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「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2011年9月4日放送

特集

スゴイ人が選ぶスゴイ人 第3弾

ゲスト

森永卓郎さん(経済アナリスト)、勝間和代さん(経済評論家)

番組内容

今回のがっちりマンデーは、大好評企画第3弾「スゴイ人が選ぶスゴイ人」!
どんなスゴイ人にも「この人にはかなわない」って人がきっといる!
それをずっとたどって行けば、とんでもないスゴ腕職人が見つかるのでは?
そこで!今回は、東京都葛飾区のスゴイ人をご紹介いたします。

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レインシューズ作りのスゴイ人!

情報を求め、まず最初にスタッフが伺ったのは、葛飾区の地域産業振興会館。
出迎えてくれたのは、葛飾区地域振興部の新谷敬正さん。
早速、スゴイ職人さんに付いてお聞きしました。

新谷さん:立石のほうに、今ものスゴく売れているレインシューズを作っている会社があります。そちらの社長さんにしか出来ない技があるんです。

新谷さんの情報をもとに、やって来たのは立石の住宅地の真っただ中にある株式会社ウッドヴァリ。
早速、お邪魔してみることに。
すると、噂のスゴイ人がいきなり出迎えてくれました。
それが…

こちら!
株式会社ウッドヴァリ、2代目社長の森谷栄治さん。

スタッフ:社長にしか出来ないことがあるって聞いてきたんですけど。
森谷さん:多分"あのこと"を言ってるんですね。

ん?あのことって何のことでしょうか?
この会社で作っているのは、若い女性に大人気のデザインレインシューズ。
国内でも数社しかないレインシューズ製造の専門メーカーなのです。

その作り方は全て手作りで、一番難しいのがゴムをシューズの金型に張り付ける作業。
たるみやシワが出ないように平面のゴムを引っぱりながら、曲面のある立体物にピタッと貼るかなりのスゴ技。

森谷さん:ゴムの堅さとか、その時の状態によって微妙に違うんで、貼りながら力を入れる加減もみんな変えていくんです。

これが社長にしか出来ない技なのでしょうか?
従業員の方にお聞きしました。

従業員さん:社長にしか出来ないプリントがあるんです。

そう!森谷社長にしか出来ないのは、プリントものの張り付け。

森谷社長:柄を崩さないように、どういう風な力加減で貼っていったらキレイに、形が崩れないで貼れるかっていうところを常に考えながら貼っています。

柄はもちろん平面に描かれているのですが、これをシューズに貼る時に伸びたりしたら即アウト!
そこで、どれほどのスゴ技なのか、従業員さん試していただきました。
すると…

ゴムが伸びて色が変わってる!当然、水玉模様も楕円形に。
それではいよいよ森谷社長に、そのスゴ技を見せていただきましょう!

ポイントはゴムを引っ張る力加減!
特に曲面の部分は、力が入りすぎるとプリント柄が崩れてしまう。そこで、ギリギリの力加減が大事なんだとか。今、このプリントものをキレイに張れるのは、日本でもおそらく数人しかいないスゴ技なんです!
そして、完成したレインシューズが…

こちら!
先ほどのものと比べてみると、水玉模様が全然違う!
このプリントブーツ、2万円から3万円と、かなりのお値段ですが、作ればすぐに売れちゃう大人気商品なのです。
こんなスゴ腕を持つプリントブーツの達人が、自分よりもスゴイと思う職人さんは、誰なのでしょうか?

森谷さん:葛飾区にゴムマイスターって言われてるくらい有名な、ゴムのことをよく知ってる方がいます。

ゴム作りのスゴイ人!

葛飾区のゴムマイスターなる人物を求めて、やって来たのは白鳥1丁目にある株式会社杉野ゴム化学工業所。
出迎えてくれたのは、社長の杉野行雄さん。

実は、この方が今回のスゴイ人!
ゴム作りに関して、東京都からマイスターの称号を与えられたゴムの達人なのです。
良く伸びるゴムや、火であぶっても燃えないゴム、水中メガネ用の耐水ゴムに、原発で使われる放射線に強いゴムなど、様々な特徴のゴムを作っちゃう。
では早速、その達人のゴム作りを見せてもらいましょう!
すると、なにやら怪しげな粉をトレーに乗せ計量。

続いて、黒いゴムの原料をローラーにかけて伸ばしていく。
そこに、黄色い粉を入れ、さらに白い粉を次々と投入!ゴムに練り込まれていきます。
では一体、これは何のゴムを作っているのでしょうか?

杉野社長:これは送電線の電線と電線をつなぐカバーです。

そう!今作ってるのは、送電線のこの部分。
6000ボルトの高圧電流に耐えられる特殊ゴムなんです。
混ぜ込む粉は、なんと30種類!
耐久性を増すためのアミンとフェノール、電流を流れにくくするシランカップリング剤など、それぞれに違う役割をもった粉末を、バランスよく混ぜていく。
ほんの数グラムの違いで、性質の違うゴムになることもある、実に繊細な作業なのです。
でも、こんなことをやってたら、とても大量生産できないような気がするのですが…

杉野さん:私どもは開発!製品化できるまでの、金型から原材料のブレンド方法をレシピにして、それを大手企業にお渡しするんです。

そう!杉野社長が作っているのはゴムの製品ではなく、特殊ゴムのレシピ。
何十回という試行錯誤の末にあみ出した、材料の細かい分量が記された特殊ゴムの作り方を発注元のメーカーに売っているのです。

すると杉野社長、今度は機械に何かを投入し始めました。
一体、何を入れているのでしょうか?

