過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2014年7月27日放送

特集

サントリーの水とお茶とボトルの秘密に迫る「水」を守る番人が山奥でやっている事とは!?

ゲスト

サントリー食品インターナショナル株式会社 代表取締役社長 鳥井信宏さん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、「サントリー」。
ウイスキーやビールで有名ですが、「お水」や「お茶」「コーヒー」など、お酒以外の飲み物でもがっちり儲かってる!
その年間売上げは、なんと!1兆1000億円以上!
そこで今回は、飲み物でがっちりな儲かり企業「サントリー食品インターナショナル」の儲かりのヒミツに迫ります!!

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◎儲かる飲み物「天然水」!

飲み物でがっちりの「サントリー食品インターナショナル」。
ペットボトル緑茶「伊右衛門」は国内シェア2位!
コーヒーの「BOSS」も国内シェア2位!
そんな中、一番売れているのが・・・

お水!
「南アルプスの天然水」をはじめとする天然水シリーズは年間販売本数、なんと!約7億2000万本!
ミネラルウォーター市場では18年連続日本一!
では一体、サントリーのお水は何でそんなに売れるのでしょうか?
そのヒミツを探るべく、南アルプスがある山梨県の天然水南アルプス白州工場へ。
製造ラインでは、とれたてのお水を毎月4000万本ボトルに詰めて出荷している。

サントリーでは、白州工場の他、鳥取の奥大山と熊本の阿蘇の3工場でボトリングしています。
なので商品のラベルもそれぞれ違う。
そんなサントリーのお水へのこだわりは工場だけじゃない!
大阪にある水科学研究所に伺うと水間桂子さんが何やら作業を行っていました。

スタッフ:ここでは何をされてるんですか?

水間さん:サントリーの天然水が3工場あるんですけど、それぞれの水の味わいの差をみています。

水と一口に言ってもとれる場所や時期によって、微妙に味わいが違うため、味にブレがないかチェックしているんだとか。
そこで、番組スタッフが飲み比べてみることに!
まずは南アルプスの水。

スタッフ:水ですね・・・

続いて奥大山。

スタッフ:水ですね・・・

最後は阿蘇。

スタッフ:水ですね・・・

水間さん:訓練して頂ければ違いが分かるようになると思います。

水間さんいわく、南アルプスと奥大山はスッキリしていて、阿蘇のお水はまろやかなんだとか。
お水にこだわりまくっているサントリー、あまりにこだわり過ぎて、とんでもない仕事をしている人がいるという。
と言うことで、やって来たのは天然水南アルプス白州工場の真後ろにある山。
そこでお会いしたのは、エコ戦略部 チーフスペシャリストの山田健さん。

スタッフ:なんのお仕事をしているんですか?

山田さん:山の整備をしています。研究とか整備とかです。

一体、山の整備とはどんなお仕事なのでしょうか?
と言うことで、いざ入山!
登り始めて30分、川が流れているわけでもないのに水の音が!
すると・・・

山田さん:こういう水が我々の工場の地下深くまで届いてる!

これこそ、山の中に染み込んで不純物が取り除かれた湧き水なのです。
でも、何でこんな広い山の中でここに水があると分かったのでしょうか?

山田さん:こちら側の谷を見ていただくと、スゴく苔がいいでしょ?岩が苔むしてる!つまり洪水のような流水をしない山になってるんで苔が生える!

苔むした岩があるところには豊富な地下水が流れているなど、山田さんは山を見ればどこに水脈があるか分かる水の達人なのです!

山田さん:この松の枝が上を向いている間っていうのは、実は根が真っ直ぐ下に生えてるんです。ということは水はどんどん染みるということです。下で岩盤とか硬い部分に根がぶつかると、枝は横に動きます。完全に根が下に入れなく横に伸び始めると枝は下に降ります。

松の木の枝を見るだけで分かるというからスゴイ!
さらに山の中を進んで行くと・・・

山田さん、今度は双眼鏡で何かを観察し始めました。

スタッフ:何を見てるんですか?

