過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2012年3月25日放送

特集

儲かる!時代遅れビジネス

ゲスト

森永卓郎さん(経済アナリスト)、岡本夏生さん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、新企画「儲かる!時代遅れビジネス」!
どんな時代にも大ブレイクを果たし、一世を風靡したヒット商品がある!
でも、新しいモノが出てくるといつしか時代遅れとして姿を消す・・・
しかし!中には時代遅れのイメージをひっくり返し、現役バリバリの隠れた儲かり商品があるんです!
そこで!時代遅れでも儲かっている商品の秘密に迫ります!

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お年寄りに人気の時代遅れな商品!?

まず最初にやって来たのは、飯田橋にある日立マクセル株式会社。
早速、出迎えてくださった松岡建志さんにお話を伺いました。

スタッフ:何を作っているんですか?
松岡さん:カセットテープです!

そう!日立マクセル株式会社では、今でもカセットテープを作っているんです!

松岡さん:1966年に日本で初めてカセットテープを発売いたしました。

日立マクセルは日本で初めてカセットテープを作った会社。
第一号は通称「ノーマルタイプ」と呼び、会話やラジオの録音などに使われました。
そして1984年、音のノイズが少ないハイポジションタイプ「UD?」を発売。
ちょうどこの頃、ステレオタイプのラジカセが発売されたこともあって大ヒット!
その後もハイポジションタイプよりも音質の良いメタルタイプなどを次々と発売。
1989年、カセットテープは5億本も売れる超ビッグ市場に成長しました!
しかし!
1990年代、デジタル録音できるMDが登場すると、カセットテープは王座を奪われてしまいます。
当時カセットテープを作っていた加藤真幸さんにお話を伺いました。

加藤さん:休日出勤ですとか残業とか忙しかったのが、そこまでしなくても良くなりました。

と、いうことは儲かってないのでは?

松岡さん:いえいえ儲かります!

実は昨年、カセットテープは国内で約2千万本も売れているんです!
そこで、いまだにカセットテープが売れているという大田区のダイシン百貨店に行ってみることに。
その家電コーナーには・・・

ものスゴイ量のカセットテープ!
家電売り場担当の大野貴弘さんにお話を伺いました。

大野さん:ホントに早い時だと3日でほとんどが無くなります。

そこで、実際にカセットテープを購入しに来たという鈴木さんにお話をお聞きしてみる事に。

鈴木さん:ある時に買い貯めします!

なんと!鈴木さん、この日は60分テープ4巻入りを2セットに、10分テープ4巻入りを3セット購入!
実は大田区は住民の約2割が高齢者。そこで、使い慣れたカセットテープを購入する方が結構いるんです。
では一体、鈴木さんはこんなにもカセットテープを購入し、何に使うのでしょうか?
それは・・・

カラオケの練習用!
10分テープはメロディー再生専用として使い、60分テープの方でメロディーと歌声を同時に録音。だから2種類を購入していたんですね。
ターゲットがお年寄りになった事を考え、日立マクセルは改良しているんです!

若者に売れていた頃の薄型ケースを、わざと分厚くして持ちやすくしているんです!
そんな日立マクセルは、カセットテープでがっちりです!

一家に一台はあった時代遅れなモノとは?

続いてやって来たのは、広島県安佐北区に本社を構える大和重工株式会社。
では一体、こちらではどんな時代遅れなモノを作っているのでしょうか?
工場長代理の真野誠之さんにお話を伺いました。

真野さん:我々の時代遅れは五右衛門風呂です!

そう!大和重工が作る時代遅れなモノは五右衛門風呂!

真野さん:これでしっかり儲けさせてもらってます!

今でもちゃんと儲かっているという五右衛門風呂の材料は鉄。
直火で熱し、お湯を沸かすという原始的な仕組。
火傷しないように風呂の底には板を敷いて入らないとダメなんです。
そんな五右衛門風呂が全国に広まったのは、戦後の昭和30年代。
大和重工はその頃、五右衛門風呂の大量生産で急成長!
そこで、当時の貴重なお話を、大和重工の顧問である田中淳さんにお聞きしました。

田中さん:大体月に1万本くらい売れていました。

なんと!月に1万本が売れていたんだとか!
そこで、本社工場だけでは生産が間に合わず、新たに工場を作ってフル稼働!
昭和36年、株式も上場しかなり儲かっていたんです!
ところが、昭和40年代に入ると強力なライバル、プラスチックのお風呂が登場。
全国に公団住宅が建てられ始めたのをキッカケに、軽いプラスチックのお風呂が一気に浸透!五右衛門風呂は王座を奪われてしまいます。
ところが五右衛門風呂の火は途絶えることは無かった!

真野さん:月に50本ほど出荷させてもらってます。

年間約600台を出荷!
では一体、どんな人が五右衛門風呂を使っているのでしょうか?
それは・・・

そう!温泉旅館!
そこで、1基あたり約40万円の五右衛門風呂を使用しているという「旅彩のお宿 水羽荘」の女将・水羽知子さんにお話を伺いました。

水羽さん:若い女性の方とかは「五右衛門風呂があるんですよね?」「入ったことないんです」って事で楽しみに来られるお客さんもいらっしゃいます。

お客さんを呼び込むアイテムになっているんです!
最近では下から炙るのではなく、熱いお湯を入れて浴槽自体を温める方が多いんだとか。
一度温まると鉄のお風呂は保温性が抜群!
カラダを芯からポッカポカにしてくれるんです。
五右衛門風呂をずっと頑なに作り続けてきた大和重工ですが、今ではこれを発展させたバージョンも開発。

こちらは、鉄のお風呂にガラス加工を施した鋳物ホーロー浴槽。
年間売上げ、なんと!10億円!
そんな大和重工は五右衛門風呂でがっちりです!

