過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2018年6月17日放送

特集

衝撃!「自転車ビジネス」が驚きの進化!
盗まれた自転車をみんなで捜索!見つけたらポイント?

ゲスト

森永卓郎さん、伊集院光さん

番組内容

今回のテーマは「たった3年で100店増えてる大急増店!」
ふと気がつくと最近やたらと増えているチェーン店がある。
急激に増えてるってことは当然、いま大人気!つまり儲かってる証!
そこで今回は、たった3年で100店以上増えた急増店だけを徹底リサーチ!
その儲かるしくみを大公開!
怒涛の快進撃を続ける、超儲かりステーキ店!常識破りの儲かり戦略は、お皿に!?
郊外で大急増中!謎の激安レンタカーショップ!1日たったの2,000円?
その儲かる仕組みとは!?
最新の儲かりビジネスが満載の30分です!

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高級自転車も乗り放題!レンタルサイクル!

がっちり自転車ビジネス!
まず最初にやってきたのは東京・中目黒の商店街。

その名もズバリ「ちゃりカンパニー」という会社。

パッと見、普通のお洒落な自転車屋さんのようですが…

なんでも、ある自転車ビジネスを始めたところ、店の売り上げが2倍になったといいます。

どんな自転車ビジネスなのか、ちゃりカンパニー取締役の久保田さんにお伺いしました。

久保田さん:自転車乗り放題のサービスでがっちりです!

自転車乗り放題…?

久保田さん:1ヶ月定額支払って頂いて、1台、好きな自転車に乗り放題。乗り換えも自由です!

ちゃりカンパニーの儲かりビジネスは自転車乗り放題サービス、その名も、

「スニークル・ロングタイムシェア」

月額3,480円で…

奥様に大人気!13万円のママチャリや、

パシフィックサイクルジャパンの折りたたみ自転車18万円、

コガのロードバイク、21万円などなど、高級自転車が乗り放題!

利用の仕方はとっても簡単!
ネットで乗りたい自転車を選んで、お店に取りに行くだけ。
最低3ヶ月乗れば、次の自転車にチェンジ可能なんだとか。

久保田さん:例えば人気の高級電動アシスト自転車も、小さい子供がいるうちは乗ってもらって、大きくなってきたら別のに乗り換えられる。20万とかで買っちゃうと乗り換えるのは大変なんですけど、ちゃりカンパニーなら1か月前に言ってもらえれば次の月には乗り換えできます。

実際にレンタルを利用しているお客さんの声は…

約14万円の「チノーバTS01」をレンタル中のお客さん。

お客さん:色とかもいろいろあるんで、時々違う色に変えたいかなとか。洋服とかスニーカーみたいな感じですよね。

続いては3ヶ月前から16万円のロードバイクをレンタルしてるお客さん。

お客さん:月々のレンタル料と保険料を毎月払っても、1年乗っても全然新品で買うより安く済むので、サービスとしてはすごい気に入ってます!
スタッフ:普通のほかにあるシェアサイクルと何が違うんですか?
お客さん:やっぱり自宅に乗って帰れるところです。他にも借りたい時に借りられなかったり、借りても返さなきゃいけない場所があったりすると、そこが他のシェアサイクルは面倒になってしまう。

そう、最近流行のシェアサイクルのサービスは、割と短時間、場所から場所へ借りて乗るってスタイルが一般的ですが、ちゃりカンパニーのレンタルサービスは、長期間ずっと借りっぱなしだから「買う代わりに借りる!」ってお客さんがたくさんいるんです。

どうやら相当がっちりいってそうですが、久保田さんから意外な言葉が!

久保田さん:儲からないです儲からないです!

なんとこの自転車レンタル、全然儲からない!?
実は、全然違うところで、がっちりなんだとか。

久保田さん:中古の販売をやらせていただいていて、このサービスを使ったお客さんから買いたいっていうお客さんが多いんです。こちらでの売上ががっちりなんです。

実はもともと「ちゃりカンパニー」は、中古自転車の買取・販売のお店。
まずはいろいろ乗ってもらい「中古自転車を買ってもらおう!」ということで始めたのが、このレンタルの仕組み!
しかも!

久保田さん:3年間貸しているので、仕入れ価格を下げられる。貸してる分を上乗せできるので。

そう!レンタルで儲かった分、中古を売る時に値段を下げられる。

おかげで月200万円だったお店の売り上げは、レンタルサービスの開始以降、倍の400万円に!

