過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2011年11月27日放送

特集

僕たち乗っかりました!

ゲスト

森永卓郎さん(経済アナリスト)、清水ミチコさん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、禁断の新企画「僕たち乗っかりました」!
儲かるのに一番手っ取り早いのは、儲かっているモノにうまく乗っかる事!
実はアノ業界でも、コッチの業界でも皆ヒット商品にうまく乗っかってた!
そこで!何にどう乗っかれば儲かるのか?その極意を探っちゃいます!

■放送内容をシェアする

スマートフォンブームに乗っかりました!

■タッチペンの先端を"あるもの"に変えてがっちり!
今年最もヒットしたモノと言えば「スマートフォン」。
昨年8000億円だった市場は、なんと!今年1兆2000億円を突破!
そこで、そのブームに乗っかろうという会社が結構多い!
そんな中、ひと際うまく乗っかったモノを作った、東京・浅草にある株式会社サカモトに伺いました。
すると社内には、子ども向けの鉛筆や消しゴム・ノートなど文房具が所狭しと並んでおり、スマートフォンとは関係なさそうですが?
そこで、商品開発室の山口孝さんにお話を伺いました。

スタッフ:何を作ったのでしょうか?
山口さん:タッチペンです!

そう!タッチペン!
その名も「スマートアルファ」。
普通、スマートフォンの操作は画面を指でタッチしたり、スライドさせたりしますが、指が汚れていると画面に指紋が付いてしまう。
そこで誕生したのがタッチペン!

スマートフォンがスイスイ操作できちゃう!
でも「普通のペンでもできるのでは?」と思いますよね?
実は、スマートフォンのタッチパネルは、人間の指のような電気を通すものにしか反応しない。そのため、お店で売っているタッチペンの定番は、電気を通すゴム製なのです。
しかし!スマートアルファはココが違う!

山口さん:先端部分を糸にしたことによって書きやすくなりました。

なんと!繊維になってる!
先端に使われているのは、金属が織り込まれた導電糸という特殊な糸。
ゴム製の場合、摩擦が強くペンの先端がグニュっと曲がってしまうのですが、スマートアルファは糸なので摩擦が少なく滑らかな書き心地。
そう!文房具メーカーならではの書き味を追求したタッチペンなのです!

素早くメモをとりたいビジネスマンや、ネイルをしていてタッチできない若い女の子などに大人気!
そんなスマートアルファは10月までに累計2万本の売上げ!
さらに、スマートフォンの波に乗って、年末だけで2万本を出荷予定!
そこで、サカモト代表取締役社長の坂本雅宣さんにお話をお聞きしました。

坂本社長:普段から言ってるんです「コバンザメ商法」と!大きな流れに、我々中小企業がくっ付いて行くんです。

■スマートフォン向け手袋を作ってがっちり!
スマートフォンブームに乗っかった会社はまだまだある!
続いてやって来たのは、香川県東かがわ市にある株式会社イチーナ。
出迎えてくださったのは、代表取締役社長の市場浩さん。
では一体、何を作ったのでしょうか?

市場社長:スマートフォンに乗っかってピタクロタッチを作らせて頂きました。

そう!スマートフォン専用手袋、その名も「ピタクロタッチ」。
一見、普通の手袋にしか見えませんが・・・。実は3年前、社長に起きたある出来事がきっかけで誕生したんです。

株式会社イチーナは45年続く手袋メーカー。
2代目の市場社長はアップル製品が大好き!iPod touchをいつも持ち歩いていました。
ところが寒い冬、手袋をつけたまま画面にタッチ!しかし、ウンともスンとも言わない。
手袋をしたままだと大好きなアップル製品の操作ができない。
そこで!アップル好きな手袋のプロが立ち上がったのです!
実は、イチーナのある東かがわ市には手袋会社が80社もあり、イチーナも年間500万双を生産!
素材や糸のノウハウはトップレベル!

市場社長:いろんな種類の手袋を作れるのが、ウチの強みだと思っています。

市場社長は電気を通す繊維を指先に編み込むことに成功!
昨年10月、ピタクロタッチを完成させたのです。
社長ご自慢の手袋はタッチパネルをスイスイ!
では一体、どれくらい売れたのでしょうか?

市場社長:むちゃくちゃ売れました!

