過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2013年11月10日放送

特集

新企画「儲かる地元レストラン」東京では食べれない!謎の◯◯うどんが

ゲスト

森永卓郎さん、鈴木奈々さん

番組内容

今日のがっちりマンデーは、新企画、東京じゃ食べられない「儲かり地元レストラン」!
全国で人気のレストランチェーンは、たくさんありますが…今回注目するのは、東京には進出しない、全国展開なんてもってのほかなレストラン。その分、地元でかなりがっちり!絶対にそこに行かないと食べられない味がある!
山口県の山奥にあるミステリアスなレストラン!福岡県で発見したうどんチェーンは麺が伸びている?
今日は、そんな儲かり地元レストランに、行った気になれる30分です!

■放送内容をシェアする

儲かる「地元レストラン」!北関東でがっちりな「ばんどう太郎」!

儲かる地元レストランを探して、最初にやってきたのは茨城県の古河市。
ここに、北関東エリアを中心に45店舗を展開し、地元民なら誰もが知っている和食ファミレスがあるらしい。駅前で聞いてみると、みなさん揃って「ばんどう太郎」というお答え。しかも、ファミレスなのに女将さんがいるのだとか。失礼ながら、東京ではほとんど聞いたことありませんが、どんな店なのでしょうか?ばんどう太郎古河店におじゃましました。すると満面の笑みで和服の女性がお出迎え!

女将さん:お足元ご注意ください!どうぞ! いらっしゃいませ!

あら、元気いっぱいでお辞儀も深い!ばんどう太郎、古河店の女将、前澤さん。ちゃんと、名札にも女将って書いてある。

この女将のお出迎え、もちろんスタッフにだけじゃなく、お客さんを見つけたらとにかく外へ。そしてお見送りも外まで!走る走る!
そう、ばんどう太郎は、この女将さんが先頭に立ってがんばる接客で、地元の人に大人気のお店なのです。店内には、同じく和服姿の「花子さん」と呼ばれるアシスタントがいて、女将をフォロー。日本一のサービスを目指しているのだとか。

創業者の青谷社長にお話を聞くと…

青谷社長:私たちは、普通のお店に比べて客単価が高いと思います。

そう、確かにばんどう太郎の一番人気、みそ煮込みうどんは、1029円!夜の人気メニュー、ばんどう御膳が、1984円って碓かにけっこうお高め。

青谷社長:おそらくよその会社の1.5〜2倍くらいの人件費をかけているんじゃないかと思います。

それが、丁寧なお見送りまでする、細やかなサービスになっているってことなのですね。

お客さん:気配りが最高ですよ!お・も・て・な・しですね。

さて、そんな「ばんどう太郎」の女将には、年に4回、大事なイベントが。茨城県内にある本部にお邪魔しました。

女将さん達:いらっしゃいませこんにちは!

全45店舗の女将が集まっての女将研修。

インストラクター:もっと必死になってやろうよ!視線を戻して!下向かないように!

インストラクターの指導のもと、正しいお辞儀の練習や挨拶の練習。お客さんの前での立ち振る舞いから、女将としての心構えまで、きっちりと叩き込まれる!サービス日本一を目指す女将たちのがんばりで、ばんどう太郎は北関東でがっちりなのですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
鈴木さん:「ばんどう太郎」って、女将さんが本当に笑顔で出てくるんですよ。本当にスゴいんです。

森永さん:またスゴいのは、あの方達は、社員ではないんです。専門職として女将をやりたいというパートの方達なんですよね。

加藤:鈴木の次の就職先は決まったな(笑)

鈴木さん:ぜひやりたいです!

儲かる「地元レストラン」!山口県でがっちりな「いろり山賊」!

