過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2009年7月12日放送

特集

CAINZ HOME(カインズホーム)

ゲスト

(株)カインズ 土屋裕雅社長

番組内容

今日のがっちりマンデーは、「CAINZ HOME(カインズホーム)」。
みなさんこのお店ご存知ですか?

都内で聞いてみると「知っている人」と「知らない人」がハッキリと別れてしまいました…。

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カインズホーム取って置きの田舎戦略!

年間売り上げ3300億円、全国に167店舗を展開する儲かりホームセンター「カインズホーム」。

早速、スタッフがお店に向かってみると、そこは見渡す限り田んぼ…。その向こうに「カインズホーム」を発見!こちらは、埼玉県にある川島I.C店。お店の場所はというと、1番近い川越駅からタクシーで走ること30分という、かなりの田舎エリア。そんな「カインズホーム」なのにお客さんは次々とやってきます!
そこで、買い物に来ていたおばあちゃんにお話を聞いてみました。

スタッフ:今日は何を買われたんですか?
おばあちゃん:今日は"肥やし"と"油粕"と…色々買ってきました。

スタッフ:今日はどれくらいお金使われました?
おばあちゃん:1万円だけど…お釣り2000円しか残ってないよ。

カインズホーム儲けのヒミツ1「田舎で受ける方法で売っている」

田んぼの中にあるお店にお客さんがたくさん来るのにはある理由があったんです!
それは…田舎で受ける方法で売っているから!

カインズホームの店の中に入ってみると…とにかく「広い」!扱う商品は1本1円の「ネジ」から、「台所用品」、「薬」、さらには「ペット」まで。
買い物を終えたお客さんによると…

お客さん:仕事用の軍手とか、家庭用とか。ここに来れば色々揃ってるもんで。

そうです、「カインズホーム」に来れば、田舎暮らしに必要なものは何でも揃ってしまうのです!
例えば、周りに農家が多い静岡県にある浜松都田テクノ店では、農業用の肥料はもちろん、収穫に使うカゴ、出荷用のダンボール、さらには草刈機や鍬まで、日々の農業に欠かせないものがバッチリ揃っているんです!

そしてそれ以上に充実しているのが「土木工事グッズ」。セメントに、溝、足場用の鉄柱、さらには…

工事現場でよく見かけるアノ看板まで!そう、田舎は工事が多いんです!
さらに、「カインズ」には農家の方が喜ぶシステムもあるんです!

それが「収穫払いクレジット」!この「収穫払いクレジット」とは、ちょっとお値段が張る農機具をクレジットで買い、作物の収穫時期に支払うことができるというシステム。
これには田舎の農家の方々も大喜びなんだそうです!

そして、さらに!「カインズ」にはお客さんがたくさん集まる秘密があるんです!

カインズホーム儲けのヒミツ2「田舎なのに激安だから」

「カインズホーム」が人気の一番の理由は、何と言っても「安い」こと!
スリッパが1つ"98円"、低反発まくらが"980円"!この信じられない激安の秘密は、「お店での徹底的な節約」があるから!しかも、その徹底ぶりがハンパではないんです!

そこで伺ったのは、宮城県にある仙台港店。仙台港店は「カインズ」の"スゴい節約"の粋を集めたお店なんだとか!
建設部の横田さんに、どんな節約をしているのかを伺ってみました。

横田さん:通常天井が5mの高さなんですが、このお店は50cm下げまして、4.5mの天井にしています。

従来の店舗と比べてみても、その違いはあまり分かりませんが、横田さんによると、こうすることで約1500万円もコストが下がるんだとか!

天井を4.5mにすることで、この50cm分の建築資材を節約!さらに、天井が低い分エアコンの効率も良くなり、合わせて1500万円のコストダウンに成功したんです!
さらにお店の中の照明も節約!

横田さん: "初期照度補正"と言いまして、最初から100%の状態で点灯させないで70%の照度状態で照明をつけています。

照明の明るさは普通のお店より30%下げ、およそ1000ルクス。横田さんによると、ほとんどお店の明るさは変わらないにも関わらず、年間で約100万円のコストダウンにつながっているんだそうです!

さらにさらに!「カインズ」の床や壁、天井にも節約が!

