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「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2012年9月2日放送

特集

今絶好調!メガネ屋さん「JINS」なんであんなに安い?PCメガネの秘密も…

ゲスト

株式会社ジェイアイエヌ 代表取締役社長 田中仁さん

番組内容

がっちりマンデー!今日のテーマは「株式会社ジェイアイエヌ」!
メガネ屋さんの『JINS』と言えば分かる方も多いはず。
かなり安くて、けっこう洒落ている!そんなメガネを武器に、わずか11年で全国163店舗と急成長! とにかく儲かっている!そんなJINSを徹底解剖!
メガネ屋さんだけに儲かる秘密を丸見えにしちゃいます!!

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絶好調メガネ店!「JINS」の儲かるヒミツ!

今、メガネ専門店「JINS」がスゴイ!
2001年の開業からわずか11年で今や全国に163店舗を展開。年間売上げは225億円と絶好調!
人気の理由は何なのでしょうか?お客さんに聞いてみると・・・

お客さん:センスが良くて、しかも安い。
お客さん:お手ごろの値段で買えれば、普段使う用にいい。

そう、人気のヒミツはけっこういいのにかなり安い!
ひと昔前のメガネといえば、一本数万円はするお高いものってイメージでしたが、JINSのメガネはどれも今っぽくて安い!レンズ込みなのに4990円から買えちゃいます。
でもなんでこんなに安くできるのでしょうか?

その秘密は「SPA」という方法。
これは、メガネのデザインから製造まで、自分たちでやるという方式です。他社を入れないことで値段を抑えることができるのです。これは、あのユニクロと同じ作戦です。

安さが話題のJINSのメガネですが、一方である「こだわり」があります。
それは「日本人にあったメガネ」をつくること。
どういうことかというと、実は、これまでメガネのフレームは外国からの輸入ものが多かったのですが、日本人の頭の骨格と比べると、欧米人はかなり縦長であるため、このフレームが日本人にはなかなか合わないのです。

欧米人に合わせたメガネを日本人がかけると
「こめかみが痛い」「鼻の部分でズレ落ちる」などの問題が出てしまうのです。
「せっかく日本のメーカーとして作るのだから、日本人にあったメガネを作りたい!」
というわけでJINSが採用したのがこちら!「森本くんと幸代さん」です。

こちらのお2人、日本人の平均サイズを元にした通称「森本くん」と「幸代さん」という頭部モデルで、頭の大きさや幅、耳までの距離や鼻の高さなど、独自にデータを集めて生み出しています。JINSはこの2人を参考にメガネをデザインしているのです。
耳にかける部分を日本人の丸顔に合うよう、ややカーブを加え、鼻盛りと呼ばれる鼻と当たる部分を高めに設定しているので日本人の低い鼻にもピッタリなのです!

さらに、JINSが今、次々とヒットを連発しているのが新機能付きのメガネです。
例えば「JINS Moisture」はレンズの横の部分に水を入れることで、ドライアイが予防できます。
他にも「Air frame」は医療器具などで使われる新素材を使い、従来のメガネのおよそ半分という超軽量化に成功!累計300万本の大ヒットとなりました!
そして、今売り出し中のすごい商品が「JINS PC」!

どんな商品かというと、パソコンのディスプレイからはブルーライトという目に良くない光が出ているのですが、このメガネはその光を最大50%カットすることができるのです。
これが「パソコン作業をしていても目が疲れにくい」とジワジワと支持を集め、販売開始からわずか1年で50万本の大ヒットとなりました!
しかもこの「JINS PC」、これまでのメガネとは大きく違う儲かりのヒミツが!
それは、「普段メガネを使用しないが、仕事でパソコンは使っているという人に大人気」ということ。
つまり、視力矯正を必要としない人もターゲットになるので1億2000万人の日本国民全員がターゲットになるということなのです。日本国内のメガネ人口が6000万人ということなので、なんと倍になります!

さて、JINSの儲かりの工夫には店舗にもありました。
商品を陳列している棚を見ると、メガネが1つ1つ、4かける5のマス目に収まっています。これはJINSのどこの店舗でも、陳列の基本になっています。

そして、横の一列には同じ色のものが並び、縦の一列には、形が同じものを並べるというルールになっています。
確かにこれなら自分好みのメガネが見つけやすい!

