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「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2013年10月20日放送

特集

おらが国こそ輝くNo.1 第2弾! 日本のコンタクトレンズは実はあの国が作ってた

ゲスト

森永卓郎さん 、ホラン千秋さん

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アイルランドの意外な儲かり商品とは?

最初の「おらが国こそ輝くNo.1」はアイルランド!
正直、イギリスの隣の小さな島国ぐらいのイメージしかありませんが・・・
日本で儲けてるモノなんて、あるのでしょうか?
伺ったのは、千代田区麹町のオフィス街にあるアイルランド大使館。

出迎えてくださったのは、広報・文化担当のアッシュリン・ブレーデンさん。
早速、ブレーデンさんの案内で大使の元へ。
すると、自然の緑をイメージしたアイルランドのナショナルカラー、グリーンのネクタイで迎えてくださったのが・・・

アイルランド共和国 ジョン・ニアリー駐日大使。
名刺交換をさせていただくと・・・

スタッフ:ハープの絵がありますね。
ジョンさん:ハープはシンボルマークです。

そう!楽器、ハープはアイルランドのシンボル。
古代からアイルランドでは音楽が盛んで、いまに至っています。

ジョンさん:音楽はアイルランドの重要な産業の一つです。
スタッフ:エンヤさん!
ジョンさん:その通りです。あとU2!

でも、アイルランドが日本で一番儲けているのは、もっと他にあるという。
すると・・・

ジョンさん:良かったら私の家にいらっしゃいますか?そこでNo.1を教えてさしあげましょう!

ということで、遠慮なく大使のお宅へ。
都内の一等地、マンションのワンフロアが大使公邸。
するとキャスリーン夫人がお出迎えしてくださいました。

ジョンさん:ここがレセプションルームになります。紫のソファはアイルランドの草花・ヒースを表し、グリーンのソファと合わせて自然をイメージしているんです。
  
さらに・・・

ジョンさん:こちらに置かれた長テーブルもアイルランドで良く採れる堅い樫の木材、オークで作られたモノなんですよ。

オークは、高級家具の材料としてはもちろん、おいしいウィスキーを作る、オーク樽にも欠かせない。
というわけでウィスキーも名産品。
それではそろそろ教えて頂きましょう!
日本が輸入しているアイルランドのNo.1儲かり商品とは一体何なのでしょうか?

ジョンさん:アイルランドのNo.1はコンタクトレンズです。

なんとアイルランドは、日本にコンタクトレンズを一番輸出している!
その数、年間10億個以上!
箱の裏には・・・

確かに「MADE IN IRELAND」の文字が!
でもどうしてコンタクトレンズ?

ジョンさん:実はアイルランドは技術力と国民の教育レベルが非常に高い国なんです。

そう!アイルランドは大学卒業率がヨーロッパで一番高い教育大国!
なんと国の政策で、大学までの学費を負担してくれちゃう!
つまり大学までの学費がタダ!
だから、優秀な人材が多く育ち、精密機械や生体化学など技術力が問われる分野でも世界中から大注目!
優秀な人材を求め、ジョンソン&ジョンソンやボシュロムなどコンタクトレンズメーカーもこぞってアイルランドに集まった!ってわけ。

ジョンさん:グーグルやフェイスブックなどの企業もヨーロッパに向けアイルランドにオフィスを構えていますよ。

さらに、企業にとっては大きなメリットが!
アイルランド政府産業開発庁 日本代表のデレク・フィッツジェラルドさんにお聞きしました。

デレクさん:法人税が低いんですね。企業に対しての法人税が12.5%。

法人税率は最高で12.5%!
これ、OECD加盟国の中で最も低く、日本のなんと3分の1以下!
だから外国企業がこぞってアイルランドにやってくる。
ケルト音楽と農業の国から、最先端技術の集結地へ!
そんなアイルランドはコンタクトレンズでがっちりです!

チェコから8割輸入しているモノとは?

続いての「おらが国こそ輝くNo.1」はチェコ共和国!
チェコといえば中世の建造物が残る美しい町並み、プラハくらいのイメージですが、一体日本は
チェコから何を輸入しているのでしょうか?
早速、大使館へ!

こちらがチェコ共和国大使館?
なんか、普通の一軒家。
取り敢えずお邪魔することに、すると・・・

早速、チェコ共和国大使館、カテリーナ・フィアルコヴァー駐日大使がお出迎え!

カテリーナさん:ようこそチェコ共和国へ!
スタッフ:あの〜、失礼ながらここは普通の家に見えるんですが?
カテリーナさん:今、本当の大使館は改修工事をしているので、その間だけここを借りて、仕事をしているんですよ。

現在、広尾の大使館は改修中。
そこで今だけ、この家を借りて大使館にしているんだそうです。ある意味貴重なものを拝見しているわけですね!
すると・・・

スタッフ:あっ、ネクタイ。
カテリーナさん:ここにある品は大使館を訪れたお客様に差し上げようと、チェコから取り寄せたばかりのものです。チェコのハンドメイドのネクタイや、チェコのアーティストの画が描かれたスカーフになります。

スカーフのアーティストはチェコを代表する画家、ミュシャさん。
ご存知の方も多いのでは?
ひょっとして織物がNo.1ですか?
それともやっぱり有名なボヘミアガラス? 

カテリーナさん:チェコのNo.1はホップです。

そう!日本がチェコ共和国から輸入するNo.1はホップ!