自転車乗り放題サービス、現在は都内23区内限定ですが、今後は拡大予定とのこと。

ちゃりカンパニーは自転車乗り放題でがっちり!

大発明!電気を使わずに坂道スイスイ!謎のペダルとは?

5月某日、都内で開催された…

自転車展示会。
ここで、自転車好きの皆さんの注目を集めていた1つのパーツが…

何やらペダルのパーツようですが…

会場にいるみなさんがこぞってベタボメなのが、なんでも、電気を使わずに電動自転車のように超ラクラク!
その名も…

「フリーパワー」

一体、どういうことか気になる!
東京府中にある会社を直撃!
と、ここで…
がっちりスタッフは超強力な助っ人を招集!
その人物とは…

森永卓郎!

実は森永さん、超のつく電動アシスト自転車愛好家。

森永さん:電動は全然ラク!坂とかだと電動がないと…やっぱり私も60ですから、きついモノがありますね。

しかしそんな電動自転車の対極ともいえる「フリーパワー」なぜなら電力を使わないんです!

早速、森永さん自らフリーパワーを販売する、

サイクルオリンピックに!

出迎えてくれたのは、サイクルオリンピック古屋社長!

果たして「フリーパワー」の実力とは一体?

古屋社長:前の部分に取り付けることで軽くて電池もいらなくて、スイスイ漕げる自転車になります。どんな自転車でも付きます。
森永さん:本当かな。モーターとか入ってないですよね?
古屋社長:何も入ってません。
森永さん:正直言って怪しいです!

というわけで…

かなり疑ってる森永さんが試し乗り!

森永さん:まずは普通の自転車ですけども、坂に来てます。結構キツイ坂です。普通に乗るといけるかな?っていうレベルの坂です。行ってみたいと思います!

森永さん:めちゃめちゃキツいです。

結局、10メートルも進めずにギブアップ!
では、フリーパワーをつけた自転車は?

森永さん:あ!全然違う!すっげぇラク!グイグイ行くよ!

森永さん:すごい楽!まったく別もんですね。

カメラマンが追い付かないほどの速さで坂を駆け登る森永さん。

森永さん:10倍以上違う!これ上り坂、全然平気!電気使わないでこれっていうのは、世紀の大発明かもしれない!

電動アシスト自転車愛好家の森永さんも大絶賛のフリーパワーって一体?

このフリーパワー、工賃込みで一番大きいサイズでも14,000円。
それだけで電動自転車のようにラクラク快適とあって、3月に販売開始したばかりなのにすでに1,000個以上売れているんだとか。

気になる「フリーパワー」のカラクリを社長に教えて頂くことに!

森永さん:なんで漕ぐ時にあんなにふわふわで楽になるんですか?
古屋社長:それはデッドゾーンを利用しているからです。
森永さん:デッドゾーン?

そう、自転車をこぐ時、ペダルがちょうど、真上と真下にくる時だけは、どうしても力を加えることができない。
このデッドゾーンをなんとかしようと考えたのが、フリーパワーらしい!

古屋社長:そのヒミツがギアに内蔵されたシリコーンです。ゴムの一種になります。ギアの中身には5つの歯車があります。その間にシリコーンが入っています。これが踏む力でシリコーンが潰れます。クランクが真上と真下になった時にシリコーンの反発によってチェーンを引っ張るのです。

デッドゾーン以外で、ペダルを踏み込んでる時に、

シリコンがギュッと縮んで力を蓄え、デッドゾーンにきた瞬間に、

元の形に戻る力が発動!
この反発力のおかげでデッドゾーンがなくなり、結果、電動自転車と同じようにラクラクスイスイと乗れるというわけなんです。

森永さん:踏む時、その分だけ重くなったりしないんですか?
古屋社長:実はその逆なんです。自転車が止まっている時から走り出すときというのは強い力が入ります。それが筋肉や骨に負担になっていました。ところがシリコーンがあることで柔らかく踏み込める。かえって軽くなっているんです。
森永さん:ランニングシューズに分厚いゴムの底が付いているのと一緒だ。
古屋社長:はい。そうです。裸足で走るのとシューズで走るのとの違いです。

