過去の放送内容
2018年5月6日放送
特集
「儲かる広場」を大特集!!ランチもイベントも大盛況!
全国に拡大中の最新広場ビジネスを紹介
ゲスト
森永卓郎さん、指原莉乃さん
番組内容
今回のテーマは「儲かる広場」!
フリーマーケット、音楽フェス、食べ物フェス…
今、「広場」には、どんどん人が集まっている!そんな最先端「広場」ビジネスを徹底調査!
オフィスビルのがらんとした空きスペースにお昼になると行列が!一体なぜ?
どでかいショッピングモールの中に、360度、グルッと熱狂の広場が!
今日は、広場ビジネスの儲かりのヒミツがみんな大集合の30分です!
ラゾーナ川崎で◯◯開催してがっちり!
川崎に儲かる広場があると聞き、やって来たのは、JR川崎駅のすぐ隣にある…
ラゾーナ川崎プラザ。
約330のテナントが出店する巨大ショッピングモールで、年間来場者数3800万人!
そこにある広場が…
「ルーファ広場」
青々とした芝生が広がり、吹き抜けの広々としたスペースではピクニックをしていたり、ソファーで家族がくつろいでたり、なんだか気持ちよさそう。
でもこれ、「ただの広場」ですよね…。
ラゾーナ川崎プラザを運営する会社の清水さんに本当に儲かる広場なのか伺いました。
清水さん:そうなんです。この広場があることで儲かってます。駅から施設の方に抜ける通路という性質とエントランスという意味で、館内を見渡せる空間という設計がされております。
そう、川崎駅から、ラゾーナ川崎プラザに行くには、必ずこのルーファ広場を通る構造になっているんです。
建物の構造がすり鉢状になってるから、広場から、上の階のどこにどんなお店があるのか見渡すことができ、手っ取り早くお店を探せるんです!
でも儲かりのヒミツはこれだけではないらしい…。
清水さん曰く、夜7時に来れば、ルーファ広場の儲かる実力が分かるという…
一体どういうことなのか?
その真相を確かめるべく、夜7時にもう一度、伺ってみると…
広場にすごい人だかりが!!
しかも、かなり盛り上がってる!
広場のステージではアイドルグループが熱唱中!
そう、ルーファ広場が、ライブ会場に!
しかも、入場料はタダ、誰でも自由に観る事ができるんです。
この日は「あゆみくりかまき」というアイドルグループのニューアルバム発売のPRイベント。
ここの広場がすごいのは、開催される音楽イベントの数。
年間200回以上も開かれているんです!
しかも!
ゆずや、きゃりーぱみゅぱみゅ、さらにはピコ太郎と、数々のビッグアーティストが!
1つのライブのお客さんが1万人を超えることもあるんだとか。
たくさんのお客さんが集まるのには、広場のカタチにも理由が…。
お客さん:(アーティストと距離が)近いです。
お客さん:近くて(吹き抜けだから)開放感がある。
普通のライブよりもアーティストを間近に感じられるんです!
しかも…
お客さん:ビッグアーティストだとめっちゃ混むんですけど、意外と上からとかも見えるからだいぶいいですよ!
建物が、ステージを360度囲んでいるから、いろんな角度から見られる!ということで、ファンにはたまらない環境なんです!
そして、これだけライブにお客さんが来れば、テナントへの経済効果も絶大で…
HMV店長:規模にもよるんですけどCDの売上げが数百万円は違います。
スタッフ:今まですごかった人はどれくらい売れたんですか?
HMV店長:1千万円弱ぐらいです。
CDショップはもちろんのこと、フードコートでも普段の2〜3倍くらいのお客さんが来るんだとか。
音楽イベントの経済効果、おそるべし!
でも、気になるのは、なんで名だたるアーティストまでもが、ルーファ広場でわざわざ無料でライブをやるのでしょうか?
それは…
モールの中には、老若男女、さまざまな世代のお客さんがたくさんいるからなんです。
アーティストにとっても、通常のライブに来るファンとは違う、新しいファンをゲットできる、絶好のチャンス!
だからこの広場には、たくさんのアーティストからイベントの申し込みが殺到してるというわけなんです。
音楽イベントのおかげもあって、大忙しのラゾーナ川崎プラザ、その年間売上げはなんと…
770億円!
ラゾーナ川崎プラザは、音楽ライブでがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:指原さんはラゾーナ川崎プラザのステージは立ったことないの?
指原さん:私は無いんですけど、私がプロデュースしてるアイドルグループは実際にイベントさせてもらいました。本当、ラゾーナ川崎プラザさん大人気で借りれないんですよ。メディアの方も来やすいので、来てもらえるのでいいです。
加藤さん:確かに。よくスッキリでやってるもんね(笑)。
ビル前の駐車場に◯◯トラックが集結してがっちり!場に◯◯
続いては、お台場。
23階建てのオフィスビルの前が、儲かっている広場らしいんですが…。
一見、普通の駐車用の空きスペースがあるだけのようですが…。
ところが!
