過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2012年9月23日放送

特集

白衣の儲かり天使

ゲスト

森永卓郎さん(経済アナリスト)、西川史子さん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、新企画「白衣の儲かり天使」。
白衣の天使といえば看護師さんですが、白衣の「儲かり」天使になると、いろんな会社の「研究開発部門」でバリバリ活躍する理系女子のみなさん!
そこで!今回は、そんな儲かりエンジェルたちの白衣の裏側に迫ります!

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害虫が大好きな儲かり天使!

白衣の儲かり天使を探して最初にやって来たのは、静岡市にある株式会社フジ環境サービス。
この会社のお仕事は害虫の駆除。
食品メーカーの工場などで、実際に虫の駆除や虫被害を防ぐ対策を考えたりしていて、業界ではかなりの大手なんだとか。
出迎えてくださったのは、総務部の松林弘昭部長。
早速、お話を伺いました。

スタッフ:こちらに白衣の儲かり天使がいらっしゃるって聞いてきたんですけど・・・
さん:いますよ!スゴイ女性がいます!

スゴイ女性!これは期待できます!
その方は、一見普通のオフィスにいました。
それが・・・

入社18年目、営業部技術担当の曽根麻紀子さん。

スタッフ:今、何をやっていたんですか?
曽根さん:これは、ここのトラップに捕まった虫の種類と数を調べています。

曽根さんは、フジ環境サービスが誇る害虫のプロ!

今やっているのは、お客さんの食品工場に仕掛けた虫取りトラップを回収して、どんな虫がいるのか、何匹いるのかを正確に調べているんだとか。
では一体、何が分かるのでしょうか?

曽根さん:虫の種類によって外から飛んで入ってきたのか、それとも中で世代を繰り返しているのかを顕微鏡で見ないと判断できないものもいるんです。

虫の種類がわかると、どうやって工場内に侵入したのか、そのルートが推測できるってわけ。
この種類の見分け方が、害虫のプロたる所以なのです!

曽根さん:例えば目と目の離れ方とか・・・

左がお米とかを食べちゃう害虫、コクヌストモドキ。
そして、右がコクヌストモドキに似ているヒラタコクヌストモドキ。
ポイントは、コクヌストモドキは空を飛ぶけど、ヒラタコクヌストモドキは飛べないってこと。
つまり、コクヌストモドキが多ければ工場の天井あたりが侵入ルートとして怪しい。
その逆なら、床の方が怪しいってこと。
曽根さんがビミョーな虫の違いを見分けることによって、工場の防虫対策が決まったりするというわけなんです。
でも、顕微鏡で虫のアップを見るって結構きついような・・・
例えばクモ!

曽根さん:顕微鏡で見るとクモなんかは、全身に毛が生えていて、ぬいぐるみみたいな感じですよ。

そして、さらにスゴイのが・・・

スタッフ:ゴキブリって書いてありますよ!
曽根さん:ゴキブリを飼っています。

殺虫剤などの効き目を調べるため、なんと!ゴキブリだけで6種類、他にも5種類の虫を飼育中。
さらに・・・

曽根さん:家にもゴキブリを飼っています。私が飼ってるんじゃないんですけど、夫が飼ってて私も見たりしてるんですけど。

なんと!ご主人と一緒に50匹のゴキブリを可愛がってるっていうからスゴイ!
そこで、曽根さんの上司、営業部技術係長の田中康次郎さんにお話を伺いました。

田中さん:曽根さんは昆虫愛のかたまりですね!

西洋わさびの儲かり天使とは?

続いてやって来たのは、北海道網走市にある畑。
すると早速、儲かり天使を発見!

あれ?白衣じゃない!
実はこの方、日本の西洋わさび研究の第一人者で、わさびの製造販売メーカー、金印わさび株式会社オホーツク研究所の普段はビシッと白衣を着こなす研究所主事・玉木幸愛さん!
金印わさびは、お寿司屋さんで使ってるわさびや、お刺身パックの小袋のわさびなど、業務用のわさび製造、国内シェア40%のトップメーカー。
そんな玉木さんが研究している西洋わさびとは・・・

日本原産の本わさびよりも辛みが強いのが特徴で、よく見かけるチューブの生わさびにも、実はシッカリ使われている、日本人にはなくてはならないもの。
そして玉木さんは、この西洋わさびの研究で、まだ世の中に知られていないスゴイことを成し遂げたんだとか!
それが・・・

玉木さん:西洋わさびは種を作らないという性質があるのを、私は種を作り出して交配をさせたというところです。

西洋わさびから種が採れることって、そんなにスゴイことなのでしょうか?
そこで、明治大学農学部農学科植物育種学研究室の丸橋亘教授に聞いてみると・・・

丸橋教授:通常、西洋わさびは種の採れない植物として知られていますので、たぶん関連の学会で発表すれば、とても注目を浴びることになるだろうと思います。

ホントにスゴイことらしい!
それまでは種がないので、株分けで増やすしかなかった西洋わさびの世界では画期的な大偉業なのです!

玉木さん:種が出来るための条件ていうのが、ものスゴくたくさんあって、それを全て見つめ直し、全て組み合わせ直し採れるようになりました。

スタッフ:どれ位かかったんですか?
玉木さん:10年以上かかりました!

土の中の温度や光の当て方、与える水の量など、あらゆる条件を組み合わせ、試し続けること10年以上。
そんな、まだほとんどの人が見たことのない西洋わさびの種を、学会じゃなくて、なんと!がっちりマンデーで初公開!
それが・・・

こちら!
種が採れたことで、品種改良がやりやすくなり、臭みのない新種の西洋わさびの開発にも成功したんだとか。
畑山政彦所長にお話を伺いました。

畑山さん:世界一だと思います!
スタッフ:世界一って言われてますよ。
玉木さん:世界一わさびが好きなんだと思います。

そんな金印わさびは、わさびの品種改良でがっちり!