それにしても、こんなにスゴイモノを誰が思いついたのでしょうか!?
それが…

浜元さん65歳。

なんでも社会保険労務士さんらしいのですが…

浜元さん:ちょうど1か月くらい自転車に乗る機会があったんですが、止まるたびに漕ぎ出すのがキツいんですね。何かいい方法ないかなって。

年とともに自転車がしんどくなってきた浜元さん、なんと独学で開発をスタート。半年で試作品を作ったんです!
でも、実際に自分でどうそれを商品化して売ればいいかわからない…

そんな時に展示会で出会ったのが、同じようなものを作ろうとしていた大手自転車販売のサイクルオリンピック。
強力タッグでフリーパワーが誕生したんです!
今後は世界でも増やしていく予定なんだとか。

サイクルオリンピックはフリーパワーでがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:すごい発明ですね。これ全世界いけるんじゃないですか?
古屋社長:はい。海外含めて何社かと現在進めております。
加藤さん:全部の自転車につく時代もくるってことですね?
古屋社長:そうですね。それを夢見て頑張ってます。

超安心!盗難車を5,000人が捜索するアプリ!

続いて、やってきたのは池袋

ペダルノートという会社。
起業してまだ3年。
しかし、とんでもない自転車ビジネスを始めたということで小原社長にお伺いしました。

小原社長:盗難自転車捜索ビジネスでがっちりです!自転車はオークションとかでバラされて売られてしまうことが多いんですけど、それを売られてしまう前に追跡しようということをやっています。

実際にどんなものなのか?

入って3ヶ月の新人AD堂本君に自転車ドロボー役として自転車ごと隠れてもらいます。
それを探すのは、小原社長。
盗難自転車を見つけることができるのでしょうか?

すると、小原社長スマホ片手に捜索開始。
トボトボと10分ほど歩いたところで…

小原社長:近くにいますね。

さらにあたりをウロウロ…
すると!

小原社長:多分、公園にいます。あ、いました!

AD堂本君:なんでわかったんですか?

確かに盗難自転車を発見!
でも一体どうやって見つけ出したのでしょうか?
社長のスマホを見せてもらうと、

AD堂本くんがウロウロしていた場所に赤い印が…

小原社長:実はこの自転車にはビーコンという、この丸い小さい端末が設置されています。1秒間に一回電波を出しておりまして、そちらの電波を使って探していくということになります。

ビーコンって、カーナビとかと同じGPSかな?と思いきや、どうやら違うらしい。
なんでも、GPSだとダメなんだとか。

小原社長:GPSですと電源がすぐなくなってしまう。1日でなくなってしまう特性があって追いきれないんですよね。

一方ビーコンは、電波が弱いので、一度自転車に取り付ければ、1年間は電池が切れない。

小原社長:やっぱり1週間ぐらいかかって売られていくので、すぐに電源が落ちてしまうと追跡ができない状況になります。

もし自転車を盗まれた!となったら…

自転車情報を登録したスマホアプリ「ペダルノート」でサーチ機能をON!
するとビーコンの信号から位置情報をキャッチできるんです。

でもこのビーコン、信号が届くのは半径300mが限度。
結局それってダメなんじゃ…と思ったら、小原社長、すごい仕組みを考えちゃったんです!

小原社長:実は一般の皆さんも探してくれています。

なんと、ビーコンの信号を受信して、情報を送ってくれるのは、一般のみなさん。

「シーカー」というアプリをダウンロードすることで、スマホで盗難自転車の捜索に参加するって仕組み。

例えば、街中を歩いていて盗難自転車が近づいたら、

ポケモンGOのようにお知らせが!

小原社長:街を歩いて盗難自転車を捜索してくれるだけで、お小遣い的なポイントが貰えたり、位置情報を教えるだけで社会的貢献ができるアプリになってます。

すれ違ったり、発見したりして情報を提供すると、

ギフト券に交換可能なポイントがもらえるんです!
現在、約5,000台のスマホで盗難自転車が捜索されているんだとか。

今後は警察とのコラボも計画中。海外での展開も考えています!

ペダルノートは盗難自転車捜索ビジネスでがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:これは考えましたね。
伊集院さん:大事なものにビーコンを入れて、無くなった時に皆さんに探してもらうシステムができたら自転車ビジネスだけの話じゃないですよね。
加藤さん:落とし物とか”捜索”というすべてのビジネスに使えますね。

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