お昼の12時になると…
なにやらカラフルなトラックに行列が!
実はこれ「フードトラック」というもので、車の中で調理して、作りたてのランチを売っているんです。
こちらのオフィスビル前の広場には6台が並んでそれぞれが、個性的なメニューを展開。
まるで、広場がフードコートのように!
ビルから出てきたお客さんは…
お客さん:できたての栄養があるおいしいご飯が食べられていいです。
お客さん:お店に行くと時間がかかるのでワゴンの方が手軽かなって思います。
と、大好評!
でもこれらのフードトラック、それぞれが勝手に集まってきたわけではなく…
実はちゃんと、仕掛人がいるんです!
それが…
株式会社mellowの柏谷社長。
柏谷社長:こういうビルのちょっとしたスペースを活用して、そこに提携しているフードトラックを呼んできて、何でもない場所を美味しい場所に変換させてしまう。そういう会社です。
どういうことかと言うと…。
個人経営がほとんどのフードトラック。
メローは、350台のフードトラックと提携し、ビルの前などの空きスペースを見つけてはオーナーさんと交渉。
昼間だけそこを借りて、フードトラックを呼び集めるってビジネスなんです!
メローは現在、銀座や赤坂など、関東65カ所の空きスペースと契約。
全部、お昼だけ、ガラッとフードコート広場に変えているんです。
オフィスビルの担当者、山田さんにどうしてメローに空きスペースを貸したのか?
聞いてみると…
山田さん:元々館内に食堂を設けるとか検討したが、実際に食堂を設けるとかなりの費用がかかる。元々ここは駐車場の広場なので、想定していなかった賃料を得られるのと、テナントの満足度が向上したのが我々にとってメリットで…がっちりって感じです。
広場のオーナーも大喜びの仕組み。
フードトラックは出店料として売上げの15%をメローに。
メローは、そのうち5%を広場オーナーに使用料として支払うという…
広場のオーナーもメローも、がっちりおいしい仕組みですが…
一方で、フードトラックの店主にもメリットが!
カリー・カリー店主・菅原さん:1台だけでオフィス街で売っているのと、何台かでまとめて売っているのではお客さんのウケが違うんです。
そう、1台より何台かまとまっていた方が目立つし、いろいろ選べる。ということで、お客さんが集まりやすいんです。
さらに…
キッチンTAPOchan・松本さん:メローさんがフードトラックを出すのにいい場所を持ってますから。人もいますし、中々そういう所を個人で借りようと思っても借りられないので。
そしてメローには、たくさんの「広場」を作ってるからこその作戦が!
お客さん:フードトラックが来る前は、アクアシティに行ったりとか、周りにお店はあるんですけど、食べ尽くしてしまって…フードトラックは毎日お店が替わるのでメニューに困ることないです。
そう、月曜から金曜まで日替わりで呼び込むフードトラックを入れ替えているんです。
だから、平日、ほぼ毎日のようにフードトラックに買いに来る人も多いんだとか。
さらに最近では…。
柏谷社長:こちらのお店はデザインも当社がプロデュースしています。銀座の人気イタリアンなので、僕らが銀座のお店に電話して、一緒にフードトラックやりませんかと声をかけて始めてくれたお店なんです。
銀座で人気のイタリアン「コルポデラストレーガ」は、ランチだけフードトラックを始めることに。
そのプロデュースまでメローがしてあげたのです。
スタッフ:お店でランチはやっていなかったんですか?
コルポデラストレーガ・谷口さん:ランチはやってました。でもお店が10坪ぐらいなので、入れても14人ぐらいなので1日すごい入っても30人ぐらい。フードトラックを始めてみたら意外に楽しく意外に売れる。200食を超えることはざらにある。こんなにすごいんだって思いました。
なんと、お客さんの数が、お店でランチを出していた時の6倍以上に!
柏谷社長、かなりオイシイのではないでしょうか?
柏谷社長:儲かってます。月のランチの売上げは4千万円ぐらいです。
メローはフードトラックでがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:これは考えましたね。昔でいう屋台村みたいな感じですよね?
森永さん:常設だと借りるのが大変なんですけど、これは昼の2、3時間ていう時間を区切って借りてて借りやすいんですよ。だから一気に広げるってことができるんですよね。
加藤さん:社長おいくつですか?
柏谷社長:32歳です。
加藤さん:いくつからこのビジネスをやりだしたんですか?
柏谷社長:30歳からです。それまではIT企業を経営してたんです。
加藤さん:ちなみにどういうITをやられてたんですか?
