過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2014年8月10日放送

特集

謎の新企画!「知られざる『ポリ』の世界」ポリエチレン・・・ポリウレタン・・・コンビニで大活躍のポリ○○も!

ゲスト

森永卓郎さん、小島瑠璃子さん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、「儲かるポリの世界」!
ポリエチレンにポリスチレン、ポリエステルにポリウレタンなどなど、
身の回りにはポリ○○がいっぱい!
そこで今回は、知っているようで知らない「儲かるポリの世界」のヒミツに迫ります!

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◎儲かる「ポリ"エチレン"」!

まず最初にやって来たのは、群馬県伊勢崎市にある積水化学工業株式会社。
出迎えてくださったのは、積水化学工業株式会社 群馬工場長の中村伸吾さん。

スタッフ:ポリを使ったモノを作っていると聞いたんですけど・・・

中村さん:はい!ポリエチレンです!

1つ目の儲かるポリはポリエチレン!
名前は聞いたことありますが、どんなポリなのでしょうか?

中村さん:一言でいうと「ポリの王様」です。プラスチックの樹脂の約25%がポリエチレンで作られています。いろんな製品に幅広く使われています。

ポリの王様・ポリエチレンは、年間製造量なんと250万トン!
こんな製品に使われています。

中村さん:バケツであったり、袋、それから容器類など、身近にたくさんあります。

確かにどれも身近!
ペットボトルも「PET」は「ポリ エチレン テレフタラート」の略でポリエチレンの親戚。
こんなに使われるのには、もちろんワケがある!

中村さん:熱をかけるとすごく柔らかくなって、その状態でこういう形にして、それから冷やすと、硬い形状のものが出来ます。

そう!ポリエチレンの特徴は、ちょっと温めるとグニャグニャに柔らかくなり、ちょっと冷やすとガチガチに固まること!
だから、色々な形にしやすい。
では一体、ポリエチレンは何からできているのでしょうか?

中村さん:エチレンというガスをつないでいって、大きな分子にしたのがポリエチレン。

そもそも「Poly(ポリ)」とは「たくさんくっつける」という意味で、「ポリ〜」と名前が付く素材は、石油やガスから作られた色々な分子をくっつけたもの。

ポリエチレンも石油から出来たエチレンガスの分子をギュっとくっつけて出来ている。
そんなポリエチレンを使って、今日本中にぐいぐい広まっている儲かり製品があった!

中村さん:このポリエチレンパイプ、「エスロハイパー」です!

スタッフ:何に使われるんですか?

中村さん:水道のパイプになります。

このエスロハイパーは、ポリエチレン製の最新型水道管!
これまで水道管といえば、土管は地震などで割れる、金属管は錆びる、という弱点がありましたが・・・

中村さん:これはポリエチレンなので、もともとポリ袋の様にやわらかい特性を持っていますから揺れても壊れません。

ポリエチレン製なのでもちろん錆びる事もない!
さらには強度も十分で思いっきり曲げても、重機で踏んだりひっぱったりしても大丈夫!
さらに一番水漏れしやすい継ぎ目もポリエチレンらしい方法でばっちり補強。

中村さん:パイプとパイプを繋ぎ合わせる所に発熱する線が入っています。

そう!エスロハイパーの継ぎ目部分には、あらかじめ電熱線が埋め込まれてあって、電気を流せば管との間のポリエチレンが溶けて完全にくっつく!
ということで実際にやってもらいました。
慎重に継ぎ目部分を固定し、電極にソケットを接続し数分待てば・・・

ご覧のとおり!
今や日本中の自治体から引っ張りだこ。
既に地球半周分が設置されているそうで、まさに儲かるポリ。
そんな積水化学工業はポリエチレン管でがっちり!

◎儲かる「ポリ"プロピレン"」!

続いての儲かるポリを探してやって来たのは、茨城県にある株式会社エフピコ。
ここでは一体どんなポリを作っているのでしょうか?
株式会社エフピコ ストア支援事業部の前田知司さんにお聞きしました。

前田さん:こちらで作っているのは「ポリプロピレン」になります。

耳馴染みはないですが、皆さんよくご存知の場所で使われているんです。

そう!コンビニで売っているお弁当やお総菜の容器。
裏にはポリプロピレンの略、「PP」って書いてある。
コンビニのお弁当や総菜といえば、年間売上げ2兆円の巨大儲かり市場!
ならば、このポリプロピレンも相当な儲かりポリのハズ。
では一体なぜ?ポリプロピレンがコンビニの容器にたくさん使われる事になったのでしょうか?
そこにはポリプロピレン最大の特徴が関係していました。

