過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2013年5月26日放送

特集

新企画!「会ビジネス」っていったい何だ!? 同窓会も…運動会も…商店会も…どんどん変わってる!

ゲスト

森永卓郎さん、堀 ちえみさん

番組内容

今日のがっちりマンデーは新企画「会ビジネス」!
「町内会」に「婦人会」、マンションだったら「自治会」と、日本全国昔からいろんな「会」がある。そんな、昔ながらの「会」に新しいアイデアでうまく入り込んで、がっちり儲かっている人たちが、最近けっこう増えているのです!
子供たちが大興奮の「運動会」!中高年が大興奮の「同窓会」!商店街で作る「会」!
そんな、最新「会ビジネス」の世界に、がっちり潜入しちゃう30分です!

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儲かる「会」ビジネス!「運動会」でがっちり!

儲かる「会」ビジネス!
まずスタッフは、東京都渋谷区にある「千株式会社」へ。いったい何の「会」でがっちりなのですか。

杉浦さん:運動会です。

そう千株式会社は「運動会」で儲けています。どうやって?

杉浦さん:幼稚園とか保育園の運動会を写真撮影させてもらって、その写真を販売しています。

ほうほう、どうやら幼稚園、保育園の運動会の写真を撮ってご家族に売っているよう。でも、競技の写真を撮る業者さんって昔からいましたよね。
千株式会社は今までと違うやり方で大人気の写真屋さんなのです。一体、どんな写真を撮るのか、実際に撮影に行くカメラマンさんに同行させて頂きました。
撮影に向かうのは千株式会社の3人のカメラマン。
この日は東京都内の幼稚園へ。こどもの日のイベントとして行われる園児たちだけの運動会。パパやママは参加しないミニバージョンですが、スケールはけっこう大きく、園児の総勢、なんと400名以上!

笛の音で一斉にスタート!同時に撮影も開始。小山カメラマン、そして神原カメラマン、激しくシャッターを切ります!高宮カメラマンも、とにかく撮る!撮る!

そう、千株式会社の写真撮影はとにかくたくさん撮る!でも、ただたくさん撮っているわけじゃありません。撮影した写真を見てみると…

1人1人がちゃんと主人公になっています。今までの運動会の写真は、どうしても何人も映っているパターンが多かった。でも、千株式会社はどんなに大人数だろうとちゃ〜んと1人1人を狙います。なぜかというと…

杉浦さん:写真を見るのと、買うのをインターネット上でやっているんです。

そう、撮った写真を、インターネット上の専用サイトで選んで買う仕組みを作ったのです。

今でも多いのが写真を廊下に貼りだすというやり方。しかし、これだとスペース的に限界があります。その点、ネットなら枚数は無制限。さらに、学校まで子供にお金を持たせる必要もない。
お金や手間のことを考えれば、便利で安全!その結果、お母さんたちは…

保護者の方:わが子のアップもかなり多いのでいっぱい買っちゃいます。夜とか空いた時間に見られるのがいいです。

評判は上々。撮影をお願いしている園長先生にお聞きしたところ…

丸山園長:必ず1人1人漏らすことなく撮りこぼしがないように撮ってもらっています。

そう、どんなに園児がいっぱいでも、メインの子を決め1人1人ていねいに撮っています。

小山カメラマンさん、1人ずつ確実に撮るため、膝をリズムよく曲げながらレンズも動かしています。

この日、千株式会社の3人は合わせて4000枚もの写真を撮影!ところで、運動会っていうと、保護者には大きな問題が…

保護者の方:いい写真を撮りたいなと思ったら、席取りから始まるので大変なんです。

そう、運動会といえばお父さんお母さんも応援にくる。大きな運動会になると、我が子のベストショットを狙う壮絶な場所取りバトルが始まります。そんな悩みも、我が子が主役のアングルできっちり撮ってくれるから心配なし!
今や全国1000もの幼稚園、保育園がサービスを導入中なのです!

儲かる「会」ビジネス!「同窓会」でがっちり!

続いてスタッフがやってきたのは東京都千代田区の「笑屋株式会社」という会社。
社長は真田幸次さん、29歳。さっそくですが、一体なんの"会"で?

真田さん:同窓会屋です。

そう、笑屋がやっているのは同窓会。同窓会というと、仲間同士で集まると、やろうやろうって話しは出るけど、いざ本腰を入れるとなると色々大変。連絡が面倒くさいわ、人が集まらないわ、けっこうお金がかかるわ。その大変なことを上手く代行してくれるのがこの会社なのです。どんな感じで上手くやってくれるのか?
この日、やってきたのは 同窓会をお願いしたいという埼玉の私立高校の卒業生の方。笑屋では、「同窓会」のプランナーが会を成功させるべくいろんなサポートをしてくれます。
まず、手始めは…

本多さん:案内状の発送に進んでいきます。案内状を同級生のご実家の方に向けて日程・大体の場所・こういうメンバー(幹事)で進めていますとお知らせします。

そう、同窓会成功の大きなポイントは、案内用のハガキにある!ほら、白いハガキに文字だけで送られてきた事ありませんか?あれだと、楽しい感じがしないから、参加率が下がっちゃうらしい。カラフルなハガキが興味を引くのです!