次にやってきたのは、山口県の岩国市。
ここに、地元の人たちが大人になったら必ず行くレストランがあるらしい。岩国駅前で聞いてみると、岩国市民にはすっかりお馴染みとのことで、「山賊」という名前が出てきました。あるのは山の方で、夜に行くのがお勧めらしい。夜の山道を登ること30分…。
真っ暗で、なんだかちょっと怖くなってきたと思ったその時、たくさんの鯉のぼりが!しかもすんごい数!この店が、岩国の地元レストラン、いろり山賊。

季節とは全く関係なく泳いでいる大量の鯉のぼりをはさんで、祭と書かれた看板がど〜んとある。他にも、恐竜のオブジェに、戦国武将とハローウィンの飾り付けって、ここはどうなっているのか?専務の高橋さんに連れられて、敷地の中へ。ほう、屋台風の出店もあるのですね。店の中は、山賊の砦をイメージ。

なんでも、週末になると一日3000人のお客さんが訪れるのだとか。そして、ほぼ全員のお客さんがオーダーする料理が、山賊むすびと山賊焼き。

山賊むすびは、一合以上の米に梅、シャケ、昆布を入れた巨大おむすび。山賊焼きは、炭火でチキンを照り焼きにした豪快な一品。山賊気分で女性も豪快にかぶりつく!そして、このお店、山賊の砦だけでなく、隣には山賊たちが暮らす長屋があって、さらにその奥には、お城のような山賊御殿が。ここでしか味わえない非日常的な料理と空間を求めて、地元の人たちはやってくるのですね。
敷地内には、山賊のむすび稲荷神社がある。さらには、巨大なお地蔵さまも!カップルがやってくるデートスポットにもなっているってわけ。

しかし、なんでこんなお店ができたのか。今から40年ほど前、山賊を作ったのは、専務のおじいちゃん。「山の中に自分の城を築きたい」というのがきっかけでした。最初は古民家風の店だけだったのが、どんどんどんどん増築しながら今に至っているのだとか。現在、山口県の山の中に、3店舗をチェーン展開しているいろり山賊。県外へも出店の誘いが相当あるらしいのですが…

高橋さん:これ以上は増やさないです。全国からここを目標に来て頂ければと思って、商売しております。

店の数は増やさず、全国からわざわざ来たくなる店を目指す!「いろり山賊」は山口県の山の中で、がっちりなのですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤:「いろり山賊」は想像以上でしたね。

鈴木さん:私、「ばんどう太郎」は、行ったことありますよ。

加藤:山賊の話を聞かせてもらっていい(笑)?

鈴木さん:山賊太郎?

加藤:山賊太郎じゃないよ!

森永さん:普通はファミリーレストランって山の中じゃ成り立たないんですよね。車がよく通るところに建てるのがセオリーなんですけど、でも山の中にお客さんが来ちゃう。そこが「いろり山賊」のスゴいところですね。

儲かる「地元レストラン」!函館でがっちりな「ラッキーピエロ」!

儲かる地元レストランを探して、やってきたのは北海道函館市。
ここに函館で16店舗をチェーン展開する大人気のハンバーガーショップがあるらしい。函館市民が愛着を込めてラッピと呼ぶのが「ラッキーピエロ」。
お店に入ると、ものすごく混んでいる!内装もちょっと変わっていて、ブランコの席に、メリーゴーランドの馬ってどういうことなのでしょうか。創業社長の王一郎さん!

王さん:私が楽しめなきゃお客様も楽しめないと思って作っています。

そう、ラッキーピエロの内装は、社長が楽しいと思うワンコンセプトで作っている。例えば、十字街銀座店は「サンタが函館にやってきた」ってことで年中クリスマスの飾り付け。

港北大前店は「プレスリーが青春だった」ってことで、プレスリーがお出迎え。なんと16店舗、すべてコンセプトが違うって言うからすごい!

お客さん:マックとかモスって、全国どこでも同じだけど、ラッピって函館にしかないところがいいんじゃないかなと思います。

なるほどね!では、肝心のハンバーガーを注文。なんでも、年間30万個を売り上げるダントツの人気バーガーがあるらしい。それが、チャイニーズチキンバーガー。通称チャイチキ!350円。中華風に味付けしたでっかい鳥の空揚げが3個入っている。

他にも、羊肉を使った北海道ジンギスカンバーガーや、函館名物のイカをフライにした、イカ踊りバーガーなんていうのも人気なのだとか。そして、ラッピ最大の儲かり戦略がコレ!

店員さん:スーパースターの平尾様ご来店で〜す!

このスーパースターとは、ラッピポイント会員の最上級の呼び名。

王さん:最初は準団員からスタートして、正団員、スター、スーパースターというになっていきます。

このランクアップのハードルがかなり高い。準団員になってから、一年以内に4万8000円分食事すると正団員に、それからまた4万8000円でスター、さらに4万8000円使うとやっとスーパースター団員になれて、ポイント還元率が4段階でちょっとずつ上がってくってわけ。スーパースターになると、店で名前を呼ばれたり、新商品の試食会に参加できたりする特典も。でもこれって、けっこうなえこひいきですよね?

