過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2014年11月30日放送

特集

絶好調!儲かるお魚屋さん! 売上げ260億のマンモス魚店に自分で漁する居酒屋まで!

ゲスト

森永卓郎さん、さくらまやさん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、「儲かるお魚屋さん」!
でも、太平洋のクロマグロは大幅に規制されそうだし、ウナギの稚魚の値段も高止まりしたまんまだし・・・
しかし!心配ご無用!逆風の中でも、知恵と工夫でがっちりなお魚屋さんがあるんです!
そこで、今回はがっちり儲かっているお魚屋さんのヒミツに迫ります!

■放送内容をシェアする

◎新鮮な魚を売り切ってがっちり!「角上魚類」!

まず最初にやってきたのは、東京都東久留米市にある「角上魚類」というお店。
中に入ってみると・・

お客さんで大混雑!
角上魚類は、首都圏の郊外を中心に22店舗を展開する巨大お魚屋チェーン。
その年間売上は、260億円!
一体、何故そんなに売れるのでしょうか?
それにはもちろん理由がありました。
お魚の値段を見てみると・・・

さんまが一尾100円!
今が旬のほっけも250円!
さらに本マグロの切り身100gが550円など、普通のスーパーと比べ2割ほど安いらしい。
角上魚類 小平店の早瀬弘一店長にお話を伺いました。

早瀬店長:仕入れが一番かもしれないですね、仕入れ力がウチは一番強いんで!

角上魚類のお値段のヒミツは仕入れにあり!
そこで伺ったのは新潟の中央卸売市場。
ここで魚の買い付けをしているのが、角上魚類 商品部 鮮魚課の凄腕バイヤー・札木満さん!
セリの様子を見せてもらいました。
まずは、北海道産の甘エビ!
しかし、札木さんピクリとも動きません。
すると・・・

先に他のバイヤーさんに買われちゃった!
それでも、動じる気配は無し。
ほんとに買う気あるのかなぁと思っていたら・・・

札木さん:マル!

おもむろに声を上げた!
そして・・

どんどん札を置いていく。
これ、角上魚類がゲットしたってこと。
一体、何が起きていたのかわかりますか?
新潟の市場のセリは、全国でも珍しい下げ競りという方式。
競り人が徐々に値段を下げていって、バイヤーはその値段だったら「買い」と思ったところでコールする。
そして残った箱は、さらに値段が下がっていくという、普通のセリとは逆のやり方なのです。
角上魚類の札木さんは、この下げ競りで良いモノをより安く買い付ける達人!
ここだ!と見極めたらドカンと大量に買い付ける!
でも、なんでこれだと安く買えるのでしょうか?
競り人の祝(ほうり)さんにお話を伺いました。

祝さん:値段の安いやつを一気に角上魚類がまくっちゃうから他の仲買いさんも、少し高いと思っても、ひと箱ふた箱の魚がいる人は、やっぱり先に買わないと角上さん声出せば、全部持ってかれちゃう!

そう!角上魚類が一声上げると、欲しい魚が丸ごとなくなっちゃう!
だから、他のバイヤーさんたちは、焦って早めに買っていく。
ライバルがいなくなれば、セリ値はググッと下がる。
そこで札木さんがごっそり買い取る。
巨大なお魚屋さん、角上魚類ならではの作戦なのです。
こうして仕入れたお魚を、ここから22店舖に発送するのですが、各店への魚の送り方も独特。
この日、小平店には・・

札木さん:秋鮭ですね、秋鮭をお店に余計にやって売ってもらおうかと。

スタッフ:いいんですか勝手に決めちゃって?

札木さん:うん!こっちからやって、売ってもらう!

普通、店の仕入れは、店からの発注で行われるものですが、角上魚類はちょっと違う。
何の魚をどのくらい送るかを決めるのは、魚を買い付けたバイヤー。
午後1時、小平店にトラックが到着。
発注してないのに突然やってきた計60本もの大量の秋鮭を見た店長は・・・

早瀬店長:こういうことは日常茶飯事なんですけど、鮭はちょっと今日考えてなかったですね。

一体、60本の鮭をどう売り切るのか?
ここからが店のスタッフの腕の見せどころ!
角上魚類は、売れ残った魚を捨てる廃棄率が、なんと!0.05%!
仕入れた魚、ほぼ全てを二日で売り切っちゃう!
何でそんなことができるのでしょうか?

