過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2011年7月24日放送

特集

明治

ゲスト

株式会社明治 浅野茂太郎社長

番組内容

今回のがっちりマンデーは、「株式会社明治」!
今年の4月、牛乳系がメインの明治乳業と、お菓子がメインの明治製菓が一緒になってできた大きな会社で、なんと!売上高は約1兆円!
そこで!今回は、1兆円企業・株式会社明治、儲かりの秘密を徹底解剖いたします!

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ヨーグルトの誕生と、その製造方法とは?

年間売上げ、およそ1兆円!牛乳、チーズ、アイスクリームと、儲かる「牛乳」商品をたくさん作っている明治!
中でも、会社を支える大黒柱が・・・

そう!ヨーグルト!
「明治ブルガリアヨーグルト」は、発売開始から38年、昨年度は666億円を売上げ、「LG21」は、昨年度329億円の売上げを誇っている!
でも、なんで明治といえば「ヨーグルト」なのでしょうか?
そこには、苦節60年の歴史があるのです!
そこで、明治の本社にお邪魔することに。
出迎えてくれたのは、ヨーグルトマーケティング部長の佐藤精一さん。
早速、お話を伺いました。

佐藤さん:大阪の万国博覧会があった時に、ブルガリア館っていうパビリオンがありまして、そこに本場のヨーグルトが飾られていたんです。

大阪万博のブルガリア館で提供されていた、本場「ブルガリアのヨーグルト」!
それまで、おやつ的なヨーグルトは販売していましたが、本場のモノを提供したいと考えた明治は、万博のブルガリア館でヨーグルトを試食し、「これだ!」となって大急ぎでブルガリア大使館へ交渉しに行ったのです。
ところが、ここからが大変だったんだとか。
そこで、詳しいいきさつを聞くため、ブルガリア大使館へ。
駐日ブルガリア共和国・特命全権大使 リュボミル・トドロフさんに、40年前、明治の社員が本場のヨーグルトを教えてもらいに来た時のことを伺いました。

リュボミルさん:ヨーグルトがないと生きていけませんから。

そう!ブルガリアのヨーグルトを生み出すブルガリア菌は、ブルガリアの人たちにとって
スゴイ大事!
簡単にあげるわけにはいかなかったのです。
しかし・・・

スタッフ:最終的に菌を提供すると決めた理由はなんだったのですか?

リュボミルさん:明治との交渉は難しかったのですが、販売力や技術力もあり、とても信頼できるパートナーと思えたからです。

交渉に継ぐ交渉の結果、ブルガリア菌を提供してもらえることに!
なんと!ブルガリアが菌を提供するのは、一つの国に一つの会社だけなんです。
こうして1973年、遂に「明治ブルガリアヨーグルト」が誕生!
独特の滑らかな口当たりと、爽やかな酸味で、日本に本場のヨーグルトが定着するキッカケとなったのです。
苦労の末に生まれ、ヨーグルト業界不動の売上No.1を誇る「ブルガリアヨーグルト」。
そのおいしさのヒミツを探るべく、神奈川県茅ヶ崎市にあるヨーグルト工場へお邪魔することに!
出迎えてくれたのは、工場長の高野聡さん。

スタッフ:1日何個くらいこの工場でヨーグルトを作るんですか?
高野さん:1日約100万本です。

なんと!こちらの工場では、1日にヨーグルトを100万個生産! 
そこで、実際にヨーグルトが生産されている現場を見学させていただくことに。
まず高野さんが連れてきてくれたのは、大きなタンクの前。

スタッフ:このタンクの中は何ですか?
高野さん:これは乳酸菌が入っているタンクです。

そう!中に入っているのは、ヨーグルト作りの主役、乳酸菌!
このタンクの中だけで、600兆もの乳酸菌が入っていて、パイプの中で牛乳と混ぜ、その液体を容器に流し込んだら完成!
そこで、出来立てのヨーグルトを試食させていただいちゃいました!
すると・・・

スタッフ:これホットミルクですね!

