過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2012年2月19日放送

特集

儲かる!ドル箱路線

ゲスト

森永卓郎さん(経済アナリスト)、松雪泰子さん

番組内容

今日のがっちりマンデーは「儲かる!ドル箱路線」!
誰もが知ってるメジャー路線だけが儲かっているわけじゃない!
ということで、今回は、全国のあちこちに隠れた「ドル箱路線」が続々登場します。

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いすみ鉄道

最初のドル箱路線は「いすみ鉄道」!
千葉県のほぼ中央、山奥の上総中野から、海沿いの大原まで全長26.8キロの路線。
のどかな自然の中…というか、かなりのど田舎をたった一両で走るこの路線がドル箱?

ところが、駅改札には行列が!
プラットホームに出ると、車両が到着するや、猛然とダッシュ!
なにやら大人気みたいです!
実は「いすみ鉄道」にお客さんが来るようになったのはほんの数年前。
それまでは沿線住民の減少や道路の整備により、利用者は年々減少。
廃線の危機にありました。
しかし、瀕死の「いすみ鉄道」に救世主が現れた!それが、鳥塚社長!
このお方、元々は外資系の航空会社に勤めていました。
どうして社長になることになったのか、お話を伺いました。

鳥塚社長:公募社長ですね。「誰かこの鉄道を立てなおしてくれる人はいませんか?我こそはと思う人はいませんか?」ということだったので、「じゃあ私がやってみます!」ということです。

廃線寸前の「いすみ鉄道」を立て直すべく、自ら手を上げ社長に。
実は鳥塚社長、大の鉄道マニア。それもレアな鉄道を撮る「撮り鉄さん」。

鳥塚社長:鉄道ファンの私が社長をさせていただくので、できれば全国の鉄道ファンに喜んでもらいたいと思ったんです。

鳥塚社長がとったお客さん呼び戻し作戦は、マニア狙い!
鉄道マニア心をくすぐるべく、社長は秘密兵器を導入。
それが年季の入ったこの車両!
でも、こんな古くて地味な列車を?

実はこの車両、昭和40年製の「キハ52」気動車。
これが現存する最後の一台なんです!
もともと「いすみ鉄道」を走っていた車両ではなく、長野県のJR大糸線で引退し、スクラップ寸前だったものをあえて譲り受けたのです。
現在、週末だけの観光列車として運行している「キハ52」の情報を聞きつけ、鉄道マニアが殺到した!ってわけ。
更に社長、沿線でも様々な作戦を展開。
実際に乗ってみると、出発時は社長をはじめ、社員さん総出で、お見送り。
車窓からは、昔なつかしい田園風景。春は菜の花に桜。秋は紅葉と四季折々の自然が味わえます。
途中の国吉駅では、10分間の停車。下りてみると…

沿線の住民の方:どうぞ!さつまいも、今朝蒸かしてきました。

おいもさんのサービスが!沿線の住民の皆さんが「いすみ鉄道」を応援してくれています。
そして、構内には、なぜかムーミンショップが!

実は、「いすみ鉄道」では「キハ52」以外の車両すべてに、ムーミンのキャラクターが描かれています。これも鳥塚社長のアイデア。
「いすみ鉄道」沿線にある渓谷とムーミン谷のイメージが似ているからなんだそう。
オフィシャルのムーミンショップをオープンするや、今では鉄道マニアだけでなく、ムーミンファンの女性も「いすみ鉄道」にやってくるように!
そして、車内ではこんなアナウンスサービスも…

アナウンス:どうぞ右手前方をご覧ください。「みずほ」と書かれている、この焼鳥屋さんは、コント赤信号のリーダー・渡辺正行さんのご実家です。

沿線にあるものはフル活用!社長ったら、どん欲!
社長が改革を始めて、収益は1.6倍に!

今や2億円以上を売上げ、見事に復活しました!

富山ライトレール

続いて向かったのは、雪がしんしんと降る富山市内。
この街にも、かなりのドル箱路線があるという!
それが、富山が誇る最新のドル箱路線「富山ライトレール」!

富山駅北発、岩瀬浜行き。
駅に着くと、どんどんお客が!車内はもちろん満員御礼!
朝の通勤通学時間帯、駅には混雑を緩和するため、アテンダントさんを配置。乗車のお手伝いをしています。
この「富山ライトレール」が開業したのは意外と最近で、7年前の2005年。
以来、乗客数を順調に伸ばす、まさに富山の「ドル箱路線」!
パッと見は、いわゆる路面電車のような雰囲気ですが、何か普通の路面電車と違うことはあるのでしょうか?社長の根塚さんにお話を伺いました。

根塚社長:路面電車と郊外の電車とを一緒にしたものなんです。

実は、「富山ライトレール」の大部分は、富山駅と富山港をつなぐ、JRのローカル線「富山港線」でした。
しかし、利用客があまりに少なく、廃止目前に。
そんな路線を譲り受け、誕生したのが、「富山ライトレール」だったのです。
大赤字を立て直すべく、次々と大改革の断行に踏み切りました。

◆富山ライトレールの改革1 「乗りたくなる場所を走らせる!」
旧富山港線の時代、路線はこんな感じ。

市街の中心部を通っていませんでした。
それゆえ、働く人は、いったん富山駅まで来て、そこからバスや徒歩で移動しなければなりませんでした。
そこで考えたのが、思い切った路線変更!