まずひとつ目のポイントが対面販売。
「三枚におろして」や「切り身にして」というお客さんの要望にその場で応える。

大量の秋鮭は、最初から切り身にして販売。
そして、廃棄率を減らすためのもうひとつのポイントが・・・

早瀬店長:丸魚で売ってるのは、鮮度的に明日に回したくないものは、お刺身、お寿司、惣菜で
加工して販売してしっかり売り切ります。

そう、まずは鮮魚で売って、残りそうなら刺身や寿司、さらには惣菜にして全てを売り切る。
このタイミングを判断するのが店長最大の任務。
店内の商品をチェックしながら、刺身や惣菜にする頃合を計るのです。
そして、午後6時半の閉店間際には、お魚がなくなる!
あの60本の秋鮭は?

早瀬店長:ちょっと思うように行かなかったんですけど、ただ明日で売り切れるメドはつきました。

スタッフ:今日はどれくらい売れたんですか?

早瀬店長:今日は結局30本くらいですね。

やっぱり二日で売り切っちゃうってことですね。
この日の売上は480万円!
これが週末の土日になると1000万を超えることもあるらしい。
そんな角上魚類は新鮮な魚を売り切ってがっちりです!

▼スタジオでお聞きしました。

森永さん:普通の魚屋さんて、少なくても4〜5%は廃棄しないといけないんですね。でもそれがほとんど無いからスゴいですよね。

加藤:4〜5%廃棄するってことは、4〜5%分を売っているお魚に乗っけるってことですよね?でも廃棄が0.05%だと魚自体も安くできると!

◎漁師直結でがっちりの居酒屋「四十八漁場」!

次にやってきたのは、東京池袋にある「四十八漁場」。
東京を中心に14店舗を展開する海鮮居酒屋チェーンです。

でも、普通の居酒屋と何が違うのでしょうか?
店員さんの接客を見せていただきました!
すると・・・

今朝とれた?
こちらでは・・・

店員さん:今日しか食べられないお魚がいっぱいあるんですが。

今日しか食べられない?
確かに店の入口にも、店内の黒板にも「今朝どれ」って書いてあるけど、そんなにスゴいことなんでしょうか?
四十八漁場を運営しているエー・ピー・カンパニーの水産バイヤー・倉本満隆さんにお聞きしました。

倉本さん:九州宮崎の離島で朝とった魚を、その日の内に入れてるお店は、たぶんウチぐらいしかない!

そう!この店最大のウリはスピード感!
普通、遠い地方でとれた魚は、まず地方の卸売市場でセリにかけられ、東京築地市場に入るのはその次の日、お店まで二日間はかかるけど四十八漁場は、地方から直接やってくる!
しかし、その日の朝、九州の離島でとれた魚が、どうやってその日のうちにお客さんの前に並ぶのでしょうか?
そこにスゴい仕組みがあるらしい!

そのヒミツを探るべく、やってきたのは東京から800km、宮崎県延岡市の離島・島ノ浦。
小谷水産の小谷哲啓さんにお話を伺いました。

スタッフ:こんな時間じゃないとダメなんですか?

小谷さん:ダメなんです。東京のお店に間に合わないんです。早くしないと、急がないとダメなんです!

なるほど!
2時10分、スタッフも乗せていただき出航!
15分ほど走って沖に出ると最初の漁場に到着。
真っ暗な海で前日に仕掛けておいた定置網漁が始まります。
漁をするのは、地元の漁師さんなんですが、一人だけエー・ピー・カンパニーの方もいる!

そう!この会社、漁師を社員として雇って、漁船に地元の漁師さんと一緒に乗り込む。
この時、乗っていたのはプロジェクト48 延岡事業所の竹井哲則さん。

竹井さん:やっぱり、自分たちでホントの漁をしてるかしてないか、そこの差はかなり大きいと思います。

一緒に漁をして、「とれた魚を市場に出荷する前に買い付けてもいい」という契約をしているのです。
そして船の上で、黙々と作業しているのは・・・

スタッフ:こんなところにバイヤー倉本さん!何をしてるんですか?

倉本さん:神経締めです。

スタッフ:船乗るんですか?

倉本さん:船もうバンバン乗って、こっちの方が本職で!
なんと池袋のお店で会ったバイヤーさん!
東京では滅多に出回らない珍しい魚を、次々にゲットしていきます。
例えば・・・

倉本さん:カゴカキダイ!熱帯魚みたいなんすけど、これが今の時期脂がのってて滅茶苦茶うまいんですよ!

一方、それで船長や地元の漁師さんは儲かっているのでしょうか?