1000億円を生む?儲かり天使!

続いてやって来たのは、京都府木津川市にあるオムロン株式会社の研究開発施設。
おなじみの体温計や血圧計から工場自動化装置まで幅広い電子機器を作って、年間売上6000億円の大企業にいる白衣の儲かり天使とは?
光学実験室の中にいました!
それが・・・

入社9年目、オムロン技術本部の鍋藤実里さん。
では一体、何をされているのでしょうか?

鍋藤さん:振動発電デバイスの開発になります。

振動発電デバイス??

鍋藤さん:我々の周りの日常的に存在する微弱な振動から、電気を作り出す技術になります。

何だか難しそうなので、実際に発電している所を見せてもらうことに。

こちらが振動発電デバイス。

鍋藤さん:見た目では全く分からないんですが、実はこの台が振動しておりまして、触ってやっとわかる程度の微弱な振動が微かに揺れています。

鍋藤さん:こちらの振動から電気を作り出しましてLEDが赤く点灯しているのがご覧いただけると思います。

なんでも、この振動発電デバイスの中に2枚の基板が並んでいて、振動することで基盤が動いて電気を生み出すんだとか。
これ、どういう風に使われるのかというと、例えば橋などにコンクリートのゆがみや揺れを検出するセンサーと一緒にくっつける。
すると、橋の上を乗りものが通る時の揺れで発電し、センサーが作動。
もしも橋に何かの異常が出たらすぐにデータを送信、なんてことが電源いらずで半永久的に出来るというスゴイ技術なのです。
鍋藤さんは、この振動発電のスペシャリスト。

スゴイのはその粘り強さで、社内でも「これ以上の発電は無理」と思われていた基板の設計を見直し、電極の長さや幅を微妙に変えることで、同じ振動が生み出す発電量を、それまでの1.7倍にしちゃったんです。

鍋藤さん:ちょっとずつは発電量を高く出来ております。そこに私が貢献させていただいております。

ちょっとずつでも発電量を上げて、将来的には振動発電でケータイを充電する!なんてことを考えているんだとか。

鍋藤さん:私はこの技術の開発をさせてもらって本当に幸せです!

上司である技術知財本部の大場正利さんにお話を伺いました。

大場さん:私ども研究者は目標を定めます。それに対して少し高い目標を立てるんですけども鍋藤の場合は、それよりももう1つ高い目標を自分で立てて、チャレンジしながら粘り強く解決して行く、その力というのが彼女のスゴさだと思いますね。

鍋藤さん:とても光栄に思います。本当に頑張らせていただきます!

その頑張りで、振動発電事業、10年後には1000億円規模のビジネスになるかもしれないんだとか。
そんなオムロンは振動発電でがっちりです!

JAXAの儲かり天使!

続いてやって来たのは、茨城県つくば市にある、宇宙航空研究開発機構、通称JAXA。
日本の宇宙ビジネスを支えるこの組織に、スゴイ白衣の儲かり天使がいるらしい。
その人のことをJAXAの職員さんに聞いてみると・・・

憧れの先輩!
そんな、かなりスゴそうな儲かり天使が・・・

こちら!
JAXAに入社10年目の宇宙利用ミッション本部開発員、明神絵里花さん。
一体、何をしているのでしょうか?

明神さん:こちらの部屋ではみちびきという2年前に打ち上げた衛星なんですけども、その衛星の運用をしております。

一昨年打ち上げられた日本初のナビゲーション衛星「みちびき」の開発を担当したのが明神さんで、ここはその運用管制室なのです。
なんでも「みちびき」対応のカーナビを使えば、それまでは位置情報に10m位の誤差があったのが、1m以内に収まるようになったんだとか。
そんな「みちびき」の開発で、明神さんが何を担当していたのかというと・・・

明神さん:私の担当としては衛星の熱制御を担当してました。

衛星の熱制御とは一体?
そこで、今まさに実験が行われてるってことで、連れていってもらうことに。
すると・・・

スタッフ:デカ!これは何ですか?
明神さん:これはスペースチャンバと呼ばれる衛星の熱制御を確認する試験設備です。今、蓋が閉まった状態なんですけど、この中は宇宙空間を模擬してまして、宇宙空間っていうと非常に冷たくて真空という環境を模擬している試験設備になっています。

そう!この蓋の向こうは宇宙と同じ真空でマイナス200度の空間になっていて、この中に衛星を入れ、急激に熱くしたり、冷たくしたりしながら機械が正常に動くかどうかの実験を行うんだとか。
なんでも「衛星の開発は熱に始まり熱に終わる」と言われるくらい、熱制御担当は重要なポジションで、明神さんはそれをやり遂げたってわけ。
衛星の熱制御、何が難しいのかというと・・・

明神さん:太陽を浴びますと、衛星の太陽を浴びている面はプラス100度と過酷な環境になって、逆に太陽が当たらない面はマイナス100度とかなんです。

日向と日陰で軽く200度以上の差ができるような厳しい条件のもと、想定以上に冷たくなったら、機械に付けたヒーターが自動で入るように設計する。
難しいのは、急に熱くなった場合で・・・

スタッフ:ファンを回すくらいしかない?
明神さん:ファンを回すというのも空気がないので、冷やせないんです。

そう!空気がないとファンを回しても風が起きない!

明神さん:放熱面を設けて外に、宇宙は冷たいですから、その冷たい面に向かって排熱するとか。

そんな明神さんについて宇宙利用ミッション本部主任開発員の松本暁洋さんにお聞きしました。

松本さん:表現は適切ではないかも知れないですけど、男らしいというか、そのくらい頼りになる存在かなと。

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