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がっちりマンデー!!

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2017年10月1日放送

特集

糸井重里社長の「ほぼ日」ってなんだ??手帳からハラマキまで!熱烈ファン集める謎を解く?

ゲスト

株式会社ほぼ日 代表取締役 糸井重里さん

番組内容

バラエティに富んだ記事がタダで読めてしまうインターネットのサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を運営している株式会社「ほぼ日」を特集!広告をまったく掲載しないのに儲かる「ほぼ日」の秘密を、頑張って「ほぼ」解明する30分です!

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糸井重里さんが社長の「ほぼ日」。どうやって儲けているのか?を探る!

株式会社「ほぼ日」は今年3月、株式を上場。今から19年前、1998年にスタートしたインターネット上の読み物サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を運営する会社。
しかしそのホームページ運営自体では一銭も入らず、そのかわり物品の販売で収益を上げていて、しかもどのグッズもバカ売れらしい!
そんな「ほぼ日」の儲かる秘密を探るべく、取材ディレクターが向かったのは東京都青山にある本社。

オフィスの前に着くとそこには代官屋敷のような扉に…

レトロな電話。

中へ入ると、手前になぜかゴリラの置物。
自由な発想を大事にという糸井社長の想いから、オフィスのコンセプトは「大人の幼稚園」。のっけから上場企業のオフィスとは思えない変な物ばかりです。
「ほぼ日」の社員数は74人。オフィスの中にお邪魔すると…
かなり静かなんですが、皆さんどういったお仕事をしているのでしょう?
広報の冨田さんにお伺いすると、

広報・ 冨田さん:ほぼ日刊イトイ新聞が更新されて、その更新の確認を今やっています。

「ほぼ日」の運営するインターネットサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」。 掲載されてる糸井重里さんのコラムは"ほぼ"ではなく、今日まで毎日パーフェクトに更新されています!しかも特徴的なのは会員制ではなく誰でも全部タダで読むことができ、しかも開設以来、広告を載せずに運営している事。

…しかし、それでは一銭もお金にならない。
では「ほぼ日」はどのようにして稼いでいるのかというと、

ほぼ日刊イトイ新聞のサイト内と東京・京都にある直営店で購入できる、「ほぼ日」オリジナルのグッズ販売!手帳にタオルに土鍋に腹巻、カレースパイスなどジャンルはかなりバラバラ!でもその年間売上はなんと37億円!!

でもそれだけ商品が売れているなら、手間暇かかる記事なんて書かないで商品販売だけをすればいいような…と思ってしまいますが、実はこの読み物サイトを運営する事こそが売り上げに繋がっているんです!
直営店でお買い物中のお客さんにお話を伺うと…

お客さん:サイトは毎日見ています。
お客さん:ほぼ日刊イトイ新聞の小ネタ劇場が好きでサイトを訪問するたびに読んでます。

そうなんです!商品を買っているのは月100万アクセスを誇るサイトの読者!
「ほぼ日」のファンが商品を買う場合もあれば、商品を買った人がサイトの読者になるというパターンもあり、「ほぼ日 の読み物も好きで商品も好き!」という"ザ・ほぼ日ファン"と呼べる人達が会社を支えているんです!

そんなにもファンの心をつかんで離さない、ほぼ日刊イトイ新聞の気になる中身は…というと、各界の著名人と糸井さんとの対談特集をはじめ、ファッション、グルメ、くらしの情報など、まるで女性向けの雑誌のようなラインナップ。

しかし、ほぼ日の記事には何やらほかのサイトとはちょっと違うこだわりが。何が他と違うのか?社長の糸井重里さんに直接お話を伺いました。

糸井社長:頭を横に動かさない視界に入るギリギリの量が27文字かなあと思って。目をあまり動かさないで(スクロールしながら)ずっと見ることができますよね。フォーマットを考えるまで結構苦労して色々試した結果です。

「27」。実はこの数字、「ほぼ日」のサイト1行あたりの最大文字数で、「ほぼ日」では全ての文章が必ず27文字以下で改行されてるんです。
読む人が読み易いようにと、ほぼ日刊イトイ新聞がスタートした1998年からずっと続くルールで、これを全社員が徹底しているため社員同士のメールも必ず27文字以内なのだとか!
そして、もちろん記事の書き方にも独自のこだわりがありました!
「ほぼ日」の編集を担当する菅野さんにそのこだわりを伺うと…

菅野さん:読むリズムや現場の雰囲気を出す為に、「ほぼ日」の記事は普通はカットする「ああ」とか「うん」などの相槌をわざと残して入れたりしています。

こうすることで文章にリズムが生まれ、その場で聞いているような臨場感ある記事に仕上がるそうで、場合によっては言っていなくても敢えて相槌を足して書き込む事も。

そして!「ほぼ日」の記事で編集者さんが一番気をつけていること、それが…
「大げさに言わない!」
特に商品を紹介する際についつい使いたくなりがちな「大ヒット」「バカ売れ」「大好評の〜」などの宣伝文句を使うのはNG!

菅野さん:糸井社長からも、ものスゴく正直に書きなさいと言われています。「本当に大好評!」って、じゃあ具体的に何なんだ?という話になってしまうので。

読みやすくて臨場感があり、しかも正直な情報も書いてある。そんな居心地のいいサイトだからこそ、「ほぼ日」ファンがこぞってお買いものをしてくれる。
なんとも愛され上手なビジネスです!!


▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:やっぱりコピーライターをやられてた糸井さんだからこそ、パッと見て読み易いというのは昔から考えてこられた事なんですか?
糸井社長:そうですね。読んでくれない人とか僕の事を相手にしてくれない人と出会いたい訳ですから。広告の仕事をやってなかったらこういう風には作らなかったかも。

糸井社長:読み物で人を惹き付けるっていうか、皆が面白いって言ってくれる事と、商品みたいなものを発明して作ってそれで喜ばれる事は同じだなって思ったんです。
加藤さん:じゃあそこから確実に良い商品を売れば、売れるものだとそこで確信になったんですか?
糸井社長:自分達がホントに欲しくない物は要らない!って。そこで決めたんじゃないかなあ。
加藤さん:今、大多数に好まれるであろうと思われるような商品ばかり、スゴい世の中に多いですよね。やっぱここに関してのアンチテーゼみたいなのはあります?
糸井社長:大いにあります。やっぱり「このヤローっ!」っていう気持ちがありますよね。同んなじようなものがワッと並んでて、誰も何も考えて買って無いんじゃないかなっていう。買い物客としての、それはおもしろくないなっていう気持ちはちょっとありますね。それが原点じゃないかな〜。

看板商品「ほぼ日手帳」は何故売れる?!大人気!手帳作りのヒミツに迫る!

"社長"としての糸井さんのお仕事ぶりを拝見!
水曜、午前11時30分、ほぼ日の大会議室へ。
毎週欠かさず開かれている、水曜ミーティング!

毎週水曜の1時間半、社員と向き合っているんです。 

ミーティング終わりに社長室についていくと…

社長室はこんな感じ。
サイトに載る、著名人とはここで対談することが多いんだとか。

奥の社長机の上には漫画や書籍、左手にはラグビーボールや野球ボールなど、乱雑にものが置いてありました。

さて「ほぼ日」の事業を支えるのがオリジナル商品の販売。
その中でも売り上げ全体の7割を占めるのが「ほぼ日手帳」!
手帳だけで年間売上げ26億円!!

ほぼ日手帳は、本体とカバーに分かれていて、カラーやデザインのバリエーションが多いのが特徴。

そして、もちろんその中身に細かいこだわりが隠されています。
手帳に使用する紙はトモエリバーという手帳専門の紙。これが薄くて軽くやわらかくて書きやすい!
もう一つ、ほぼ日手帳の細かすぎるこだわりが「マス目」。

マス目になっているとスケジュールを書けるし、メモとしても使える!しかも絶妙なのが「色の薄さ」。
マス目が目立ちすぎない分、イラストを描くなんてことも可能!

さらに、社員の方が「これは、ほぼ日にしかできない!」と最も力説するのが…

デイリーページの下の方にあるコラム。
手帳の全てのページに、ほぼ日刊イトイ新聞に掲載された記事からの抜粋された言葉がついています。

どの言葉を載せるか、それを決めるのは「ほぼ日」が誇る敏腕編集者・永田さん。
たった1人の編集者が毎年、全社員からほぼ日刊イトイ新聞の記事の中のおすすめの言葉を集計し、1000以上集まる言葉から、その日に合う、季節に合う、言葉をじっくり噛みしめ、365日分当てはめていくんです。

そんなこだわりがぎっしり詰まった、ほぼ日手帳ですが、毎年どんどん進化をしています!

アンケートなどでもらったユーザーの意見を参考にし、線の細さや、マス目の大きさなど使いやすい大きさをとことん追求し続けているんです。2002年発売当時、4mm平方だったのを、7年目に3.45mmに変更、8年目に現在と同じ3.7mmに。

そんな貴重なユーザーの声を集めるために、イベントも開催!

今年も銀座のロフトで開催された「ミーティングキャラバン」は全国各地で催されている、ほぼ日手帳の人気イベント。でも手帳のイベントって、どんなことをするのでしょうか??様子を見てみると…

その日思った事をイラストで描く人、プライベートと仕事で何冊も使い分けてる人、ほぼ日手帳を親子で使っている、など"ほぼ日手帳ユーザー"たちが自分の使い方を披露しあう場になっているんです。

例えば、中には、可愛いわが子の成長を何冊にも渡り、毎日記録している奥様も!
イベント参加者は、自分と違った使い方を見て、よりいっそう手帳への愛を深め、「ほぼ日」側はユーザーの意見を集め、次の商品開発に活かす。
こうして、ほぼ日手帳は毎日進化しているのです!

そんな大人気の手帳でがっちりの「ほぼ日」ですが、一方で現在、新たな商品を開発中との事!一体、何を…?
今度はそのプロジェクト会議へ。
すると会議室内にあったのは…

地球儀!もちろんただの地球儀ではなく…
これ、専用アプリを使って見てみると、

大陸の歴史や文化をチェックすることができるという優れもの!!
発売に向けてのミーティングでは「あったらいい、けど本当に必要か?!」という所から会議を何度も何度も繰り返すのだとか。
この地球儀の手ごたえを糸井社長に伺うと…?

糸井社長:(がっちりの)"が"くらいじゃない?今まだ育てているとこ。"ちり"のところを今、一生懸命考えている。まだ今年3月に上場したばかりの新人ですから。がっちりって言ってみたい!

日々、進化する「ほぼ日」はこれからまだまだ、がっちり!!!


▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:(ほぼ日手帳をスタジオで実際試して)紙質ほんといいですね。でもこういうの作る時、コストも考えますよね?
糸井社長:はい、でも良い物でちゃんとお金も交換したいなと思うと、コストはかかってもそこはそのまま行こうというのはありますね。
加藤さん:儲けたいっていう気持ちはどれくらいあります?
糸井社長:儲ければやれる事が増えるのは確かなので。あと僕らが儲かる事で嬉しがる人がやっぱり想像できるんですよね。儲けたいっていう気持ちがないとやっぱりダメで根性が出ないです。ただ、お金は武器・弾薬なんで目的にしてはダメだと思いますね。

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