そう!容器に入れた直後のヨーグルトは、普通のホットミルクの味。
実はここからがおいしいヨーグルトを作るポイント!
この後に、やらなくてはならない大事な事が2つあるんです。
そこで、ケースに入ったヨーグルトの後を追っていくと、ある部屋に・・・

スタッフ:ここは何ですか?
高野さん:醗酵室です。
スタッフ:暑いですね!何度くらいあるんですか?
高野さん:正確には教えられませんが、40度から45度くらいあります。

そう!ここがおいしいヨーグルトを作るための一つ目のヒミツ「醗酵室」。
40数度で温める事で、乳酸菌が活発に働き始め、牛乳を発酵させる。
ただし、微妙な温度の違いによって、味や口当たりが変わってくるので、この40数度という細かい温度設定が、最大の企業秘密なのです!
そしてこの後に待っているのが、ヨーグルトをおいしくするもう1つのポイント。
それが「ポリ急冷室」という部屋。

高野さん:急速冷却の仕組みは、ヨーグルトの最終的な組織とか味とかを非常に左右する大事な工程なんです。

そう!2つ目に大事なのは、一気に冷やす事!
こうすることで、乳酸菌の働きがピタッと止まる!
これで、ようやくおいしいヨーグルトが完成するのです。

ヨーグルト作りに欠かせない大事な研究とは?

おいしいヨーグルト作りに、欠かせない大事な研究があると聞き、やって来たのは小田原にある乳酸菌の研究本部。
乳酸菌研究部の木村勝紀さんにお話を伺いました。

スタッフ:こちらではどういった研究をしているんですか?
木村さん:乳酸菌の色んな性質を調べまして、それを実用化に繋げていく研究を行っています。

おいしいヨーグルトを作るには、それを生み出す乳酸菌を見つける事が重要!
実は、良い乳酸菌を1つでも見つけると、それだけでかなり儲かる!

スタッフ:何か発見された乳酸菌はあるんですか?
木村さん:ラクトバチルスのガッセリーOLL2716という乳酸菌を、今は「LG21」と呼んでます。

2000年に発売し、累計2694億円を売上げる大ヒットとなった「LG21」に使われている乳酸菌は「ラクトバチルス・ガッセリーOLL2716」なんです!
ヨーグルトの元になる乳酸菌は、この地球上のあっちこっちに無数に存在していて、乳酸菌ごとに、どんなヨーグルトを作れるかも全部違う!
そこで乳酸菌研究者は、牛乳の中だったり、森の中の葉っぱだったり、色んな所から乳酸菌を探してるんです!
それを培養して、新しい味になるか、体にいい効き目がないかを、地道に調べ続けているのです。
およそ60年におよぶ乳酸菌研究で、明治が見つけた超貴重な菌が保管されてるのが・・・

こちら!
若干、セキュリティーが気になりますが、もしもの時の為に研究所内に同じモノを、3カ所に置いてあるんです。
そして、気になる冷蔵庫の中身は・・・

木村さん:マイナス85度で、低温で乳酸菌を保管しています。全部で3600種類保管されています。

なんと!明治が保有する乳酸菌の数は、国内企業有数の3600種類!
この中で最近、研究所で発見したのは?

木村さん:ラクトバチルス・デルブリュッキーサブスピーシーズ・ブルガリカスOLL1073R-1乳酸菌です。

こちらが、最近発見された「ラクトバチルス・デルブリュッキーサブスピーシーズ・ブルガリカスOLL1073R-1乳酸菌」。
この乳酸菌を使って作られたヨーグルトが、これまた大ヒット!
それが・・・

「R-1ヨーグルト」!今、大人気の商品なんです!

明治が「チェンジ」したモノとは?

