過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2010年10月3日放送

特集

スゴ局さま

ゲスト

森永卓郎さん(経済アナリスト)、いとうあさこさん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、会社を引っぱる「スゴ局さま」!
スゴ局さまがいなくなると会社がヤバくなる!スゴ局さまのお陰でがっちり!
そんな、会社に貢献しまくっているスゴイ女性社員の皆さんが続々登場いたします!

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土木現場で働くスゴ局さま

東京都八王子市裏高尾町で建設中の巨大な橋。そんな、男くさ〜い土木作業の現場に女性の姿が!しかも、スゴ局さまがいらっしゃるということで伺ってみました。

それがこの方!大手ゼネコン鹿島建設株式会社に入社28年目、裏高尾JV工事事務所副所長・須田久美子さん(50歳)。
早速、スゴ局さまにお話を伺ってみました。

スタッフ:こちらの作業員は何人位いるんですか?
須田さん:7、80人位です。

スタッフ:その中で一番偉いんですよね?
須田さん:一番偉いのは所長です。私は副所長ですので。

副所長とはいえ、か弱き女性が現場のリーダーとして活躍できるのは、誰よりも土木に関する知識と技術がスゴイから!!
須田さんが鹿島建設に入社したのは1982年、以来20年以上研究部門に席を置き、コンクリート構造物に関する博士号まで取得した筋金入りのスゴ局さまなのです!
そこで、作業員の方に須田さんのことを聞いてみると…

作業員さん:最初来たときは「あー」と思ったんだけど、話を聞いたらスゴイ偉い人だっていうから、偉い人でこんな現場に出る人は珍しいなって思いましたね。

須田さんが現場に配属されたのは2007年。入社以来、現場で働きたいという夢がようやく叶ったんだとか!
そして、こちらの現場では…

須田さん:橋の設計をしました!それから橋脚の一部に特殊な構造を使ったんですが、その構造を研究開発しました。

なんと!この橋を設計したのが須田さん!!
そして、どの場所に、どんな種類のコンクリートを使うのかを決め、作業員に指示するのがお仕事なんです!

そこで、鹿島建設 裏高尾JV工事事務所 渡辺義光所長にも須田さんのことを聞いてみました。

渡辺所長:自分で現場に出たいと手を上げた人間もまずいないんじゃないかな。須田が現場に出てから女性が現場に行きたいというのが増えてきました。

そう!須田さんの活躍もあって、ここ数年土木現場に若い女性がドンドン入ってきているんです!!
そこで、鹿島に入社して3年目の石塚喜望さんに、須田さんの印象を聞いてみると…

石塚さん:最初、須田さんはスーパースターなのかなと思っていたら、スゴイ気さくな方でした。もしスーパースターだと、その人が特別だから出来るのかなと思っちゃうんですけれど、須田さんは頑張っているから、私も頑張ればどうにかなるのかなって、そういう希望です!

そんな須田さん、実は二人の子どもを持つ主婦でもあるんです。

スタッフ:仕事と家庭の両立は?
須田さん:両立はしません!そんなの無理です!だから、子どもからブーイングはしょっちゅう出てますね。

でも、そんな家庭に支えられ、次に目指すはもちろん所長!!

パナソニックのヒット商品を生み出すスゴ局さま

午前9時45分、大阪の西三荘駅で次なるスゴ局さまと待ち合わせ。
現れたのはパナソニック電工株式会社の大田馨子さん(38歳)。

実は太田さん、以前番組でも紹介した、寝ながらお肌を綺麗にするナイトスチーマーナノケアを商品企画。
年間50万台を売り上げる商品に育て上げるなど、次々に人気商品を生み出すパナソニック電工の大ヒットメーカーなのです。
そこで、大田さんがどんなスゴ局さまなのか、大阪の本社出張に密着させていただくことに。
本社に到着すると直ぐに会議。しかも…

中国上海とのテレビ会議!
中国で販売する製品についてディスカッションしています。そこで、上海の皆さんに大田さんがどんな人なのか伺ってみました。

上海スタッフ:私達のイメージでは日本の女性は家庭的ですごく優しい人。でも大田さんは男みたいです。

そんな大田さんの仕事スタイルは、とにかくどんな部署の人とも直接話す!
だから、この日もスケジュールはビッシリ!
お昼は直属の上司とのランチミーティング。そこではこんなやり取りが…

上司:今までヨーロッパではうちは非常に弱者なんで、これをやって本当に勝てるのか、自信があるのか。
大田さん:確かにそこはおっしゃる通り不十分な状況で、事業部長がご指摘頂いていることについて100%の回答は正直今回難しいかと思います。

「おっしゃる通り」と受けながらもしっかりと自分の意見を言うのはさすが!

大田さん:上司の要求に対して間髪入れずに答えて自信を持ってやってるんだと示しておかないと、上司も不安になりますし、部下も不安になりますので。

そんな大田さんのことを、上司の方はどの様な印象をお持ちなんでしょうか?

上司:「肉食女子」ですね。

どうやら肉食女子にドーンと任せているって感じですね。

その後、13時30分・海外エステ検討、14時30分・カスタマー対応検討、16時00分・パッケージデザイン室会議、と午後に入っても会議の連続。

こうして、商品に関わる全ての人を上手に巻き込んで、仕事しやすい環境を自ら作ってるというワケ!
そして、会議の合間になにやらスケッチをしている大田さん…

大田さん:次の新商品の企画構想を書いています。今ある商品の改善商品じゃなくて、新しいカテゴリーの商品を常に作り続けていきたい!

