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「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2014年6月22日放送

特集

日本全国に398店舗!「無印良品」登場!㊙儲かるデザインとは!?㊙13冊のマニュアルとは!?

ゲスト

株式会社良品計画 代表取締役会長松井忠三さん

番組内容

今日のがっちりマンデーは「無印良品」!
無印良品といえば、衣料品に、食料品、家具に家電に、なんと"お家"まで!暮らしに必要なものはなんでも揃う!しかも、ちょっとおしゃれに揃うってことで、お客さんが、たくさんやってくる。現在、日本全国に398店舗!世界24ヵ国に「MUJI」として258店舗を展開!世界に誇るメイドインジャパンなブランド!
今日は、儲かるブランド「無印良品」のヒミツが丸ごとわかっちゃう30分です!

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■「無印良品」儲かりの仕組み!商品開発のヒミツとは!?

儲かるブランド「無印良品」。まずは、お店をのぞいてみましょう!

スタッフ:オシャレですね〜。

スマートな店内には、レジに長蛇の列が。

お客さん:統一的ですよね。色とか形とか。
お客さん:シンプルなので飽きがこないですよね。

「無印良品」、人気のヒミツは、メモ帳からトースターまで、どの商品もシンプルかつおしゃれで統一されているところ。

このシンプルおしゃれは、どうやって生み出されているのか。ヒミツを探るべく、商品開発の心臓部、本社の生活雑貨デザイン室へ。すると、何やら会議中のようですが、一体これはなんでしょうか、室長の矢野さん!

矢野さん:防災についてのモノづくりのご相談をしていたところです。MUJIのアドバイザリーボードであり、デザインをやって頂いている深澤直人さんです。

そう、この深澤直人さんこそ、無印デザインのキーマンなのです。

無印の生活雑貨は、全部、深澤さんがチェックしています。深澤さん、無印デザインの特徴って、一言で言うと?

深澤さん:無印良品は、色に関して結構うるさいです。そのモノが持っている色を使うってことがまず大前提なので。

そう、シンプルデザインを生み出す大きなルールのひとつが「素材の色をそのまま使う」ってこと。プラスチックの容器は透明。家具はそのままの"木"の色、といった具合に、素材の色をそのまま活かしている!

すると、色自体は違うのに、全体的にナチュラルな感じに揃って見えるから不思議。さて、今日の会議で話し合われているのは?

矢野さん:防災のためのセットです。

新しい"防災グッズセット"のデザインについてのアドバイスを頂こうということらしい。

深澤さん:1つのパッケージになっているっていうのが意外と重要だと思う。と同時に、キャリーと全く同じサイズのインナーバッグを…。

防災グッズは"いれもの"が大事とのことで、深澤さん、おもむろにイラストを描き始めた。

つまり、キャリーバッグにぴったり入るサイズの、"防災グッズの袋詰めセット"を作れば、
ささっと入れ替えがきくということらしい。使い方や機能まで、とことん考えるのが無印デザイナーの真骨頂。

また、使いやすい商品を作るために全国に展開する店舗では、あることを徹底しているということです。

矢野さん:お客さんの、ライブの声をスゴく大切にしてます。

そう、とにかく「お客の声」を、アノ手コノ手で拾いまくる!こちら有楽町店、入社1年目の三宅さんの接客を見てみると…

お客さん:寝具のものとかって上の階ですか?
三宅さん:ベッドのようなものですか? そうですね家具家電は3階でのお取り扱いになっています。

これはごくごく普通の接客ですが…三宅さん、メモ帳に何やら書き始めた。そしてよく見ると、三宅さんだけじゃない。店内の至る所で店員さんのメモを取る姿が。

スタッフ:今、何書かれていたのですか?
三宅さん:今、お客様にお問い合わせがあったのを忘れないようにメモにしています。
スタッフ:"識別リングに名前を書けないか"と書いていますね。
三宅さん:はい。

これ、どういう事かというと、お客さんに、シャンプーの識別リングに名前が書けるものがないか尋ねられて書いたもの。

ちょっとしたお客さんの質問などから、
「こうすればいいのに」「これがあればいいのに」を反映させるため、メモ書きが欠かせないってわけ。で、店員さんが拾いまくった声が全部集まる会議が「お客様の声プロジェクト」。あらゆる部署のリーダーたちが、大量に寄せられた意見の中から、今後どれにどう対応するかを決めていくのです。例えば…季節限定ティーバッグ「はと麦&レモングラス」について「味がよくわからないのに24袋は多すぎる」って意見。

これに、まずはお客様室の最上さんが…

最上さん:いきなり「はと麦&レモングラス」が24袋は冒険じゃない?