ピタクロタッチはスマートフォンに乗っかって、今年の売り上げ見込み約4億円!

電子マネーに乗っかりました!

■電子マネーのよくある失敗を解消できる商品!
いまや通勤やお買い物に欠かせなくなった「電子マネー」。
なんと!その発行枚数は1億5000万枚を突破!
そんな超巨大市場に乗っかったのが、オフィス用ファイルやラベル作りのテプラなどで知られる株式会社キングジム。
早速、開発本部の堀井信之さんにお話をお聞きしました。

堀井さん:こちらが電子マネーに乗っかったRELETになります。

昨年3月に発売の「RELET」。
厚さ4mmほどの機械で一体何をするのでしょうか?

堀井さん:Suicaなどの電子マネーを重ねてボタンを押すと、残額が表示されるという商品になっています。

そう!Suicaに近づけてボタンを押せば残高の確認が出来る!
PASMOやWaonなどにも対応しているんです!

堀井さん:駅の改札やお店のレジなどで、電子マネーの残高が不足していて恥ずかしい思いをしたくない、という思いで作らせていただきました。

通勤中、改札を通ろうとした際に、残高不足で通れなかった経験ありませんか?
RELETは、そんなよくある失敗をヒントに生まれた商品なんです。
では気になるお値段はおいくらなのでしょうか?

堀井さん:税抜きで7980円になります。
スタッフ:ちょっと高いですね?
堀井さん:売れるといいなと思っております。

そんなRELETは電子マネーに乗っかれるのでしょうか?

■電子マネーに仮面ライダーが乗っかった?
続いてやって来たのはおもちゃメーカーのバンダイ!
こちらにも電子マネーに乗っかったモノがあるそうなんです。
それが・・・

今年7月に発売した「Ejacket仮面ライダー新1号」!
使い方はいたって簡単、電子マネーを本体裏側に装着し、あとはいつものようにお支払いするだけ。
すると・・・

決済後、仮面ライダーの変身ベルトが音と共に激しくフラッシュ!
バンダイプレイトイ事業部の宮崎嵩広さんにお話を伺いました。

スタッフ:ちょっと音が鳴るまで間があるんですね?
宮崎さん:その場で鳴ってしまうとさすがに恥ずかしいので、その場を離れたくらいの時期に鳴り出します。

では一体、この商品はどれくらい売れたのでしょうか?

宮崎さん:1日で200個売れたお店もあります。

なんと!2000円のEjacketを求め、発売当日に売切れのお店が続出!
今後は人気アニメ「ワンピース」や「けいおん」バージョンも発売予定なんだとか。

宮崎さん:今後も乗っかっていきたいと思います!そっちの方が楽ですしオイシイですね。

▼スタジオでお聞きしました。
進藤:スマートフォンに乗っかったモノはまだまだありますので、いくつか用意いたしました。

進藤:こちらは既に25万個売れています。イヤホンジャックに差し込むとホコリの侵入防止になるんです。1個380円(税込399円)です。

進藤:これはなんと!スマートフォンをセットするとプロジェクターになります。お値段は1台39800円(メーカー希望小売価格)です。

家飲みブームに乗っかりました!

■おもちゃメーカーが家飲みに乗っかった?!
ここ数年、飲酒に対する法律が厳しくなって"家飲み派"が急増中!
そんな家飲みブームに乗っかった会社もあるんです!
そこで、やって来たのは株式会社タカラトミー。
出迎えてくださったのは、タカラトミーアーツ ライフ事業部の前田菜々さん。
早速、お話を伺いました。

前田さん:ビールアワーを作りました!

今年5月発売の「ビールアワー」。
家で飲むビールは上手に泡を立たせるのが難しいですが、「ビールアワー」は泡を上手につくれる機械らしい。

スタッフ:これ売れました?
前田さん:もの凄く売れました!

なんと!累計22万個を売り上げる大ヒット!
では実際に、その泡を見せていただきましょう。
使い方は、本体に缶ビールをセットし、ジョッキの7分目までビールを注いだらこの後がポイント!

前田さん:ここの泡レバーを押します。

レバーを押しながら注ぐと・・・

ビールサーバーさながら、キメの細かい泡が出てくる!
では一体、中はどうなっているのでしょうか?
特別に透明な本体で見せていただきました。

まずはレバーを押すとモーターが回り、注ぎ口でビールをかき回して泡立たせるという仕組み。
中身はほとんどおもちゃの技術!