カテリーナさん:生産されてるホップのおよそ半分は日本に来ているはずです。

ビールを美味しくつくるために欠かせないホップ。
生のホップの実、全輸入量の8割をチェコから輸入している。
でも、なんでビールの本場ドイツじゃなくってチェコからなのでしょうか?
そこで、実際にホップを輸入し、ビール会社に卸している会社を訪ねてみました。
保管されているホップを見せて頂くと・・・

あれ?実じゃない!
これはホップの粉末を乾燥させて固めたもの。
ちょうど今頃が収穫期のホップは、これから生でドンドン入ってくる。
新潟吉田食品の目黒敦夫社長にお話を伺いました。

目黒社長:ドイツ・アメリカ・中国産あたりは大量に作っていると思います。ただチェコの場合は品質第一に作っているホップです。

火山帯が通るチェコは、石灰質の土と水はけの良い土壌から、ファインアロマホップといわれる非常に品質の良いホップが採れるのです。
チェコのホップは日本人のビールの好みと相性抜群!
だから、わざわざチェコからホップを輸入しているのです。
そんなチェコはホップでがっちり!

日本の農業を支えるカナダの儲かり商品とは?

おらが国こそ輝くNo.1、続いてはカナダ!
広大な自然が広がる、日本の26倍もある広い国。
日本で儲けているモノは一体なんなのでしょうか?
伺ったのは赤坂にあるカナダ大使館。
出迎えてくださったのは、カナダ大使館広報部長のローリー・ピーターズさん。

カナダの国章に刻まれているのはメープルの葉。
カナダと言えば何と言ってもメープルシロップが名産品。
早速、館内を案内していただくことに。
すると、大使館の中には他の大使館とは違う驚きの施設が!?

こちらはなんと美術館!
一般の人も無料で入れます。
そして他にも230席もある大きなシアターがあり、コンサートや映画の試写会などで使われる。
さらに、一般の人が自由に利用可能な図書館まで!
カナダを代表する文学作品「赤毛のアン」も読み放題。
年間およそ5000人の日本からの留学生を迎え入れているカナダ。
大学の資料なんかもズラリ!
そこで、たまたま来ていた学生さんにお話を伺いました。

スタッフ:今留学先を探してんの?
学生:今、語学学校を探しています。カナダは治安もいいですし、英語の発音もキレイと聞いているので。
       
学生に人気のカナダ!
一体何が日本でNo.1なのでしょうか?
カナダ大使館 参事官のステファン・ボーリューさんにお聞きしました。

ステファンさん:カナダのNo.1はカリウム肥料です!

カリウム肥料とは、窒素、リン酸とともに「3大化学肥料」と呼ばれ、植物の根と茎を強くするために欠かせない肥料。
日本にあるカリウム肥料のうち、なんと約8割がカナダ産!

ステファンさん:サスカチュワン州には世界で一番大きいカリウム鉱山があります。

そう!カナダのサスカチュワン州には世界最大のカリウム鉱山があり、全世界の約半数のカリウム鉱石が埋蔵されているんだとか。
実は日本の農業はカナダの肥料に支えられていたのです。
そんなカナダはカリウム肥料でがっちり!

重要な場所で活躍するメイド イン イタリアとは?

おらが国こそ輝くNo.1、続いてはイタリア!
イタリアと言えば、観光にピザやパスタにトマトにフェラーリ、ファッションなど、日本人にはとってもイメージしやすい国!
なんでも意外なモノを日本が輸入しているそうなのです。
早速、イタリア大使館を訪ねました。
すると!

入ったらいきなりイタリア警察がお出迎え!
どんな人間も厳重にチェック!
で、出迎えてくださったのは、イタリア大使館 二等書記官のマリア マンカさん。
では、大使のもとへ案内していただきましょう。

こちらがイタリア共和国大使館 ドメニコ・ジョルジ駐日大使。

スタッフ:すごく立派な大使館ですね。
ドメニコさん:特に庭がスゴイんですよ!

なんとも見事な日本庭園!
実はこちら、何を隠そう伊予松山藩 松平家のお殿様のお屋敷の庭。
歴史的な大事件、赤穂浪士の討ち入りで、浪士たち10人が最期を遂げた場所!
そして、大使公邸もスゴかった!
広いレセプションルームの中には、イタリアメイドのソファがズラリ!
ローマ時代の遺跡の柱が置いてあったり、暖炉の上にはイタリアの現代アートの作品が飾られています。

ドメニコさん:これは銅を加工して作った現代アートなんですよ。

とにかくオシャレで立派な大使館!
そんなイタリアのNo.1とは一体?

ドメニコさん:イタリアのNo.1はヘリコプターです。

日本が輸入する意外なメイド イン イタリアは、なんとヘリコプター!

アグスタ・ウェストランド社の中型ヘリコプターが売れ筋商品!
日本が輸入する2トン以上のヘリコプターの約6割がイタリア製。
消防庁のドクターヘリを始め、海上保安庁や、警察でもメイド イン イタリアが使われているんです。
実はイタリアは昔から優秀な飛行機を作っていた国。

ドメニコさん:日本では、宮崎駿監督の「紅の豚」や「風立ちぬ」でイタリアの飛行機なんかが描かれていますね。

確かに、「風立ちぬ」に出てくる伝説の飛行機設計技師もイタリア人。

大使館のお庭には、1920年にイタリアから日本へ無着陸飛行に成功した事を記念した石碑も残っています。

ドメニコさん:イタリアは昔から手先の器用な職人が多く、手工業が盛んで、重工業も発展しているのです。

確かにフェラーリやフィアットなど、車産業も昔から盛んな国。
日本の重要な場所で、歴史的関わりの深いメイド イン イタリアが大活躍していたんですね!
そんなイタリアはヘリコプターでがっちり!

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