すると食品部の見市さんは…

見市さん:まぁ、そうですね…。

いろんな部署が集まって意見を出し合う事で、開発や改善のヒントが見えてくるってワケです。さて、ヘルスアンドビューティー開発部では、最近、お客の声をもとに、画期的な商品が生まれたのだとか。

宮尾さん:こちらは、詰め替えボトルを洗うブラシなんです。

無地の定番「ペット詰め替えボトル」。シャンプーなどを何度も詰め替えて使うのですが、お客さんから、ボトルの中の隅の部分がキレイに洗えないという意見が。そこで、3月に誕生したばかりの「隅まで洗えるボトル用ブラシ」。先端を靴下の様に曲げたら角にジャストフィット!「簡単に洗えちゃう!」と、発売からわずか2ヵ月で、8千個を売上げたとのこと!

お客さん:かゆい所に手が届く感じで助かります。

かなり地味な商品ですが、売れるってことは、それを欲しがるお客さんがたくさんいるってことですよね。さて「生活雑貨デザイン室」では、さらにもう一歩踏み込んで、お客さんの声を吸い上げるという試みが。

秋山さん:一般家庭を訪問して、色々なシーンを見せてもらって、商品開発のヒントを探そうという試みです。

お客さんのお宅にスタッフを派遣。生活パターンや、行動パターンを細かく分析し、新商品の開発につなげようというもの。例えば、家庭訪問で見つけた"タコ足配線"。そこで作ったのが「ジョイントタップ」。これ、コンセントの差し込み口を自分好みに変えられるとバカ売れ!しかも、最近のタコ足の大きな原因が「ケータイスマホの充電器」ということも分かったので、タップの先に充電用のUSB差し込み口まで装備!するとこれが、年間20万個以上を売上げるお化け商品に! 

スタッフ:給料は上がったのですか?
高橋さん:いえ、それはあまり関係ありません。
矢野さん:(上がらなくて)すみません!!

あらっ、上司の矢野さん、いらしたのですね。

▼スタジオでお話を伺いました。

加藤:新商品が生まれても、お給料は変わらないんですね。
松井会長:それはあまり変わらないですね(笑)。うちは、特許を取るような最先端ではないんですけど、使いやすさというのを、お客さんの声から拾って作っています。
進藤:ちなみに、お客さんの声から生まれたもので、切れ目の付いたバスタオルがあります。これ、切れ目があって、切れば雑巾としてでも使えるというものです。
加藤:なるほど、切っても解れないようになってるんですね。あと…会長、シャンプー容器の中身を洗う道具、売れると思いました?
松井会長:いえ、僕も最初は売れると思わなかったです。出してみないと分からないですね。だんだん、お客さんのニーズを掴むのも難しくなっています。
加藤:でもこうやって、新たな商品がどんどん出るから、またお店に行きたいと思うんですね。

■「無印良品」儲かりの仕組み!「ムジグラム」とは!?

今や、年間売上げ2200億円と、絶好調の無印良品。しかし、実は今から13年前の2001年には、38億円の赤字に転落するという大ピンチがあったのです。この時、当時の松井会長は、虎の巻を作成!これを元に、無印は再びグイグイと儲かり始めたのでありますが、その「スゴイ虎の巻」とはいったいどんなものなのか?
現在も全店舗で使われているということで、有楽町店へ!

どんな時に使うのか、新人アルバイトの鈴木さんの後についていくと、何やら時計売り場が気になるようですが…鈴木さん、小首を傾げて、どこかへ行っちゃった。鈴木さんが向かったのは事務所。そして戸棚からファイルを取り出した!

スタッフ:これは何ですか?
鈴木さん:これはムジグラムです!

そう、これぞ松井会長、自らしたためた虎の巻「ムジグラム」!