小谷さん:まあ儲かるというか、魚を入札じゃなくて、安定した値段で価格を決めて買ってもらっていますから安心ですね。

大漁でも不漁でも、決まった金額で買ってくれるから、漁師さんにとっても悪くないってことなんですね。
午前4時、浦城漁港に到着。
すると、ここにもエー・ピー・カンパニーの社員漁師が待ち構えていて、東京に送る魚を大急ぎで箱詰めする。
4時45分、漁港を出て宮崎空港へ。
7時半の便に積み込んで空路東京へ。
9時、羽田空港に到着。
そして、11時、お魚が到着したのが羽田空港のそばにある「今朝獲れセンター」!

倉本さん:ここは魚の流通センターみたいなところです。

スタッフ:自前ってことですか?

倉本さん:うです!

エー・ピー・カンパニー自前の魚流通センターに、全国10ヶ所以上の漁港や市場から直接魚が集まって、ここで仕分けされて各店舗に送られる。
ちなみに、宮崎でとれたカゴカキダイは、南池袋店に送られました。
午後1時半、四十八漁場のお店に本日のお魚が到着。
そして、午後5時に開店なんですが、バイトの女の子と料理長が、なにやら話し込んでる様子。

女性:「今日カゴカキダイが入ってる」って言ってるんですけど。

店長:食べたことは?

女性:ないです。漁師さんも食べたことないって書いてある。

この「漁師さんも食べたことない」という情報は、社内向けのSNSに地方の社員漁師が書き込んだもの。
この社員漁師と店の従業員の情報交換が、接客にもいかされているんです。
漁師さんと店の従業員、お客さんが繋がっている感じが、四十八漁場の一番の売りなんですね。
そんなエー・ピー・カンパニーの四十八漁場は漁師直結でがっちり!

▼スタジオでお聞きしました。

森永さん:社員が漁船に乗っている例ってほとんどないと思うんですよね。あそこの会社は自分の船も持っていて自分でとりに行っちゃうこともあるんです。

◎漁の様子を生配信の通販番組!

次にやってきたのは、九州は長崎県の西、五島列島にある福江港。
ここで、お魚業界が騒然となった取り組みが行われているらしい!
待ち合わせたのは、漁師さんではなく、ジュピターショップチャンネル マーチャンダイジング本部の福島啓友さん。
ジュピターショップチャンネルとは衛生放送などで、通販専門番組を作っている業界最大手!

スタッフ:産地直送通販ってことですか?

福島さん:そうです。ここから直接お客様の元まで届けてしまおうと!

スタッフ:よくありますよね?

福島さん:それがですね、ちょっと違うので、とりあえず明日の朝、ここに来てもらえばわかります。

ということで翌朝6時、港に行ってみると、出航準備中の漁船が一隻。
マルセイ水産の片山和彦社長にお話をお聞きしました。

スタッフ:今日狙いはなんですか?

片山社長:狙いですか?魚ですね!

ま、とにかく、通販業界騒然の取り組みを見せてもらうべく出航!
20分ほど沖に出たところが漁場。

あら?これは定置網漁ってことですよね?
ここでとれた魚を産地直送するだけ?と思っていたら・・・

スマホを持った男性が、いきなりレポーター風にしゃべり始めた!
これは一体?

そう!ジュピターショップチャンネルは漁師さんが魚をとるところを生中継でネット配信しているんです!番組名は「トルトコミテ」。
この生中継中にとれた魚を、通販で売るってことらしい。
生放送の様子は・・・

こんな感じ!
スマホで撮った映像は、インターネット中継で全国に生放送!
お客さんは放送を見ながらクリックすればお魚を買えるのです。

福島さん:漁の臨場感というのも、この方が楽しんでいただけるのかなと思ってこういうカタチにしています。

この日とれたお魚のセットがこれ!お値段3990円。
漁次第で何が入るのかわからないっていうのもウリなんだとか。
片山社長にも話を聞いてみると・・・

片山社長:みんなが、従業員も意識しとるけん「あぁ!中継されるぞって!」ってね!

スタッフ:モチベーション上がりますか?

片山社長:あがるよ!

まだまだ儲かるというレベルじゃないらしいのですが、漁師さんのテンションは上がってます!

▼スタジオでお聞きしました。

加藤:森永さん、これはネットだからできることですね?

森永さん:そうですね。いままで野菜とかでは生産者の顔が見えるってアチコチでやるようになったじゃないですか、だから生産者の顔が見えるっていうのも安心だし、ライブで見ると凄く新鮮で美味しそうに思っちゃいますよね。

■放送内容をシェアする

このページの先頭へ戻る

Copyright© 1995-2020, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.