過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2012年3月11日放送

特集

一芸がスゴイ!技あり家電メーカー

ゲスト

森永卓郎さん(経済アナリスト)、松本明子さん

番組内容

がっちりマンデー!今回のテーマは、「一芸がスゴイ!技あり家電メーカー」!
あるジャンルを極める事で、そこだけなら大手に負けない!大手よりも儲かってる!そんな小粒でもピリリと辛いメーカーの儲かりのヒミツに迫ります!

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防水がスゴイ一芸家電製品!

まず最初に一芸がスゴイ家電メーカーを探してやって来たのは、新潟県燕市にあるツインバード工業株式会社。
では一体、どんな一芸家電を持っているのでしょうか?
早速、商品開発部の新保圭介さんにお話をお聞きしました。

新保さん:防水DVDプレーヤーです!

こちら!テレビも見られる防水DVDプレーヤー「ZABADY」。

新保さん:日本の家電メーカーでは、当社ツインバードだけが防水DVDプレーヤーを発売しております。

そう!ツインバードさんの一芸は防水がもの凄く得意ってこと。
17年前に、まだ防水とまでは呼べない「防滴液晶テレビ」を発売。
以来、防水性能に磨きをかけながら18機種を製造。とにかく防水AV家電の世界ではどこにも負けない凄腕メーカーなのです!
そんなZABADYの使い方は裏蓋をあけてDVDを装着するだけ。

※これは実験です。水中に落とした場合はすぐに拾い上げてください。

映像を出したままシャワーを浴びせても、お湯の中に沈めても大丈夫!
では、何でこんなことができるのでしょうか?

新保さん:防水のためにゴムのパッキンを使ってます。そのパッキンの形状、寸法といったところを0.1ミリ単位で設計していくところに当社のノウハウがあります。

そう!防水で一番大事なのは高い密閉性。
この密閉性を保つためにはゴムパッキンの形状や寸法、柔らかさ硬さの微妙な調整が必要。
10年前の防水商品はネジでキツーく留めないとダメだったのが、今ではパチッと蓋を閉めるだけでOKに!
これは、ツインバードが製品の密閉性をひたすら研究し続けてきた成果なのです。
では一体、なぜ?大手家電メーカーはこの分野に参入してこないのでしょうか?

新保さん:大手さんにとって、こういったニッチ(限定的)なマーケットは多額の投資をしてやるには割が合わないんです。

今や防水といえばツインバード!
ZABADYは発売から半年で2万台の売上げ!
そんなツインバードは防水DVDプレーヤーでがっちりです!

初心者向けエステ製品の一芸家電!

続いてやって来たのは、大阪にある小泉成器株式会社。
この会社にもスゴイ一芸家電商品があるそうなんです。
そこで、出迎えてくださった商品事業統括部の山本樹里さんにお話を伺いました。

山本さん:小泉成器は超音波美顔器を含むエステ家電で頑張ってます!顔に当ててお家でケアしていただくイメージですね。

超音波振動によってお肌の弾力をアップさせるという超音波美顔器に、肌を保湿するための携帯ミストや小顔作りに役立つ振動フェイスローラーなど、5種類のエステ家電を発売中で、これが売れてるんです!
でもこの分野って大手家電メーカーも参入しているし、競争はかなり激しいはず。
では一体、何故?小泉成器のエステ家電が一芸商品になりえたのでしょうか?

山本さん:すべて1万円以下の価格に設定してます。

5つの商品すべて1万円以下と、かなりお安くしたってこと!
でも、何でそんなに安く作れるのでしょうか?

山本さん:機能を比較的シンプルなものに絞って、お客様が選びやすいようにラインナップを揃えています。

そう!機能はあくまでシンプルに!

例えばこちらのスポットケア。普通なら付いていることの多い汚れを落とす機能を外して、目元口元に振動を与えるだけにしたのです。
お客さんが自分にとって必要なものだけを選べるようにしたことで、大人気になっているというワケなんです。

そんな一芸エステ家電の女性開発チームがどんな会議をしているのかというと・・・

こ〜んな感じ!
こういった明るい雰囲気の中の雑談から、スゴイ一芸商品が生まれたりするんです!
そんな小泉成器は初心者向けのエステ家電でがっちりです!

