過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2013年7月14日放送

特集

業界新聞の記者が選ぶ 2013年上半期儲かるトップニュース 後半戦

ゲスト

森永卓郎さん、柳原可奈子さん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、「業界新聞の記者が選ぶ 2013年上半期儲かるトップニュース!」後半戦!
全国2000紙の業界新聞記者に、それぞれの狭い業界だけを揺るがしたトップニュースをこっそり教えてもらっちゃいます!

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「日本食糧新聞」!北海道で大人気のコンビニ!

業界新聞の記者が選ぶ 儲かるトップニュース!
後半戦、まず最初にやって来たのは、東京・新橋にある「日本食糧新聞」。
発行部数は、なんと!9万4500部!
食品系専門紙としてはトップの売上げを誇ります!
早速、川崎博之編集長に儲かるトップニュースをお聞きしました。

川崎さん:実は北海道にホットなコンビニがあるんです。
スタッフ:セブンイレブンとか、そういうところですか?

川崎さん:いや、違うんです!北海道生まれのセイコーマートです。他ではマネの出来ないサービスを提供しているんです。それで絶好調!

日本食糧新聞の儲かりトップニュースは、「北海道発!オレンジ色のコンビニが○○○○で破竹の快進撃」!
と、言うことで北海道札幌へ!
まずは街の人にこんな質問を・・・

スタッフ:コンビニと言えば?
女性:セイコーマート!
男性:セイコーマートですかね。

北海道の人たちにとって、コンビニと言えばオレンジが目印の"セイコーマート"なのです!
現在、道内だけで1050店舗!  
北海道に限っては店舗数No.1!
では一体、川崎編集長が話していた、他のコンビニではマネできないサービスとは何なのでしょうか?
店内をのぞいてみると、一見普通のコンビニのようですが・・・

ん?出来たてのお弁当???
店員さんの後をついて行ってみると・・・

お弁当を作ってる!?
店員の畑山京子さんにお話を伺いました。

畑山さん:ここはホットシェフの料理を製造する所です。

そう!セイコーマートが始めた儲かりサービスとは、コンビニの中に本格的な厨房を作っちゃった!というもの。
その名も、ホットシェフ!
人気のヒミツは、出来たてのお弁当やお惣菜が食べられるってこと!
カツ丼のトンカツも、もちろんフライヤーで揚げる!
だからサックサク!
炊きたてのご飯に乗せれば完成。

北海道名物のザンギだって、1つ1つ衣を付けてカラッと揚げる!
約20種類あるメニューは、お店の奥にあるキッチンで調理しているんです。

スタッフ:1日何食ぐらい売れますか?
畑山さん:何食というか商品自体は全部合わせたら1日1000食以上!

そんなセイコーマートの稼ぎ頭「ホットシェフ」!
何でこんなサービスを始めたのでしょうか?
セイコーマートマーケティング企画部の佐々木威知部長にお話を伺いました。

佐々木さん:北海道は広くて郊外に行くとセイコーマートしかない地域もございまして、そういった場所ではなかなか温かいものを食べる場所が近くにないんです。

そこで1994年、試験的に1店舗でスタートしたホットシェフ。
あまりの人気で、今や1050店舗中、770店にまで展開!
セイコーマートの北海道での勢いを、盤石のものにしているのです。
そんなセイコーマートはホットシェフでがっちりです!

「日本種苗新聞」新品種!サツマイモの苗!

続いて伺ったのは、山梨県甲府市の「日本種苗新聞」。
苗や種の最新情報を扱う農業関係者必読の新聞です。
出迎えてくださったのは、日本種苗新聞の五味正弘顧問。

これまでも「植物に効く針発見!」「苦くないピーマン新発売!」など、種苗界の最新ニュースを教えてくださいました!
それでは五味顧問が選ぶ2013年上半期のトップニュースは?

五味さん:カネコ種苗で開発されたサツマイモの苗が、4月に売り出されて非常にいい売れ行きだと。

日本種苗新聞・五味顧問の上半期トップニュースは、「イモ界に新風!新品種のサツマイモの苗 売上げ好調!」。
五味さんイチ押し!新品種のサツマイモとは?
そこでスタッフが向かったのは、群馬県伊勢崎市にあるカネコ種苗。
出迎えてくださったのは、カネコ種苗株式会社の金子昌彦社長。
早速、そのサツマイモを見せていただきました。
それは・・・

金子社長:こちらです!新しい品種でシルクスイートというサツマイモです。

新品種のサツマイモ「シルクスイート」!
その特徴は、とにかく甘い!
糖度計で、普通の品種と比べてみたところ・・・

普通のサツマイモが6.9%なのに対し、シルクスイートの糖度は、なんと!8.8%!
その差は1.9%と、少しの差に感じますが、口に入れた時の甘さが雲泥の差なんだとか。
昨年の誕生以来、その甘さがイモ業界で噂となり、今年の4月に苗を発売するやいなや大ヒット!

金子社長:3月の注文予約段階で当初予定の3倍の予約をいただきまして、この研究所ができて25年が経つんですが、その中で断トツの反応です!

「20万本売れれば合格」と言われるサツマイモの苗ですが、シルクスイートは2倍の40万本が完売御礼!
そんな儲かり苗をどうやって作ったのでしょうか?
開発研究員の榎本真さんによると・・・

榎本さん:「春こがね」という品種と「紅まさり」という品種を掛け合わせてできたのがシルクスイートです。

これまで15年、イモの品種改良を続けてきた榎本さん。
ある日、まあまあ甘い「春こがね」と、そこそこ滑らかな食感の「紅まさり」を掛け合わせてみた。すると!
とびきり甘く、抜群の滑らかさのシルクスイート誕生となったのです!

