過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2013年12月8日放送

特集

会社を支えるおつぼね様「スゴ局さま」が集結!! 84歳で毎月100万稼ぐ!?伝説のレディの秘技とは・・・

ゲスト

森永卓郎さん、福田彩乃さん

番組内容

今日のがっちりマンデーは、2年ぶり第3弾となる、会社を引っ張る「スゴ局さま」!
いわゆるお局様はいなくても、会社は何とかなるかもしれませんが、「スゴ局」さまがいなくなると、会社がやばくなる!そんなすごい女性社員、スゴ局さまが今回も続々登場!
スマホのタッチパネル作りには欠かせない、神の眼を持つ「スゴ局さま」を発見!
鉄の男たちも脱帽!8トンの鉄塊を操る、凄腕の「クレーンスゴ局さま」とは!?
今日は、会社を引っ張る「スゴ局さま」!
「お局」ではなく「スゴ局」ですのでお間違いなく!

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スマホ製造を支える「スゴ局さま」!「アルプス電気株式会社」!

まず、最初にやってきたのは、福島県いわき市にある電子部品メーカー「アルプス電気株式会社」の平工場。スマホやカーナビのタッチパネルを作っているこの工場に、かなりのスゴ局さまがいるらしい。出迎えてくれたのは、山崎工場長。どんなスゴ局さまがいらっしゃるのですか?

山崎工場長:矢之目のことですね。彼女は神の眼を持つ女性です。

そんな、神の眼を持つアルプス電気のスゴ局さまは、二児の母でもある矢之目久美子さん、42歳。

顕微鏡を覗いて、何を見てらっしゃるのですか?

矢之目さん:スマホ用のタッチパネルセンサーの、製造工程の検査ではじかれた不良品を分析しています。主に不良の原因は異物が原因になっているんですけど、その異物がどんなもので、どこの工程で付着したのかを分析しています。

そう、矢之目さんが見ているのは、タッチパネルに混入した異物。スマホなどのタッチパネルは、センサーを保護するフィルムや光を通しやすくするフィルムなど、何枚も重ねて作られている。

そのフィルムとフィルムの間に、ほんの小さな異物が混入しただけで、センサーは作動しなくなる。異物が混入した不良品をはじくところまでは機械が担当。それを見て異物の正体をつきとめるのが、矢之目さんのお仕事なのです。どんな異物が入っているかが分かれば、それが製造ラインのどの辺で入ったのかもわかる。つまり、混入を防ぐ対策が立てられるってわけ。
まずは、フィルムに付いた小さな黒い点を、顕微鏡で1000倍に拡大して発見する。

矢之目さん:これは、ウレタンですね。

すぐに分析できちゃう矢之目さん。これで、ウレタンを使っている工程が怪しいと分かるのです。接着剤のカスに、金属のサビ、シリコンの粉など、これまで矢之目さんが判別してきた異物は100種類以上。ていうか、なんでわかるの?

矢之目さん:異物のデータベースが頭に入っていますので。

そしてすごいのが、人の皮膚も見分けられるそうで…

矢之目さん:工場の中のどの辺でそれが付いたのか、誰がその皮膚を付けたのかまで、だいたいわかります。

矢之目さんによると、若い人の皮膚は青く、年をとるごとに色が薄れて、50代になると黄色くなるのだとか。

そこで、10年ほど前、現場の作業員の年齢を元に、誰の皮膚がどのくらい混入して不良品が出ているのかを、一覧表にして張り出したそう。

スタッフ:嫌われませんでした?
矢之目さん:嫌われたと思います。だから過去のことにしたいんです。最近はホントに皮膚の不良はなくなってきていますので。

当時、矢之目さんに指摘されちゃったのが製造部の鈴木さん、48歳。

スタッフ:けっこう厳しいですよね。
鈴木さん:ただ、矢之目さんの指摘のおかげで現場の改善が進むので、非常に助かっていますよ。

工場の中には粉塵防止のため、ラップでぐるぐる巻きにされた機械がありましたが、これも矢之目さんの指示。こうした地道な改善で、アルプス電気のタッチパネルの不良率が10分の1にまで下がったっていうからすごい!

山崎工場長:すべて彼女の神の眼のおかげです。私の言うことよりも、みんな彼女の言うことを聞きますよ。

さすが、スゴ局さま!

クレーンを操る「スゴ局さま」!「第一鉄鋼株式会社」!

