過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2014年2月16日放送

特集

新企画!「実はコレ、ウチの登録商標です!」 ポリバケツも!マジックテープも!コロコロまで!?

ゲスト

森永卓郎さん、保田圭さん

番組内容

みなさん、ご存知ですか?セロテープに、ポストイット、さらには万歩計など、どれも当たり前のように呼んでいますよね。でも…これ全部、どこかの会社の商品名、登録商標なのです!では、なぜ一企業の商品名が、こんなに有名になったのか!?それは、世の中になかったものを最初に作ってかなり売れちゃったから!ということは、きっとそこには、儲かりのヒントが有るに違いない!というわけで今日のがっちりマンデーは…実はアレ、ウチの登録商標!アノ商品の本当のスゴさが、再発見出来る30分です!

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街で見かけるあのバケツの登録商標!「積水テクノ成型株式会社」

実はアレ、ウチの登録商標です!
まずやって来たのは、東京都千代田区にある「積水テクノ成型」という会社。こちらでは、どんな儲かり商標を登録しているのか?

出原社長:ポリバケツです。

なんと「ポリバケツ」は、積水テクノ成型の登録商標なのです!

その証である「Rマーク」もちゃんと付いている!

さて、その誕生は今から50年以上前の1957年。プラスチックの大手メーカーだった積水化学が、日本で初めてポリエチレン製のバケツを生産販売!ポリエチレンのバケツ…だから「ポリバケツ」。当時としては、とっても画期的だった。当時のブリキのバケツにあった、重い、錆びるなどの弱点をすべてひっくり返したのがポリバケツだったのです。
しかも、「プラスチック」という素材が、超イケテル最先端だったようで…

出原社長:嫁入り道具のひとつにもなりました。

そう、嫁入り道具にポリバケツ!シャンパン入れにポリバケツ!東京の超有名高級ホテルのゴミ箱にもポリバケツ!と、今じゃ、考えられないくらい、オシャレなアイテムだったのです!

そして1962年、全国にその名を轟かせることになる、さらなる進化形が登場!それが、ゴミ出しなんかで、よく使う大型ポリバケツ。その名も「ポリペール」!もちろん登録商標されました。

そして、実はコレ、発売のきっかけとなったのは東京オリンピック。当時、家庭やお店から出たゴミは、通りに設置されたゴミ箱に捨てていた。これだと、どうしても臭いがキツイ。そこで、軽いから持ち運べて、フタを閉めれば生ゴミの臭いが漏れないと、東京都がポリバケツを採用。すると、全国の市町村から「ウチでも使いたい」と問い合わせが殺到。
それにしてもこれだけ有名になって、さぞや喜んでいるかと思いきや、出原社長には、こんな悩みが…

出原社長:積水テクノ成型の商標と知らずに発売するメーカーが後を絶たないので、そのたびに呼びかけています。

もはや、他に呼びようがないほどに定着した、超有名登録商標「ポリバケツ」!

スタッフ:他の呼び方があるとしたらなんと呼べばいいでしょうか?
出原社長:"プラスチック製のバケツ"じゃないでしょうか?

60年近く経った今でも、年間30万個も売れているロングセラーのポリバケツ。
こりゃ、かなりがっちりですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤:ポリバケツって登録商標なんだね。ポリエチレンのバケツっていうのを略しただけなんだけど、よく考えたよね。

保田さん:ぞうきんがけのときとか、絶対これ使いますよね。

加藤:もう、これじゃないとやる気でないよね(笑)

森永さん:他の会社がポリバケツで登録しようとすると、連絡してるって言ってたじゃないですか。ただ、これ、あまりに名前が一般化してくると、権利公開しなきゃいけなくなるんです。例えば「エスカレーター」「ドライアイス」「ホームシアター」とかはそうなんですよ。

ピタッと止める魔法の道具の登録商標!「クラレファスニング株式会社」

続いてやって来たのは福井県坂井市にある「クラレファスニング株式会社」って会社。
一体どんな儲かり商標が登録されているのか?

田野さん:実は、マジックテープがウチの登録商標です!

そう、誰でも一度はお世話になった事があるはずのマジックテープ!実は、クラレの登録商標なのです!