明治儲かりのヒミツは、チーズにもありました!
明治の数あるヒットチーズの中で、今注目なのが・・・

独特の食感が話題となり、1年で約2倍に売り上げを伸ばした「十勝スマートチーズ」!
では一体、あの独特な食感はどの様にして生まれたのでしょうか?
そこで、スマートチーズを開発した、乳製品商品企画部 乳食品開発グループの渡邉武志さんにお話を伺いました。

スタッフ:いつ頃開発されたんですか?
渡邉さん:入社して1年半の頃に開発しました。

なんと!入社2年目で大ヒット商品を開発した渡邉さん!
では一体、どうやって思いついたのでしょうか?

渡邉さん:ひよ子という福岡県のお菓子なんですけど、これが私の食感のイメージと一致しまして・・・

そう!スマートチーズのヒントになったのは、福岡銘菓のひよ子饅頭!
久留米市出身の渡邉さんが、地元の銘菓「ひよ子饅頭」の食感を思い出し、久しぶりに食べてみたところ、チーズに求めていた理想のイメージにピッタリ!
その後、ひよ子饅頭の食感を目指して、チーズの開発を進めたのです。
では一体、スマートチーズはどの様に作られているのでしょうか?
そこでスタッフは、軽井沢にあるチーズ工場へ。
案内してくださったのは、製造課長の荒川宏行さん。
しかし・・・

スタッフ:チーズを短冊状に切ってるじゃないですか?その場面を撮影してもいいですか?
荒川さん:短冊状の所はダメです!

と、この工場は撮影禁止エリアがとにかく広い!
原料チーズを溶かして乳化剤と混ぜ、スマートチーズの基となるモノを作っていく機械!
分かった事は、十勝産のチーズを、この工場で溶かしてもう一度固めるってこと!

明治が変えたビジネス「牛乳の宅配」

様々な牛乳商品で、がっちりの「明治」が、大きく変えたビジネスがあります。
それが「牛乳の宅配」!
昔は毎朝、新聞と同じように配られていた牛乳。しかし、最近はあまり見かけませんよね?

実はこの「牛乳の宅配」、最盛期からどんどん利用者は減少!
20年前には120万世帯を割っていたのを、様々なチェンジによって現在は倍以上!
258万世帯にまで復活させたのです!

では、どの辺りを「チェンジ」したのでしょうか?それを探るため、練馬区にある牛乳宅配センター「わくわく楽座」へ。
出迎えてくれたのは店長の房安達郎さん。
なんでも、今から本日の宅配スタートなんだとか、でも今は昼の2時。朝配るんじゃないんですか?


房安さん:結構、朝ですと牛乳壜とかガチャガチャとうるさかったりするので。

そう!早朝の宅配は結構大変。
牛乳壜がガチャガチャ音がうるさい!ってクレームがあったり、何より早起きして配る人員の確保が難しい。
だから、お昼配ることで、コストを下げているのです。
ということで、これから配達に出かけるという、宅配員の千葉さんに密着させていただきました!
まず、1軒目のお宅に到着。早速、牛乳を箱の中へ。
すると・・・

玄関先に見慣れぬ箱が!
そう!最近は木箱じゃない!
最新式は三層構造で保冷効果も抜群、お昼に配っても冷たいまんまなんです!
では、どんな商品を配っているのでしょうか?

千葉さん:ミルクで元気っていう商品と、あとはカレーです。

実は、明治では、牛乳やヨーグルトだけでなく、ブルガリアヨーグルト入りカレー、なんてモノまで宅配しているんです。
さらに・・・
店頭販売していない、宅配専用商品を展開!
しかも、毎日利用してもらうため、市販タイプより量を減らすなどの工夫もしているのです。
続いて千葉さんは2軒目へ。
すると・・・

そう!家にいれば手渡ししてくれる場合もあるんです。
手渡ししてもらうことで、嘗ての木箱とは違い、冷たいまま受け取る事が出来、しかも安心!
お店としても、お客さんの反応が分かるので、次からの売り込みもできて一石二鳥!
そしてさらに!宅配所自体も大きく進化!

※店舗によって異なります。

牛乳屋さんといえば、昼間シャッターが閉まってるイメージでしたが、現在はお昼もカフェとして営業。
明るい雰囲気で、牛乳のイメージアップに一役買っています!

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