前田さん:一番の特徴は熱に強いってことですね。

そう!熱に強いのが最大の特徴!
そこで、エビマヨをポリプロピレンの容器と、ポリスチレンというポリの容器にのせて電子レンジで温めて比較してみると・・・

ポリスチレンは穴が空いてしまうけどポリプロピレンは大丈夫!
これ、マヨネーズに入っている油が、レンジで温めるとすぐに100度以上になってしまう。
ポリスチレンが90度くらいで溶けちゃうのに対し、熱に強いポリプロピレンは130度まで耐えられる。
約40年前に開発され、今やコンビニの食べ物には欠かせなくなりました。
そんなポリプロピレンの製造でエフピコはシェア1位に!
すると・・・

前田さん:さらにですね、ポリプロピレンの容器は進化しておりまして、ぜひとも御覧頂けないかなと思いまして。

出てきたのは一見普通の透明の容器「PPSA」。
どの辺が進化しているでしょうか?

前田さん:透明度を上げたんです。

そう!今までポリプロピレン容器は、どうしても透明にできなかった。

そのため、下のトレーは色つきのポリプロピレン、上のフタは透明のポリスチレンという組み合わせが一般的でした。
しかし、これだと温めた時、ポリスチレンのフタが溶けてしまう恐れがあるので、薄いポリプロピレンのシートを入れて防ぐという苦肉の策で対応していました。
でも、透明なポリプロピレン、成型できるPPSAなら大丈夫!
トレーもフタも透けているので、中の料理がおいしく見え、こんなことも・・・

前田さん:実は生の食材をチンしてすぐに食べられるんです。

スタッフ:これは生野菜と豚肉、こっちはアサリですか?

なんとこんな食材をPPSAの容器に入れて、チンするだけで蒸すことができる!

前田さん:容器に特殊な加工を施しまして、適度に圧力をかけながら、蒸気を適度に外に逃すんです。

そう!フタの端にあるこの溝が余分な蒸気を逃がすことで、食材に適度な蒸気の圧力が掛かり、まるで圧力鍋のような蒸し料理までできちゃうんです!
そこでPPSAでチンした食材を食べてみることに・・・

スタッフ:うん!普通に蒸されていて、いい感じでおいしいですよ!

ポリプロピレンが透明になったことで電子レンジの可能性がまた一つ広がった!
そんなエフピコはポリプロピレンでがっちり!

◎儲かる「ポリ"ウレタン"」!

続いての儲かるポリを求めてやって来たのは、愛知県にある株式会社イノアックコーポレーション。
ここではどんなポリを作っているのでしょうか?
出迎えてくださったイノアックコーポレーション 専務執行役員の尾関真史さんに伺いました。

尾関さん:こちらでは「ポリウレタン」を作っております。

ポリウレタンは、台所用のスポンジやベッドのマットレス、車のパーツにも使われている超重要ポリ!
その特徴は・・・

尾関さん:水を吸収したり保水したり衝撃吸収性ですとか。

そう!ポリの中でも吸水性と弾力性が抜群に高いのがポリウレタンの特徴!
そのヒミツは作り方にあるという。

尾関さん:これが代表的なウレタンの原料であるポリオールとイソシアネートです。

この2つを一緒にし、よくかき混ぜてしばらくすると・・・

2つが混ざったとたん、液体は急激に泡だって膨らみ、数十秒後には容器からはみ出した!
さらに・・・

スタッフ:あっ!あっ!!おおー!出来ました!これ、生まれたて!

2つの液体をまぜると、気体がブクブク発生する反応と、固まろうとする反応が同時に起こるのがポイント!
ブクブク出来た泡が固まって、スポンジみたいになるのです!
イノアックの工場ではこの性質を利用し・・・

スタッフ:液体がブワーっと出てるんですけど、これが膨らんでるんですか?

尾関さん:そうです、先ほどカップで見た反応がコンベアー上で行われてるんです。
         
材料の液体は機械の中で混ざりあった直後にベルトコンベアーの上に吐き出され、20倍以上の大きさに膨らんで巨大な直方体に!

スタッフ:身長から見てもこの大きさが!

尾関さん:ちょうど90cmくらいあります!