次にやってきたのは、北海道室蘭市にある「新日鐵住金室蘭製鉄所」。
製鉄所といえば、荒くれ男ばかりの職場と思いきや、ここに男性社員に一目も二目も置かれる「スゴ局さま」がいるらしい。それが「第一鉄鋼株式会社」の吉岡佑子さん、35歳。

かなりの凄腕らしいのですが、どういうことなのか、仕事場についてってみると、どうやら高いところで仕事をしているらしい。到着したのは地上10mの場所。

吉岡さん:天井クレーンです。

そう、吉岡さんは天井クレーンと呼ばれる、製鉄所には欠かせない特殊なクレーンのオペレーター。その仕事は、長さ12m、重さ2トンの鋼材を、超強力なマグネットで4本まとめて釣り上げ、出荷用のパレットに移動させるのがメイン。なんだか簡単そうですが、これがかなり難しい。

合わせて8トンにもなる鋼材は、空中でぐらぐら揺れる。これを決められた場所にピタッと正確に積み上げなければならない。クレーンの同僚の方に吉岡さんのことを聞いてみると…

男性社員:吉岡さんは、自分たちの職場でも一番くらいですね。もう負けますね。

そんな、男が負けをみとめるそのテクニックをちょっとだけ見せてもらうことに。挑むのは、1本の鋼材を、3本の間にある隙間に入れる。マグネットが強力なため、近づけすぎると、下の鋼材がグチャッとくっついちゃうし、遠いところで離すと、隙間に入らない。それを…我々の目の前で、見事一発で決めました!
しかも、女性ならではの繊細さがあり、積み上げた鋼材の端面が、吉岡さんがやると、キレイに揃っている!

吉岡さん:私の性格上、やっぱり揃えたいんです。

さらに吉岡さんは、昨年行われた室蘭製鉄所のクレーン競技会で、1000人以上いる男性クレーンマンを押しのけ、見事優勝!他のみんなと何が違ったのでしょう?

吉岡さん:腕ですかね。自分で言っちゃいましたね。ごめんなさい。

そしてこの方の、働きぶりもすごい。男性と同じく、朝までの夜勤もこなしちゃう。

吉岡さん:去年のお正月は夜勤で、31日の夜からお正月はこの工場で過ごしました。

現在、第一鉄鋼では440人のクレーンマンの内、女性は吉岡さんを含めて4人だけ。クレーンで、何でもがっちり、選り取りみどりですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
福田さん:かっこいいですね。ああいう人が上司だといいですね。

加藤:若いのに、実力があるってことだもんね。

森永さん:昔はこういうものは、男性しかできなかったんですけど、機械が進歩して、力よりも繊細さなどの技術が必要になったことで、女性が進出しやすくなったんですよね。

加藤:あの人とUFOキャッチャーやってみたいな(笑)

進藤:あと、女性が職場にいることのメリットとして、男性の身だしなみがよくなるという効果があるそうですよ。

加藤:はあ〜、なるほどね。

器用な指先でレコード針を作る「スゴ局さま」!「株式会社ナガオカ」!

スゴ局さまを探してやってきたのは、山形県東根市にある「ナガオカ」という会社。
ここで作っているのが、レコードの針。今ではスイスとここでしか作っていないレコード針の老舗NO.1メーカーなのです。この会社にもスゴ局さまがいらっしゃるらしいのですが、その前に、レコード針って、まだ売れているのですか?

鈴木さん:需要はありますね。月に、先端部分だけでいえば20万本くらいは、まだ作っています。

未だに根強いニーズがあるアナログのレコード針。それを支えているのが、ナガオカの若きスゴ局さま!ちょっとはにかみ屋の、32歳にして三児の母、増川裕子さん。この方にしか出来ないすんごい技術があるらしい。

スタッフ:今なにをやっているんですか?
増川さん:針の組立をしています。

そう、増川さんのお仕事は、交換針の組立。使う部品は、ダイヤモンドの針を含めてたったの3つ。
まず、ピンセットを使って溝に針を置き、ダンパーゴムと呼ばれるものをはめる。

次にダンパーゴムを金具に装着。ピンセットで押し込んだら、指先でググッと締める。

これをカートリッジノブに、差し込めば完成!ってあれ?意外と簡単かも?

しかし、スタッフが挑戦…するも落っこちたり、溝にはまったりと散々な結果に。
レコード針は、直径0.7ミリの超ミニパーツ。普通の人では、つまむのも難しいのです。やっとのことで金具を装着しようとしても真っすぐ入らない。この段階で、不良品となってしまう。交換針は、針先の向きがちょっとでもずれると、音に影響する。だからダンパーゴムと針先までの長さはミリ単位のズレもあってはならない。ゴムを挟みこむ厚さ0.1ミリの金具は、道具を使うと傷つけてしまうので、指先の微妙な感覚でつまむ。そして針先は、必ず正面にくるよう、ピンセットで丁寧に差し込む。
昔と違い、コアな音楽マニアしかいなくなった分、レコード針に対する要求も、格段に厳しくなっているらしい。

スタッフ:もともと手先とか器用だったんですか?
増川さん:そうですね、子供の頃から細かいことをするのが好きでした。

昔から手先がとても器用だったという増川さん。昨年退職した超ベテラン組立職人の方に見込まれ、その技を一人で受け継いだのだとか。

スタッフ:増川さんがやめたいって言ったら、世界中の人困りますよね?
鈴木さん:それは大変です。これから誰かにお願いしようとしても、そう簡単に見つかるわけではないですから。

今では1時間に100個の交換針を組み立てられるという増川さん。ナガオカもこの方がいる限り、がっちりなんですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤:あの細かい作業すごいね。

福田さん:加藤さんできます?