山田さん:ここは元々はスズ竹という笹が一面に生えていたところだと思われます。それを鹿が全部食べてしまって、今は全く何もない状態になっています。このまま放置していたら崩れます。

土砂崩れが起きると、土壌が流され大事なお水がとれない!
なので、土砂崩れが起きそうな場所を見つけたら、山の環境を壊さないように、階段状に木の柵を作って美味しいお水が確保できるように山を整備しているのです。

◎儲かる飲み物「伊右衛門」!

さて、お水と並んで売れに売れている儲かり飲み物がお茶の「伊右衛門」。
一体、どのようにして作られているのでしょうか?
やって来たのは、伊右衛門を共同開発している製茶メーカーの老舗「福寿園」。
出迎えてくださったのは、福寿園 茶匠 谷口良三さん。

スタッフ:何者でいらっしゃるのでしょうか?

谷口さん:私は伊右衛門の原料茶を担当している福寿園の社員でございます。

伊右衛門に使われる茶葉を厳選しているスペシャリスト!
茶葉の形状につや・色合い、さらにお湯を入れて香りに水色、そして味をチェック!

谷口さん:これは確実に使えます。

スタッフ:どういう特徴があるんですか?

谷口さん:どしっとしてるんですよ。香りの質も非常に豊富ですし、爽やかな香りがします。

見て、触っただけでわかってしまう。
さらに味の審査では・・・

谷口さん:ちょっと水色が赤いですね。これは欠陥品になると思います。欠陥品は苦渋味が強すぎて舌にまとわりつくような苦渋味があるんです。

多い時には1日100種類の茶葉をチェックするという谷口さん。
国内で発売する伊右衛門は全て谷口さんの舌にかなった茶葉だけで作られているんです。
そしてもうひとり、伊右衛門作りで大事なスペシャリストがいる!
食品事業本部 商品開発部「伊右衛門」担当7年目の小林真一さん。
谷口さんとのミーティングでは・・・

谷口さん:飲んだ後の余韻が・・・

小林さん:鼻から抜けるような爽やかな香りがしますね!でもこれ飲料にしちゃうと、ちょっと品質が下がっちゃうんですね。

スタッフ:何の話をしてたんですか?

小林さん:ドリンクの場合は冷たくして飲むので、最後ゴクゴクとスッキリ飲めて爽やかな香りが残るというのが今のお客さんが求めていることなので、どういう茶葉でどういう風に加工して立てるのかを今議論していました。

スペシャリスト2人のブレンドで深みのある美味しい伊右衛門が出来上がるのです!
そんな伊右衛門が昨年、さらなる儲かり商品を生み出した!
それが・・・

トクホ飲料の特茶!
最大の売りは体脂肪を減らすってこと!
サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 研究部 主幹研究員の中村淳一さんにお聞きしました。

中村さん:この特茶にはですね、ケルセチン配糖体という植物に含まれているポリフェノールが豊富に含まれてます。それが体脂肪を減らすのを助ける効果があるんです。

エンジュと呼ばれる花に含まれているケルセチン配糖体に、体脂肪を減らすのを助ける効果があることを実証した中村さん。

8年の歳月をかけ、ようやくトクホマークをゲットしたのです!

▼スタジオでお聞きしました。


加藤:福寿園さんと一緒にやることになったいきさつは、どういういきさつだったんですか?

鳥井社長:我々だけでは茶葉の知識が不足しているということで、私どもの方から茶葉の知識を色々と教えてくださいということで福寿園さんにお願いしました。

加藤:さらに水は凄いですね山田さん!あの方がいないと山も守れないですし、水源を発見することもできない。あの方は元々どんな方なんでしょうか?

鳥井社長:元々はコピーライターだったんです。一緒に山に登ったことがあるんですが、山田から学んだことは山はほったらかしにしてるとダメになってしまう。だから手入れしてあげる、まさにドクターみたいな人です。

◎「入れ物」の製造現場に潜入!