この巨大なポリウレタンの塊を60mでカット、さらに必要に応じてカットされるので、倉庫には出荷を待つ巨大ポリウレタンがゴロゴロ!
用途別に色を変えているそうで、例えば黒いポリウレタンはハンガーの肩の部分に使うクッション材として使用、洋服をかけたときクッションになるよう柔らかいのが特徴。

尾関さん:こちらはお値段の高い家具、高級ソファーですとかカウチですとか、このひと塊で約7万円します!

弾力性に富むのが特徴!
その他、車のシートからスキー用ゴーグル、ブラジャーまで、あっちこっちで使われているイノアックのポリウレタンは年間売上げ1500億円!

一方、静岡県の富士ゴム産業株式会社へ。
代表取締役の宇佐美裕之社長が出迎えてくれました。
こちらでは今後かなり儲かりそうな画期的なポリウレタン製品を作っているそうなんです。

宇佐美社長:水耕栽培用のウレタンです。

そう!このポリウレタン、植物が育つ、いわば土の代わりポリ!
家庭でも作れる「かいわれ大根」から、工場でつくる野菜まで対応。

スタッフ:よく見るとちっちゃい十字型に穴が開いてる!

宇佐美社長:切れ込みが入ってるところに種を入れて育てます。

植物を元気に育てるためのこんな工夫も・・・

宇佐美社長:水分の保持力が非常に良いバランスになっています!

そう!水分が足りなければ枯れ、多いと腐ってしまうため、種一つあたり12mlぴったりに保水するようにできています。
この水耕栽培用ポリウレタン、需要はどんどん伸びていて年間売上げは1500万円!
そんな富士ゴム産業はポリウレタンでがっちり!

◎儲かる「ポリ"スチレン"」!

続いて儲かるポリを探してやって来たのは、静岡県にあるトーホー工業 焼津工場。
出迎えてくださったのは、トーホー工業株式会社 代表取締役の近藤大輔さん。
こちらでは一体、どんなポリを作っているのでしょうか?

近藤社長:ポリスチレンです。

スタッフ:ポリスチレン?発泡スチロールじゃないですか?

そう!発泡スチロールの原料がポリスチレンなんです!

発泡スチロールの裏には、「PS」のマークが。これ「ポリ スチレン」の略。
特徴は、ポリの中でもバツグンに値段が安いこと!
だから、魚用の箱から家電製品の梱包材まで、とにかく色々なところに使われており、私たちの暮らしに欠かせないポリなんです!
では一体、ポリスチレンから発泡スチロールをどうやって作っているのでしょうか?

近藤社長:これが発泡スチロールの原料です。

なんとも細かい直径1mmほどのツブツブ、これがポリスチレン。
このツブツブに、熱い蒸気を当てると・・・

元のツブツブに、気泡がまぜてあり、それが熱で膨張することで、膨らむというしかけ。
だからツブツブを型に入れ蒸気で熱すると、1分後には製品のカタチになる!

表面に目を凝らすと、発泡したポリスチレンの粒がギュウギュウに並んでいるのが分かる。
発泡スチロールの中は小さな気泡だらけ!
驚くなかれ、なんと98%が空気で出来ているんです!
だから、いくら積んでも軽いってワケ。
さらに空気をたくさん含むので、羽毛布団やダウンジャケットと同じく、断熱・保温の効果に優れ、魚や野菜を運ぶのにもって来い。
こちらの工場、焼津にあるのですが、それはもちろん、日本有数の巨大漁港、焼津港があるから!
ほぼ空気なのに、年間1600トンもの箱を作っているんだとか。
すると近藤社長、この発泡スチロール箱にはもう一つ、儲かりビジネスがあるという!
そのビジネスを求めて向かったのは築地市場!
すると・・・

ありました!
ここが発泡スチロールのもう一つの儲かりビジネスの現場!
築地市場協会 次長の熱田秀さんにお話を伺いました。

熱田さん:使い終わった発泡スチロールを再利用する形にしています。

そう!ここ発泡スチロールのリサイクル工場。
使い終わった箱を粉々にし、機械の中で圧縮して・・・

最後はこんな板に!
見た目は少し汚れていますが、ポリスチレンのかたまりなのです。

熱田さん:中国をはじめ東南アジアのほうに輸出しています。

この板1枚200円程度でアジア諸国に輸出され、ボールペンの軸やおもちゃなどに加工。
それを日本に輸入するんだとか。
1年間で処理する量は、なんと!2350トン!
色々なビジネスチャンスを生んでいるポリスチレン!
そんなトーホー工業はポリスチレンでがっちり!

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