スタッフ:4月に植えた苗はいつ頃できあがるんでしょうか?
金子社長:産地では9月末から10月が中心になると思います。

そう!今年の春に売れたのは、あくまでも苗。
なので、食卓に並ぶのは収穫後の秋ごろの予定。
そんなカネコ種苗はシルクスイートでがっちりです!

「日本事務機新聞」世界初のコピー機!

続いて向かったのは、大阪府大阪市の「日本事務機新聞」。
プリンターやファクスなど、事務機業界の最新動向を追っかける専門紙!
出迎えてくださったのは、日本事務機新聞の酒井伸雄記者。
では、酒井記者が選ぶ、2013年上半期のトップニュースは?

酒井さん:一度使った用紙を真っサラにすると!

日本事務機新聞、酒井記者が選ぶ、2013年上半期トップニュースは、「世界初!瞬時に文字が消えるコピー機誕生!」。

酒井さん:今までコピー機の歴史は40年ありますけども、こういった商品は無かったですから!

ならばと向かったのは、東京都品川区の東芝テック。
出迎えてくださったのは、東芝テック株式会社 事業本部長付・石田貴朗さん。
早速、世界初のコピー機を見せていただくことに!
それが・・・

こちら!
世界初!瞬時に文字が消えるコピー機、その名も「Loops」!
では、その実力をみせていただきましょう!
用意したのは1枚の写真。
まずはコピー!
すると・・・

青いコピーが出てきた。
そしてこの紙を、隣の機械に投入!
すると・・・

石田さん:真っ白に消えております!

このコピー機、青色で印刷した後、隣の専用マシンにかけると、たちどころに文字が消えてしまう不思議な機械なのです!
しかし、トレイには元から白い紙が入っていたのでは?
そこで、今度はコピーされた紙にボールペンで落書きをした状態で実験!
すると・・・

落書きだけ残って、文字は消えてる!
一体どういった仕組みなのでしょうか?

石田さん:青いインクですね、これに熱をかけて無色にするんです。

そう!「Loops」は熱で文字を消しちゃうコピー機!
実は、数年前からバカ売れしている、擦ると摩擦熱で文字が消せるボールペン「フリクションボール」と仕組みは同じ。
そのフリクションボールを生み出した、パイロットインキさんとの共同開発なのです!
企業ヒミツにつき詳しくは申せませんが、通常のコピー機よりも、かなり低い温度でインクを定着させ、文字を消す時には高い温度でインクを無色にするスゴイ技術なんです。
文字を消した紙は、最大5回コピーが可能!
紙代も5分の1に減らせるとあって、エコにこだわる企業が大注目!

このLoops、1台150万円と、なかなかお高い値段ですが、2月の発売から早くも数百台を売り上げ、上々の滑り出し!
そんな東芝テックは、文字が消せるコピー機でがっちり!

「農機新聞」農業用アシストスーツ!

続いては東京都千代田区の「農機新聞」。
田植え機の特集記事から、イノシシ対策検討会の会合レポート、農機メーカー対抗の野球大会の結果まで、業界全体を幅広く掲載しています!
昨年は、「木の根元の雑草を楽々刈れちゃう、最新草刈機『男前刈清』ついに発売!」。
というニュースをご紹介いただきました。
では、農機新聞の岸田義典社長が選ぶ2013年上半期のトップニュースは?

岸田社長:この間ですね、クボタさんが、アシストスーツを発表したんです。

農機新聞、岸田社長の2013年上半期トップニュースは、「クボタ ついに農業用アシストスーツ発表!」。

岸田社長:ちょうどガンダムと同じですよね!人間にそれを付けると人間の機能が拡大する。

ガンダムのような農業機械!その正体とは!?
向かったのは大阪市にある農機メーカー「クボタ」。
出迎えてくださったのは、株式会社クボタ 関連商品営業部の宮田一彦さん。
早速、アシストスーツを見せていただきました。

宮田さん:こちらでございます!こちらは農作業を軽減するスーツです。

農機トップメーカーのクボタが開発した農作業アシストスーツ!
その名も「ARM-1」。
では一体、どの様に使うのでしょうか?
実際に着用している農家さんがいるとのことで、長野県塩尻市のブドウ畑へ。
出迎えてくださったのは、塩原滋さん。
約500㎡に及ぶブドウ園で、毎日の作業が大変だとアシストスーツを導入したんだとか。
それでは実際に着用していただきましょう!

およそ1分で装着完了!
で、農作業を開始!
すると・・・

あれ?特に大きな変化が見られないんですが・・・

塩原さん:ヒジを支えてくれるんです。

そう!このスーツはガンダム的に動くというのではなく、ヒジを支える専用!
しかし、「それだけ?」って思うなかれ!

ブドウなど、こういった高さの木での作業の場合、腕はずっと上がりっぱなし!
一日中この体勢での作業は、かなりの重労働なのです。

塩原さん:今までは肩が張っていたんです。年を取ると余計辛く感じると思うんですよね。

そんな農家の人たちにとって、ヒジを支えてくれるこのスーツは、まさに救世主!

塩原さん:腕を上げての仕事が多いので、ヒジを支えてくれるだけで本当にラクなんです。

これまで1時間が精一杯だった作業が、アシストスーツで2時間以上も可能になり、効率アップ!
さてアシストスーツ、気になるお値段は・・・

12万6000円!
ちょっと高価ではありますが、今後はブドウ園以外にも梨やキウイ栽培などの場でも活躍が期待されています。

塩原さん:農家としては安ければ安い方がいいですけどね。

そんなクボタは、アシストスーツでがっちり!

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