過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2013年7月7日放送

特集

せま〜い業界新聞の記者が選ぶ! 今年上半期のNo.1ニュース!かまぼこも駅も!

ゲスト

森永卓郎さん、柳原可奈子さん

番組内容

がっちりマンデー!今日のテーマは「業界新聞の記者が選ぶ!2013年上半期儲かるトップニュース!!」
全国2000紙の業界新聞の記者さんたちに、それぞれのせま〜い業界だけを揺るがしたトップニュースをこっそり教えてもらうこの企画!これまでも、「ガラス新聞」による、本当に見えないガラスのスクープや、「月刊ホルスタイン」が報じた、農業高校でエクセレント牛、アサミ誕生のニュースなど、業界新聞じゃなきゃ見つけられない最新の儲かりニュースが目白押しでした。そして2013年夏、早くもいろんな業界新聞に、驚きのニュースが飛び込んできています!というわけで2013年上半期もスクープ連発でお届けします!

■放送内容をシェアする

「月刊食品工場長」が選ぶ儲かるトップニュース!超伸びる○○とは?

業界新聞の記者が選ぶ儲かるトップニュース!
まず、やってきたのは、東京駅から徒歩1分のところにある、月刊「食品工場長」!

全国にある工場。中でも、食品工場だけにスポットを当てた、超せま〜い専門紙。
前回は、最新パン工場で、ぐるぐる回転するパンクーラーなどをご紹介頂いた、木下編集長。

木下編集長:おかげ様で前回の放送から部数2ケタは伸びていますよ。

そんな木下編集長が選ぶ!2013年上半期のトップニュースとは!?

木下編集長:茨城県の筑波山のふもとに超伸ばす食品工場があるんです。

「月刊食品工場長」の儲かりトップニュースは、茨城県の食品工場で、超伸びる○○作りがフル稼働!
というわけで、茨城県坂東市にある、田中食品興業所、つくば工場へ。超伸びるアレとは?
田中食品興業所が開発したのは、「のび〜るとろりんチーズソース」!

たしかにかなり伸びている。でも、チーズって温めるととろけるのが普通のような。どのへんが新開発なのですか?

細江さん:普通チーズは冷えると固まるのですが、これは常温でも伸びます。

そう、最大の特徴は、冷えても伸びる!とろける!これまでのチーズとどれぐらい違うのか?気温23度の部屋の中で比べてみると、一般の物は、固まってしまって、全然伸びない!しかし、のび〜るチーズは、グングン、グングン、グングンビヨ〜ン!その差は歴然!

2011年に発売するやいなや、色んな食品メーカーから引っ張りだこ!最近、スーパーやコンビニでも、チーズの入った商品が増えているような気がしませんか?それ、とろりんチーズのおかげらしいです。

堀内工場長:1か月にパンで換算すると200万食の生産になっています。

発売以来、売上も右肩上がりでのびまくっている、のび〜るとろりんチーズソース!

でも、何で冷えても伸びるのか?そのヒミツを探るべく、製造現場に潜入!
こちらの釜で原料を混ぜるらしいのですが。なんと21種類もの原料をまぜあわせることで、はじめてあのとろみができるのだとか。こまかい原料の内容はヒミツですが、製品名は出さないという条件で特別に21種類すべて見せてもらえることに。中には食塩や麦芽糖など、細江さんが1年の歳月をかけ、探し出してきた儲かりの素が。

そして大事なのはここから。21種類の材料を、どれくらい、どの順番でいれるかが、のびるチーズ最大のポイント。1つでも順番や分量を間違えると、全然とろとろにならないという、まさに魔法なのです。ところで、何でこんなに難しい技術を持っているのか?

細江さん:元々うちの会社はクリーム作りが専門なんです。

そう、田中食品興業所は、元々業務用のカスタードやチョコレートクリームを作っている会社!冷えたパンの中でもクリームを固まらせない技術やホイップクリームを冷蔵庫に入れてもなめらかなままにするノウハウなど、とろけさせる事に関しては国内トップクラス!だから他社にはマネできない、冷えてものび〜るチーズソースが作れたってわけなのです。

「輸送新聞」が選ぶ儲かるトップニュース!大阪吹田にできた新駅とは?

業界新聞が選ぶ2013年上半期儲かるトップニュース!
続いて向かったのは、千代田区外神田の「輸送新聞」。トラックに関する話題鉄道まで、輸送のことなら何でもお任せあれの新聞。

では物流のプロ!上原社長が選ぶ!2013年上半期のトップニュースは!?

上原社長:大阪の方なんですけども吹田に新駅ができました。こちらの駅というのが27万平方メートルあると大きな駅なんです。

輸送新聞の儲かりトップニュースは大阪に27万平方メートルの巨大新駅が誕生!

スタッフ:それって2011年くらいにできた大阪駅のことですか?
上原社長:そうではございません。大阪の都市部よりちょっと離れたところですけども吹田に新駅ができています。

大阪に巨大な新しい駅?そんなの、かなり大ニュースのはずなのに、テレビのニュースとかじゃ、全然やってない。これは一体?

ひとまず上原社長に言われた、大阪吹田の「駅があるはずの場所」へ車を走らせると、そこには、なにやら物々しいゲートが。無事にこのゲートをくぐり中へと進んだのち、トンネルを抜けると…、そこにあったのは、広大なスペースとなぜか新駅を通過していく電車の姿。ここってホントに「駅」なんですか?