横田さん:床材ですとか天井材ですとか、全て「カインズ」からゼネコンさんに販売しまして、それを使って建物を作ってもらっています。

そうなんです!「カインズ」のお店は、「カインズ」の商品で造られているんです!商品は他店より安いため、お金の節約になるのと同時に、商品が建築会社に売れるため"儲かる"。
まさに、一石二鳥なんです!

そして、外の駐車場にも徹底した節約が!

横田さん:駐車ラインなんですけれども、従来真っすぐ引く駐車ラインの真ん中を抜いています。これでも描く量が約半分になります!

そうなんです、駐車ラインの真ん中部分、約2mの白いペンキを節約しているんです。

さらに横田さんによると、古いお店では15cmだったラインの幅も、5cm短くして10cmにしているんだとか!これが全体で約60万円のコストダウンになっているんだそうです。

このような細かい節約例はおよそ70項目!すべて実行した節約総額はなんと7000万円以上!この地道な節約精神が「カインズ」の"激安"を支えていたのです。

そしてもう1つの激安の代名詞が「プライベートブランド」。

「プライベートブランド」とは、大手スーパーが製造メーカーと共同で商品を開発し、スーパー独自のブランド名を付けて販売する商品のこと。その商品の安さで今大人気なんです。
普通「プライベートブランド」といえば、食品や生活雑貨が多いのですが、ホームセンターの「カインズ」では、「園芸用の肥料」や「台所用品」、さらには…

こちらのシャワートイレまで「カインズ」!メーカー製だと3万円以上するものが、カインズブランドだと1万7800円の激安価格!

しかし、これって「カインズ」にとっては良い商品を安く売れるのでとっても美味しいのですが、逆にメーカー側は「カインズブランド」で安く売られると、自社製品が売れなくなり困るような気もします…。
それでもなぜメーカーは共同開発してくれるのでしょうか?
実は、「プライベートブランド」にはメーカーにもメリットがあるからなんです。

「カインズ」と一緒に開発すれば、お客さんが多い「カインズ」に商品を置いてもらえる。すると、たくさん売れる!つまり、1個あたりの利益は少なくなるけど、たくさん売れれば結果的にメーカーも儲かる!というわけなんです。

カインズホーム儲けのヒミツ3「田舎だけど便利」

「カインズホーム」のほとんどのお店は田んぼのど真ん中にありますが、実はコレ作戦だったんです!
そこで、新規店舗の場所探しをしている相馬さんにお話を伺いました。

スタッフ:田んぼだらけですよ?この場所で良いんですか?
相馬さん:この場所が1番いいんです!車で買い物に来られる方が多いので、周辺の人口が多いところから逆にお客さんを呼び寄せるんです。

そう、「カインズ」がお店を出す場所は、田舎は田舎でも「車で来やすい田舎」!埼玉県にある川島I.C店も、お店の目の前には大きな国道が通り、

そばには高速道路(圏央道)のインターチェンジも!歩きや電車ではかなり不便な田舎ですが、車のお客さんを呼び込むには最高の田舎なのです!
しかし、それほどまでに便利な場所なら他の企業も目を付けそうな気もしますが…

相馬さん:こちらのお店は、圏央道ができると想定して立地をしました。
スタッフ:圏央道はもともとなかったわけですか?
相馬さん:なかったです。計画自体はありましたけれども、圏央道ができる前にお店は造りたいと。

そう、川島I.C店は今でこそ高速が開通してとても便利な場所となっていますが、お店を造ったのは高速ができる1年半前!当時誰も目を付けない場所だったんです。
「カインズ」は、このような誰も目を付けない「便利になりそうな田舎」を探すのが得意技!横田さん曰く、儲かるところは「後から都会になる所」というイメージなんだそうです。

人が集まる便利な都会ではなく、「今後便利になりそうな不便な田舎」を狙う!これこそが"カインズ流の儲かる田舎戦略"だったんです!

▼スタジオでは「カインズ」のお店の"造り"について土屋社長にお話を伺いました。
加藤:お店はやっぱり平屋建てなんですか?

土屋社長:2階建て以上ですと、「1階で買い物をしてお財布をしまって、2階で買い物をして、またお財布をしまって…」というのは不便じゃないですか。平屋建てだと1回でレジが済むんです。これがポイントです!

