過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2013年4月21日放送

特集

海の向こうからやってきた!儲かる黒船家電

ゲスト

森永卓郎さん 新垣結衣さん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、新企画「海の向こうからやってきた!儲かる黒船家電」。
新商品が続々と発売される家電業界、そこへ新たな勢力がジワジワ拡大!
それが!海の向こうからやって来た「黒船家電」!
そこで、今回は儲かる黒船家電のヒミツに迫ります!

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日本向けに改良して大人気の儲かる家電とは?

海の向こうからやって来た!儲かる黒船家電!
まず最初にやって来たのは、「グループセブ ジャパン」。
出迎えてくださったのは、マネージメント ディレクターのペア・ラスムセンさん。

スタッフ:どちらの国のメーカーですか?
ペアさん:フランスの会社なんです!

グループセブという会社名はあんまり有名ではありませんが、「ティファール」というブランド名なら聞いた事あるのでは?
テフロン加工のフライパンなどが大人気!
では一体、儲かっている家電は何なのでしょうか?

ペアさん:電気ケトルです!すぐ沸くやつですね。

そう!「ティファール」が作った、日本でバカ売れの家電は「電気ケトル」。
水を入れてボタンを押すだけで、簡単にお湯が沸かせちゃうってことで大人気!
コップ1杯のお湯を沸かすのにかかる時間は僅か42秒!

スタッフ:儲かってますか?
ペアさん:売り上げはスゴくいいけど、儲かってるかどうかは、ちょっと言えるかな?この番組は取引先も見てるからあんまり儲かってるとは言えないでしょ。

では一体、なぜ電気ケトルを販売することになったのでしょうか?

ペアさん:日本の企業は昔からスゴくうまく湯沸しジャーポットを作っていたんです。逆にヨーロッパには湯沸しジャーポットがないんです。

実は、当たり前に思っている湯沸しポットの「保温」は日本だけの機能。
一度沸騰させてから紅茶を淹れるヨーロッパでは、使うたびにコンロで沸かすのが常識だったんです。

1982年、ティファールは、そんなヨーロッパ向けに、1250ワットのハイパワー、「すぐ沸く」電気ケトルを発売!これがバカ売れ!!
その勢いは留まらず、海を越え日本へ!
しかし、これが全然売れなかったそうなんです・・・

ペアさん:あの〜、日本人は家電にうるさいんですよ!だからフランスのモノをそのまま持ってこないです。

そこで市場調査を行い、日本人が好きそうなモデルを徹底研究!
その結果、ヨーロッパでは1.7Lで発売していたのを、日本仕様に0.8Lを開発!
さらに!

ペアさん:これは日本だけ!ピンク色!調査したら日本の女性はピンクが好きだったんです!80歳のおばあさん達も買ってくれてる!これは他の国では売れません!

地道な日本向けの改良の結果、ティファールの電気ケトルは徐々に認知され、これまでに1100万台を売り上げるオバケ商品に成長!
他にもティファールでは、日本向けに一工夫した家電を開発。

例えば、こちらの「ホームベーカリー・マイブレッド」は、飽きがこないようメロンパンやクロワッサンなど、色々な種類のパンが焼ける。
そんな、日本向けに改良を重ねるティファールはがっちりです!

韓国生まれの「レイコップ」とは?

続いての儲かる黒船家電は、港区にオフィスを構える「レイコップ」。
出迎えてくださったのは、代表取締役社長のリ・ソンジンさん。
レイコップは、リ・ソンジンさんが8年前に韓国で立ち上げ、去年4月に日本にやってきた家電メーカー!
では一体、どんな儲かる家電を作っているのでしょうか?
それが・・・

リ社長:これです!布団クリーナー"レイコップ"です!

布団専用ダニ取り掃除機「レイコップ」!
その使い方は・・・

布団の縫い目に沿ってゆっくりとレイコップをかける。
でも、これではハンディクリーナーと変わらないのでは?
ところが!
布団と接する面には紫外線を放射するUVランプや、超高速の「たたき」機能が搭載されている!
その回数は、なんと!1分間に3000回!1秒間に50回も布団をたたくんです!
だから、例え外に布団を干さなくても、強力な紫外線「レイ」でダニの息の根を止め、例え布団をたたかなくても一気にたたき出して一網打尽!
その実力を測るため、社員さんが毎日寝ている敷布団で実験!
一体、どれほど捕れるのでしょうか?
すると・・・

ゴッソリ!

社員さん:一週間くらいレイコップかけてないです。

かなり独特な機能を備えたレイコップ、6年前に韓国で発売され、今や世界24カ国で大ヒット!
では一体、なぜこの様な製品を開発したのでしょうか?

リ社長:韓国では布団を外で日干しする事が出来ません!

韓国では住宅がどんどん高層マンションになったり、お隣中国から「黄砂」や「PM2.5」などがやってきて、干したくても干せなくなったのです。
そこで、内科医だったリ社長は、「ふとんが干せないと、不衛生で体によくない!」と、一念発起!
医学の知識を基に、布団干しの代わりになる新掃除機の開発に乗り出したのです。
こうして誕生した「レイコップ」は、全世界で売上130万台以上!
現在、日本でも10万台を突破!
そんなレイコップは布団クリーナーでがっちりです!

