過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2013年8月11日放送

特集

日本で発見!こんなところに外国人!!

ゲスト

森永卓郎さん・春香クリスティーンさん

番組内容

がっちりマンデー!今回のテーマは、「日本で発見!こんなところに外国人!!」。
世界のあんなところやこんなところに日本人がいるように、日本の各地にも「何でこんなところに外国人がたくさんいるの?」って場所が結構ある!
そこで、今回は外国人が集まってがっちりな場所をご紹介!
儲かりのヒミツに迫ります!

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タイ人観光客が集まるホテル!

まず最初にやって来たのは北海道。
札幌でも旭川でも小樽でもなく、日本最北端の市「歌登」!
本当にこんな場所に外国人がいるのでしょうか?
しかし、ここ数年、ある国の観光客が団体で押し寄せるって噂があるんです。
そこで、旭川在住の近藤カメラマンに歌登のことを聞いてみると・・・

スタッフ:歌登って何かあるんですか?
近藤さん:いや何も・・・、観光地でもないし、何もないと思うんですけど。交通の便が悪いところでもありますし。

旭川から3時間半、やっとのことで歌登に到着。
確かに、山と畑以外は何にもないような・・・。
そんなところに、地域で一軒だけ営業しているホテルが、うたのぼりグリーンパークホテル。
なんでもこのホテルに、ある国の観光客が団体でやってくるんだとか。
出迎えてくださった、総支配人の河野裕喜さんに伺ってみました。

スタッフ:この辺、観光地はあるんですか?
河野さん:見る観光はございません。ここは見る観光というよりも、今は感じてもらう観光に変えております。

感じてもらう観光?

中はいたって普通のビジネスホテル。
一体、どういうことなのでしょうか?
その時、夕方6時半、噂の団体客が観光バスで到着!
すると、あっという間にロビーは満杯!
一体、どこの国の方たちなのでしょうか?

スタッフ:ウェアー アー ユー フロム?
お客さん:タイランド!

そう!歌登にやってくる外国人は、タイの人たち。
では一体、なぜ?タイ人が団体で、何も見るところがない場所にやってくるのでしょうか?
実はそこに、うたのぼりグリーンパークホテル独自の儲かり戦略がありました。

午後6時50分、ホテルが用意した浴衣に着替え、ホテル前で記念撮影をしてから、午後7時半、全員で仮設の宴会場へ。
すると始まったのが・・・

ハマチの解体ショー!
ちょっと迫力には欠けますが、本国タイではめったに見られない魚の解体ライブに皆興味津々。
そして、7時50分、寿司作り体験。
日本人でもそうはやらない、本格的な握り寿司作りに挑戦。

8時10分、食事をしながら和太鼓を鑑賞!
これにも、もちろん飛び入りで参加OK!
そして8時50分、餅つき体験!
真夏の餅つき?
日本人にはちょっと違和感ありますが、タイ人の皆さんは大喜び!
これってどういうことなのでしょうか?

河野さん:テーマは日本の文化をもっと知っていただきたい!

そう!地元に観光するところが何もないからこそ、一晩で日本の文化を全部楽しんでもらおう!というのが、このホテルが考えたがっちり戦略!
会場の端っこでは、「流しそうめん」や「たこ焼き作り」、さらには縁日の射的まであるんです。

スタッフ:本当にてんこ盛りですね?
河野さん:そうです!ひとつひとつはしょうもないって言われているんです。

でも、なんでタイ人なのでしょうか?
3年前まで、過疎地にあるこのホテルは、厳しい経営が続いていました。
そこに新しくやってきたスタッフが、たまたまタイに人脈があって、観光客を誘致しようってことになったのです。

2010年にはタイ人の観光客200人だったのが、11年には400人、12年は800人、今年はなんと1600人以上を見込んでるっていうからスゴイ!

そして、この会場で働いてる方にも「こんなところに外国人」を発見!

スタッフ:ウェアー アー ユー フロム?
外国人スタッフ:イングランド!イギリス人です。
スタッフ:何で歌登に?
外国人スタッフ:歌登には友達がいます。楽しい!ホントに楽しい!日本の文化いい!

話をタイ人に戻すと、このツアー、実は夏よりも冬の方が盛り上がるんだとか。
雪だるま作りに、そり体験など、タイ人は生まれて初めて見る雪に大興奮!
日本有数の豪雪地帯である歌登の気候を、逆手にとってがっちりってワケ。

札幌から、小樽、旭川などを回る4泊6日の北海道ツアーの中に組み込まれた歌登の夜は、ガイドさんによると・・・

ガイドさん:今回のツアーのどこが一番いいですか?一番良かったところはどこですか?って聞くと、皆さん同じように言います。「やっぱり歌登、歌登絶対忘れない!」って。

そんな「うたのぼりグリーンパークホテル」は、タイからの観光客でがっちりです!

外国人が集まる病院のワケとは?

続いてやって来たのは、東京のおしゃれスポット、渋谷区広尾にある「スワミチコこどもクリニック」。
病院に外国人ってどういうことなのでしょうか?
早速、中に入ってみると・・・

待合室には、見るからに外国人の方や、そのお子さんなどがいました!
さらに診察室の中では・・・

白人のお母さんと赤ちゃんが定期検診の真っ最中!
お母さんにお話を伺いました。

スタッフ:ウェアー アー ユー フロム?
お母さん:イングランド!

イギリスの方!
スワミチコこどもクリニックは、アメリカ人やイギリス人が集まる小さな小児科の病院。
そのワケは、諏訪美智子院長が英会話が堪能だから。
実は諏訪先生、40年前に東京女子医科大学を首席で卒業。
その後、アメリカやカナダで小児科の医師として、10年以上の勤務を経て、帰国後にこのクリニックを設立したのです。

診察室の壁には海外で取った医師免許がズラリ!

患者さん:海外での医師免許を見ると本当に安心する。素晴らしいタイトルがあります。

免許を見た患者さんが安心する。
これが口コミで広がって、どんどん外国人が増えてきたってワケ。
そして諏訪先生のスゴイのが・・・

ドイツ語や、フランス語、スペイン語にイタリア語も日常会話程度ならOK!
現在、なんと60カ国もの人たちが、通院しているんだとか。
では、なぜ広尾にクリニックを開業したのでしょうか?

諏訪先生:ちょうど渋谷区と港区は大使館がいっぱいあるので、外国人が多いので。

渋谷区広尾は20カ国以上の大使館が集まるエリート外国人の街。
それを見越して、ここで開業したってことなんですね。
そして、何よりもこのクリニックに外国人が集まる理由が「診察料」。
日本人は、健康保険証を持って行けば、何割かの負担であとは保険が払ってくれる。
しかも、診察の内容によって金額は細かく決められている。
でも、外国の人って保険証を持ってない人が多いはず。
診察料はどうなっているのでしょうか?

諏訪先生:設定として病気の時は6000円、健康診断はいろいろとやるので10000円。よその先生はもっと高く取っているかもしれませんが、うちはそうやって決めてます。

そう!保険じゃない場合は、診察料はお医者さんごとにバラバラ。
時にはとんでもない値段になることも!
だから、わかりやすく明朗会計にすることで、外国の人でも安心して診察が受けられるのです。
東京広尾のクリニックに外国人!は、語学力と場所、そして明朗会計でがっちり!

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