過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2012年8月26日放送

特集

エースコック

ゲスト

エースコック株式会社 代表取締役社長 村岡寛さん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、エースコック株式会社。
「スーパーカップ」に「いか焼きそば」「JANJAN」に、「スープはるさめ」などなど、
インパクトのあるカップ麺を作りまくってる即席麺メーカー!
その年間売り上げは、なんと!890億円!と、がっちり!
今回は、そんなエースコックの儲かりのヒミツに迫ります!

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独特の商品を作り出す現場に潜入!

個性的な商品を次々と世に送り出してるエースコック。
特にスゴイのが年間に出る新商品の数!
そこで、マーケティング部商品開発グループの増岡仁良さんにお話を伺いました。

増岡さん:年間に200アイテム近くの商品を発売しております。

そう!とにかくたくさんの新商品を作る!
ちなみに増岡さんが最近考えたのが、焼きそば「JANJAN」。

カップ焼きそばのイメージを覆した縦長の容器。
さらに、焼きそばの定番、青のりをあえて止めたことで、敬遠されがちだった女性にも支持され大ヒット。
そして案内されたのは、創造ルームという名の一室。
ここでは女性6人がなにやら会議を行なっているのですが・・・

実は彼女たち、エースコックを支える大ヒット商品、低カロリーが売りの「スープはるさめ」の生みの親!
一体、どんなことを話しているのでしょうか?

なんだか井戸端会議にしか見えませんが・・・侮るなかれ!
女性ならではの感性を商品に反映し、このチームから半年で10品近くの新商品が誕生!
では一体、何でそんなに新しい商品を生み出せるのでしょうか?
商品開発グループの植木まりさんにお話を伺いました。

植木さん:新しそうだったらまずはやってみよう!みたいな発想が多くって、とりあえずは市場に出してみよう!みたいな。

エースコック儲かり戦略その1「とりあえずやってみよう精神!」

再びマーケティング部の増岡さんにお話を伺いました。

増岡さん:社長からよく言われているのは、今までにないようなものを作りなさい、商品化しなさいと言われています。

考え込む前にやってみよう!がエースコックの社風。

例えばこちら、開発チームの綿密な味のチェック!かと思いきや、実は商品開発グループの梅本さんによる「ラーメンが余ってるから、とりあえず食べ合わせの試食でもしない?」という申し出に、とりあえず集まってきたアチコチの部署の人々。
とりあえずの集まりなので発想も自由!
とりあえずマヨネーズを入れたり、とりあえずウニを入れたり、とりあえず納豆を入れたりして、新しい商品のヒントを探る!
そのお味は・・・

迷って立ち止まるくらいなら、思い切って失敗した方がいい!
とにもかくにも、とりあえずやってみよう!これがエースコック流!
でも、この「とりあえず」の精神で、とっても忙しくなっちゃう部署がある。
いろんな味のアイデアを、実際に製品化する商品研究チーム。
開発研究室の香山晋吾さんにお話を伺いました。

香山さん:作ってる方はたまったもんじゃない!勝手なこと言いやがって!(笑) でも、実際に商品にしてコンビニの棚に自分たちの商品が並んでたり、それが実際に売れたと聞くと非常に達成感に包まれます!

この「とりあえずやってみよう精神!」、そのルーツは、エースコックの創業時にありました。
創業者の村岡慶二氏が、今から60年以上前の1948年に開業したのが「龍門製パン店」。
そう!エースコックの始まりは、パン屋さんだったのです。
その後、原料がパンと同じ小麦粉ということからビスケットの製造販売をとりあえずやってみたら大ヒット!
そして1959年、これまた同じ小麦粉を使う即席めん事業にも、とりあえずチャレンジ!

料理の上手なコック「エースコックの即席エースラーメン」を発売!
これがまたまた大ヒットして、社名もエースコックに!
時は流れ、今や代表的な商品となったのが1988年に登場した、ご存知「スーパーカップ」!
実はこの生みの親こそ、現社長の村岡寛さんなのです。
当時、マーケティング部にいた村岡社長、カップ麺のヘビーユーザーである食べ盛りの男子が「麺の量がすくないなぁ」と言っているのを聞き、とりあえず、大盛りのラーメンを作ろうと提案。

しかも、単なる大盛りではなくて「1.5倍」という一目で分かるキャッチコピーを採用。
すると、若者たちから絶大な支持を受け大ヒット!
そして2009年、新たに登場したのが、スーパーカップをさらに改良した、「スーパーカップ ガッシリ3Dめん」。

従来よりも太く、コシの強くなった「3Dめん」の登場により、売り上げは前年比221%を記録!
それにしても気になるのが「3Dめん」というネーミング!
その名付け親であるマーケティング部 商品開発グループの兼子幸士さんにお話を伺いました。

スタッフ:なんで「3Dめん」を思いついたんですか?
兼子さん:一言聞いて「なんだろう?」と興味を持ってもらおうと。
スタッフ:麺て元々3Dじゃないんですか?
兼子さん:そうなんですが、カップ麺の麺って平たい麺が多いんですね。それを覆すような麺が今回出来ましたので自信を持って「3D」と言えるかなと思います。