駅長:この駅は、JRの中でも貨物輸送を専門にした駅なんです。

そう、このスペースは貨物列車のためだけの駅、つまり貨物専用駅なのです。で、この駅が結構スゴイ!まずなによりでかい!

駅長:東京〜品川間がスッポリこの貨物駅の中に入ってしまうだけの広い駅です。

そう、駅の全長はなんと7.2km!確かに東京〜品川間6.8kmが、まるまる入っちゃう。

このでかさ、貨物の駅にとっては超重要。なぜかというと、駅が大きいから長〜い貨物列車が入れる。つまり、一度に運べる貨物の量が増えて、効率アップってわけ。さらに、吹田新駅には、貨物のためのスゴイ新技術があるそうなのです。

駅長:このホームはE&S方式というのですが列車が入ってきまして機関車をつけたまま荷物の取り下しができるんです。

どういうことかというと、今までは貨物列車が駅に入ってきても、電線があるところではフォークリフトが線にからまる恐れがあり、積み下ろしができなかった。そのため、いったんディーゼル車に付け替え電線のないところまでひっぱって、ようやく積み下ろしをしなければならなかったのですが、これがけっこう時間かかっていた!そこで吹田新駅は、電線をこれまでより数十センチほど高い位置に。これによって電線のある場所でも荷物が降ろせるようになったのです。

以前の梅田駅と比較すると、なんと3時間も時間を短縮。これはでかい!さらに、この吹田新駅の目玉としてこんな新型貨物列車も。

JR貨物と福山通運がコラボしてスタートした、福山レールエクスプレス!これまでの貨物列車との最大の違いはコンテナのサイズ!普通のコンテナは長さが3m70cmなのに対し、福山レールエクスプレスは9m40cm!これ実は10tトラックにぴったり載るサイズ。そのため、詰め替えをせずにそのままコンテナを載せるだけでOK!こりゃ便利!東京から、20両編成で福山レールエクスプレスがやってくるのを吹田駅で、40台の空のトラックが待ち受ける。次々にコンテナを、トラックに載せ、すぐさま、それぞれの目的地へと散っていく。さまざまな最新技術がつまった「吹田貨物ターミナル駅」。今後も目が離せません。

「水産煉製品新聞」が選ぶ儲かるトップニュース!○○皮かまぼことは?

業界新聞の記者が選ぶ!儲かるトップニュース!
続いてやってきたのは、マンションの一室、「水産煉製品新聞」!

「かまぼこ」や「ちくわ」など業界の最新動向をすっぱ抜く専門紙!この新聞を一人で作っているのが、編集長の土井さん。昨年は、老舗「鈴廣蒲鉾」の「古今」のすごい実力を、ご紹介頂きました!そんな土井編集長が選ぶ2013年上半期のトップニュースとは!?

土井編集長:姫路のヤマサ蒲鉾さんなんですが、第65回全国蒲鉾品評会で農林水産大臣賞をついに受賞したんです。

「水産煉製品新聞」の儲かりトップニュースは、「兵庫県のヤマサ蒲鉾、○○皮かまぼこで農林水産大臣賞を受賞!」

土井編集長:ここ2〜3年業界の話題の中心にあったそんなカマボコなんです。

そのカマボコとは?というわけで、やってきたのは、兵庫県姫路市の山奥にあるヤマサ蒲鉾。大正5年の1916年に創業。カニカマや「ちくわ」などねり製品一筋の会社!さて、その噂のかまぼことは?

黒田部長:鱧皮かまぼこです

今年、農林水産大臣賞を受賞したヤマサ蒲鉾の鱧皮かまぼこ!1パック、なんと3150円。鱧をまるごと一匹、しかも皮まで使って、これまでにない「かまぼこ」をつくったことが評価されての受賞。
そんな画期的な商品を、たった一人で生み出したのが、「かまぼこ」職人の長谷川さん。

長谷川さん:かまぼこひとすじ30年です。

ところで鱧ってどんなお魚でしたっけ?

瀬戸内海のごく一部でしかとれず、京都の料亭などで出される和の高級魚!これを、丸ごと一匹、皮も残らず「かまぼこ」にするという!「鱧皮かまぼこ」作りで最も難しい作業が、皮を破かずに、骨を取り除くこと!というのも、鱧という魚はとにかく小骨が多いのが特徴!

普通に料理するときも、職人の「骨切り」が必要なくらい。では、かまぼこの場合は?
なんとこんな薄い皮にまで付いた小骨を取っていくのだという。では、長谷川さんの包丁さばき!とくとご覧あれ。と、臆することなくどんどん小骨を剥いていく!簡単そうに見えますが、刃を入れる角度や力加減がほんの少しでもブレると、皮が裂けてしまう繊細な作業。

最後に皮に直接付いている小骨も勢いよくそぎ落としたら…果たして皮は大丈夫なのか!?ん〜!全然破れてない!皮の薄さは…わずか0.数ミリなのにまさに達人技。
このあと、鱧皮の表面に、鱧100%のすり身を均一に塗る、「戻し」という作業。

そして15分ほど蒸したら、最後にオーブンへイン。焼くこと、およそ10分。

これぞ、かまぼこの常識を打ち破った一匹丸ごと皮付きかまぼこ!現在、作れるのは長谷川さん只一人。しかも手作業なので月に50パックがやっとという超レアかまぼこなのです!

■放送内容をシェアする

このページの先頭へ戻る

Copyright© 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.