過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2012年9月16日放送

特集

あの「日本経済新聞社」へ潜入! 日本経済を支える新聞はこうやって作っていた!

ゲスト

株式会社日本経済新聞社  代表取締役社長 喜多恒雄さん

番組内容

今日のがっちりマンデーはいつもと違う!
これまで、日本中のいろんな会社を取材してきましたが、経済番組として大事な会社をひとつ忘れていました!
それは、あの日経新聞を作っている「日本経済新聞社」!
日経新聞と言えば、一般紙とはちょっと違う、お仕事には欠かせない経済情報が満載! 
テレビにほとんど出たことのない、経済情報の総本山にグググイっと潜入しちゃいます!!

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日本経済新聞社の本社に潜入!

東京・大手町にズドーンとそびえたつ日本経済新聞社の本社へいざ突撃!
出迎えてくださったのは広報担当の金子さん。

金子さん:取材を含め、なかなか一般の方に奥まで入って頂くはことないと思います。

監視役も3人とセキュリティは万全!気を引き締めてお邪魔します!
ゲートを抜け、エレベータで上がり、2枚の扉を隔てた向こう側に大勢の記者が働いていました。東京本社で働く社員は2000人。そのうち、7割近くの1300人が記者。
まず、最初にやってきたのは、産業部・消費産業部のエリア。

ここでは、自動車や家電、スーパーから食品まで、いろんな業界の会社の動向を追いかけていて、企業の買収というシビアな記事や今後の注目となるビジネスの記事を書いています。紙面でいうと企業総合面と企業1面に記事が載っているとのことです。

産業部家電担当の田中さんはテレビや半導体家電などを担当していて、あのソニーの担当記者です。毎日バリバリ活躍中の田中さんですがちょっとお疲れのご様子。

田中さん:他の新聞も凄く家電業界のニュースに注目しているので、ある種スクープの取り合いになっています。去年くらいから競争が激しく続いていてストレスがたまっている状態ですね。

激動と混迷渦巻く家電業界。早くいい話題あるといいですね田中さん。
と、同じフロアに、ちょっと違った雰囲気の記者の方がいました。

消費産業部のフードグループの関口さんは、外食産業、つまり牛丼チェーンや、ファミレスなどがご担当。公平な記事を書くためには、毎日、担当会社のチラシのチェックや、現場でのリサーチも欠かさないそうです。

関口さん:お店に行って雰囲気を見たりメニューを頼んで味わってみたりというのはなるべく心がけてますね。
スタッフ:雰囲気を見るのと食べるのはどっち楽しいですか?
関口さん:もちろん食べる方です。元から食べるのは好きですね。そう意味では非常に楽しいです。

さて、さらに上層階では商品部という部署がありました。
商品部とは主に"マーケット商品"という紙面を担当する部署で、今、モノの価格がいくらになっているかの取材が仕事の中心。一人一人、担当の商品が決まっていて、金を担当する人もいればトラック貨物運賃の動向をチェックしている人もいます。
卵を担当されている石原さんにお話を伺いました。

石原さん:卵の価格っていうのが実は毎日、ここの鶏卵っていう形で掲載されているんです。価格動向自体は比較的動くので(スーパーで)特売とかと関係あったりします。

石原さんによると、卵の値動きはけっこう大きく、例えば商品相場欄の価格が下がった場合、スーパーでの特売が今後多くなるという予測ができるのだそうです。

またまた別の部署にやってきました。ここは日経新聞を携帯電話やスマートフォンなどで見ることができる、その名も"日経電子版"の編集作業をする部署。

有料会員が20万人を超え、今グイグイ来ているらしいのですが、そのワケと特徴を電子版マネー編集長の鈴木さんに伺いました。

鈴木さん:最大の特色は記者にとって書く量数に制約がないということなんです。

そう、紙面の場合"スペース"が決まっているので、元の記事を最終的にカットしちゃう事が結構ある。でも電子版なら紙面だと少ない量の記事を制限ナシでたくさん載せることができちゃうのです!

さて続いてやってきたフロアには日経TESTという文字がありました。
日経TESTとは一体何ですか?

竹内さん:正式名称は日経経済知力TESTです。経済知力というものを客観的に計るというのが狙いです。

ここ、人材教育事業本部では日経TESTなる、経済のテストを運営しています。
例題を見せて頂くと日本の経済に関する問題や生活の流行に関する問題など全部で100問。

日経TESTは企業の昇進試験に使われたり、就職の採用基準として使われたりすることも。開催は年2回で次回は10月だそうです。

日経新聞はどう作られている?現場の記者に密着!

特ダネをゲットするべく、日夜奔走する記者達!特別にそのお仕事ぶりに密着させて頂きました。大手町の本社から少し離れた、霞が関取材センターに今回の主役となる記者がいるとのことですが・・・。
スタッフが密着するのが、記者歴6年、産業部で働く京塚環さん、29歳。

産業部は、記者ごとに担当業界が決まっていて、京塚さんの担当は『商社』。
現在午後1時半、これから大手商社への取材が1件入っているとのこと。
午後2時に取材先に到着!さて、どんな切り口で取材をするのでしょうか?