鈴木さん、どうやら店に展示されている時計の時刻がムジグラムと違うということで確認しに来ていました。正しい時刻調整は10時9分33秒とのこと。それが、長針、短針、秒針が絶妙なバランスで見えるのだとか。そう、ムジグラムは、無印良品での仕事の仕方をあらゆる分野にわたって、細かく、全13冊、2000ページもあるのです。
「売り場に立つ前に」の「笑顔」の項目には、「販売スタッフは七分咲きの笑顔」で応対すること、目は自然で優しい目元プラス、アイコンタクト。口は口角を上げるプラス歯が見える、アゴは床と水平に…って肩こりそう!
「陳列・メンテナンスの基本」には色の並びは左から右に、薄いから濃いになる様に。さらに、商品の面を棚の一番前で合わせ、備品を使用する時は備品の面を陳列棚の一番前で合わせます…ってことまで書いてある!

お店を見てみると、本当にそうなっています。とにかく、こうして細かく書いておけば、上司や先輩に聞かなくても仕事ができるようになる。また、教える人や、お店によって、言うことが違い、アタフタなんて事がなくなる。

そして、中身はマニュアルっぽくならないように、こういった場合はこうするといった事が書いてあります。ムジグラムは、いわゆるお仕着せマニュアルとはちょっと違う!どの項目にも、いの一番に、なんのために、なぜそれをやるべきなのかが書かれている!

陳列・メンテナンスの基礎って項目なら、お客様にとって見やすくわかりやすく、選びやすい売り場を保ち、購買意欲につなげるためといった具合。これを元に、もしムジグラムが違うな、と思ったら、自分はこう思うと変更、追加を願い出ることが出来るのです。こちら本部では、今日も、全国からいっぱい集った「ムジグラムをこう変えてほしい」の検討会議中!まずは「お店でたたんだ状態と同じ形で納品して欲しい」というお願い。これ、衣服売り場の、コットンシルク洗えるシリーズというニットについての要望。確かに、全国398店舗の店員さんが、ニットを陳列する際に毎回たたみ直していると、膨大な時間のロスがでる。ということで、この提案は採用!

でもって、ムジグラムへの改善提案をたくさん出して採用されると、会社から褒めてもらえるのだとか。細かい提案をたくさん出している店舗があるというのでお伺いしました。表彰された時に貰う表彰状がいっぱい。川口店はどんな提案が採用されたのですか?

スタッフ:どういう内容で表彰されたのですか?
瀬田さん:そうですね、元はそもそも記載がありませんでした。

そう、もともとムジグラムに載っていなかった伝票の処理の方法や、処理をする期限などを明確にして欲しいという提案が見事採用になったという。それまでなかったのが不思議な気もしますが。でも不採用だったのもあるそうで…無印良品の商品の名前とカテゴリーが書いてあるところ、「ヘルス&ビューティ」の項目の文字が切れて「ビューテ」になっている。そこを指摘したけど、システムの決まりで8文字しか入力できないということで採用にはならなかったそう。

ムジグラム以外にも、松井会長は社内にいろんな仕組みを作っている。午後6時半、就業直後の本社へいってみると、天井の電気もあらかた落ちて薄暗くなったフロアを怪しく歩き回る社員さんが1人。なんと、こちら、残業者の見回りをしているそうです。ダラダラ仕事をやっても効率が悪いということで数年前から始めたのだとか。

見回りの社員さん:お疲れさまです。
残業していた社員さん:お疲れ様です。帰りま〜す!
見回りの社員さん:はい!お気をつけて〜。

見回りが来たとたんに、とっとと帰る!帰る!なんだか生活指導の先生みたい!

スタッフ:他の社員さんに嫌われません?
見回りの社員さん:おそらく、好かれはしないですね。

いろんな仕組みを考え、実行に移す松井会長。次はどんな儲かる仕組み、考えているのですか?

▼スタジオでお話を伺いました。

加藤:会長、細かいですね〜。
松井会長:いえいえ、100人店長がいると、100人のばらつきが出てしまいます。なので、誰がやっても、最良のやり方ができるようにしたいと思って作りました。
加藤:配送から、売り場づくりまであるんですね。あと、ネクタイの結び方まで!
松井会長:全部で2000ページあります。毎月20ページずつ、つまり1パーセントずつ変わるんです。だんだん仕事内容が変わっても、ちゃんと100パーセント実施されるのが大事なんです。
加藤:全社員が考える形になっているんですね。

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