また、この陳列法にはもう一つメリットが!
例えばお客さんがメガネを取ると、取ったマス目が空きます。すると日本人は元の場所に置きたくなっちゃうのです。
枠のない陳列だと、お客さんが試着した後、商品がグチャグチャってこともしばしば。
でも、JINSの陳列方法ならお客さんが率先して戻してくれるのでスタッフが整頓しなくても陳列は綺麗なまま!お客さんも気持ちよく買い物ができるのです!

「JINS」の歩み!

今や全国に163店舗を展開するJINSを一代で築き上げた田中仁社長。
もともとは、群馬県前橋市でポーチやエプロンを作る、小さな雑貨屋さんでした。
メガネ屋さんを志すきっかけとなったのは、友人との韓国旅行で見た格安メガネ。
これをヒントに翌年の2001年、福岡に1号店をオープンさせるとこれが大当たり!
5年後の2006年には21店舗にまで成長、株式も上場、と順風満帆!
ところが突如、会社はリーマンショックの影響で絶不調になりました!

一時は1600円を付けていた株価は39円にまで下落。もはやこれまでか・・・。
そんなとき田中社長が話を聞きに行ったのが、ユニクロの柳井正会長の元でした。

柳井さんは静かにこう言ったそうです。
「あなたのビジョン、志はなんですか?」
田中社長は何も答えられませんでした。この時、どんな会社にしたいかを自分がちゃんと考えていなかったということに気づいたのです。
田中社長は考えました。そして・・・
この会社は「高品質で新機能のメガネを低価格で販売する会社」!
と答えを出しました。
すると再び、右肩上がりにぐんぐん成長を始め、なんと今年は25億円を突破したのでした。

そんな田中社長のお仕事ぶりをちょっとのぞかせて頂きました。
まずは広告デザインを決めるプレゼン会議。ここでは、チラシのデザインをわかりやすい日本語にするか、それともキャッチーな英語にするか議論は二つに分かれていました。
すると社長が一言!

田中社長:表紙のほうは"トライ"よりも"全額返金"を日本語で言っちゃった方がわかりやすいよ。

あっさり決めちゃいました!そんなにすぐ決めて大丈夫ですか?

田中社長:とにかくスピードスピードスピードですね。スピードに勝る競争力は無いです。

会議の後にはリュックを背負った田中社長の姿が!
今度は店舗の視察に向かうようです。なんでも週末には結構行くのだとか。

田中社長:あまり私の存在を表に出さずにいくんですよ。
スタッフ:社長だと気づかれないこともあるんですか?
田中社長:ありますよ。私が行くことを知らない方が普段の状況を見れるんです。

田中社長、店から少し離れた場所でタクシーを止め、ぶらりぶらりと店に近づいていきます。
すると、いきなり眉をしかめる社長。

田中社長:少し雨だれの跡がついてますね。

なんと、気にしているのは、看板についた雨の汚れ。けっこう細かいです!
次はお店の中へ・・・。
早速、店内の陳列棚を念入りに観察していると、突然立ち止まりました!何があったのか!?

田中社長:店長、ちょっといい?ここ、小型の掃除機みたいなので綺麗にした方がいいんじゃない?

指摘したのはマス目の中にあった1本の髪の毛。やはりこの男、かなり細かい!さらにレジ前では、脇にあった段ボールをすぐに片付けるように指示!

視察のポイントを聞いてみると・・・

田中社長:やっぱり陳列と整理整頓ですよね。お店は別にダンボールを見せるところではないのでそれはすぐに下げるようにと。どうしても普段作業をしているとそういったことが段々ルーズになっていくんですよね。

社長曰く、小さい緩みの積み重ねが、お店全体をだらしなくする。だから、細かいところをひとつひとつ直していくのが肝心なのだとか。
社長の地道なチェックとそれを支えるスタッフの迅速な対応が、お客さんにとって来やすいお店作りの基本なのですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤:柳井さんにお話しを伺ったというエピソードがありましたが、「志」が固まると業績って上がりますか?

田中社長:上がると思います。「志」というのは植物で言うと根っこだと思うんです。志が固まると、そこから生まれるサービスや製品が全て一貫したものになり、そこに説得力が生まれると思うんです。

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