京塚さん:最近企業の海外進出が円高でドンドン加速しているので海外で工業団地が今どういう風に広がっているかという事を取材したいと思います。

ターゲットは 大手商社の住友商事株式会社さん。なんだかけっこう偉い人が出てきました!ではそのお仕事ぶりを拝見!

京塚さん:これはもう125ヘクタールそのままで?計画通り?・・・
京塚さん:220ヘクタールで31社くらい入ってるってことですね?・・・
京塚さん:もう土地の収用自体も終わったんですか? ・・・

いきなりズバズバいっちゃう京塚さん!これには住友商事のみなさんも少々タジタジ。
そして話が佳境に入ってくると、京塚さんのメモの速度もぐんぐん上がります!

このスピードにはワケがありました。実は京塚さん、取材でレコーダーを使わない!録音している事を相手が意識してしまうと、重要な事を聞き出せない可能性があるからだそうです。そして1時間半で取材は終了。
京塚さんと住友商事の方に感想を聞くと・・・

福田さん:やはり我々としてなかなかお話しにくい部分というのがありますのでボンっと聞かれると我々も困りますね(笑)
京塚さん:ボンっと聞いちゃって大丈夫な時はボンッと聞いちゃいますし、裏から裏から聞かなきゃいけない時はゆっくりゆっくり聞きます。

時刻は午後4時、直ぐさま取材センターに取って返します。戻りの車中で本社産業部の成瀬デスクへ取材内容の報告!
どうやら明日の朝刊への採用が決まったようです。しかも企業面のトップ扱い。これ、「1番手」といって重要度が高い!オフィスに戻るとすぐさま記事の作成に入ります。
現在午後の4時半。6時までには作成して本社のデスクにチェックしてもらわなければなりません。
そこで、記者にとって必要不可欠なのがこちらの"記者端"!

記者専用端末、略して記者端は記者が1人1人必ず持つパソコンの事です。
執筆後"校正チェック"をクリックすると赤や青の色が付きました!これは間違いを教えてくれる便利機能なのです。
赤は間違い。例えば松下電機産業の"機"は"器"。さらに今はパナソニックなので "赤"!

青は間違いやすい文字。財務省は、同じ読み方で財務相というのがあります、ということで "青"!

そんな記者端を駆使しどんどん記事を仕上げる京塚さん。そこへ電話が。
別の大きなニュースが入ってきたため、京塚さんの記事は急きょ1番手扱いから2番手に変更とのこと。2番手はスペースが少し狭くなるため、京塚さん、急いで文字数をキュッと減らします!

夕方6時、時間通り記事を書き終えたら本社へ送信!しかし、京塚さんの仕事はまだまだ終わりません。急いで大手町の本社へ向かいます。
やってきたのは本社編集フロア。情報の最終確認のため産業部の成瀬デスクの元へ。
京塚さんの記事を成瀬デスクが手直しして、さらにその直した記事の情報に誤りがないかを、取材した京塚さんが一行一行再度チェック!すると、ようやく新聞っぽいレイアウトになってきました!

しかし、日経新聞を作る最大のヤマ場はこの後にありました!
その舞台となるのが編集フロアの真ん中に鎮座する、通称「センターテーブル」!普段はがらんとしたただの長テーブルですが・・・
夜9時10分。

アナウンス:検討会を始めます!検討会を始めます!

フロアにアナウンス鳴り響くと、あっちこっちから、ぞろぞろ人が集まってきました!
これから行われるのが、「紙面検討会」。翌日の朝刊全ての紙面をチェックする重要なイベントです。
センターテーブルに集まるのは、紙面を担当している全ての部のデスク。レイアウトを決める整理部のみなさんです。

そして 電子版をとり仕切るクロス番と呼ばれる方と整理部長との間に座っているのが"局番"という一番偉い人です!!

この方の鶴の一声で大幅な記事の見直しだってあります!
局番の吉田さんが、記事をチェックし、"この問題が実際のビジネスにどういう影響があるのか?"などポイントを指摘します。
そして各部のデスクが局番の厳しいチェックを受けると、およそ20分間で紙面検討会は終了。
吉田さんに京塚さんの記事について伺ってみると

吉田さん:面白い記事だなと注目はしてますが、かつてあった話が今度拡張するという内容なのでこれくらい(2番手)の扱いでいいのかなと。

最後にデスクが記事をさらに微調整。すると同じ部分でも分かりづらい言葉は使わず、まとまった言い回しに変わりました!

こうした厳しいチェックを経て、日経新聞は作られていくのです。
京塚さん、本当にお疲れ様でした。

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤:センターテーブルは、けっこう熱かったですけど揉めることはあるんですか?

喜多社長:しょっちゅうです。一面のトップ記事を巡って各デスクが、うちの記事がトップだと議論を行います。そして最後に局番が"こうしよう"と編集権を行使するんです。
私は4年やりましたが、慣れると楽しいですよ。ただ、「企業が潰れる」などの後ろ向きのニュースを判断するときはしんどいです。

加藤:出すタイミングも難しいですよね。出す事で派生することがたくさんありますもんね。

喜多社長:そこはしんどいですね。でも楽しいですよ(笑)。

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