夏と冬に大活躍の一芸家電!

続いてやって来たのは、大阪市にある株式会社山善。
出迎えてくださったのは商品統括部の白石忠史部長。
早速、お話をお聞きしました。

白石さん:扇風機なんです!山善では扇風機がNo.1なんです!

扇風機の国内シェアNo.1は山善!って本当なのでしょうか?
家電量販店に行き確かめてみることに。

量販店スタッフ:売り場面積を考えると山善さんが一番多いかなっていう気はしますね。その分やっぱり売れ行きもよくなってるってところはありますね。

なんと!売り場にある12台の内、3台が山善の扇風機!
なんでも、年間1200万台が売れる国内市場で、その4分の1に当たる300万台が山善の扇風機なんだとか。
しかし、失礼ながら何で山善が扇風機業界のトップなのでしょうか?
そこにはちょっと意外な理由がありました。
それは・・・

白石さん:大手家電メーカーさんが扱うには単価が安すぎると思います。儲からないということですね。

そう!扇風機は機能がシンプルすぎて、作っても単価が安くなってしまう。だから大手のメーカーはこぞってエアコンの方に力を入れていったのです。

白石さん:大手のメーカーさんっていうのは高機能、高付加価値を追及されてますので、どんどん高機能のものにいっておられるんですけども、我々はそういった技術力も無いですし我々でできるところで、できる範囲でということで、とりあえず扇風機というのがキッカケだったんです。

つまり、大手のメーカー各社が規模を縮小していた扇風機分野に「ここなら戦える!」と新たに参入したのが山善だったってワケ!
今では扇風機の種類も、大手のメーカーは1社で10種類以下ですが・・・

白石さん:私どもの商品だけで、ひとつの売り場を作れるぐらいの品揃えでやっていると、色込みで150種くらいあるんじゃないですかね。

なんと!色違いまで含めるとトータル150種類!
しかもお値段は大手メーカーの3分の1くらい、とかなりお安め。
売れ筋は2000円から3000円台。
そして、気になる性能の方は?

白石さん:性能的には大手さんよりというのはないんですけど、大手さんと比較しても変わらないです。

そう!もちろん性能だってちゃんとしている!
こうしてなかなかの商品をお安く、しかもたくさん種類を揃えることで大成功した山善!
昨年の扇風機の売上げは、なんと!66億円!
でも、扇風機が一芸商品だと、夏はいいけど冬はどうするのでしょうか?

白石さん:冬は実はですね、これがあるんです。

そう!こたつ!

スタッフ:こたつも結構スゴイんですか?
白石さん:これも大体台数ベースでは日本でNo.1!

なんと!夏の扇風機だけでなく、冬のこたつも山善がNo.1!
これまたあんまり儲からなさそうということで、大手メーカーはほとんどが撤退しちゃったんだとか。

白石さん:大手さんがやらないところが我々の商品!要するに付加価値のあまり付かない単機能のローテク商品。これが我々の得意分野というかたちになってますね。

儲からなさそうなところで思いっきり頑張るから儲かる!
そんな山善、夏は扇風機、冬はこたつでがっちりです!

絶対に欠品させない一芸家電!

続いてやって来たのは、新潟市にあるダイニチ工業株式会社。
こちらの会社の一芸商品とは一体なんなのでしょうか?
広報室長の佐藤芳明さんにお聞きしました。

佐藤さん:当社の石油ファンヒーターです!

ダイニチのどこにも負けない一芸商品は石油ファンヒーター!
20種類以上のラインナップを揃え、国内シェアは、なんと!約50%!
そんなダイニチの石油ファンヒーターがもの凄く売れている上に、一芸がスゴイって言われるのは何故なんでしょうか?

佐藤さん:当社の方はやっぱり作っている数も多いので、お店に迷惑を掛けないためにもですね、欠品をしないということをまず第一に作っております。

欠品をしないって当たり前のような気もしますが・・・

佐藤さん:暖冬だとか厳冬など突然売れて店頭に在庫がなくなる事も想定できますので、その時にそのお店から商品が無くならないようにするのは非常に大変なんです。

そう!今年の冬のように突然寒波がやって来たりすると、あっという間に売り切れたりするのが石油ファンヒーターのような商品なんです。
そんな時でも絶対に欠品させないのがダイニチのポリシー!
だから作るのは輸送に時間が掛かる海外ではなく、あえて国内工場なのです。

佐藤さん:例えば朝にお店から注文が来て、在庫が足りない機種がありましたら、その日の内に生産して夕方に出せる仕組にしています。

その仕組が凄かった!