その誕生は、今から54年前の1960年。繊維メーカー大手だったクラレが国内初のマジックテープの生産販売を開始。

田野さん:その頃は、世の中で止めるものと言ったらホック、スライドファスナーなど、点と線が普通だったんです。

そんな中、登場したマジックテープは新方式の面で留める。それも、ペタッと重ねるだけ!その上、何度でも留めたり、剥がしたりできる。まさに魔法のようなテープだという事で、クラレではマジックテープと命名して売り出したのです。ところが、最初はどこでどう使えば良いか分からず、発売当初はほとんど売れなかった。そんなマジックテープが、日本中で大ブレイクするきっかけになったのが…

田野さん:新幹線の開通で、座席のカバーに採用されたのがキッカケです。

そう、マジックテープは、1964年に開通した新幹線の座席カバーに採用されたのです。

この便利さが日本中に知れ渡り、一気にあらゆる所で使われるようになったのです。さて、マジックテープといえば、気になるのはそのしくみ。工場長の田中さん、どんな仕組みなの?

田中さん:マジックテープは織物でできています。

そう、マジックテープは、しなりがあって、切れにくい特殊な糸で織ってある。触るとチクチクする方がフックで、ちょっとふわっとしている方がループって言うらしい。

で、ループに絡むってどういう事なのか、それぞれの表面を顕微鏡で見てみると、フックがループにしっかり引っかかっている。しかも、絡んでいる本数が1本だったり4本だったり。

たとえ、引っかかってない箇所があっても、その他の無数のフックがカバーしてくれるから、しっかりくっ付いちゃうのです。クラレファスニングでは、年間、地球1周分のマジックテープを生産。国内シェア60%。ダントツでがっちりなのです!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤:マジックテープもなんですね。マジックテープは一般的には何と呼ぶんですか?

進藤:マジックテープは一般的な言い方は、面のファスナーって言うそうですよ。

加藤:それじゃ分からないね。

保田さん:コレ、すごいお世話になっていました。「モー娘。」時代にコンサートの早着替えで使ってました。

加藤:へぇ〜。あの歌ってる合間にビリビリってやってたんだ(笑)

お掃除の強い味方のアレの登録商標!「株式会社ニトムズ」

実はアレ、ウチの登録商標です!
続いては愛知県豊橋市にある「ニトムズ」って会社。ここに、どんな儲かり商標が登録されているのか?

森下さん:実は「コロコロ」です。

そう、よく「あのコロコロ、どこにある?」って言ったりしませんか?コロコロとしか言いようがないアレ、実は、ニトムズの登録商標なのです!

発売から30年間。本体だけで4000万本。取り替え用の粘着テープに至っては、4億個を売り上げているコロコロ。では、なぜこんな独創的な商品が誕生したのか。そこには、ある商品が深く関わっていたのです。

森下さん:ゴキブリの捕獲器で、1978年に発売された「ゴキ逮捕」です。

元々、ニトムズは粘着テープの日用品を数多く作っていた会社。粘着テープで新たな商品をという事で開発されたのが「ゴキ逮捕」でした。黄色い棒の先端に粘着シートを付けて、ハエ叩きのように叩いてゴキブリを捕まえるという斬新なアイテム。ところが…

森下さん:大失敗だったんです。

そう、ゴキブリの動きが速過ぎて獲れない。しかも、隅に逃げたら叩けないと大不評。全く売れず在庫の山。その結果…

森下さん:負債が1億円以上になりました。

社運を掛けてまで作ったゴキ逮捕が大コケ!もはやこれまで…と思ったその時!

森下さん:ガムテープを逆巻きにしてペタペタとゴミを取っていた社員がいたんです。それを見た開発マンがこれはいけると思ったそうです。

そこから、粘着テープでゴミをくっ付けて取るという、それまでなかったおそうじ用具の開発に着手!5年の歳月をかけて完成させたそうです。
ところで、コロコロって何であんなにたくさんカーペットに付いたゴミが取れるのか知っていますか?実は粘着シートに秘密があるのです。
製造担当の尾崎さんに伺うと…

尾崎さん:スジ塗りという特徴があります。

スジ塗りって何!?実際に塗っているシートをよく見てみると細かいスジがたくさん入っている。これ、塗る所と塗らない所をつくって、デコボコにしているのです。これが、ゴミがよく取れるヒミツ!