カインズホーム成長の影の主役

都会から離れた田舎で"がっちり"の「カインズホーム」。その強さを支える影の主役、それは…「パートさん」!

浜松都田テクノ店の大井店長とパートの川住さんが何やら相談しています。

こちらのお店の6月のイチオシ商品は「梅干し用のザル」と「果実酒用のビン」だったのですが、この商品の使用例を見せるため、梅ジュースを売り場に置くことを提案したのが川住さんだったのです!

川住さん:梅ジュースを作る方がすごく多いんです。
大井店長:梅ジュース!?
川住さん:梅ジュースは夏に氷入れて飲むとおいしいんです!
大井店長:へぇ〜

さすが地元情報!こちら、浜松の浜北は梅の産地。収穫時期に一般家庭では梅ジュースを作る習慣があるのです。これは長野出身の店長さんも初耳のようです!

大井店長:地域の事はパートさんの方が強い時ってありますよね。色んな情報を持ってらっしゃるので。

そう!地域密着の「カインズ」では、近くに住んでいる主婦パートさんの知識が欠かせません。そのため、このようなパートさんと店長さんのやりとりはよくあることなんです!

さらに、「男性用作業服」を担当するパート歴5年の赤谷さんにお話を伺ってみると…

スタッフ:元々商品の知識はなかったんですよね?
赤谷さん:そうですね、作業着系なので元はなかったですね。

赤谷さんはこの売り場を担当するまで作業着系の知識は全くありませんでした。しかし、今や"作業着のスペシャリスト"に!
実は、「カインズホーム」には"普通の主婦"を"スペシャリスト"にする虎の穴があったんです!一体どんなことが行われているのでしょうか?

福島県にある郡山冨田店、お店の1番奥の扉を開けると…

パートさんたちが自転車を組み立てています!実はコレ、自転車整備士の免許を取るための特別講座なんです。参加していたパートの中村さんにお話を伺ってみました。

中村さん:お店で販売しているのもありますし、出来ないとやはり販売も出来ずに、需要にも応えられませんので。
スタッフ:パートさんでも本気でやられてるんですね。
中村さん:本気です!

そう、「カインズホーム」では店長もパートさんも関係なく、頑張れば平等に"スペシャリスト"になる機会が与えられているんです!
さらに、こうして頑張って働いたパートさんにはとっても嬉しい制度もあるんです!その名も『元気が出る制度』!

頑張って売り上げ目標を達成すると、社員・パートに関係なく"ご褒美"が出るのです。
"ご褒美"を貰った先ほどの赤谷さんは…

赤谷さん:かたちに現れるので、とてもいいかなと思います。しっかり現金なんで!
と一言。

中身は"元気(げんき)"だけに"現金(げんきん)"!ご褒美として現金が出るこの『元気が出る制度』があれば、パートさんたも頑張っちゃいますよね!

ピリピリムードゼロ!?な社長巡回

そんな「カインズホーム」を取りまとめる土屋社長の日課は「1人であちこちの店舗を回ること」。何食わぬ顔でお店の中に入っていきます。店舗を視察するときはバレないようにふらっとやって来るんだとか。

そして気になったところで写メをパチリ。
ところが、この日は店長を呼び止めました!これは社長のお叱りが飛び出すのか…と思いきや!

土屋社長:これはいいですよね。この陳列はいいと思います。確かにここに出した方がいいですね〜。

褒めています…。さらに社長なのに、社員の方に"ですます調"なんです!

土屋社長:僕は呼び出して叱咤したりとかいうタイプじゃないから、そんなに面白くないと思うんですけど…
スタッフ:怒ったりはしないんですか?
土屋社長:怒る事があれば怒りますけど、そんなに怒って言うほどのことってあんまりないですよね。それと、怒って直る事っていうのは、あんまり大したことじゃないと思うんですよね。

この日、回ったお店は4店舗。どうしてそんなにコソコソとお店を回るんですか?

▼スタジオで土屋社長にお話を伺いました。
加藤:普通社長が視察するというとピリピリなりそうなんですけどね?

土屋社長:気付かれないときもあります…。

加藤:社長はそれでOKなんですか?

土屋社長:お店を見るために行っているので…。

加藤:もし雑な店舗があった時はバシっと怒るわけですか?

土屋社長:怒るような事があっても、その人のせいじゃないことが多いんで…。

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