たくさんの人と話しながらも、頭の中は次の新商品のことでいっぱいなのです!

新幹線での旅を支えるスゴ局さま

東京駅の新幹線ホーム。新幹線の出発地点でもあり、終点でもあるこの駅で見られる光景、それが…

新幹線車内のお掃除。
この清掃係の方々の中にもスゴ局さまがいるらしい!!
そこで、スゴ局さまの部下・中込さんと、同僚の杉崎さんにお聞きしてみると…

中込さん:色々為になることを教わりました。
杉崎さん:いつも尊敬しています!

上司の柿崎所長は…

柿崎所長:経験、あるいは技術力、ものスゴイ力を持っています!

上司からも一目置かれるスゴ局さまが、こちら鉄道整備株式会社の北野敬子さん(57歳)。
JR東日本グループの鉄道整備に努めて13年。
今ではインストラクターとして、部下を指導する役割を担っているんだとか。
そんな北野さんの華麗なるお掃除テクニックを拝見!
すると速い!速い!
では一体、普通の人と何が違うのでしょうか?実際にお掃除現場を見せていただくことに。
すると…

なんと!北野さんは、移動しながらテーブルのつまみを回して、直ぐに拭ける状態にしている!

さらに、イスの向きを戻すときも、わざとテーブルを落とし、後で拭きやすくしているんです!
でも、どうしてそんなに急がなきゃならないのでしょうか?

北野さん:速さは大事ですよ。時間は決まっていますので、新幹線を遅らせるわけにはいきませんから。

そう!東京駅で新幹線が降りかえし運転のために停まっている時間は12分キッカリ。
そのうち降りるお客さんで2分、乗り込むお客さんで3分、合計5分を引き、たった7分の間に全ての清掃を終わらせないといけないんです。
モタモタしているとダイヤに影響することもあるのです。

北野さん:お客様が実際にホーム上から私達の清掃風景を見てらっしゃいますのでダラダラやっていると、この人何してるんだろうって思われますよね。

お客さんをなるべく待たせない!そんな想いが私達の新幹線の旅を支えていたんですね。

パートから所長に転身のスゴ局さま!

続いて同じJRグループにもっとスゴイ!かもしれないスゴ局さまがいる!という情報が!
その方は、駅構内の弁当屋さんや車内販売を行っている会社、株式会社日本レストランエンタプライズの大宮営業所にいらっしゃるということで伺ってみることに。

こちらの方が、大宮営業所 所長の三浦由紀江さん(56歳)。
現在56歳ですが、ここまで来る経歴がスゴかった!
三浦さんは21歳のとき学生結婚し、その後23年間は普通の専業主婦として3人の子どもを育て上げました。
そして44歳にして初めての仕事、駅弁販売のパートとして採用され、8年後の52歳で正社員になると、その1年後には社員・パート合わせて70人を束ねる大宮営業所長に大抜擢!

すると就任1年目に、駅構内で運営する6店舗の合計売り上げが5000万円UP!
そんな伝説のスゴ局さまなのです!
では一体、なんで1年で5000万円も売り上げが上がったのでしょうか?

三浦さん:現場にある程度のことを任せました!まずは商品の仕入れ。仕入れのアイテム数を、自分達の売る物は自分達の売店で選ぶという事で、ある店ではアルバイトの主婦2人が全てを選んでいます。

就任前までは一部の社員が弁当を発注して、パートさんはただ売るだけでした。それを、どの弁当をどれだけの数発注するかまで、お店のパートさんに任せたんです。
そうすると、自分の責任で仕入れたお弁当ということで、みんなが一生懸命売るようになったんです!

三浦さん:私は、お店はやっている人のものだって思います。どうであれ、お店は立っている人のものなんです。

では、実際にお店に立っているパートさんに三浦所長について聞いてみると…

パートさん:失敗を叱られる事はないんです。挑戦しないで消極的な時には注意を受ける事もあるんですけれど。

例えパートやアルバイトでもやる気があればドンドン挑戦させる!
ここに売り上げ5000万円UPのヒミツがあったのです!

そして、所長自らも売り場に立つ!すると駅弁カリスマ販売所長のスゴ技が炸裂!

三浦さん:それおいしいですよ。

耳元で囁きました。
その他にも迷っているお客さんがいると…

三浦さん:これ売れないんですよ。おいしいのに、私大好きなのに!肉系が好きなんですか?そりゃ肉系ですよね。どう見ても肉系ですよね。

この様にフレンドリーに話しかけることで売れちゃう!
実際、三浦さんに勧められてお弁当を購入したお客さんにお話をお聞きしてみると…

お客さん:なんかすごく納得、安心感があります。

こうして空いた時間にはさっと店に出てお弁当を売りまくる!
あくまでも現場主義のスゴ局さまなのです!

最後にこんな質問をしてみました…

スタッフ:主婦生活23年、それって全くムダになってないってことですか?
三浦さん:なってないですよ!あと、よく「会社の人間関係大変でしょ」って言われるんですけど、ママ友達の方が大変なんですよ!

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