エースコックでは商品の名前を考えるとき、ある事にこだわりっているんだとか。
それは・・・

兼子さん:真剣にふざけてます!アイデアがでるときって、そういうふざけた心が必要。

エースコック儲かり戦略その2「真剣にふざける!」

兼子さんの過去の商品名候補を見てみると・・・

スタッフ:激シビ?
兼子さん:シビれる辛さをテーマにした商品の名前をつけようとしたので。

その他にも「がいこつ」や「電撃味噌」「スーパーサイヤ人」など、およそカップ麺のネーミングとは思えない商品名候補の数々。しかし、このふざける事こそが、ヒットを生み出す大きな要因!
そこで、新発売の濃厚とんこつスープを売りにしたラーメンのネーミング会議を覗いてみる事に。

ポイントは、どんなにふざけていても否定はしないこと!
とにかく意見を出しまくり、インパクトのある商品名を引き出していく!
マーケティング部 商品開発グループの嶋村匡史さんにお話を伺いました。
嶋村さん:実際にお客さんが売り場を見るのは0.3秒くらいなんです。パッと見てインパクトを受けて食べてみたい、もしくは美味しそうだと感じる商品名が大切です。

「3Dめん」という名も、兼子さんが真剣にふざけた結果なんですね!

3Dめん製造工場にカメラが潜入!

万年業界4位に甘んじていたエースコックが、昨年は年間売り上げ3位に大躍進!
その原動力となったのが、先ほども紹介した「スーパーカップ3Dめん」の登場!
では、その「3Dめん」がどのようにつくられているのか、製造工場を訪ねてみました。
まずは小麦粉・でんぷんに味付け液を加え、ミキサーで練り上げていきます。
すると15分後、液の混ざった生地が完成。
続いての工程を関西滝野工場 品質管理室の西田維哉さんにお聞きしました。

西田さん:次の工程は先ほどミキシングで練りあがった生地をロールとロールの間を通すことによって麺の帯状を成型していきます。これを我々は麺帯と呼んでいます。その麺帯が7つのロールを通っていくごとに、厚みを少しずつ薄く伸ばしていく工程があります。

通常、4個か5個のロールで麺を伸ばすところを、ここでは7つ!麺の帯を徐々に徐々に薄くしていくのです。

最後は厚さ1mm近くに!
最初の帯と比べるといかに薄くなっているか一目瞭然!
何度も伸ばすことで「3Dめん」に、強いコシが生まれるのです。
続いて刃のついたローラーで、麺の帯を幅1.7mmにカットしたら、それを蒸し器で2分間蒸す。
そしていよいよ「3Dめん」の旨味を決める最重要工程へ。

西田さん:先ほど約2分蒸してきた麺を、こちらで"うまミスト"というカタチで麺に最終的な味付けをしております。
スタッフ:水じゃないんですか?
西田さん:水じゃないです!麺に味付けをする液体です!
スタッフ:味付けはなにが?
西田さん:企業秘密にさせてください!エースコックの魂が入ってるところなんで、ごめんなさい!企業秘密とさせてください!

ここまでは生麺の状態でしたが、ではどうやってカップ麺の形状にするのかというと・・・
まずは、麺を40cmずつカットして金型の中へ。そのまま160℃前後の油で3分間揚げていく!
そして、出来上がったのが・・・

よく見るこの形!
こうして揚げあがった麺をカップに入れ、かやくはその後から手作業で入れます。
最後にスープ袋を入れ、蓋をしたら「スーパーカップ3Dめん」の完成!
ここ関西滝野工場では1日60万食のスーパーカップが作られています。

さて、新商品を世に出す上で欠かせないのが、ラーメンの市場調査。
そこで、マーケティング部 商品開発グループの小澤亮太さん、通称"エースコックのラーメン辞典"に同行させてもらうことに。
この日のテーマは東京の魚介系スープのお店と気になる新店舗のチェック!
やってきたのは、昨年11月にオープンした東京大森にある一軒のお店。
2人いる時は、少しでもたくさん味見できる様に別々のモノを注文する。
そして、席に着くなりいきなり薬味のチェック!
これもカップ麺に使う「かやく」の重要なヒントになるんだとか!

スタッフ:まだ何も来てないのに色々いじってますけど?
小澤さん:トッピングに何があるのかは、結構どこでもチェックはします。

そして、注文したラーメンが運ばれてくると、味見よりも先に写真撮影。
続いてスープをチェック!
なんと小澤さん、一口スープを含むだけで、どんな食材が使われてるのかたちどころにわかるという!
小澤さん:煮干しやね。だいぶまろやか。

スタッフ:お店の人に怪しまれたりしないんですか?
小澤さん:極力バレないように自然にイチ客として・・・

いやいや明らかに不自然です!
その後、お店を後にするとその場でリポートを作成。

煮干はかなり効いていて、鶏のとろみは感じたけど、もたれる感じはなかったみたいです。
そしてその後も、2軒目、3軒目、4軒目、5軒目と都内のラーメン店をハシゴしまくり!

スタッフ:そんなにラーメンて調べる事あるんですか?
小澤さん:ありますよ。
スタッフ:カップラーメンにはそこまで求められているんですか?
小澤さん:お店を越えるくらい求められているんで!

体重が増えていく分だけエースコックの財産も蓄積されていく!
ちなみに年間200店舗以上は食べ歩くそうなんです。

▼スタジオでお聞きしました。
進藤:ベトナムは実は即席麺の会社が30社以上もある激戦区なんですが、そのベトナムでエースコックがシェアナンバー1なんですよね?

村岡社長:技術がまだあんまりないんです。だからエースコックが持ってる色んな技術、安全で安心して食べてもらえる品質の安定したものを供給する。特に品質管理の技術ですね。これを持ち込んでベトナムの味を実現しています。

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