バブルの象徴を作り続けてがっちり!

続いてやって来たのは、大阪府摂津市にある株式会社日照。
早速、代表取締役社長の安田宜弘さんにお話をお聞きしました。

スタッフ:どんな時代遅れなモノを作ってるんですか?
安田社長:ミラーボールです!

そう!日照が作る時代遅れなモノとはミラーボール!

スタッフ:これはちゃんと儲かってるわけですか?
安田社長:儲かってますね!

なんと!今、国内のミラーボールの95%は日照が作っているんです!
一番売れたのは、やはり1980年代のディスコブームの時。

スタッフ:ひと月で大体どのくらい売れたんですか?
安田社長:4000個ですね!とにかく忙しかった!その一言に尽きます。

日照の最盛期の年間売上げは、なんと!15億円!
ミラーボールは昔も今も1個1個手作り。
最盛期には従業員10名ほどで、早朝から深夜までフル回転で作りまくっていたんです。
しかし、バブルが崩壊するとミラーボールの需要は一気に激減。

安田社長:お得意先の廃業が多くなりましたね。正直なとこちょっと本当にヤバイなと思いました。

これはマズイと思った安田社長は、生き残りをかけ新商品「花柄ミラーボール」を開発!
ところが・・・

安田社長:花びらの模様が壁に映らなかったんです。ちょっと計算違いでした。

鏡を花柄にしたのに模様が壁に映らなかったんです。
その後も様々なデザインを作りますが、どれも売れず絶対絶命のピンチに!
しかしそんな時、一本の電話がありました。
それは「小さいミラーボールを作って貰えませんか?」というもの。
ホームパーティーなどで使えるような小型のミラーボールの依頼だったのです。
そこで誕生したのが・・・

直径13.5cmのミラーボール「Chibi丸ちゃん」。
これが発売と同時に注文殺到!

安田社長:ラウンジのテーブルの上にちょっと置くとか、結婚式場のキャンドルサービスの横に置いたりされるんです。

Chibi丸ちゃんが画期的なのは置き型ってこと。
今まで吊り下げタイプだったミラーボールは取り付けが大変でした。
これを置き形に改良しただけで設置が簡単で移動も楽チン!
そして、こんな新商品も!
それが・・・

こちら!
ちょっと変わった形をしていますが、使われる場所も変わってる。
なんと!お葬式で使用されているんです。
一体、お葬式のどこで使用するのでしょうか?

実は祭壇の後ろで使用することで、光を壁に映し魂が天国に上ることを表現しているのです。
そんな日照の年間売上げは、5億円とがっちりです!

戦国時代から続く時代遅れなモノとは?

続いてやって来たのは、滋賀県長浜市のとある作業現場。
出迎えてくださったのは、株式会社粟田建設の代表取締役社長・粟田純徳さん。
実は、今まさに時代遅れのモノを作っているそうなのですが、一体何を作っているのでしょうか?
早速、見せていただくことに。
それは・・・

粟田社長:石垣です!

そう!石垣!
粟田建設は今では珍しい石垣作りを専門とする会社なのです。
実は社長、織田信長の支持で建てられた安土城の石垣を作った"穴太衆"と呼ばれる石垣職人の15代目!
日本の約8割のお城は穴太衆が手掛けた石垣なのです!
江戸城も名古屋城も大阪城も全て穴太衆!

粟田社長:やってること自体は昔からある事なんで、時代遅れかもしれませんけど、スゴイ技術が集結されてるんです。

それでは石垣の知られざる技術を見せていただきましょう!
現在作業しているのはテレビドラマのロケ地記念碑の石垣。

下から二段目のこちらに石垣を積んでいただきます。
まず初めは石垣となる石選び!
使用するのは天然の花崗岩、大きなモノで一つ約1万円。
採石場からランダムに持ってきたモノなので形は様々。
そんな不揃いの石を、現場でひとつひとつ確かめながら、うまくはまる置き場所を決めていくのです。

重機で慎重に運んだら、表の面が揃うように調整!
工具で微調整しながら、置いた時にガタガタしない位置を探ります。
不安な場合は石を変えて何度もやり直すんです。

すると前面が揃って上手くいったようです!

粟田社長:今からが一番大変。

そう!石垣づくりはここからが重要!
石を置いた後に出来た隙間を、細かい石で埋めていくんです。

粟田社長:これで石垣を動かなくしてるんです。

石垣を固定するために使われているのは、たくさんのデコボコした小さな石。
大きな石をデコボコの小さな石でガチっと噛み合わせて固定しているだけなんです。
しかし、これで本当に大丈夫なのでしょうか?
そこで、試しにスタッフが力いっぱい押してみる事に!
すると・・・

ビクともしません!
実は2002年に、大手ゼネコンと京都大学の工学研究科が、合同で石垣とコンクリートの強度を比較した実験を行なったんです。

幅・高さ・奥行きが同じ石垣とコンクリートに、上から同じ重さの力を掛けたところ、コンクリートの場合200tの力で崩壊。
しかし、石垣は250tまで持ちこたえたのです!
この実験データが基となり、今建設業界で石垣が大注目。
一般家庭の土台部分はもちろん、高速道路の土台にも使われたりと、穴太衆の石垣が見直されています。

◆スタジオでお聞きしました。
森永さん:石垣が何故安定しているかと言うと、原則として石を「品」という形に積むんです。そうすると上から力が加わっても力が分散されるので崩れにくいんです。

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