杉野社長:これはダミーっていいますか、世の中に製品を出しますと成分を分析されて似たようなものを作られるんです。その時にわからないように、色んな反応が出るようにしているんです。これが今まで生き残ってきた日本の技の根源です。

成分を分析された時、変な結果が出る材料や、ホンモノとかなり似てるけど微妙に違う材料など、色んなものを混ぜていたんです。
ダミーを入れることで、真似されるのを防ぐ!
例えば、見た目は全く同じ杉野ゴム製の耐震マットと、中国製の耐震マットを細く切ってから引っ張ってみると…

ご覧の通り!
杉野ゴム製は切れない!
杉野さん曰く、ダミーのおかげでまだ真似されてないってことらしい。
では、そんなゴムの達人、杉野社長が自分よりスゴイ!と思う職人さんは葛飾区にいるのでしょうか?

杉野社長:そうですねー、ズバ抜けてるのは金子硝子の金子さん。天才ですね指先が!

指先の天才!砂時計作りのスゴイ人!

杉野社長に紹介していただいた指先の天才とは、一体どんな人物なのでしょうか?
やって来たのは、立石商店街のアーケードを抜けた先にある金子硝子工芸。

出迎えてくれたのは、金子硝子工芸の金子實社長。
では一体、こちらの会社では何を作っているのでしょうか?

金子社長:砂時計を作っております。

そう!金子硝子工芸はひょうたん型の砂時計を作る専門メーカー。
早速、作っているところを見せていただくことに。
まずはガラス管をバーナーであぶって、1個分の材料にしてから、片方の穴をふさぐ。
次に、くるくる回しながら砂が落ちる真ん中に熱を加えてある程度縮めたら、片方を思いっきりあぶる!
そして…

息を吹き込んで丸くしました!
これが金子社長のスゴ技、息の吹き込み加減で大きさを微調整しているのです。
同じくもう片方も丸く成型したら、ここからが最大のポイント。

もう一度真ん中に熱を入れて、穴の大きさを0.8mmまで縮めていきます。

金子社長:ねじれさせたりキズをつけたりすると、止まる原因とか上下の時間が狂う原因になるんですよね。

砂が通る部分は、上と下の大きさや形がちょっとでも違うと、ひっくり返した時に時間がずれちゃうってワケ。
ピッタリの穴になったら、ひょうたんの片側一方をふさいで、実際に砂を入れて時間を計る。
これは、息子の勲さんの担当で、誤差がでないよう砂の量を調節していきます。

最後に金子社長が蓋をして、木の枠を取り付けたら完成!
一番の売れ筋は2000円台のものらしいのですが、それとは別に、金子社長のあるアイデアで大ヒットしている砂時計があるんだとか。

金子社長:アイデアというか、皆さん思い出の砂で砂時計を作ってくれということで、最近依頼が結構あります。

お客さんが送ってきた特別な砂の入った砂時計。
新婚旅行の思い出の砂や、甲子園の砂なんてモノもあるそうなんです。
そんなアイデアマンでもある金子社長が、自分よりもスゴイと思う職人さんは一体どんな人なのでしょうか?

金子社長:大分ご高齢だと思うんですが、色々な金属を溶接する達人がいます。

金属溶接のスゴイ人!

続いてのスゴイ人を求めてやって来たのは、葛飾警察署から徒歩5分の所にある有限会社根津工業所。
こちらに、金子社長が紹介してくれたスゴイ人がいるそうなんです。
それが…

こちら!
今年88歳になる根津秀吉社長!
では一体、何を製造しているのでしょうか?

根津社長:製品はないんです!

製品がない?!一体どういうことなのでしょうか?
するとそこへお客さんが!

お客さん:こんな感じでつけてくれますか?

そう!根津社長は、近隣の町工場の人が直接持ってきた金属製品を、その場で溶接する達人なのです!
金属の種類に合わせてガス溶接やアーク溶接など、溶接方法を変えながら、どんなものでもくっつけちゃう!
周りからは「鉄のお医者さん」って呼ばれているんだとか。
この日も、直してもらいたい金属製品を持って、やって来るお客さんがひっきりなし!
では一体、根津社長は何がスゴイのでしょうか?
お客さんにお聞きしました。

お客さん:腕!溶接ってのは、ただくっつければいいってもんじゃなくて、同じように溶接しても割れちゃったり、材料の癖だとか、それを知ってないとダメなんです。

まさに神技の溶接技術で、次々と修理・加工していく根津社長。
ちなみに、お支払いは現金オンリー。伺ったこの日、T字型の金属棒を8本溶接してもらったお客さんが支払った金額は…

お客さん:1600円です。
スタッフ:お値段は最初から知っていたんですか?
お客さん:いや、わかんないですね。値段は適当です。おじさんの言い値です!

こんな感じで、1日10人位お客さんがやって来て、3万円から5万円を売り上げるんだとか。
溶接一筋65年!
現在、87歳の根津社長ですが…

スタッフ:いつまで続けられそうですか?
根津社長:体の続く限りはやろうと思ってるんですよ!

根津社長!葛飾区と日本のためにも長生きしてくださいね!

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