加藤:いや、俺は無理だわ。あの方に、赤ちゃんの耳かきとかしてもらうとすごく上手いんだろうなあ。

80代、90代で現役セールスレディの「スゴ局さま」!「ポーラ」!

次にやってきたのは、千葉県船橋市のポーラ、大志店。
ポーラの化粧品は、化粧水が21000円、保湿クリームが33600円と、ちょっとお高めの高級化粧品ばかり。この化粧品をポーラレディと呼ばれる女性たちが、お客さんの家まで訪問販売してくれる。そんなポーラレディの中に、毎月軽く100万円以上を売り上げる、バリバリのやり手レディがいるという。
それが、檜山八重さん。失礼ですが、おいくつなのですか?

檜山さん:84歳と3か月です。

あら、お若いというか、おキレイですね!檜山さんの売上は、今でも月に130万円ペース。そんな凄腕の訪問販売に同行させてもらい、売れる秘密を探ることに!84歳にして自ら運転。サングラスも決まっています!

スタッフ:檜山さんは、ポーラの社員なんですか?
檜山さん:いいえ、ポーラの場合は個人事業主になっています。

そう、ポーラレディは社員ではなく、ポーラと契約する個人事業主。売上に応じた完全歩合制で、もちろん定年もないってこと。
この日やってきたのは、40年来のお客さま、70歳の梶川さんのお宅。まずは前回注文されていた、ファンデーションをお渡しします。

スタッフ:おいくらくらいするんですか?
梶川さん:これは11000円です。

ちょっとくらい高くても、檜山さんの商品が40年間も売れ続けるのにはワケがある。その秘密は…なんとお客さんのご自宅でメイクを開始!無料のメイクレッスンなのだそうです。

檜山さん:着物は替えることができるけど、お肌は買い換えることはできませんから。
梶川さん:やっぱり一番大事なのはお肌だと、檜山さんにそう言われて、ああそうだなと思いました。

二人の会話はまるで、先生と生徒のよう。40年間続く、この信頼関係が、売り上げを支えているのですね。と、ここで檜山さん、1本70000円の最高級クリームをお勧めしていました。さすが隙がありません。これを惜しげもなくお顔の上に!この気前の良さ…思わず買いたくなる気持ち、分かります。

84歳で現役ポーラレディの檜山さん、しかし、上には上がまだいるらしいのです。
そりゃ、会ってみたい!というわけでやってきたのが神奈川県横浜市のポーラザビューティー白楽店。そこでお会いしたのが、ポーラレディ、浜田ミヨさん。

スタッフ:おいくつでいらっしゃるんですか?
浜田さん:今93歳です。

今日は、実のお孫さんが来店中。

浜田さん:このクリームを顔に塗って伸ばしてね。夜だけでいいから…。

さすが、スキンケアのアドバイスは欠かせない。でもまさかお孫さんにもセールスしちゃうとか?

孫:今日はこれを紹介してもらって、買おうかなと思っています。
スタッフ:ええ、買っちゃうんですか?

お孫さんにも3万円のクリームを売っちゃう浜田さんは、毎月100万円以上の売り上げを24年間続けた伝説のポーラレディ。

スタッフ:商品ってけっこう高いじゃないですか。それでも、そんなに売れるなんてスゴイですね。
浜田さん:そうですよ。でも田舎のおばあちゃんはお金持ちで、いっぱい持っていますから。

しかし、もちろんお金があれば買ってくれるってもんじゃない。この日も、浜田さん、荒れている肌が目に付いたのか、突然スタッフの女の子を呼んで、美容のアドバイス。

90歳を超えてなお、美にこだわる姿勢と、的確なアドバイスが、お客さんを離さないってことなのですね。全国のポーラレディは14万5000人。その内、90歳以上で現役の方が、500人もいるっていうからすごい!
こりゃまだまだ、がっちりが続きそうですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤:なるほど、ポーラレディは、個人事業主だから定年がないと。それにしてもすごいですね。

福田さん:みなさん、実際にキレイさを保っているから、アドバイスされたときに説得力がありますよね。

森永さん:お客さんも高齢化してきているので、年配のお客さんに、若い人がアドバイスしても、説得力がない場合があるんですよ。そんなときは、自分よりちょっと年上ぐらいの人によるアドバイスがいいんですよね。

進藤:森永さんの知っている「スゴ局さま」を教えてもらえますか?

森永さん:橋本千枝子さんという方です。セールスプロモーションをやっている会社のトップ営業マンなんですが、20年以上、東京悪女会っていう異業種交流会をやっているんです。この会は、男性に頼らなくてもやっていこうという会なのですが、入会の条件があって、「大人の男を2度以上泣かせたことがある」っていうものなんです。

加藤:すごいですね。ちなみに、進藤さんは男を2度以上泣かせたことあります?

進藤:それは、同じ男でもいいんですか?

加藤:これはありますね。というか同じ男を2度泣かせるってすごいですね(笑)

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