お店から発注が来て工場に在庫が少ない機種があれば、パソコン画面が点滅して警告してくれるんです!
すると・・・

「天板ラインの段取りを始めます!」の合図と共に作業員が一斉に作業に取り掛かります!
それと同時にタイマーをオン!
そして作業員はファンヒーターのボディを作る金型をダッシュで外して足らない機種のボディを作る金型に付け替える!
この作業を1日最低でも2回は行なうんだとか。
そして、生産を再開し7台のマシンの金型交換に掛かった時間は・・・

なんと!8分42秒!

佐藤さん:訓練してますからね。最初のうちは何十分もかかったんです。どんどんどんどん詰めていって半年で10分以内にしたんです。

こうして絶対に欠品しない作戦で、冬の必需品になったダイニチの石油ファンヒーター。
でも、これって売れるのは冬の間だけですよね?
これからの季節はどうするのでしょうか?

佐藤さん:夏の間も同じように作ってます。夏の間に作ったものは倉庫にどんどんためていきます。必ず冬に売れることはわかってますから。

欠品させない最大の秘密は、春から夏の内に作りだめしておくこと。
巨大倉庫に100万台の石油ファンヒーターが、冬になるまで蓄えられていくんだとか。
そんなダイニチは、絶対に欠品させない石油ファンヒーターでがっちりです!

プロが使用する一芸家電!

続いてやって来たのは、石川県白山市にある株式会社ナナオ。
まずはこちらの会社のショールームにお邪魔しました。
すると液晶モニターがズラリ。
ナナオの一芸商品はテレビの液晶モニターなのでしょうか?
企画部の梶川和之さんにお話をお聞きしました。

梶川さん:テレビではございません。パソコン用の高性能モニターを作っております。

パソコン用の高性能モニターって普通のパソコンモニターと何が違うのでしょうか?

梶川さん:色をちゃんと表示できるというところですね。
スタッフ:そんなに差があるものなんですか?
梶川さん:あると思っております!

そこで実際に比べてみる事に。
すると・・・

確かに発色も解像度も全然違う!
さらに、斜めや横から見ると、普通のパソコン画面は暗くなるのに、ほとんど見え方が変わらない!
これ誰が使うのかというと・・・

梶川さん:プロの方にご愛用いただいています。デザイナーの方、印刷会社の方とか、色を扱う仕事をされている方です。

そう!色や形を正確に把握しなければならないプロの写真家やデザイナーが使うのがナナオのモニターで、あのスタジオジブリのスタッフも使っているのです。
この高性能モニター、他にもたくさん使われているのが医療現場!

CTやMRIの画像を正確に映すことができるので、お医者さん同士の画像データのやりとりに持って来いなんだとか。
で、気になるお値段は・・・

梶川さん:一般的なパソコンモニターの10倍以上するものもございます。

中には100万円を軽く越えるものもあるそうなんです!
では一体、何故?ナナオのモニターはキレイに正確に画像を映し出せるのでしょうか?

梶川さん:モニターの中にある回路の設計を当社独自でやっています。

液晶パネルの設計から、高画質の心臓部であるICチップに至るまで自社製。
本社工場で100%自社開発、自社生産するので品質管理が完璧に出来る!
これこそがナナオのモニターが高性能な理由なのです。
そんなナナオの工場では作業員は女性ばかり。
それには理由があるそうなのです。
そこで、製造部の大桑靖弘さんにそのワケをお聞きしました。

大桑さん:繊細な画質の確認とか、手先を器用に使う仕事が多いので、女性の社員を集めております。

130名いる工場作業員の内、なんと125名が女性なんです。

スタッフ:ナナオの高性能モニターは女性が作っているということですね?
大桑さん:結果的にそうなると思います。

そんなナナオはプロ用高性能モニターでがっちりです!

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