過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2011年2月6日放送

特集

スゴイ外国人社員

ゲスト

森永卓郎さん(経済アナリスト)、パトリック・ハーランさん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、大好評企画「スゴイ社員特集!」。
今、日本に入ってきているのはモノだけじゃない!社員さんも世界中からスゴイ方がどんどん入ってきているんです!
そこで今回は、日本で働くスゴイ外国人社員さんたちを紹介いたします!

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あの激安店で働くスゴイ中国人社員!

まず最初にやってきたのは、全国に220店舗を展開し、年間売上げ4875億円の「激安の殿堂ドン・キホーテ」!
中でも売上げナンバー1の新宿店には、スゴイ外国人社員さんが働いているそうなんです。
それが…

中国からやってきた張運峰さん。
2003年に留学生として来日し、飲食業を経てドン・キホーテに入社。
そんな張さんのスゴさを、上司である食品売り場責任者の川田直人さんに伺ってみました。

川田さん:最初からやる気もあって、どんどん仕事が欲しいとのことだったので、色々と仕事を任せてます。まだ入社して5ヶ月位です。

最初は缶やペットボトルの「ドリンク売り場」だけを担当していた張さんですが、5ヶ月の間にコーヒーやお茶などの「嗜好品売り場」、「お菓子売り場」もなど任され、仕事をどんどん拡大!
通常、新入社員が売り場を任されるのは半年後なので、驚きのスピード出世です。
しかも、張さんが売り場を担当するようになってから、嗜好品は前年比120%、ドリンクも130%を超え、常に売上げがアップしているんです!
でも、一体どうやって2割3割と売上げを伸ばしているのでしょうか?

■張さんの売上げアップ作戦1 『売り場を細かく変える』
ドン・キホーテでは、どの売り場にどの商品を置くかは、担当者が自由に決めることができます。特に商品棚の端は、お客さんが手に取りやすく売上げの大きい場所。
ここに何を置くかで、売り場全体の儲けが決まる超重要ポイントなんですが、張さんはそこの使い方がとっても上手い!

張さん:「ウコンの力」も元々は真ん中にあったんですけど、売上げが下がってたので、わざと真ん中から端に持ってきました。それだけで売上げは5%〜10%は変わってますね!

前年に比べ、売上げの落ちていた「ウコンの力」は、元々真ん中に置いてあったのを端っこに入れ替えることで、売上げ回復に成功!
変わりに真ん中に入れる商品は、広告を目立たせるなどの工夫をして、全体の売上げもキープ!
こうした細かい入れ替えをするために、毎朝出社すると必ずやっていることがあるんです。
それは…

張さん:出社したらすぐに前日の売上げとか、売れている商品をチェックします。もともと売れてるものが最近売れてなかったりしたら、場所が悪いのか、積み方が悪いのかなど、どこに問題があるのか考えます。

売上げがちょっとでも下がると敏感に察知し、すぐに対策を立てる!
この分析能力がスゴイ!

■張さんの売上げアップ作戦2 『激安商品の仕入れがスゴイ!』

商品の発注も張さんのお仕事!どうやら、数多くの商品の中から、何を仕入れるか選んでいるようです。

張さん:「クリスタルガイザー」が普段より安いので、一括50ケース位とろうかなと思っています。

お店の代名詞でもある「激安商品」!でも、ただ大量に仕入れて安く売ればいいってもんじゃない!もしも大量に仕入れて、売れ残ってしまったら大損です!

スタッフ:売れ残ったりはしないんですか?
張さん:いや、基本的に売れ残ることはないですね!

なんとも自信満々の張さん!

実は張さん、過去に「午後の紅茶」を300ケース仕入れ、1本78円で販売。それを約1ヶ月で完売させた実績があるのです!
どれくらいの数なら売り切れるかを見通す力がスゴイ!
これも、それまでの売上げを把握し、いくら値段を下げたら「これくらいは多く売れる!」という分析がキチンと出来ているからなのです。
そんな張さんに、今後の夢を聞いてみました。

張さん:ドン・キホーテが中国に進出するときは、頑張って中国の責任者になりたいです!

実はドン・キホーテ、早ければ3年以内に中国へ進出する計画があるのです。そのため、昨年から新卒入社の4割を中国人にするという大胆戦略に打って出ているのです!
張さん、目指すは中国進出1号店の店長さん!
最後に、スゴイ外国人社員の張さんの目には、日本人社員はどう映っているのでしょうか?伺ってみました。

張さん:良いところは、サービスや細かいところに気を使っているところ!でも、もっとガツガツした方が良いと思います!自分の力でどんどん仕事を任せてもらえて成長できる環境にいるのに、頑張らないと本当にもったいない、せっかくのチャンスですから!