前田さん:おもちゃ会社ではあるんですけど、本物にこだわりました。

おもちゃ会社が家飲みにうまく乗っかって大ヒット!

■パイロットインキがノンアルコールブームに乗っかりました!
お酒に乗っかった会社はまだまだあった!
続いてやって来たのは、パイロットインキ株式会社。
実はパイロットインキは文房具だけじゃなく、お風呂で遊ぶアヒルのおもちゃも作っているんです。
早速、玩具事業部の菅野友美子さんにお話を伺いました。

スタッフ:一体、何を作ったんですか?

菅野さん:ジョッキを作りました!透明なグラスに冷たいお水を注ぐと、徐々にグラスの色が変わりビールが出来上がります!

なんと!冷たい水を注ぐとオレンジ色に変化する!
まるでビールが入っているみたい!
こちらは6月に発売された、その名も「嘘ビール」。
さすがにノンアルコールブームとはいえ乗っかり過ぎでは?

スタッフ:これは売れました?
菅野さん:売れました!

なんと!997円の嘘ビールが累計3万個のヒット!
では一体、その仕組みはどのようになっているのでしょうか?

菅野さん:こちらは大ヒット文具、フリクションボールの特殊なインクと同じインクがグラスの間に塗られています。

ジョッキは二重構造になっていて、中にはパイロットインキの大ヒット文具・フリクションボールの熱で消えるインクが塗られている。
では一体、なぜこのような商品を開発することになったのでしょうか?

菅野さん:私の上司がまったくお酒が飲めないという事で企画致しました。

きっかけは上司と飲みたかったから!
そんなパイロットインキは、ノンアルコールビールに乗っかってがっちり!

あらゆるブームに乗っかりました!

本屋さんに行けば必ず見つかる流行モノに乗っかった本棚。
パソコンや携帯の新作が出れば、その攻略本がズラリ!
文房具が流行れば、それに乗っかった関連本がズラリ!
こうした乗っかり出版でうまく儲けているが、東京都神田にある株式会社晋遊舎。
社員数60名と、出版社としてはやや小さいながらも、今年の秋に出版したスマートフォン完全ガイドは累計発行部数10万部以上!
2007年、脳トレブームに乗っかったインド式計算ドリルは累計発行部数30万部以上!
さらに、朝食ブームやスティーブ・ジョブズ、ザックJAPANなどに乗っかり大ヒットを連発!
そこで、ホームセンターからクレジットカードまで、ジャンルにとらわれない月刊誌・MONOQLO編集部の西尾崇彦編集長にうまく乗っかるコツをお聞きしました!

西尾さん:売れるコンテンツは速く出す!

乗っかり極意は、なんといっても「スピード」!
ヒット商品には、あやかろうとするライバルが多いので、先に出して目立つのが大事!
晋遊舎はそのスピードがスゴいんです!

他の出版社が企画立ち上げから販売まで3ヶ月は掛かるところ、なんと3週間でやってしまうんです!
では一体、どうしてそんなに早いのでしょうか?
ヒミツは本の作り方にありました。
そこで、12月出版予定の企画会議を覗いてみることに。
すると・・・

ん?たった4人しかいません。これは一体?

西尾さん:外を何枚もかませれば、かませるほど遅くなるので、自分達で完結できればその分出すタイミングも早くできるんです!

そう!晋遊舎では自分たちでやるのが基本!
デザインや撮影も出来るだけ外部の業者には頼まず少ない社員でやっちゃう!
だから速いんです。
そんなスピード命の晋遊舎は、早々とあのドラマにも乗っかっていました!
それが・・・

NHKの大河ドラマ「平清盛」!
そこで、歴史探訪シリーズ編集部の桜井哲明編集長にお話を伺いました。

スタッフ:いつぐらいに出版されたんですか?
桜井さん:7月の末に出させていただきました。豪華なキャストがくると情報を掴んでいたので。
スタッフ:がっちりマンデーのMC・加藤浩次が海賊役で出ているんですが。
桜井さん:今、初めて知りました。

来年1月放送スタートの6ヶ月前に乗っかって、順調に売上げを延ばしているそうです!

■放送内容をシェアする

このページの先頭へ戻る

Copyright© 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.