線路が駅の近くまで来たあたりで、最後にクイっと、街中に突っ込みます!
しかし、市街地には、新たに線路を敷く土地はない。そこで、路面電車スタイルで走行。
というわけで、路面電車として走る富山ライトレールは、途中から、普通の線路を走るのです。

◆富山ライトレールの改革2 「本数を増やす」
地方のローカル線はとにかく運行本数が少ない。
当時、昼間は60分に1本。朝のラッシュ時でさえ30分に1本とかなり不便でした。
「だったら、思い切って、本数を増やせばいいじゃん!」と、運行本数を大幅に増加!
昼間は15分に1本。朝のラッシュ時は10分に1本。
ついでに、21時台だった終電時間を23時台に。
すると、バスよりも時間が正確で、会社のそばまで行ってくれるライトレールは、朝の通勤、通学時間、押すな押すなの大盛況に!
さらに、バリアフリー化を徹底!1メートル近くあったプラットホームはなんと30cmに!
すると、お昼はお年寄りたちの足として重宝してもらえるようになりました。
まさに不便を便利に変える大改革。その結果…

根塚社長:(利用客が)増えました!平日でいうと、約2.5倍!休日だと、約3.5倍に増えています。

1日約2000人しか利用客がいなかった赤字ローカル線は、約5000人が利用するまでに!
まさに「富山ライトレール」はドル路線です!

筑波山ケーブルカー

続いて向かったのは茨城県の筑波山。
こんなところにもドル箱路線が!
それが、標高877mの筑波山を一気に駆け上がる「筑波山ケーブルカー」!

観光シーズンではない今の季節でも週末になると長蛇の列。車内は満員!大人気です!
こちら、全国全ての鉄道を調べ、100円稼ぐのにいくらかかったかで並べた、いわば鉄道の儲かり効率ランキング。

メジャー級のドル箱路線が並ぶ中、なんと堂々4位に、「筑波観光鉄道」がランクイン!
一体どういうことなのか?
ここに至るまでには、さまざまなミラクルの連続があったのです。
かつて日本有数の観光地として知られた筑波山。
しかし弱点がありました。それが、ここに来るまでの鉄道が無く、交通の便が悪い!
このため、客足はジリジリ落ち込み、儲からない観光地となっていたのです。
ところが2005年、一大転機が!それは、「つくばエクスプレス」の開通!
東京から直通の鉄道が筑波に!すると、いきなり乗客数が20%アップ。
この千載一遇のチャンス、逃してはなるものかと、観光地としての施設を強化!
まず手始めに駅のトイレを改修。山頂のレストランでは「名物つくばしゃも親子丼」もご用意!と懸命の体制づくり!

ここにさらなる追い風が!登山ブーム到来!
標高は877m、片道約1時間半で登れる登山ルートは、ビギナーにはちょうど良い山として大人気に!
歩いて山頂まで登り、疲れたので帰りはケーブルカーで!というお客さんを乗せて、またまた乗客数アップ!
さらにさらに!パワースポットブーム到来!
昔から筑波山は山全体が信仰の対象とされていました。
山麓にある筑波山神社のご神木など、至る所にパワースポットがあると大人気に!
筑波観光鉄道はこれに完全に乗っかりました!
パワースポット巡るイベントを開催すると、若い女性が続々とやってくるように。
ライバルはミシュラン三つ星の高尾山といったところでしょうか!?

鮮魚列車

大阪と奈良、名古屋、そして伊勢志摩を結ぶ、関西の鉄道会社の雄!「近畿日本鉄道」。
パワースポットとして注目を集める伊勢神宮へより早く、便利にたどり着く近鉄特急はまさに「関西人の足」!
そんな近鉄に知る人ぞ知るドル箱路線がありました!
午前9時、通勤ラッシュを迎える大阪鶴橋駅。そこに到着したのは…

あれ?ほとんど人が乗っていません…。
列車の表示を見てみると…

ん?「鮮魚」!?
外では人が待っています。ドアが空いて出てきたのは…

発泡スチロール!?
次の上本町でも、電車が到着すると、またまた荷下ろし!
実は、こちら、伊勢でとれた魚を大阪に運ぶため、伊勢志摩漁行商組合が貸切で運行している「鮮魚電車」。
この列車は、朝6時三重県の宇治山田を出発。
途中の駅で、お魚と行商さんを乗せ、2時間半かけて大阪へ向かいます。
載せ終わるとシートをベッド代わりに一休み。
一人ずつの荷物は少ないので、トラックを走らせるよりも、組合みんなでお金を出して、電車を貸り切った方が、安くすむってわけ。
朝水揚げされた魚は、午前9時には大阪に到着。そのまま駅に隣接する市場に運ばれ、店舗にならぶ。
このスピードが「鮮魚列車」の強みなのです。

▼スタジオでは、森永先生にお話を伺いました。
森永先生:こういう変わった専用列車というのは、他にもありまして、トヨタ列車というのは、愛知から岩手の工場に向けて、部品を積んで、貨物で走っているんです。

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