尾崎さん:粘着剤が平らに塗られていると表面しかとれないのですが、凹凸にする事で、カーペットの奥までしっかり食い込むんです。

なるほど、だからキレイにゴミが取れるのですね!

それにしても、コロコロって名前、一体、誰が付けたんですか?

森下さん:お客さんから、商品について問い合わせがあったとき、「あのコロコロ回るやつないの?」って聞かれて。それでコロコロになりました。

そう、お客さんの言葉がキッカケだったそうです。じゃあ、最初はなんて名前だったのですか?

森下さん:最初は粘着カーペットクリーナーという名前でした。

最初は全然違う名前。しかし、コロコロにチェンジした事で、ますます売上げもアップ!現在、100種類以上のコロコロを展開しているニトムズ。国内シェアも50%でトップ!かなりコロコロでがっちりですね。

▼スタジオでお話を伺いました。
進藤:コロコロも登録商標ですね。

保田さん:主婦としては家のお掃除で毎日使ってますよ。

加藤:コロコロってやっぱり耳に残りますもんね。

森永さん:やはり商品のネーミングってかなり大事ですから。

あの人気のお酒の登録商標!「大関株式会社」

続いてやってきたのは、兵庫県西宮市にある会社。どんな儲かり商標を登録しているのかというと…ワンカップ!
そう、「ワンカップ」は、江戸時代から300年以上続く老舗酒造メーカー「大関株式会社」の登録商標なのです。

酒屋さんをのぞいてみても、いっぱいワンカップ系のお酒はあるけど、ワンカップって名前がついているのは、確かに大関だけ!

湧田さん:一般的にはカップ酒と呼びます。大関だけがワンカップ酒になっています。

大関だけが名のれる、このワンカップ。誕生はちょうど50年前の1964年。日本酒がビールに押され始めていた頃、"いつでもどこでもすぐに飲める"をコンセプトに、清酒業界では初となるコップサイズの日本酒を発売したのです。
今でこそ当たり前ですが、当時、日本酒はおちょこなどで飲むのが一般的だった。

そんな中、ワンカップの登場はとにかく革命的でした!手軽に持ち運べる上、フタを開けたらそのまま飲めちゃうワンカップに世のお父さまはビックリ!
さらに清酒業界を驚かせたのが透明のビンというところ。どういう事かと言うと…

湧田さん:日本酒は光と温度の変化に弱いんです。なので、なるべく遮光性を高くするために茶色い瓶を使っていました。

そう、日本酒に直接日光が当たらないように、一升瓶は茶色や緑色にコーティングするのが鉄則!なのに、あえて透明にしちゃったのです。でも、何で?

湧田さん:元々長く保存するものでもないのと、しずる感が出て、おいしそうに見えるからです。

なるほど!そんなワンカップが全国に広まったきっかけは、1966年から駅の売店で販売がスタートしたこと。東京—大阪間を走る新幹線が、開通していたこともあって、旅行客や出張中のサラリーマンにバカ受け! しかも、東京駅や大阪駅の売店には、全国から人が集まって来るので、口コミで、ワンカップは瞬く間に日本中に浸透!こうして、コップサイズの日本酒=ワンカップが定着したのです。50年経った今でも、年間6000万本以上も売り上げる大関のワンカップ!かなりがっちりです。

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤:ワンカップも登録商標なんですね。

森永さん:ワンカップが広がったもう一つの理由が、自動販売機なんです。それまでお酒を販売機で売るスタイルはなかったんですけど、その飲み方のスタイルを浸透させたんです。

進藤:あと、社員の方が、当時英会話を習っていたそうで、"コップ"じゃ外国の方に通じないから"カップ"にしたそうです。

加藤:なるほど(笑)。

進藤:森永さん、今後、商標登録で儲かりそうなのは何ですか?

森永さん:それは、"ゆるキャラ"です。"ゆるキャラ"は、みうらじゅんさんによる登録商標です。今から10年前に登録したそうですが、"ゆるキャラ"が流行ったのってここ3年ぐらいじゃないですか。いかに先見性があるかですよね。

加藤:森永さん、詳しいですね。

森永さん:加藤さん、僕、一応経済アナリストですからね。

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