飲み物にこだわっているサントリーのもうひとつのこだわりが、商品の「顔」である「入れ物」。
ハートのデザインが特徴の「グリーンダカラ」や、あの顔を見れば、ピンと来る缶コーヒーの「BOSS」など、どれもこだわりが感じられるデザインばかり!
その辺のヒミツを探るべく、宣伝・デザイン本部 デザイン部長の水口洋二さんのもとへ。
実は水口さん、伊右衛門の入れ物をデザインしたスゴイ人なのです!
早速、デザイン部があるお部屋へ・・・

水口さん:いやいや!ここは社内でも限られた人しか入れないようになっているんです。

そう!扉の一歩向こう側では、超トップシークレットのニューデザインを製作中!
そのためサントリーの社員でも入室できるのはごくわずか。
さて、サントリーが「入れ物」に、とことんこだわっているのには、もちろんワケがある。

水口さん:お客様は大体2秒位で決断しちゃうんですね。買うか買わないかを。

飲み物の主戦場といえば、やっぱりコンビニの売り場。
ここで、パッと見て欲しくなる入れ物じゃないとダメ!
例えば、「伊右衛門」の場合は・・・
水口さん:7mm高くした!通常のボトルよりも。もうとにかく気づいてもらわないことには御託を並べてもしょうがないので!

各社横並びだったペットボトルの高さを7mm伸ばした!
さらに・・・

水口さん:高くした分、ちょっと細くくびれも付けて持ちやすくしました。

そして、入れ物全体のイメージは?

水口さん:竹の水筒をイメージして作りました。

深みのあるお茶が飲めそうな竹の水筒をイメージ!
さらに、南アルプスの天然水の入れ物を良く見てみると・・・

ラベルの上と下でデザインが違う!
実はこれ、上が氷、下は水の流れを表現しているんだとか。
そして、サントリーにはデザインとはまた別の角度から、「入れ物」にこだわっている部門があるという。
そこでやってきたのは、神奈川県川崎市にあるサントリー商品開発センター。
出迎えてくださったのはSCM本部 新包材技術開発推進部長の高田宗彦さん。
「キャップをスムーズに開けるにはどうしたら良いか?」、「飲み口の幅はどれくらいが飲みやすいか?」など、入れ物の機能を日夜研究開発しているのが包材部!
高田さんによると、いま現在、ドリンク入れ物業界で、最大のバトルが繰り広げられているテーマが「軽量化」。
そんな業界競争の口火を切ったのがサントリー!

高田さん:私どもが最初47gから40gにして当時、最軽量だったんですが、一年後にはそこから2g軽くなって38gというのが他社さんから出されまして、その一年後にまた私どもが36gと言うことで2g軽くしまして、そうすると一年後に35gがでまして、その一年後に32gというような競争が続いております。で、いまコチラが29.8gで2ℓでは最軽量となっております!

そんなペットボトル軽量化戦争は、現在も進行中!
では一体、どうやって軽量化しているのでしょうか?
23gから2.5g軽くした伊右衛門の場合は・・・

高田さん:これは竹をスパッと切ったときの切り口をイメージして出来ているんですけど、この切り口の角度がカクっとなっているために上から力が掛かりますとラベルが折れてしまうんです。そこで切り口の角度を微妙に立ててます!寝てるやつをちょっと立てるだけで強度が増すということで3gの軽量化に成功しました。

設計図を重ねて比べてみると少しだけ角度が上がってる!
これによって強度が増すので、その分軽くできたってワケ。
こうした、ちょっとしたアイデアの積み重ねで、ペットボトルの軽量化がどんどん進んで行ってるんです!

デザインが決まると、いよいよボトル作り。
すると、ここで高田さんがとっておきのアイテムを見せてくれました!
それが・・・

高田さん:実はこれがペットボトルなんです!ペットボトルの元!プリフォームと呼ばれる試験管状のもの!

ペットボトルの元となる、プリフォームがあれば、作り方はわりと簡単!

ペットボトル専用の製造マシンにキャップ部分を装填したら、隣の機械で一気に熱する!
最後にペットボトルの金型の中に入れ、空気で膨らませると・・・

完成!

高田さん:これが非常にノウハウのかたまりです!長さ・大きさ・肉厚にノウハウが詰まってます!

高田さんたちの地道な開発のおかげで、少ない資源でしっかりしたペットボトルが作れるのです!

▼スタジオでお聞きしました。


加藤:軽量化は大事なんですか?

鳥井社長:資源をできるだけ使わない!これはエコということで環境経営としてスゴイ大事ですし、当然軽い方が輸送コストだとか原材料コストが安く済みますから、それだけお客様にも安定して安くお届けできますので。

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