王さん:一個買っているお客様と、一万個買っているお客様がいた場合、一万個買っているお客様はえこひいきされるべきだと思っております。

スーパースター、平尾さんも…

平尾さん:友達に自慢したり、カード見せびらかしたりしてます。

…と嬉しそう。

函館でのラッピ人気は、今さらに拡大中で、昨年9月には、席数208、ラッピ最大規模の店舗が完成。なんとお店の隣に、本物のメリーゴーランドを作っちゃった。「ラッキーピエロ」は函館でがっちりってことですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤:函館の「ラッキーピエロ」はすごかったですね。

森永さん:普段、スーパースターってよばれることってないですよね。

進藤:現在、スーパースターの方、2400人いるらしいですよ。

加藤:多いな(笑)。

儲かる「地元レストラン」!福岡県でがっちりな「牧のうどん」!

続いてやってきたのは、福岡県の一番西にある糸島市。
ここに、地元では知らない人はいないっていう超人気うどんのチェーン店があるらしい。
地元の方々に聞くと、どうやら、「牧のうどん」という名前で、麺はやわらかくて、こしがないとのこと。麺が柔らかくてこしがないって、なんだか美味くなさそうだけど…。とにかくお店へ。福岡県糸島市を中心に計18店舗を展開する、釜揚げ、牧のうどんの本店にお邪魔しました。中へ入ると、店の中はごく普通のうどん屋さんです。注文をすると…

店員さん:軟めん、中めん、硬めんとございまして、めんの硬さを選べます。

ラーメンで、麺硬めは聞いたことあるけど、うどんで麺の硬さを選ぶなんて初耳。じゃ、思いきって軟めんを注文!果たして味はどうか?

スタッフ:コシなし!

この軟めん、箸でも唇でも簡単に切れる。福岡博多うどんは、めんが柔らかいのが特徴なのですが、ここ「牧のうどん」は、さらにもちもちがウリなのです。

そして、硬めんから軟めんまでを茹で上げる牧のオリジナルのマシン。

自家製のうどんを切ると同時に、熱湯に入れる。普通のうどん屋さんは、茹で時間およそ10分ってとこですが、牧のうどんの軟めんは、最低40分!しかも、モチモチ感を出すために、冷水で締めたりしないから、茹で始めるタイミングが難しい。

袈裟丸さん:30分先、40分先のお客さんのために、ゆがいていくわけですね。

長く茹でなきゃならないので、硬めんから中めん、軟めんへと左に移動させるスペースの分、マシンもでかくなるのですね。でも、これだけ流行っているってことは、東京進出も考えているのではないですか?

袈裟丸さん:そこは正直考えていないです。製麺所も一か所ですし、スープを作るところも一か所です。配送の範囲的にどうしてもなります。

そう、うどんだけじゃなく、昆布とかつおで取る秘伝のスープも、ここ本店でしか作れないから各店舗に配送できる範囲でしか店を増やせない。午後3時、本店以外、17店舗の担当者が、夜の営業分のうどんとスープを取りに来る。そして、並んで出発。

確かにこれじゃ全国展開は難しそうですね。ここに来ないと絶対に食べられない、だから「牧のうどん」は福岡県でがっちりなのですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤:「牧のうどん」ぜひ食べてみたいですね。

進藤:風味が落ちてしまうので、東京まで運んで、スタジオで食べるのは無理みたいです。

加藤:それだけこだわっているってことですね。

森永さん:讃岐うどんのチェーンが福岡に出ても、柔らかい麺が定着しているので、すぐ撤退することになるらしいですよ。

進藤:森永さん、今後流行りそうな地元レストラン、教えてください。

森永さん:佐賀県の「萬坊」です。イカ料理のレストランなんですけど、生きたままのイカを料理するので、すごくおいしいです。

加藤:いいですね!

森永さん:ただ、海中レストランなんですけど、だいたいの日が、海が荒れてて魚が見えないんです(笑)

■放送内容をシェアする

このページの先頭へ戻る

Copyright© 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.