そんなドン・キホーテは、激安とスゴイ外国人社員さんたちでがっちりです!

▼スタジオでお聞きしました。
加藤:張さんの何がスゴイんですか?

森永さん:根性です!上昇志向が違うんですよね。だって中国の責任者になりたいって言ってたじゃないですか、今日本の新卒者で社長になりたいって言ってる人って凄く少ないんですよ。

パトリックさん:それと、張さんは競争に慣れてますよね。日本の若者はあまり目立たないで平和にやっていこう、仲良くやっていこうって感じですから。

日本の伝統産業を守るスゴイアメリカ人社員!

続いてのスゴイ外国人社員は、長野県北部にある小布施町にいました!
それが…

アメリカ出身のセーラ・マリ・カミングスさん。
一体、ブロンド美人のセーラさんは何をやっている会社で働いているのでしょうか?
それは…

なんと!職場は造り酒屋!しかも、創業は江戸時代、宝暦5年(1775年)という老舗中の老舗「桝一市村酒造場」!
日本酒の会社にアメリカ人女性とは、何ともミスマッチな感じがするのですが、そもそも何でこちらで働くことになったのでしょう?
実は今から17年前、長野オリンピックの開催準備でボランティアとして働くために来日したセーラさんは、日本の伝統文化に触れたいと、こちらの歴史ある酒屋に就職したのです。
しかし、その当時、桝一市村酒造場さんは窮地に陥っていたそうなんです。
そこで、株式会社桝一市村酒造場の市村次夫社長にお話をお聞きしました。

市村社長:ちょうどその時期、酒を造るのは辞めないといけないかなと、覚悟をしていたんです。

会社は当時、お酒造りと和菓子造りの二本立てで経営していたのですが、日本酒の売上げが伸びず、社長は酒造り自体を辞めようとすら思っていたのです。
しかし、それを聞いた入社1年目のセーラさんが立ち上がったのです!

セーラさん:やっぱり目の前から消えてほしくないなぁと、最初からお手上げになってしまうのもいけないと思って、手をあげました!

お酒造りに関してはもちろん素人だったセーラさん。しかし、日本の伝統産業を断ち切ってはいけないと、自ら経営情報室を開き、会社の立て直しに着手したのです。
そこで、まず取り組んだのは「入れ物の改良」!

セーラさん:これが「スクウェア・ワン」と言いまして、ビンそのものが徳利代わりになるのもがいいなと考えました。

そう!この「スクウェア・ワン」は、入れ物を陶器にすることで、そのまま熱燗にできるという優れもの!
実はコレ、入社後に日本語の勉強をしていたセーラさんが、昔の日本酒は陶器に入れて売られていたことを知り、復活させたのです。

さらに、ネーミングにもセーラさんのこだわりがありました。
屋号である「桝一」の桝は四角なので「スクウェア」、一が「ワン」ということで、「スクウェア・ワン」。これは英語で「原点に帰る」という意味を持ち、「初心に帰って酒造りに取り組もう!」というメッセージが込められているのです!
こうして新しく生まれた「スクウェア・ワン」は、大ヒット!
それまでの「鴻山」は、年間500本造っても売れ残っていたのですが、「スクウェア・ワン」の売上げは、なんと2万本以上!
さらに、酒を造る現場にもセーラさんのアイデアが!
それは…

酒造りには一般的になっていたホーロー桶ではなく、木桶を使った昔ながらの酒仕込みを50年ぶりに復活させたのです。
そこで、現場を仕切る桝一市村酒造場の大杜氏・遠山隆吉さんにお話を伺いました。

遠山さん:社長とこれから変わった酒を造ろうって話していて、何が一番いいかってなった時、自分たちが嫌ってた木桶って言われて参ってたら、それをセーラさんが聞きつけて、桶を頼んじゃったから困った。手入れが大変なんですよ!

セーラさん:いいえ、オヤジさんが真っ先にOKしてくれたんでしょ?

なんと!現場の反対を押し切って、セーラさん勝手に木桶を購入しちゃったんです!