もちろんそれだけじゃない!案内状にはネットのアドレスやQRコードが書かれています。ここにアクセスすると同窓会専用のホームページにつながる様になっている。すると、今の時点で誰が参加するかもわかっちゃうから「おっ、あの娘が来るならオレも行く」となり参加率もアップってわけ。

参加者を増やし、会場をおさえたらいよいよ同窓会当日。笑屋がプロデュースする、大阪の公立中学校の同窓会におじゃまさせていただきました。
会場は盛り上がっています。当日も笑屋のさまざまなノウハウが目白押し!まず、目に付いたのは同窓生のみなさんの首からかけた名札。

ちょっとベタですが、これが会場の盛り上げにはかかせない。顔がよくわからない人でも名札を見れば「お前変わったなぁ」って会話のきっかけができる。結婚して名前の変わった人はもちろん当時の旧姓で。これも笑屋がスタンバイ。この日は福岡から来たって方も。
この方、現在のお住まいは福岡県なのですが最初は案内ハガキが大阪の実家に届いてしまい、同窓会が開かれること自体知らなかったらしい。
しかし、専用ホームページには、参加する人や、開催日時だけじゃなく連絡がとれなかった人の一覧表示もあり、「あ、こいつの連絡先ならオレが知っているよ」と、情報提供ができるのです。結果、引越しをした人にも連絡がうまく行き渡るってわけ。

さて、同窓会の盛り上げに欠かせないのが「余興」。
実は笑屋には、これまでの経験で培った盛り上がり確実の「鉄板イベント」があった。それが「あの時好きだった子ランキング」!アンケートで応え、もちろん、女性もやります。これも笑屋がアンケートを作成して、集計、その発表までやってくれる!

司会進行も慣れたものです。さて、大盛り上がりの同窓会も名残惜しいですが、お開きの時がきました。帰り際みなさん何かお土産を受け取っています。ここにもとっておきの同窓会ノウハウが!中身は女性用の洗顔パック!

これ、この日の同窓会のスポンサーになってくれている企業の商品なのです。どういうことかというと、笑屋はさまざまな企業に同窓会の費用のサポートを依頼。ターゲットが絞りやすく大人数が集まる同窓会は、ピンポイントの宣伝が可能。だから企業はお金を出してくれる。例えば、若い女性が集まる同窓会にはブランドバックのレンタル会社が。看護師学校の同窓会には看護師の転職サイトの会社がスポンサーになってくれます。

真田さん:スポンサーになってくれた企業から受け取った75%は会費に、25%は我々の収益になっています。

この日の会費も、予定では8000円だったのが、スポンサーがつくことで7500円に値下がり。大盛り上がりの同窓会、みなさん笑顔で2次会の会場へ行きま"しょうや"!

儲かる「会」ビジネス!「商店会」でがっちり!

商店会でがっちり!
儲かる会を求めて続いてスタッフが向かったのは山形県新庄市の南本町商店街。

スタッフ:儲かっている会があると聞いて来たんですけど。
店のご主人:ひょっとしたら商店会のことですかね。

そう、商店街の方曰く、新庄市の儲かる会は「商店会」!商店会というのは、商店街のお店が集まって作る会のこと。でも、全国各地でシャッター通りが多くなりけっこう大変だって聞きますが、何で儲かっているのですか?

店のご主人:100円商店街っていうのです。

そう、新庄市の南本町商店街では2ヶ月に一度100円商店街というのをやっていて、それが大成功を収めているらしいのです。
翌日、100円商店街に行ってみると、昨日、閑古鳥が鳴いていたところにたくさんのお客さんがいました!

売っているのは、1束100円のホウレンソウ。100円の帽子に100円の長袖シャツ。婦人服も100円、ソーセージも1パック100円。野菜、花、生活雑貨に至るまで、あらゆるものが100円!という風に商店街全体が100円ショップになるのが100円商店街なのです!

お客さん:毎回来ています。楽しみです。

とっても大好評!でもはっきり言って100円のモノが売れても、そんなに儲かならないような。100円商店街の仕掛け人、新庄市役所の齋藤さんにうかがいました。

齋藤さん:商店街のお店って買わないと入りにくいとか、入ったら買わないと出てきにくいとかあると思うんです。でも、お店の外に100円商品を配置すれば、精算は店内でするシステムなので中の様子や品揃えを知っていただくことができます。ついでに通常の商品も買っていただくというのが一番のポイントです。

そう、100円商店街のポイントは、100円商品は店先に置いてお会計は店の中でというところ。

これ、店内の100円じゃない商品にも興味を持ってもらおうというのが狙い。実際に日用雑貨を買いに来たご夫婦のお客さん…100円の商品を持ったら奥さんは店内でお会計…で、お父さん後ろの方で100円じゃない商品が気になっていました。
ところで100円商店街を作ろうと思ったきっかけは?

齋藤さん:最初は自分の街を元気にしたいというところから始まりました。

10年前元気がなくなっていく南本町商店街を見て「なんとかならないかなぁ」と思っていた齋藤さん。そんなある日、新庄市内のデパートで100円均一セールの人だかりに遭遇!もしかして商店街全体を100円ショップにしちゃえばお客さんが集まるんじゃないかとひらめいた。で、毎日毎日、お店を回って説得。最初は取り合ってもらえませんでしたが、商店街の人達にその熱意が伝わっていき、開催が決まった!すると…たった2日間で2万人が押し寄せる大盛況!
山形県新庄市発100円商店街は商人の街大阪でも爆発的人気!

今や全国に280もの100円商店街が興るほど大人気になったのです。

▼スタジオでお話を伺いました。
進藤:次に儲かりそうな「会」ビジネスは何ですか?

森永さん:オフ会ビジネスです。オタクの人達が、みんなで、外で会おうという会があるんですが、なかなかそれをやってくれるお店が少ないんです。

加藤:なるほど、長居してもよくて、場所も広くてテーブルがあってという条件が揃ったところですね。

森永さん:はい、その辺りのニーズに応えられれば、けっこう儲かると思いますよ。

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