摩訶不思議!油を使わないフライヤーとは?

海の向こうからやってきた!儲かる黒船家電!続いては「フィリップス」という会社!
出迎えてくださったのは、コンシューマーライフスタイル事業部の堤雅夫部長。
フィリップスの本社はオランダ、かつては日本のSONYと一緒にCDを共同開発したこともあるんです。
そしてなんと!世界全体での売上高は、約2兆9千億円以上!
では一体、儲かっている家電とは何なのでしょうか?

堤さん:フィリップス・ソニッケアーエアーフロスという商品です。空気と水が高速で噴射されます!

歯間に詰まった汚れを落とす「ソニッケアー エアーフロス」!

ノズルの先端を歯の隙間に入れてスイッチを押すと、水と空気が噴射され詰まった食べカスが取れる!
スタッフが試してみると・・・

スタッフ:おぉぉぉぉっ!何か歯茎も気持ちいいですね!

威力のヒミツは、水を空気の力で一気に噴射するテクノロジー!
その瞬間をスーパースローで見てみると・・・

時速はなんと70キロ!
細かい水の粒が、歯と歯の間に飛び込むから、食べカスも歯垢もふっ飛ばせる!
お値段12.800円とちょっとお高めですが、歯医者さんからも注文が殺到!
さらにフィリップスにはもう1つ、今年儲かり間違いなしの黒船家電があるそうなんです。
それが・・・

こちら!「ノンフライヤー」!
油を一切使わず、揚げ物が出来る謎の商品。日本上陸前から話題沸騰!
そこで、ノンフライヤーで調理した揚げ物を食べてみると・・・

スタッフ:周りはシャキシャキで中はちゃんと油があります!

そのヒミツは、マシンの中をぐるぐる廻る、最高200度にもなる熱風!
これが当たると、食材自体が持つ油が表面に出てきてカリッと揚がるんです。
そんなノンフライヤーについて、オランダ人上司にお話が聞けるとのことで、コンシューマーライフ事業部の増田智美さんに案内していただきました。
すると・・・

スタッフ:え!?何ですかこれ?
増田さん:これは向こう側がオランダのアムステルダムの本社のミーティングルームです。

一体、どういうことでしょうか?
すると・・・

テレビに登場したのはオランダ本社のマーケティング担当、クリスさん・マロラインさん・オクタビアンさん。
なんだか、不思議な感じですが・・・

スタッフ:儲かってますか?
オランダスタッフ:モウカッテマス!!

やっぱりオランダ本社も儲かってた!
せっかくなので質問させていただきました。

スタッフ:なんでオランダの会社でノンフライヤーなんですか?
マロラインさん:オランダ人はとにかく揚げ物が大好き!バーに行けばまずはビールと揚げ物が定番なんです。

そう!オランダ人はとにかく揚げ物が大好き!
そんなオランダ人の健康のためにフィリップスが考え出したのが、「ノンフライヤー」だったのです。
そんなフィリップスは「ソニッケアー・エアーフロス」とノンフライヤーでがっちりです!

世界NO.1メーカーの掃除機とは?

続いての儲かる黒船家電を求めてやって来たのは「エレクトロラックス」。
スウェーデンに本社を構える家電メーカー!
出迎えてくださったのは、小物家電事業部の芦田倫子さん。
では一体、何が儲かっているのでしょうか?
それは・・・

こちらの掃除機!
実はエレクトロラックスは、世界ナンバーワンシェアの会社なのです!
日本でも絶好調で、ここ3年で売上げは約2倍に!
中でも今バカ売れしてるのが「エルゴスリー」。
では一体、どのへんがスゴいのでしょうか?

芦田さん:音の静かさが最高クラスとなっております。

そう!エルゴスリー最大の特徴は「静粛性」!

芦田さん:オンになったと同時にモーターが宙づりになるんです。

掃除機のうるさい音の一番の原因はモーター。
回る時の振動が、掃除機全体に伝わり音が出てしまう。
そこで、エレクトロラックスが目をつけたのが「モーターの位置」。

今まで横に付いてたモーターを縦に付けちゃった!
さらに、モーターの周りに若干隙間を作った。
たったこれだけで、モーターが回り始めると同時に、その吸引力で吸気口にスッポリ!

これで内部に隙間ができ、周りの壁にモーターが触れなくなるため、振動が伝わらない。
伝わらないから音もしないってワケ。
もちろん音が静かでも吸引力は抜群!
でもどうしてスウェーデンのメーカーが、こんなスゴい掃除機を思いついたのでしょうか?
本社デザイン部の楠目靖さんにお聞きしました。

楠目さん:スウェーデンはヨーロッパの中でも珍しく靴をはかないんです。

そう!家の中を裸足で過ごすスウェーデン人は、とにかく掃除にうるさい!!
そこでスウェーデンのメーカーは、どこよりも一生懸命に音が静かで高性能な掃除機を作ろうとしたんです!
こうして誕生したスーパー掃除機「エルゴスリー」、その気になるお値段は?

芦田さん:79.800円です!

ちょっとお高めですが、大ヒットの予感!
そんなエレクトロラックスは、掃除機でがっちり!

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