セーラさん:当時は、木桶で酒造ってるところが1軒もなくなっていたので、木桶でどんな酒ができるんでしょうと、飲んでみたいなという所から始めたんです。

木桶は温度管理が難しく、洗うのも一苦労なんですが、手間隙を掛けた分、ほんのり木の香りが酒に残り、味わいが増すんです。

遠山さん:桝一の画期的なことをやったということは、我々も感謝してる。本当は我々は嫌ってたんだけどね。ところが今になれば他の工場じゃこんなことやってないでしょ?これは画期的なことなの!

最初に造った木桶仕込みの純米酒「白金」は、限定2000本750mlで1万円という高値にもかかわらず即日完売!
さらに、セーラさんの発案で酒蔵を改装した和食レストラン「蔵部」を作ったり、宿泊施設「枡一客殿」をオープンするなどして枡一ブランドをアピール!
また、小布施町と一体になり、日本的な町並みの整備にものり出しました。
その様子は外国の雑誌にも取り上げられ、国内国外を問わず多くの観光客を呼び込むことに成功!
その結果…

市村社長:セーラは代表取締役ですよ!

なんと!入社12年目で会社役員に!
そんな桝一市村酒造場は、日本酒とセーラさんでがっちり!

プラネタリウム世界一の会社で働くスゴイシリア人社員!

続いてやって来たのは、神奈川県川崎市にある有限会社大平技研。
こちらは、2005年に設立され、スーパープラネタリウム「メガスター」を設計・販売している会社。
従来のものは、1万個くらいの星しか投影出来なかったのですが、メガスターは100万個以上の再現を可能にしたのです。
さらに、家庭で楽しめる「ホームスターシリーズ」は、45万台の大ヒットを記録!
大平技研は今急成長の会社なのです!
そんな、プラネタリウム世界一の会社で働くスゴイ外国人社員とは…

シリア出身のアレキサンダー・アドリさん!通称アレックス。
では一体、どんなお仕事をしているのでしょうか?
実際に、プラネタリウムの設置作業をしている現場を見せていただくことに!
すると、パソコンを真剣な眼差しで見つめるアレックスさん。一体、何をしているのでしょうか?

アレックスさん:プラネタリウムの設定をしています。天文学的な時間や位置を合わせています。

プラネタリウムは、設置する場所によって、天井までの高さなど条件がバラバラなので細かい調整が必要。
2005年に留学生として来日し、情報工学を専攻していたアレックスさん。正確な夜空を再現するためには、彼が作ったコントロールシステムが欠かせないのです。
そこで、メガスターの開発者でもあるプラネタリウム界の第一人者、大平貴之社長にお話を聞いてみました。

大平社長:メガスターの中枢部分は私1人しか分からなかったのが、彼が入る事によってその作業が分散できるようになったんです。彼は私の右腕どころか両腕ですね!

入社2年目にして、既に無くてはならない存在になったアレックスさん!
さらに、大平社長が両腕と言ったのにはもうひとつワケがあるんです。
それは…

大平社長:ここ1年位で海外の設置が増えてきています!

そう!技術者としてではなく、海外展開の営業もアレックスさんがこなしているんです!元々、海外での発表も行うなど、高い評価を得ていたメガスター!しかし、実際に輸出となると、交渉できる人がいなかったんです。それが、アレックスさんの入社で一気に解決しました。
というのも、アレックスさんはアラビア語に英語、日本語、ロシア語の4ヶ国語を操り、次々と海外展開の話をまとめたのです!

アレックスさんの故郷シリアは、古くからアジア、ヨーロッパ、アフリカを結ぶシルクロードの要衝として栄えた国。アレックスさんの、優れた交渉術もそんなお国柄から来ているのかもしれません。
昨年は、インドで海外初のメガスター常設プラネタリウムをオープン!さらに今年は、エストニア、ポーランド、タイに設置することが決まっています!
で、気になるメガスターのお値段はというと…

大平社長:大体1000万単位の単価の商品です。高いものになると億に近い金額のものもあります。

これはますます儲かりそう!
エンジニアとしても、営業マンとしても優秀なアレックスさんですが、実はある悩みがあるそうなんです…

アレックスさん:ちょうど今、いろんな連絡が来ているんですけど、日本だともう夜遅いんですけど、ヨーロッパはちょうど仕事の時間なので、開発の仕事をちょっとやめて問い合わせをするとこがよくあります。

そんな大平技研は、メガスターとアレックスさんでがっちり!

▼スタジオでお聞きしました。
森永さん:スゴイ外国人社員がどんどん入ってきたというのは、良い変化だと思います。それは、日本人を変えてくれることにも繋がると思うんですよ。

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