柏谷社長:アプリを作ってました。自分で作って28歳の時に上場して、以前、AKBのアプリも作ってました。その時に指原さんの声を撮りました。
指原さん:え〜そうなんですか!
手ぶらでOKの◯◯広場に変身してがっちり!
続いての儲かる広場は、埼玉県富士見市に。
案内してくれたのはデジサーフの高橋社長。
ショッピングモール「ららぽーと富士見」の敷地に、その「広場」があるらしいんですが…、
高橋社長について行くと…
駐車場のはじっこのスペースに人の姿が…
一体、ここで何が行われているのでしょうか?
高橋社長:広場をバーベキュー場にしてるんです。
そう、デジサーフは、「バーベキュー」の広場を作っている会社なんです。
人気の秘密は、普通はバーベキューをするときに持って行くものを、デジサーフのバーベキュー広場は全部用意してくれるんです。
テーブルやイスに、炭やお皿、調味料、事前に申し込んでおけば、肉や野菜まで!
この手ぶらでオッケーのバーベキューが好評で、高橋社長、あちこちの広場や空きスペースを見つけては、バーベキュー場にしているんです。
ただの芝生だった公園はもちろん、競馬場のコースの内側やビルを建て直す前の空き地など。
このビジネスを始めてわずか7年で…
その数、全国に60ヵ所!と、かなりの急成長です!
そして、いま一番狙っているのが、
「駅前の広場」。
駅前は便利でいいですけど、バーベキューができるスペースなんてあるのでしょうか?
高橋社長:あります。ショッピングセンターの上の方ですね。
高橋社長が目をつけた駅前の広場、それは…
ショッピングセンターの屋上スペース!
あんまり使われてなかった屋上をデジサーフが変身させたのです。
お客さん:いつもバーベキューは河原でやるんですけど、準備するのが面倒臭いからここにしましょうって。
お客さん:ここは雨でも屋根があるんで、雨天でも全然大丈夫です。
こちらの屋上には、もともとフットサルコートが2面あったんですが、その片方をバーベキュー場に!
駅近のショッピングセンターの屋上とあって集客効果は抜群!
さらに…
ショッピングセンター側にも儲かるメリットがあるんです!
どういうことなのか、京王電鉄、京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターの八角(やすみ)さんにお伺いしました。
八角さん:食材の持ち込みが可能なので、施設の1階にスーパーマーケットがありますので、そちらの肉とか野菜とか酒類の売上げが伸びて館内にいい効果があったと思います。
お客さんは下に降りればスーパーがあるから、足りなくなったらすぐ買いに行けて、超便利。
まさにウィンウィンの関係。
高橋社長、暇さえあればいい広場がないか探してるらしく、その方法はけっこう地道。
高橋社長:グーグルアースで上から広場を探すんです。駅直結型を探してます。例えば、住宅街とかすぐ横にマンションが建ち並んでいたりとか、そういった場所は煙があがるので避けるようにしています。
たしかに、条件のいい広場を探すには、空から確かめるのが一番かもしれません。
そして、いいスペースを見つけたら、テーブルやイスを並べるわけですが、デジサーフでは、バーベキュー専用のモノを会社で独自に開発!
例えば…
高橋社長:こちらがラグジュアリーソファーです。
シックなラグジュアリー席、今流行の豪華キャンプ、グランピングの雰囲気を演出。
さらに!
高橋社長:これ木目に見えるんですけど、実は木じゃなくてステンレスでできているんです。そういった物が世の中にないので、全部作るところからスタートです。このビジネスは。
アウトドア感がありながら、耐久性があって、お手入れも楽々。
こうしたパーツを揃えることで、日本各地にどんどんバーベキュー広場を展開することが可能になっているんです!
しかし!ここで一つ難問が…。
このバーベキュー広場、冬になると、客足がガクンと落ちるのではないでしょうか?
でも高橋社長、そこはすでに考えていました。
高橋社長:今年からスケートリンクをやろうと思ってます。プラスチックのシートでスケートリンクが作れますので。
バーベキュー広場にプラスチックシートを敷けば、冬はあっという間に、アイススケート広場に!
デジサーフの年間売上げは30億円!
これからはさらにがっちり!いきそうですね!
▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:会社の屋上ってまだやってないんですか?
高橋社長:まだやってないですね。
森永さん:会社の屋上でバーベキューできたら楽しくないですか?
加藤さん:こうなるとフードトラックが黙ってませんよ。
柏谷社長:さっきお話して連携できるねっていう話を。
高橋社長:飲食が弱いのでフードトラックさんが来てくれれば食べ物で面白いものができますね。
柏谷社長:下ごしらえしたもので鉄板で焼くと美味しいものっていっぱいあるんですよ。それをフードトラックで仕込んで、お客さんはそこで買って持って行って焼くだけで…。
加藤さん:今後、面白いコラボがみれそうですね。