくて、汚物の汚れが付かない、ツルツルピカピカが長く続くのが世界初の機能です。100年続きます。

そう、リクシルは、「水垢がつかない」、「ウンチなどの油汚れが付かない」の「ダブルつかない」を実現!
しかし、谷口さんによると、この2つを両立させるのは、とっても難しいことなんだとか。

試しに便器に汚れ成分をつけて、水を流してみると…

陶器は汚れが残ってるけど、アクアセラミックの汚れはキレイさっぱり!

そして、トイレは長年使っていると…

陶器には水垢が付いちゃうけど、アクアセラミックはピッカピカ!

陶器で作られたトイレ、その表面の素材は主に2種類。
水をはじく「撥水性」のものと、水になじむ「親水性」のもの。

撥水性にすると、水垢汚れは弾いてつかないけど、そのかわり、油分の多い汚れがついてしまうらしい。

逆に親水性にすると、油汚れはつかないけど、水垢汚れがついてしまう、というジレンマが…。

この矛盾を解決すべく、長年の研究の末たどりついたのが、この水汚れも油汚れもつかない、「アクアセラミック」なんです。

谷口さん:ここまでたどり着くのに実は25年かかっています。

四半世紀もかかったというからすごい!

では、いよいよ地味で気づかないけどすごい技術、アクアセラミックって、どうやって作るのか!?
さっそく見せてもらえますか?という質問に…

谷口さん:ここは残念ながら企業秘密ということで…

こればかりは残念ながら超トップシークレット!

2年前から売り出したアクアセラミックのトイレ。その勢力をどんどん拡大中!

そして最近、もう1つ、地味チェンジしたことが!
それは…

谷口さん:泡がでるような地味チェンをしております。

ブクブクの泡が…一体何のためでしょうか?

谷口さん:男性の立ち小便の時に、飛沫が起きないようにです。

立ちションすると…、トイレの周りに、飛び散ることがよくあります。
ところが泡があると…

飛び散りが全然ないんです!泡がクッションになって尿が跳ねるのを抑えてくれるんです。

アクアセラミックと泡クッションで、大変だったトイレ掃除が楽々に!

リクシルはトイレを地味チェンジしてがっちり!


▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:超いいじゃないですか!
森永さん:もうひとつ、お父さんが苦情言われるのが、「音がうるさい」って言われるんですよ。泡があると音も軽減してくれるんです。

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